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学生公安委員会

本部分は衣牧夕星きぬまきゆうせいの視点ではなく、櫻小路礼映さくらこうじらいはの視点で展開されます。ご注意ください。

 ブブブブブ………………。

 ポケットの中で、デバイスが振動する。取り出して画面を確認すると、東河濃とがのう委員長と表示されていた。

 丁度、ワタシから連絡しようと思っていたところだ。タイミングがいい。

「お疲れ様です、委員長。櫻小路です」

「代行、自警団長からの依頼は済んだか?」

 ………………委員長の声音、少し苛立っているみたいだ。何か事件だろうか?

「はい、滞りなく。事件ですか?」

「そうだ。中央街北西部第二ブロックでカラーレス共が暴れていると、警備員から通報があった。貴官が一番近い。大至急状況を確認、可能なら制圧してくれ。こちらからも応援を寄越す。それと、自警団も向かっているはずだ。必要なら協力しろ」

「了解。直ちに向かいます」

 デバイスを後ろのポケットにしまい、現場への最短経路を脳内で描く。

 北西部第二ブロックか。本棟に置いてきた愛車を回収したいけど、このまま走った方が早そうだ。

 まったく、宍蒲団長が用件をきちんと説明してくれれば歩いて向かったのに。

 可能な限り速く、しかし疲れ過ぎない程度のスピードで夜の街を駆ける。

 日頃から訓練してはいるけど、走るのは嫌いだ。こんな事で疲労を溜めてしまったら、超常能力の行使に支障をきたす。こういう時は、色々便利そうなラムダ型がうらやましい。

 大体、制服が動きにくすぎる。外套の見た目は気に入ってるけど、実用性は最悪。もっと現場の事を考えてほしかった。

「………………くそ、メイジアめ! なんとかならんのか!?」

「自警団が来ないと無理だ! 向こうは超常能力者が2人もいるんだぞ!」

「ちくしょう! 最近は静かなもんだったのに、どうして急に………………!」

 少し走っていくと、遠くからざわめき音が聞こえてきた。夜には似つかわしくない光も見える。

「学生公安委員会です! 状況を教えてください!」

「学生公安委員会!? 助かった!」

「ありがてえ、これでなんとかなるぞ!」

 全部で4人いる警備員に駆け寄って声をかけると、彼らは口々に安堵の声を漏らした。

 3人は元気そうだけど、1人は建物を背に倒れ込んでいる。

 倒れ込んだ隊員の傍らに打ち捨てられたライオットシールドには、焦げついた様な痕跡が確認出来た。

「メイジアを含む5人組のカラーレスが、突然襲いかかってきたんだ」

「メイジア? それは、間違いないですか」

 ――――――メイジア。マゴスが犯罪に手を染めた場合、そう呼び分ける事になっている。

 つまり、あのライオットシールドの焦げつきは火属性の術によるものか。

「ああ、火属性の術を使ってきた。しかも2人いる。髪が赤く変色していたから、どっちも火属性のはずだ。他の奴らは、超常能力者かどうかわからなかった。このすぐ先に居る、気をつけてくれ」

「なるほど、わかりました。ここからはワタシが預かります。皆さんは負傷者を連れて退避してください」

「了解だ。2人はそいつを抱えてやれ! 邪魔な装備は置いていって構わん!」

「はい!」

 最年長らしき警備員が指示を出し、負傷者を抱えて退避していく。

 装備を持った警備員とはいえ、彼らは非能力者だ。なのに、術を使って攻撃するとは。

 不届き者の狼藉に怒りを覚えるが、あくまでも冷静に対処しなければならない。

 超常能力者が2人しかいないのであれば、ワタシだけで十分制圧可能だとは思う。けれど、相手を甘く見て失敗する事は許されない。

 万全を期して、応援を待つべきだろう。委員長に状況を報告した方がいい。

「――――お、櫻小路じゃねえか。もう着いてたか」

「宍蒲団長。それに、自警団の皆さんも」

 デバイスを取り出そうとしたところで、宍蒲団長と自警団員2人が声をかけてきた。

「いいタイミングです。そちらはこれで全員ですか?」

「ああ。もう2人いたんだが、退避中の警備員につけた。で、これから制圧するところか?」

「万全を期して応援を待とうと思っていたところですが、この人数ならやれるでしょう。自警団にはバックアップをお願いしたい。頼めますか?」

「了解。そんじゃ、横から裏に回り込むとするか。タイミングはそっちに任せる」

 自警団員たちは散開し、それぞれ別の道に入っていった。

 少しだけ間を取って、真っ直ぐに道を進む。すると、通りに面した店舗のシャッターをこじ開けて品物を物色する3人組と、通りに立ってその様子を見ている赤と黒が混じった髪の2人組が目に入った。

