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凛によるメーフラ狩り講座

「う~ん、どうすればいいのかねぇ」

夏休みの宿題という名の作業がひと段落ついたとき、栞は大きく伸びをしながらそう口にした。

それを聞くのは同じ部屋にいる堅護だけだ。

ゆえに、その質問に対する答えは彼がしなければいけない。


そして今の質問の意図だが、当然のように手元にある宿題のことではない。

それは彼女たちの現状の目標である堅護の姉をどうやったら倒せるかというつぶやきであったのだ。


「やっぱり真っ向勝負じゃ勝負にすらならないと思うんですよ。長く姉を観察すればするほど素人の俺たちが正面切って戦える相手じゃないのがわかってきました」

「そういえば堅護君って私の出しておいた課題どのくらい進んだの?」

「えーっと、いまだ最後の500メートルが突破できないでいる状態です」


栞の言う課題というのは夏休み前に言い渡した『THE・刺客』の世界で隣の町まで歩ききれというあれだ。

堅護はそれを言われてから毎日一度は挑戦しているが未だに達成できていないのが現状だった。

本人は6キロメートル歩ききったあたりで「そろそろいけるかも?」と感じた時期もあったようだが、それは見通しが甘かった。

当然の話であるが何もないだだっ広い草原なんかより圧倒的に街の周りのほうが人が多い。

『THE・刺客』は冒険より対人戦を主として置いたゲームであるためその傾向がかなり強い。

だから堅護は街が見えてからその中に入るまでの数百メートル内のプレイヤーを切り抜けられずに四苦八苦しているのだ。

彼はそのことで少し期待に応えられないふがいなさを感じていたのだが、栞は逆にそこまで行けているのかと感心していた。


「おー、結構進んだね!」

「でもそれから一歩も進めていないんですよ」

「そのくらい誤差だよ誤差、…と言いたいくらいだよ。でもあとちょっと、頑張れ!それができるなら君のお姉ちゃん相手でも少しはもたせることができると思うから!!」

「うーん」


前向きな栞の言葉に対して堅護はそうは思っていなかった。

栞はそんな堅護の様子を読み取り首をかしげる。


「乗り気じゃないね」

「はい。正直、あの町に入れるようになったからと言って姉ちゃん相手に何か変わるという感じがしません。あの世界で多いのが聖級といわれるプレイヤー、…俺はそれすらに手も足も出ていない。姉ちゃんからしたら聖級は敵ですらない。最近、あれをやることに対する意味がよくわからなくなってきています」

「そっかー…ごめんね、私が変な課題を出してしまったばっかりに」

「ああっ、別に栞さんを責めているわけでは……」

「いいのいいの、私の考え不足が悪いんだから」


栞が後ろ向きな発言をする。

堅護には室内の空気が少しだけ重くなったように感じて、やってしまったと考えた。

そしてどうにかして栞に声をかけなければいけないと思うものの、こういう時に異性にどう声をかければいいのかがわからなかったため戸惑っていた。


そんな時だった、突如として部屋の扉が開かれて一人の人物が姿を現した。


「弟君、それと栞、そろそろ疲れたであろうと思って飲み物をもってきたぞ」


木製の丸型のお盆に透明のグラスと中身の入ったペットボトルを持って入ってきたのは栞の姉、凛だった。

凛が入ってきたことによって重苦しい雰囲気が少しは緩和された。


「あー凛ねえありがとう」

「ありがとうございます」

「うむ…して、何か悩んでいた様子だが、なにかあったのか?」


凛は栞の姉である。つまり栞を今まで一番近くで見てきた存在である。

そのため栞の気持ちがすこしだけ落ち込んでいるのが一瞬で分かった。だから凛はそう問いかける。

対して栞は「凛ねえにはかなわないな」とあきらめた様子で堅護に課した課題が不適であったことに気づいて申し訳なく思っていること、そして今後どうしたらいいのか悩んでいることを答えた。

