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「……え……!? 蓮也…今週の土曜日…お友達と……遊ぶの?」


「お兄!! 冗談…だよね…?」


ファミレスで結衣達と今週の土曜日に遊園地が行く事が決まった後、俺は家に帰って…母親と妹と一緒に母親が作ってくれた晩ご飯を食べていた……父親はまだ仕事から帰って来てないらしい…


「ちょ…何でそんな…びっくりしてるんだ?」


「だってだって!! お兄がお友達と一緒に遊びに行くなんて……今まで無かったんだもん!! ってかお兄に、お友達が居た事にびっくりだよ!?」


「おい花蓮、俺にだってな……友達くらい作れるぞ?」


 俺の妹…花蓮は俺より2歳年下の中学2年生だ…髪の毛は茶髪で長めでツインテールにしてる事が多い… 背は低いが、中学2年生にして胸は結構ある…母親譲りだ…しかも俺はシスコンでは無いが、兄である俺の目から見ても結構かわいい……


本人によると…学校でも結構男子にモテてるらしい……自分で言うかね……


「それでお兄…クラスの人に何円支払ってお友達になって貰ったの?」


「1円も払ってませんけど? 何…俺に友達ができないもんだから俺がクラスの人に頼んで…お金払って無理矢理、友達になって貰ったとか思ってる? 全然そんなんじゃ無いからな?」


俺は…晩飯中に母親と花蓮に今週の土曜日に友達と遊んでくると言った…だが…2人には友達が本当にできたのかと疑われた…


全く…失礼な方達だ…確かに俺は1人が好きだから友達を作った事は無いが…あそこまで疑わなくても良かったんじゃ無いかと思う……


むしろ…友達を作らない俺が友達を作ったんだ…喜んでくれても良いだろ?


「ふ〜ん? まぁ良いや…そう言う事にしといてあげる それで….遊園地には何人で行くの?」


「俺と合わせて4人だ…結衣と真也って奴と田所さんって言う人と一緒に行く」


「あら? 結衣ちゃんとも一緒に行くの?  結衣ちゃん…あの子昔から優しいわよね〜 気配りができて…美人さんで…勉強ができない蓮也を丁寧に教えてくれたりして…!! 本当良い子に育ったわ〜!!」


母親が唐揚げを食べながら言う……


まぁ….結衣は俺を無理矢理、風紀委員に入れさせたりしてくるけどな…


「お兄…真也って名前…男だよね? 下の名前で呼ぶくらい仲良いんだね〜 それに田所さん? だっけ? その人は女の人?」


「あぁ…オカッパの髪型の女の子だが?」


「お兄、結衣姉ちゃん以外にも…女の子と一緒に遊びに行くなんて…結構やるね〜!」


「まぁ….真也と田所さんは結衣と仲が良かったからな… それで俺も仲良くなった…って感じだよ…」


田所さんはそうだったとしても……真也は結衣の事が好きだって言う事は…家族には言えないな… プライベートな事だしな…


俺が答えると2人共が唐揚げを頬張りながらニヤニヤして俺を見ていた……


 何ですの?


「どうした?」


「いや…やっぱり結衣姉ちゃん繋がりだったんだな〜って思って…お兄が自分から…友達を作る事なんてしないもんね 結衣姉ちゃんにその人達…紹介されて、仲良くなったんでしょ?」


「そうだけど」


微妙に違うけどな……


「蓮也は高校を卒業しても…結衣ちゃんに世話焼いて貰ってそうね」


「それ言えてるかも!!」


は? 何でだよ? それ… 俺は高校を卒業しても結衣とずっと一緒に居てるって言うのか?


 いや…流石にそれは無いだろ… 高校卒業したら…俺は結衣とは別々が良い…


「いや高校卒業したら別々になってると思うが…」


「お兄と結衣姉ちゃんが別々になったとしても…お兄は結衣姉ちゃんに頼ってそう」


母親もウンウンと頷いている…


 結衣と別々になったら結衣に頼らない!! と言いたかったが今の俺の現状では…そうせざるを得ないなと思った…

感想、指摘の方ありがとうございます 参考にさせて貰ってます。


これからもよろしくお願いします。

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