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この戦いにかける想いの違い

前半人族後半魔族


◆人族陣営


今日はMOH初めての公式イベントである攻城戦当日。

やはりはじめのイベントというのはなにかと特別なものなのだろう。

参加率はかなりの数字を記録している。


イベント開始は正午からだが一時間前にはほとんどのプレイヤーがイベントエリアへの転移を済ませて自分たちが守るべき城を見ていた。


イベント以外ではここに立ち入ることができないのだ。皆観光地に来たようなつもりで楽しんでいた。


「うわぁ。すごい人だね〜」

「そうですね。この人たちが全員仲間だっていうんですから頼もしいことこの上ないですよ」


栞と堅護、フセンとガトも早めにイベントエリアに入って周辺のプレイヤーを眺めていた。

いつもの街とは一風変わった景色に彼らは感動さえ覚える。


「でも………」

「どしたのガトくん?」

「勝てるのかなぁって思いまして」

「あ〜、私たちのお姉ちゃん両方魔族陣営だからねぇ。そういえばガトくんは帝級討伐隊の戦闘を見たんだっけ?」

「はい。自分は何もできませんでしたけどね。最後は凛さんに助けてもらいました」

「あれを見たから勝てないと感じてるわけだ」

「端的に言えばそうなりますね」


堅護は少し前に特訓中に見た化け物のことを思い出す。

大きな槌を振り回しながら周囲の敵を薙ぎ払う鎧の化け物。

あれにはどれだけ人が集まっても勝てる気はしなかった。


そして今回、それ以上の化け物が相手陣営に2人もいることが確定しているのだ。

堅護の士気は微妙に低かった。


「まぁまぁ、大丈夫だってきっと勝てるよ」

「何か勝算でもあるんですか?」

「今回はガチンコバトルじゃなくて攻城戦、つまり砦を落とした方が勝ちだからね。メーフラちゃんを倒せなくてもメーフラちゃんが守っている拠点を私たちが落とせれば実質勝利だよ!」

「そういう考え方もあるのか……」

「そうだよ。君も今日まで頑張ったんだからほら、もっと顔を上げて!!」


栞の言葉に堅護が顔を上げると丁度その時城の上に1人の男が現れた。

全身金ピカの鎧を着たプレイヤーだ。


彼は人族の中では有名なプレイヤーであった。

MOHの人族最高の剣士。それが彼、「アーク」だった。

アークの今の地位は堅実なキャラ育成と圧倒的なPSによって確立されていたものだが、堅護はもはや彼のPSをそれほどすごいものだとは思っていなかった。


(う〜ん、この感覚で言えば多分聖級くらいなんだろうなぁ。自分では勝てないことには違いないけど、以前見た時より頼りなく見えてしまう……)


城の上に立つアークを見ながら堅護はそう考えた。

そんな彼の考えは口に出されることもなく、その男は急に演説を始める。


『お前らああああああああ!! 今回のイベント、勝ちたいかああああああ!!?』


アークの手に持っているアイテムは「メガホン」。まんま拡声器だ。

NPCショップには売っていないがプレイヤーショップには売っているある意味珍しいアイテムだった。


「「「おおおおおおお?」」」

突然現れて大声を発するアークに戸惑いを覚えるプレイヤーたち。

だが一応返事だけはしておいた。


『そうか、勝ちたいか!! ならば魔族プレイヤーに勝つために俺が完璧な作戦を思いついた! みんなよく聞いてくれ!!』


突然なんの告知もなく演説を開始してあまつさえ応答をもらえたアークは楽しくなってそのままグイグイと話を進めていく。

彼の言う作戦というものはなんてことはないものだった。


ただ


攻めと守りのプレイヤーを開始時に分けておく。

飛んでくる魔族がいる可能性があるので対空戦力を砦ごとに一定数のこしておく。

機動力のない重装兵はできるだけ守り側。

生産職はメインの城に残り生産に専念。

現場では臨機応変に対応すること。


その他諸々、ただ基本的な事項を適当に並べただけのものだった。

だが初イベントかつイベントエリア内に入り気分が高揚しているプレイヤーはそんなことは大して気にしない。

こういうのはその場のノリが大切で逆にここで空気を読まずに指摘していくのは悪影響を与えるのだ。


堅護たちは冷静に「そりゃそうだろ」とツッコミを入れながらそれを聞いていた。

そして最後に……


『数は我々の方が圧倒的に上だ!! 恐れることはない! この優位を使い魔族たちを蹂躙してやるぞおおおお!!』

アークはそう叫んだ。

「「「おおおおおおおおお!!!」」」

結局数によるゴリ押しだ。作戦なんて呼べるものではなかった。

公式データによると確かに魔族より人族の方が数は多い。

だが、それになんの意味があるのだろうか?


