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声する恋の明かし場所  作者: 天神 一誠
3/4

先輩紹介が主人公のプロローグ

 俺は3年の教室に来ていた。本当なら来たくはなかったが

「ちゃんと来てくれたようね」

「せめて他の場所にしてくれませんか。これじゃ誤解される。」

「別にいいじゃない。お互いが分かっていれば周りの意見なんてどうでもいいのよ。それとも誤解された方が面白い?」

「勘弁してください。...これ、例のやつです」

俺の手には1冊の本が握られている

「ご苦労様♪。」

先輩は上機嫌でその本を受け取り、満面の笑みを浮かべている。

「こんなのの何がいいんだか」

「君だって、一応生業(なりわい)にしてるんだから分かるでしょ。新人声優君」

「お願いですから、それは黙っててください。」

紹介が遅れた。この人は「鳥岡 紫音(とりおか しおん)」先輩。1個上の3年生で俺が声優であることを知っている数少ない人物であり、黒髪ロングで美人といっても遜色ない容姿をしているが、声優オタクでBLにしか興味がない残念な人だ。

「残念で悪かったわね」

そう言うと、俺の頭を渡したBL本で叩いてきた。

「先生といい、何で貴女たちは俺の考えてることが分かるんですか」

「顔で大体何を言ってるか分かるのよ、それに私が声優オタクでBL好きっていうのを知ってるのも君ぐらいなんだから、私は正真正銘のミステリアス美少女よ」

「はぁ。とにかくとにかく渡したんで、これで失礼します」

「またよろしくお願いするわね」

...ちなみに俺がなぜBL本を持っているかはあまり追求しないでほしい。



”””運命に出会うまであと2日”””

あと1人

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