その際、頭を下げて謝られた堅護はあわてて栞の擁護に入った。


凛はその光景を少し微笑ましく見ていた。


「そういうことだったのか。まぁ、正直な話をするとその訓練方法はまったくもって無駄であったっていうのは同感だな」

「凛さん、そんなことっ」

「いいんだよ堅護君、私が一番わかっているから」

「でもっ」

「弟君、一つだけ質問するからよく考えて答えてくれ。君は創華様に勝ちたいのか、それとも創華様から逃げられるようになりたいのか、どっちだ?」


凛はまっすぐと堅護を見据えてそう問いかけた。

堅護は考えるまでもないといった風に手拍子で答えた。


「もちろん、勝ちたいです」

「ならなぜ逃げる練習をしている?」


凛のはっきりとした主張に堅護ははっと息をのんだ。

凛にとってそれは長らく疑問なことであった。隣町まで歩いて行ける強さを手に入れる。

あの世界でならそれに意味がないことではない。強敵と出会って何とか逃げることができるようになる技量、それも大切だろう。

だが、堅護が目指しているのは彼にとって最強である姉を栞と協力して倒すこと。

それなのにどうして立ち向かう特訓ではなく、逃げる練習をしているのか、それが不思議でならなかったのだ。

栞は賢い妹だ。何か考えがあるのだろうと思って何も言わなかったのだが、今日、話を聞いてやはり間違いだったのだなと思いもしかしたら堅護ーーー創華様の弟ーーーーに嫌われるかもしれないと思いながらも進言したのだ。


