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前哨戦

短めですが、今回はRTAパートです。

 ついに1882年7月になりました。少し時間を進めると……壬午軍乱イベントが来ましたね。

 このイベント、日本の軍事点が史実通りですと外交交渉でケリをつけることになり、自動的に朝鮮に対する清の影響力が上昇してしまいます。一方、今回のように史実のレベルより高い軍事点になっていると、本格的に朝鮮に派兵することになり、反乱軍(パルチ)と接触すれば戦闘が発生します。清も同時に軍を派遣し、朝鮮が降伏するまでに戦争による名誉点をより稼いだ方が有利になる講和イベントが発生するんですね。


 と、説明している間に小倉から抽出された1個大隊が釜山に上陸しました。このゲーム、軍事ユニットの移動や占領地域の拡大はシームレスに行われ、ユニット同士の勢力圏が接触すると戦闘が始まるのですが……ごらんください、朝鮮のパルチがすごい勢いで溶けています! これが基本型多連装ロケット砲の力です! そしてあっという間にソウルも落としてゲームセット。済物浦条約が結ばれました。この影響で朝鮮政府内で鎖国主義の大院君派や清寄りの態度をとる事大党の勢力が大幅に後退し、日本寄りの態度をとる独立党の勢力が伸長しています。朝鮮を完全に日本側につかせておくと、この後の日清戦争や本命の日露戦争が主に補給面で多少楽になるので、意外と馬鹿にできません。


 さて、朝鮮がもめている間に英梨子さんが無煙火薬の開発を終えてくれました。次の研究ですが……村田さんが「初期型連発銃」の研究に手を付けていないので、「基本型連発銃」の研究を始めます。英梨子の機械工学スキルは平凡で、銃器スキルは振っていないので特性がかみ合っていませんが、速攻で陳腐化する「初期型連発銃」をAIに研究されると装備の生産と改良で工業力を浪費してしまいます。なので、その先の研究を先に開始してしまうことでブロックしてしまいましょう。アイデアを実行して飛ばしているわけではないので、史実前ペナルティがかかりますが、その分さっき言った機械工学とか銃器とかのスキルが成長するので、トータルではプラスになります。


 ここからしばらくは学業と交流重視で行きます。まず、菊麿殿下と親睦を深めるため、一緒に「自記測定器」の研究を休日にやることにしましょう。例によって英梨子さんは特性がかみ合っていないですし、菊麿殿下もスキルが成長途上なので進行はゆっくりですが、友好度稼ぎと、お互いのスキル育成が目的なので、まったく問題ありません。また、こうやって気象系技術を開発していくと、悪天候時に発生する様々なペナルティを少しずつ軽減できるので、例えば戦闘の結果が天候の影響でブレることや、船舶が遭難することをお守り程度に防止できます。通常プレイでは大事なので、きちんと研究させることをお勧めします。

 それから事前の計画通り、文通相手の赤松則良閣下のところもちょくちょく訪ねて、友好度を上げつつ一次大戦レベルの艦船設計のアイデアも伝えていきましょう。軍務につくのが困難な女性の身で戦争を変えていくには、陸海軍双方とコネを築き、兵器開発を通じて支援していくことが必要です。


 さて、エジプトがイギリスと戦争してボコられたり、きれいな大彗星が見えたりしましたが、無事に年を越して1883年になりました。今年はお父様が海外に行っているので、いつもより訪問客は少なめですが……英梨子さん目当てっぽいひとだと、陸軍工廠の有坂さんと……なぜか大久保利通もいますね。やっぱこいつロリコンなんじゃないか?

 まあせっかく時の権力者がうちに遊びに来てくれているので、挨拶して媚を売っておきましょう。逆に、あとで梨本宮家を訪問して、菊麿殿下に新年のご挨拶をしないといけませんね。


 さて1月1日を手動で進めた後は再び時を進めまして……あ、イベントではありませんが「気象台」が開設されましたね。今はルーチンに従ってオート進行させているので見れませんが、NPCは関心のある出来事が起きると、話しかけたときにその出来事にまつわる話をしてくれます。通常プレイの際にはぜひ見てみてください。

 そして3月にパリ条約イベントが発生しましたね。ゲーム的には、特定の発明について特許を取得することができるようになります。逆に言えば、今まで発明をしても特許をとれなかったので、電球の時も権利を岩崎に売るくらいしかできることがなかったわけです。


 さて、史実の伊藤博文と同じスケジュールなら、そろそろお父様が帰ってくる頃~……あ、家に帰ってきましたね。お土産にもらったのは懐中時計と絵葉書のようです。絵葉書の効果はあってないようなものなので割愛しますが、懐中時計は装備しているときに名誉点が上昇します。また、分解や修理を試みると1度だけ機械工学スキルの経験値がもらえるので、お土産物としてはかなりあたりの部類ではないでしょうか。


 さあ、お父様が帰国して精神力が回復するまで待ったら、憲法作成に当たって知恵(アイデア)を授けていきましょう。

次回はお父様と語り合うドラマパートだと思います。うまく書けなくて別のシーンになってたらごめんなさい。

少しでも面白いと思っていただけたり、本作を応援したいと思っていただけましたら、評価(★★★★★)とブックマークをよろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 懐中時計の下り。分解すると一度だけ~というのが、これまた実際にあるゲームのようで面白いですね。 このゲーム本当にやってみたくなります。 [気になる点] 半島勢力が日本に対して協力的になった…
[良い点]  御作で「壬午軍乱」にどう決着をつけるのか気になっていましたが、無事、日本に有利な形で決着がついたようで一安心です。  そして英梨子と菊麿王殿下のやり取りは作中の癒しだと思っています。 …
[一言] Comet Sited! 、、、安定度下がらないかー
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