一足飛び
さあ1894年になりました。日清戦争から10年、もうチャート上必要な準備は終わっていますので、そろそろ「撤退不履行」イベントか「龍岩浦事件」イベントで開戦してくれると嬉しいところです。
結婚して九条家から山階宮家に移動したため、今年の正月の訪問客は陸海軍関係者の割合が多くなっています。戦況次第では無理を通す必要があるかもしれないので、菊麿殿下目当ての海軍関係者にあいさつしておきましょう。陸軍関係者の好感度はもうMAXなので放置して大丈夫です。翌2日には実家にも顔を出し、大久保さんとかに媚びを売っておきましょう。
さて、新年のあいさつをこなした後は妊娠デバフで体力が厳しいので、和歌の練習をして詩歌スキルを……
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┌─┐ システムメッセージ ┌─┐
│〇│ 日本の動向 │〇│
└─┘ かの国は └─┘
「龍岩浦事件」
において
「ロシアを極東から排除せねば」
を選択したようです
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┌─┐ システムメッセージ ┌─┐
│ │ 朝鮮の動向 │ │
└─┘ かの国は └─┘
「ロシア」
に対して
宣戦を布告しました
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はい、龍岩浦事件が発生して日本と朝鮮がロシアに宣戦布告。日露戦争が始まりました。この龍岩浦事件、史実ではロシアが朝鮮との条約を根拠として、朝鮮国内にロシア軍基地を作ろうとした事件であり、日露戦争の直接的な引き金となっています。「救国の輪廻」では、朝鮮がロシアと敵対していてもこのイベントは発生するので、日露戦争の回避は非常に困難となっております。RTA的には行動の自由度が高く取れてありがたいですね。
ちなみに「ロシアと朝鮮が敵対していても龍岩浦事件が発生するのはおかしい」という突込みが大量に入ったらしく、現バージョンでは朝鮮とロシアの友好度が一定値以下だと「ロシアの民間業者が朝鮮の土地を買収し、そこにロシア軍が基地を作ろうとしている」という風に筋書きが変化するようになりました。ゲーム的には何の意味もないアップデートですが、この手のジャンルではとても大事な変更点です。
さあ日露が開戦してにわかに日本海の動きが激しくなりました。各地の軍港から一斉に艦隊が出航し、ロシア極東艦隊を捕まえるべくしています。
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┌─┐ システムメッセージ ┌─┐
│ │ ハワイの動向 │ │
└─┘ かの国は └─┘
「ロシア」
に対して
宣戦を布告しました
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┌─┐ システムメッセージ ┌─┐
│ │ オーストリアの動向 │ │
└─┘ かの国は └─┘
「ロシア」
に対して
宣戦を布告しました
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┌─┐ 戦争だ! ┌─┐
│ │ カエル喰いの │ │
└─┘ フランスが └─┘
我が国に対して
宣戦を布告しました!
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┌─┐ システムメッセージ ┌─┐
│ │ イギリスの動向 │ │
└─┘ かの国は └─┘
「ロシア」
に対して
宣戦を布告しました
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そしてついに来ました! 日米関係が悪化した時のリカバリーチャート、一次大戦20年前倒しルートです!イギリスを史実通りの「友好的中立」ではなく、直接参戦に持ち込むため、フランスがロシア側に立って参戦してくるように誘導する方法でした。
何が起きたかを順番に説明していきます。
まず「カイウラニの婚約」イベントでハワイと日本の友好度が上がり、ハワイのAIが親日AIに切り替わりました。この影響で、ハワイは日本が他国と戦争になると日本側に立って参戦しようとします。
しかし、これでハワイがロシアに宣戦しても、フランスは参戦してくれません。フランスがロシア側に立って戦争に参加してくるイベント「露仏同盟」では、ドイツかオーストリアが、ロシアと戦争状態にならないと発生しないのです。
そこで、日清戦争直後から、道孝お父様や大久保さんなど、政府へのコネを総動員して、オーストリアとの関係を深めるように要望を送っていました。開発した兵器が日清戦争で活躍したことで、英梨子の名誉点がすさまじいことになっていますから、日本の政府関係者はまず間違いなく英梨子のお願いを受け入れてくれます。
そうして日本政府を裏で操り、日本とオーストリアの友好度を長い時間かけて最大まで上げさせることで、オーストリアAIの思考を日本寄りにします。オーストリアAIはロシアに対して敵対的であるため、「ロシアが複数の国と戦争中である」という状況と「友好国を助ける」という大義名分を用意してあげれば、簡単に宣戦してくれます。
あとはフランスで露仏同盟イベントが発生してフランスがイベント参戦。それに日英同盟が反応してイギリスが日本側で参戦するのでGGといったところですね。
さあそうこうしている間に日本海とオホーツクの制海権が取れたようです。沿海州の港町に次々と日本軍が上陸しています。防衛に向かってきたロシア軍は当たった端から溶けていきますが、日本側の進撃速度が死ぬほど鈍いですね……
これは単純に、今が冬場で冬期戦ペナルティを受けていることが原因です。英梨子さんを駆使して歩兵装備の開発ツリーは進めましたが、日露戦争が10年前倒しになった分、満州や沿海州のインフラが全然開発されていませんので、元の移動速度がかなり遅いんですね。ドイツみたいに工業力があればまた違うのですが、日本プレイではどうしようもないです。このまま寄ってくるロシア軍を溶かして戦勝点を稼ぎつつ、雪解けを待つことになります。