「動くな! 学生公安委員会だ!」

 お腹の底から声を張り上げると窃盗中の3人が動きを止め、通りの2人組がこちらに向き直った。

「窃盗の現行犯と、非能力者に対する超常能力行使の容疑であなた達を逮捕します。何か申し開きはありますか」

「ああ? 申し開きだと?」

「んなもんがあるかよ。能力使って何が悪い。超常能力開発の一環だろうが!」

 ベルトに杖を差した2人組が、喋りながら杖に手を当てる。

 いきなり臨戦態勢か。それならそれで、別に構わない。取締りの規定上、一応声をかけただけだ。

 他の3人はどこか怯えた様子でワタシたちを見ている。その態度から察するに、おそらく彼らは非能力者のカラーレスだろう。

「非能力者への攻撃は犯罪です。知らないとは言わせませんよ」

「うるせえ。委員長代行だかなんだか知らねえが、いつもいつも偉そうにしやがって! おい、やっちまおうぜ!」

「赤きホムラの――――」

 メイジアの一方が杖を掲げ、身体の周囲に赤いオーラを纏いながら詠唱を始める。

 他人を傷つけておきながら反省した様子はなく、更に罪を重ねようとするか。

 不届き者め。容赦はしない。

「がア!?」

「燃えりゅっ!?」

 ワタシが超常能力を行使するのと同時に、メイジア2人が崩れ落ちる。

 ピロソポスを前にして悠長に詠唱を始めるなんて。弱い者を虐げる為にしか、超常能力を使ってこなかったのか。

「ひい!」

「なんなんだ、アイツ!?」

 非能力者のカラーレス3人は、メイジアが一瞬で戦闘不能になった事で臆したらしい。

 犯罪者とはいえ、彼らも非能力者。超常能力を行使する訳にはいかない。

「くぅ………………!」

 視界が一面真っ赤に染まり、頭に鋭い痛みがはしる。

 超常能力の高速行使、それも同時に2人を即時戦闘不能にする出力。さすがに、ちょっとキツい。

 だけど、弱みを見せるのは駄目だ。学生公安委員会は常に正しく、絶対的に強くあらねばならない。

 唇を強く噛み、頭の痛みを黙らせる。

「抵抗は無駄です。大人しく投降しなさい!」

「くそっ!」

 3人の内2人は動かない。腰を抜かしたみたいだ。

 しかし、残りの1人が走って逃げようとしている。

「――――――!」

 追いかけようとするものの、足がうまく動かない。

 くっ、逃がしてなるものか………………!

「おっと、ここは通行止めだ」

「な!? うわあ!」

 逃げようとしたカラーレスの体が、突然ふわりと宙を舞った。彼が飛んでいった先には自警団員が2人居て、しっかりとその体を受け止める。

 彼の身体が描いた放物線の始点には、淡く黄色い光を放つ白衣の男が立っていた。

「宍蒲団長! 非能力者に対する超常能力の行使は――――!」

「『攻撃』はしてねえよ。ちょいと勢いをつけてやっただけだろうが。もっと柔軟に考えたらどうだ?」

「屁理屈を………………っ!」

 声を張ったせいか、また頭が痛む。

「無理しない方がいいんじゃねえか。あの発動速度だ。痛むんだろ?」

「余計な、お世話…………です!」

「ハッ、流石は現場方のトップだ。いい根性してやがる。おい、おまえら。代行様はお疲れだ。倒れてるバカどもを縛り上げろ。腰を抜かしたボウズどもはこっちでやる」

「はい!」

 宍蒲団長の指示を受け、自警団員たちがメイジアを縄で縛っていく。

「こんばんは、タイ無しども。下につく相手を間違えちまったみたいだな」

「………………うっせえ」

 宍蒲団長は超常能力を行使したまま、店舗内に座るカラーレスたちを縛り始めた。

 またあんな言葉を使って…………後で注意しないと。

 ともかく、事は済んだ。もう臨戦態勢を解除しても大丈夫だろう。

「………………ふー」

 ゆっくりと、深呼吸。

 頭はジクジクと痛むけど、少し待てば良くなる。

「団長、こっちはOKです」

「うーい。どうだ、キツくねえか?」

「痛え!」

「もっとロープを緩めてくれよ!」

「気に入ってくれて良かった。道を踏み外せば、相応の報いがあるもんだ。おまえらがやっている事は立派な犯罪行為で、他人様を傷付けてる。自覚しろ」

 自警団員たちが不届き者を全員縛りあげた。宍蒲団長は、まだ淡く光り続けている。

 超常能力は加齢と共に衰えていくもの。40代になる頃には、ほとんど使えなくなると言われている。超常能力者の平均寿命も50歳前後と考えられているし、そんなものだろうとワタシも納得している。

 しかし、あの人はなんなのだろう。委員長から聞いた話では、既に40代後半らしい。それなのに、平然と能力を行使し続けている様に見える。

 そもそも、弱い出力を長時間維持するのは極めて高度な技術だ。

 暴発しない様に超常能力を抑えるだけでも、3年以上の訓練が必要になったというのはザラにある話。だからこそ超常能力者は目覚め次第即出島の初等院に収容され、超常能力を抑え込める様になるまで訓練を受ける。

 ただ単純に訓練を積んだだけで、あそこまで自在に能力を扱えるものだろうか?