「凛ねぇ! 悪いのは私なんだからあんまり堅護君をいじめないであげて!」

「そうだな。弟君が無駄なことをしていたのは栞のせいではあるな」

「ということでごめん堅護君!! 私が悪かったの」

「いいえ、栞さんは別に悪くは…」

「うぅ、ありがとう。そう言ってくれるならもう一回チャンスをもらってもいいかな?」

「チャンス?」

「うん、今度はちゃんと意味のある特訓を考えるからね………凛ねえが」

「む、私がか?」


突然話を振られた凛は条件反射で反応してしまったが別にこれは予想ができていたことなのでそこまで驚いていなかった。

彼女は妹のわがままを聞くのも姉の役目だなと思いなるべく力になろうと思ったのでこの二人がどうやったら創華に勝てるようになるかを考えた。


だが、いくら考えても創華を素人同然の人間が倒すという想像ができない。

そもそも凛は創華信奉者だ。どうにも創華を贔屓目に見てしまう。それでなくても栞と堅護の二人が創華に勝てないとは思っていた。


「現状では難しいな。単純に技量を積み上げていけというくらいしか言えることはない」

「えー、何かないの?創華ちゃんの弱点とかさ。凛ねえなら一つくらい知っているでしょ?」

「創華様の弱点……女性であることか? この弱点さえなければすぐにでも私を攫いに来てくれるはずだし…」

「凛ねえ、それは弱点でもなんでもないよ。私が聞きたいのは戦いの面においてなんだけど…何かないの?」

「ない、ことはない。しかし言いにくいがお前たちの技量ならそんなものないのと同じだ。あれは神級どうしになって初めて弱点といっていいレベルのものだ」

「ということは?」

「ない」

「えー!!ならどうやったら創華ちゃんは倒せるの?!」

「だから技量を積み上げていけといっているだろう?」

「でもあの域まで達するのにどれだけ時間がかかるのさ」

「数年、では足りんだろうな。お前たちは戦いの才能は並みでしかない、まぁ、才能だけで決まる世界なんか簡単に超えているんだがな」


凛はそう言って話を一度締めた。

そして一呼吸を置いてから再び二人がどうにか創華を倒せなくても食い下がる方法くらいはないかと思案し始めた。

その時、それまで声を挟むタイミングがなかった堅護が声を出す。


「あの、凛さん質問なんですが、凛さんは今まで姉ちゃんに勝ったことがあるんですよね」

「む? まぁ数回だけだがな。それ以外は創華様は引き分けだと言ってくれているが実質負けているようなものだ」

「その数回ってどうやって姉ちゃんを倒したんですか? 参考までに聞いておきたいんですけど」

「あ、私もそれ気になる!」

「そうだな……直近の4回は単純に技量で押し切った感じになるな」

「他は?」

「恥ずかしい話だが、小道具を使って倒させていただいたのだ」

「小道具って?」


凛は聞かれてそれを言おうかどうか迷った。

なぜならそれは凛が今までの創華との戦いの中で恥ずかしい思い出として残っているもののひとつであるからだ。

なにせ凛が使った小道具というのは爆薬。

あの世界では誰もが使うことすらを罪とするものだからだ。


だが、これも妹のためと創華にした卑劣な行為への贖罪として告白することにした。


「爆薬だ」

「爆薬? でもそんなあからさまなものは創華ちゃんならよけたり爆発する前に何か対処してきそうだけど?」

「それは爆薬が入れ物に入れられていた場合のことだろう? 私がやったのはそんな生ぬるいことではない。それゆえに創華様には申し訳なく思っているのだがな」




そう言って凛は当時のことを簡潔にまとめて話し始めた。


あの日、凛は何としてでも創華に一度勝ってみたいと思っていた。創華は凛が攻撃すれば追いかけてくれるが、それは襲い来る敵に対処しているだけであって「凛」という一個人でなくても誰にもする反撃であった。

凛は創華に一個人としてみてもらいたかったがゆえに弓を手に取った。

だからこそ、彼女にとって「凛」ではなくただの「敵」として処理されるのは少し不満だったのだ。


できることなら、創華に一目置かれる存在になりたい。

凛はその欲が日に日に強くなり、そしてついにはそれが爆発したのがその日だったということだ。



そうして何としてでも創華を倒したいと思っていた凛は入念な準備を始めた。

本来『THE・刺客』の世界は己の技を競う世界だ。だからこそ、その世界で切磋琢磨する住人は自分の身体とともに歩んできた武器以外は手に取らない。

それ以外を使うことを禁忌の一つとするレベルで忌避している。


だが、もともと凛は弓術を極めようとして弓を手に取ったわけではない。

彼女の始まりは創華に見てもらうという目的、弓なのは近接戦闘ではどうやっても敵わない、遠距離ならあちらから近づいてくるシチュエーションを楽しめるという理由だ。

だからこそ、凛には創華に見てもらうという目的さえ果たせればそれ以外の矜持なんてものは眼中になかった。


凛はまずレート上位者を示す地図、ランカーアンカーを使い創華がどこでログアウトしたのかを特定した。

それを確認した後自分はその町から一つ隣の町に向かう。

そして次に凛はフィールドに細工した。


『THE・刺客』の世界では日付の変更とともにマップデータがリセットされる。


逆に言えば、罠を張れば日付が変わるまで放置しても消えてしまうことがない。

凛は午前零時を回ったと同時にログインして創華がログアウトした街と自分のいる街の間にある平原に目をつけて罠を張る。

それは先ほど彼女自身が言った通り、爆薬。


それも尋常な量ではない。


入れ物なんかに入れて放置すればそれが怪しいとしてよけられてしまう。

だから凛は地面に、土に隠すように爆薬を配置していく。

凛は一晩かけてマップの一部分を爆薬の野へと変えた。そして仕上げにとある細工もしておく。


これでその野では火花一つで広範囲が大爆発を起こすようになった。


凛にとってあとは創華を待つだけになった。

だがその間、他の誰かがやってきて勝手に大爆発してもらっては困る。だから凛はその野に近づくものを片っ端から打ち抜いていく。

その時点での弓の腕はかなりのものだったから、そのくらいは造作もなかった。



そうして創華を待ち続けて十数時間の時を過ごした。

その時、創華がログインを果たす。凛は祈る。


刺客の世界ではどの街も東西南北の4方向に門がある。それは入り口を一つや二つ封鎖されてもプレイに支障が出ないようにという配慮からだ。

ここにきて凛は運に頼る。


創華が自分のいる街の方向から街を出ることを祈る。そして祈りは通じた。

実はこの時、創華のほうでは周りのプレイヤーが凛を何とかしないといけないという会議を行っており、それを小耳にはさんだ創華が首を突っ込みにいったため必然だったのだがそれはまた別の話だ。

