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運命的?な出会い

「瑞稀、早く準備しないと入学式遅れるよ。」

「分かってるよ。もう終わるから。」

私、谷瑞稀は新中学一年生。

憂鬱な春休みが終わりやっと学校が始まる。

家にいなくて済む。そんなことを考えながら登校して中学で友達?と久しぶりに再会した。

「久しぶり〜!」

「やっほー!」

私の友達の桐山香織に手を振り走っていった。

「今年も一緒のクラスかな?」

「一緒じゃなかったら瑞稀しか友達いないから無理なんだけど。」

「まぁそうかもね。」

「てかそろそろ時間じゃね?」

「マジじゃん。行こ!」

正直、違うクラスがいいと思った自分もいたけどそんなことを言われると言い返す事ができない。

香織はいい子だけど正直、相性が悪いと思っている。

テンションが高くていつも無駄に一言多くてうるさい。自分には少しうざいと感じる。でも一度仲良くなったら言い返したり、注意できない性格だから私には頷くことしかできない。

「クラス表の紙はこちらで受け取ってくださ〜い!」

「瑞稀こっちだって。はやく〜!」

「分かったからまって!」

「どうぞ〜!」

「ありがとうございます。」

「いくよ!せーの!」

クラス表を開いた瞬間、私と香織は目を合わせて喜んだ。

「やった〜!うちら一緒だよ!」

「やったね!」

また香織と一緒のクラス。嬉しいようなそうじゃないような。複雑な気持ちになったけど担任が誰かも大切だからね。まだ楽しくなるか分かんないよな。

「私たちは一組だよね!」

「ここだよ!」

教室に入ると見覚えのある顔ばかりだった。

去年クラスが一緒だった人や一昨年一緒のクラスだった人。よく喋ってた男子やよく笑い合った女子。

「瑞稀の席はここだって。それでうちはここ!」

「ありがと。香織と私の席近いじゃん!」

「嬉しい!」

私の席の周りには仲良くしてた人が多くいた。

正直はやく席替えしたいと思ったけど周りが知らない人が多いより良いよね。

「今から体育館まで移動します。ついてきてください。」

「出席番号で二列にならんでください。」


そして入学式が始まりいよいよ担任の発表の時間になった。お兄ちゃんからよく話を聞いていた怖いと噂の体育の先生だけは嫌だとおもった。

「一組の担任は大西先生。副担任は白岩先生です。」

マジか。正直、最初そう思った。なぜなら怖いと噂が広がっている体育の先生が担任だったのだ。

もうこれから一年終わった。私のクラスのみんなの顔にそう書いてあるような見えた。

「では、それぞれの担任についていってください。」

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