「すみません、お待たせしました!」

「状況はどうなっていますか!?」

 学生公安委員会の仲間たちが道の先から駆け寄ってくる。

 きっと大急ぎで来てくれたのだろう。皆、軽く息が上がっていた。

「ご到着だな。メイジアも居る事だし、後はそっちに任せる。おまえら、撤収だ………………と、言いたいところだが。メイジアが再び暴れ始めたとなると、フィロソフィスも顔を出してくるかもしれん。このまま、北東部のパトロールに行くぞ」

「了解です!」

 宍蒲団長は能力の行使を止めて団員に声をかけ、そのまま去っていった。

「………………自警団め。警備員と大して変わらないくせに、偉そうな口を利きやがって」

 血の気が多い『現場方』の仲間が、自警団の去っていった方を見ながら呟いた。

「そう言うな。向こうも市民や学生たちを守りたい気持ちは同じだ」

「ですが――――いえ、失礼しました」

 自警団に対する批判をした仲間は、一応謝罪した。けれど、その表情に浮かんだ不満は消えない。

 現場方のトップとして、頭を痛めている問題のひとつ。それが、学生公安委員会と中央自警団の不和だった。いつ頃からそうなったのかは知らないけれど、今の学生公安委員会には中央自警団を見下している様な空気がある。

 元々、学生公安委員会は中央自警団を母体として生まれた組織だった。しかし学生公安委員会は次第に対超常能力者集団としての性格を強めていき、超常研究大学理事会との結びつきが強固になった。一方で、中央自警団はボランティア組織と化してその規模を縮小していったのだと聞く。その結果、超常能力犯罪に対する最前線は我々となった。

 だけど、それが一体何だと言うのか。みんなを守りたいという動機は同じ。雇われの警備員たちだって、危険を承知で歩哨任務を行っている。事実、先程の警備隊は怪我人を出していた。彼らだって、ワタシたちの勇敢な仲間だ。それぞれが出来る事には差があるのだから、役割が分かれるのは当然の事。そこに同じ志はあっても、立場の差はない。

 ふと、しばらく会っていない両親の事を思い出した。

 父はピロソポスで母は非能力者だったが互いに相手を尊重し、人々の笑顔を守りたいといつも口にしていた。2人共誇り高き警察官で、小さい頃から今に至るまで変わらずワタシの憧れであり、目標だ。超常能力の有無なんて関係ない。ワタシが惹かれて止まないのは、あの2人の高潔さなのだから。

「代行、お疲れでしょう。後の処理は私共にお任せください」

「ん……あ、すまない、頼む。委員長への報告はしておくから、君達はカラーレスの移送を。メイジアの意識はしばらく戻らないと思うが、決して警戒を怠らないように。それと、ワタシは一度大学本棟に行かなければならない。君達だけで戻れ」

「了解しました!」

 仲間たちが指示に従って動き出し、縛られた不届き者を連行していく。

 手順通りなら、車両で近くまで来たはず。彼らだけで全員運べるだろう。

 頭痛は少しマシになってきた。これなら、歩いている内に復調する程度だ。

 デバイスをポケットから取り出し、東河濃委員長の番号に発信する。

「もしもし。櫻小路です」

「代行、カラーレス共は制圧したか」

「はい。メイジアが2人、非能力者が3人の計5人が犯罪行為中でしたので、現行犯逮捕しました。中央自警団の宍蒲団長含む3名との共同作戦となりましたので、報告しておきます」

「よろしい。再度確認するが、メイジアが居たのだな?」

「はい」

「………………また連中が出てくるとはな。これも、いい機会か」

 デバイスの向こうで、委員長が姿勢を正す気配を感じた。

 ――――何か重要な話になる。そう察して、道の端に寄って立ち止まった。

「聞け、代行。今年はこの研究特区にとって、特別な年となる。理解しているか」

「はい。今年は、超常技術競技会の第30回が開催される年です。そして、それに合わせて例年にはない規模の催し物が多数予定されています」

「そうだ。その件に関して、超常研究大学理事会はある懸念を示している」

「懸念? カラーレスの事でしょうか」

「そう、潜伏中の犯罪者予備軍共だ。奴らはこの研究特区が年を重ねるのと共に溜まり続けてきた膿であり、これの完全除去は超常研究大学理事会と、我々学生公安委員会の悲願である。故に、超常技術競技会の開催月である本年10月までに彼奴等を撃滅せよとの要請があった。無論、我は受諾した」