創華は凛の方向へと姿を現した。凛は地図でそれを確認する20秒前にはもうすでに矢を放っていた。


地図のアイコンの移動でもうすでにその門から頭を出すことはわかっていたから、あとは着弾までの時間を計算して弓を打つだけの仕事だった。

凛がその時持っていた弓は今も愛用している超長射程の弓。

システムの力によって矢の速度が大幅に強化され、さらに弾道落下がかなり抑えられた弓だ。


だが、その弓だから届くというだけであって当たるというわけではない。

確実に当てられるのは凛がそれほどの腕を持っていたからだ。


創華は矢の飛んでくる方向から凛の居場所を特定してまっすぐ走りだした。

遠距離攻撃手段を持たない彼女は走ってくるしかない。簡単にわかることだ。そして創華は売られた喧嘩は買うタイプなので街の中に逃げ込むという選択を取らないのも、凛にはわかっていた。


凛は緊張した面持ちでその時を待った。


誘導は完璧だ。

なにせ創華はまっすぐにしか走らない。

直角にそびえたつ壁も自慢の身のこなしでぴょんぴょんと小さなでっぱりと剣をつかって飛び越えてしまう。

創華はだれにも止められない。

走り去る創華にちょっかいをかけるプレイヤーがいないのはそこにたどり着く前にすべて凛に打ち抜かれているからだ。


まっすぐ走り続けた創華はついにそこに足を踏み入れる。

凛はそれを待ち続けていた。少しだけ緊張しながらも、指先は一切ぶれることなく矢を番えた。


凛の放った矢は創華には当たらない。

だが、その代わりに凛があらかじめ地面に半分だけ頭を出すように埋められていた火打石をたたいた。


それにより 小さな火花がその場に生み出される。

そしてーーーーーーードカン。


あたりのすべてを容赦なく巻き込んだ。それには創華も含まれていた。








これが凛が創華に勝利した初めてだ。




「というわけで、今思い返せば少々恥ずかしい話だが創華様でも至近距離での爆発をどうこうすることはできないのだ。参考になったのかはわからないが、知っておいて損はないかもしれないぞ」

凛はそう言って話を締めくくった。

そして何かを思い出したかのように一度部屋から出て行った。


「……参考になりました?」

「うーん、爆発に弱いって言っても私の使える爆発魔法はこの前簡単に防がれたんだよね」

「でもそれは投げられたプレイヤーが悪いのでは…」

「あの人たちがいなきゃそもそも発動まで行けないよ。それに、あれがなくても創華ちゃんは迷いなく別のものを投げていたはずだよ」


二人は再びう~んと悩み始めた。

凛の話は参考にはなった。だが、この二人が全く同じことができるかと言われればそれはNOだ。

いくら状況を再現できたとしても数キロ先から地面に埋められている火打石を射抜くことはできない。それに、今の戦場はMOHだ。

こちらはフィールドに対する細工にかなりの制限がかかるためそもそも同じ状況が作れない。


誘導自体は何とかなりそうだが、それ以外がどうしようもないのだ。


悩み始めてから数分で凛が戻ってきた。

彼女の手には平皿が乗せられていてさらにその上にはクッキーが乗せられている。


「頭を使って疲れただろう? 甘い菓子を持ってきてやったぞ」

「おー凛ねえ気が利くねぇ」

「ありがとうございます」


栞と堅護は凛の言葉に甘えてちゃぶ台の上に乗せられたクッキーに手を伸ばす。

そのクッキーはものすごくおいしい、というわけではなかったが普通においしく食べ終わってからすぐに次のものに手を伸ばすくらいにはおいしかった。

黙々とクッキーを食べる二人に凛が口を出す。


「美味いか?」

「はい、おいしいです」

「凛ねぇ、これどこのお店のやつ?」

「これ、創華様も気に入ってくれるだろうか?」

「姉ちゃんがですか? 姉ちゃん甘いものは好きだったから行けると思いますよ」

「あー、これは甘さ控え目な感じだから気に入るかもだね。甘いもの好きって言っても創華ちゃん甘ったるいものはあんまり手を付けないけどこれならいいと思うよ」

「そうか!! そうだな! よし、なら弟君、君にこれを託そう! ぜひ創華様に送り届けてくれ!」


創華が気に入るという予想を聞いた凛は飛び跳ねるように一度部屋を出てどたばたとした様子ですぐに戻ってくる。

そして堅護に一つの大きな紙袋を託した。

紙袋の大きさはそれなりに大きい。見た目さえ気にしなければこれで通学できそうだなと思えるくらいには大きかった。

堅護はその紙袋の中を何気なくのぞいてみた。


すると何ということだろうか?


紙袋の中にはラッピングして小分けされた先ほどのクッキーが大量に入っていた。

ちょっとやそっとじゃ食べきれそうにない量だ。

堅護は見ないことにしてこのことを蒸し返さないようにと話題を変える。


「そういえば、次のMOHのイベントは夏祭りらしいですね」

「あー、創華ちゃん対策なんにも進んでないよー」


ちなみに栞、夏休みの宿題もあまり進んでいない。

堅護のほうはあと少しですべて終わりそうであったが、栞はまだ6割残っている。


「それなんですけど、姉ちゃん今回は出店をやるみたいです。だから息抜きに見に行きませんか?」

「それいいね。あ、凛ねぇもくる?」

「私が行かないと思ったのか?」

「じゃあ参加だね。堅護君は創華ちゃんがどこら辺に店を構えるか聞いてる?」

「そこらへんは聞いてないです。わかったら連絡入れます。ただ、魔族の街でやることは確定かと」

「そういえば、他の陣営のホームタウンに入るには入場料とられるんだよね?」

「言っても門をくぐる度にレベル×666リアしかとられませんよ。反復横跳びすれば危ないけど数回出入りするくらいは大丈夫かと」


他陣営のホームタウンに入る際に入場料がかかるのは仕様だから仕方ない。

ちなみに、この値段は人族→魔族と魔族→人族とではとられる値段が違ったりする。

魔族が人族の街に入るほうがその逆より多くお金を取られるのだ。だが、この金額は普通にプレイしていればそれほど痛い値段ではないのであまり気にするプレイヤーはいない。


気にするのは他陣営のホームタウンを本拠地として活動する稀有な人種くらいだ。


「そっかー、…はぁ、じゃあ夏の終わりはちゃんと遊べるように宿題は早く終らせないとね!」

「ですね」


休憩を終えた二人は再び作業に戻った。

堅護が夏休みの宿題をすべて終えたのはこの時から30分後のことだった。先にすべてを終わらせた堅護は栞に「手伝ってくれたらうれしいな」と言われて断ることなく作業をするのであった。

















ちなみにこの時、堅護に与えられたものは課題図書に指定されている一冊の小説だった。

すべてを読み終えた後、彼は原稿用紙を前にした栞を前に聞き取り調査のような感じで感想を言わされたのだった。


さて、今回はきっと荒れるぞー(涙


Q,もう少し「ましょうの おんな めーふら」ムーブを見たかったけど無理なのかなー?

A,メーフラさん敵にアスタリスクさんは「意識」はしていても「好き」と言い切れない立ち位置なので、アスタリスクさんはまだまだ苦労します。もしかしたらまた見れるかも?


Q、アスタリスクさんの弱点はにくじゃが?

A 、そういう展開下手だけどいいですよねー


Q,似たもの同士だし結構あの二人相性いいのかな?

A、おそらくこの作品の中で最終的にTOP3に入るくらいには相性がいいのではないかと思います


Q、やっぱこいつら対人戦は強いな

A,逆に魔物相手にはてこずることがあるみたいですけどね。一応設定上アスタリスクさんは甲殻類の魔物が一番苦手だったはずです。


前回からそれなりに空いてしまったなー

GW中も更新はやります。というかGW番外でも書こうかなーって思っています。

しかしまだ何を書くのかという構想すらない状態ですけどね。

(要約:GW番外編書きたいので誰かこういう展開が見たいとかいうのをくれると助かります)


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