「――――――委員長、本気ですか?」

 一瞬、何を言われたのかわからなかった。いや、理解したくなかった。

 撃滅。その言葉の意味するところを、ワタシは知っている。東河濃委員長が、どのような意図でもってその言葉を使う人物であるかも。

「本気だとも。我も貴官も、本年の課程を修了すれば卒業だ。研究特区外の警察機関に配属され、ここに戻ってくる事は無い。よって卒業する前にこの研究特区の膿を出し切り、道に続く後輩達に正義のなんたるかを示す。我々は善なるものの守護者であり、正義の執行者である。貴官もそうであろう?」

「それは…………ですが!」

「貴官は、まだあの10月に囚われているのか」

「――――――!」

 息が詰まった。あの10月。忘れもしない。

「懐かしいな。あれからもう、一年半が経過した。『デイブレイク』作戦。あの戦いこそが、我と貴官を現在の地位に至らしめた」

 その通りだ。デイブレイク作戦。あの悪夢があったからワタシは委員長代行に至り、同期の東河濃は委員長になった。あの作戦が――――――。

「メイジアもフィロソフィスも、あれから酷く弱体化したな。多くの犠牲を払ったが、その価値はあった。そうだろう?」

 一面から言えば、そうだ。けれど、真の意味で犠牲となったのはワタシたちじゃない。

 彼らは確かに犯罪者だった。だけど、だからと言って無条件に傷付けてもよい存在ではなかったはずだ。それを、あんな………………。

 ワタシたちは、守護者だ。狂気が罪無き人々を襲うのならば、執行者になる覚悟もある。でも、戦意を喪失し、心から謝罪を述べているかもしれない相手を一方的に蹂躙するのは「正しい」行いなのか。それは、暴力と何が違うのか。

「さて、話が丁度いい方向にいった。貴官に、もうひとつ伝えるべき事がある。再び確認されたのはメイジアだけではない。今し方、北東部第五ブロックの警備隊から報告があった――『ニュクス』が、再び現れたとな」

 ドクンと、心臓が大きく跳ねた気がした。

「………………間違い、ありませんか?」

 自然と、声が震える。

 けれど、続く委員長の声は、何の変化もなかった。

「身長2メートル近い痩せぎすの大男と、細身の男の2人組だったそうだ。大男は『ミーノータウロス』と呼ばれていたらしい」

 ミーノータウロス。憶えている。あの男だ。

 ほんの僅か、次の委員長の言葉が発されるまでには間があった。

「………………細身の男は、左上四分の一程が欠けた鬼の面を被っていたとも報告があった。フフ、『ダイモーン』め。影武者か、後継者か。いずれにせよ、”夜”は命脈を保っていたようだな」

 委員長は微かに、しかし確かに笑っていた。

「デイブレイク。あの日、我がこの手で夜を始末した。そう思っていた。だがしかし、奴らは芯が失せた程度で退場する木っ端ではなかった」

 ダイモーン。あの作戦で唯一の、そしておそらくはこの研究特区で起きた衝突による唯一の死者。

 委員長が。そして、ワタシが………………死へと導いた男。

「よかろう。我々がやり残した仕事を片付けるべき時だ。戻り来るは夜の神。代行――いや、櫻小路。否やとは言うまいな」


 最後に両親と会ったのは、いつだったか。少なくとも、この一年半は声も聞いてない。

 ワタシは、守護者だ。そうありたい。狂気が罪無き人々を襲うのならば、執行者になる覚悟もある。

 だけど、人を死なせたあの日。ワタシは、揺らいだ。

 正しさの為に人を傷付ける行為は、正当化されるのか?

『ダイモォォォォォン!!!』

 あの時、ワタシたちの攻撃から鬼面の男を守り続けた大男の慟哭が、ワタシの中の何かを震わせた。あの痩せてガリガリの大男はどれだけ自分が傷ついても、守るべき対象が崩れ落ちるその瞬間まで、一度たりとも膝を屈しはしなかった。

 最後の一撃を放った東河濃は勝利を誇り、微笑んだ。学生公安委員会の先輩たちも、そうだった。

 ワタシは――――――怖かった。信じてきた自分の正義が、本当は間違っていたんじゃないか?

 それを、正面から突きつけられそうな気がして。

 あの日以来、両親には連絡していない。出来なかった。

 ニュクス。夜の神。それは確かに、ワタシにとって重苦しい闇となっている。

本部分までで第一章「登校初日」は終了です。お読みいただき、ありがとうございました。

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