堅護は小さく心の中でため息をついた。


「さーて、そろそろ開戦だね! 頑張ろうね、ガトくん!!」

「そうですね。姉ちゃんたちに負けないように、そして特訓の成果を見せることができるように頑張りましょう」


堅護は強く頷いた。

そしてその少し後。


『メーフラからのメッセージです。』


『ガト、そしてフセンへ


中央の砦にて待つ。


あなたのお姉ちゃんより』


「………中央か」

堅護の瞳はそれがあるであろう方向を見つめていた。







◆魔族陣営




今日はイベント当日だ。


みんな早く楽しみたいという感情があるのだろう。彼らは正午から始まるというのに何時間も前にイベントエリアに入っていた。

かくいう私もちょっと楽しみにしていたのだ。


まだまだ時間ではないのだがイベントエリアに入っていた。

そしてあたりを見ながら時間を過ごしていたのだが、そんな時にエターシャさんが私を見つけて近づいてきて一言言ったのだ。


「メーフラさんやっと見つけました! ほら、みんな待ってますからついてきてください!!」


みんなって誰よ。

そう言いたかったがそれを言うより先にエターシャさんが私の腕を掴んでグイグイと引っ張ってどこかに連れていく。

今は引っ張られている最中だ。頭の中にはドナドナと音楽が流れている。


「あの、エターシャさん。私はどこに連れていかれているのでしょうか?」

「どこって、お城の中だよ」

「どうして城の中へ?」

「そりゃあ、今から代表集めて作戦会議をやるんですよ!! 人形族としてメーフラさんが参加しないでどうするんですか!!」


あ、作戦会議とかやるのね。

てっきり各々の判断という無茶な作戦で突き進むかと思ってた。

というかこれだけのプレイヤーを誰がどうやってまとめ上げるんだろうね?


そのままドナドナされて到着したのは意外にも城の玉座がある場所……謁見の間だった。

私がそこに連れられると様々な見た目のプレイヤーが集まっていた。


「すみません! 人形はこれで最後です!」

「うん。これで揃ったかな?」


エターシャさんは私をここへ連れてくると同時に大きな声で何かをアピールする。

それに答えたのは1人玉座側に立っている1人の骨だった。

その骨はいかにも指揮官という風貌の豪華な服を身にまとっている。


彼がこの集まりのまとめ役なのだろう。

私がそう考えているとその骨は話をし始める。


「さて、みんな集まってくれてありがとう。そしてこの場は一応僕がリーダーをさせてもらうことを許してくれ」


骨さんは一度大きく頭を下げた。

そして頭を上げて話を続ける。


「僕のことを知らない人もいるだろうから一応自己紹介。僕の名前は「ダームスタチス」。見ての通りアンデッドのスカル系だ。名前は長いからダームとでも呼んでくれ。よろしく」


ダームさんがそう言うと周りから「よろしく」という意味の言葉が何度か投げかけられる。

ただほとんどの者は彼のことを知っているみたいで頷くだけだった。


「さて、じゃあ早速本題の今回のイベントの作戦会議に入ろう。今回のイベントは攻城戦、詳しいルールはおいおい1つずつ確認していくとして大まかなルールは簡単だ。相手の城を落とすか期間内に相手により多くの損害を与える。これだけだ。とりあえずこの地図を見てくれ」


ダームさんは1つの大きな地図を私たちの前に提示してくれた。

そこにはこのイベントエリアの地形が記されている。あとで聞いた話によると城の中にある図書館で見つけたらしい。

一応、イベントエリアの大まかな情報は全プレイヤーがメニューから確認できるがそこに記されていたのはそれよりもっと克明な地図だった。




「こりゃあ……イベントエリアの地図だな」

「みたいですね。メニューから確認できるのはお互いの城と砦の場所だけでしたが……これは……」



このイベントマップ、大まかに説明すると東西に分かれており西の端っこに私たちの魔族陣営の

城。そして逆側に人族陣営の城がありそこから

3本の道が延びておりその先にそれぞれ砦があるという形をしている。


砦の場所は本拠地から相手の陣営の方向に北側、中央、南と分かれているような配置だ。

イメージしやすいように例えるとお互い三叉のフォークを少し離して向かい合わせてその先っぽに砦、合流点に城が置いてある感じだ。


その情報はメニューことUIから確認ができていたのだがさすがにその間が全て平原とかいう簡単な地形というわけではないみたいだった。


中央と北側の間には森が挟まっていたり南側には断崖絶壁の谷があったりとさまざまだ。



「さて、今から話し合うのはこれを見てどう攻めて、どう守るかということだ。そのためにみんなを、色々な種族の代表をここに集めた。何かいい意見はないだろうか?」


ダームさんが尋ねる。

聞けばここに集められたメンバーはそれぞれの系統の代表らしい。掲示板で募って集まってもらったのだとか。

自分たちの種族が何に特化しているのかこれまでのプレイでわかってきているだろうしこの戦いでその得意分野に徹してもらおうというつもりみたいだ。


だけど掲示板を見ない私はそんなことを知らず、人形代表なら私だと主張するエターシャさんは私を引っ張ってきたのだ。



「ふむ、3つ砦があるが、一番落とされるとまずいのはどこだ?」

「それは当然ど真ん中の1つだね」

「理由は?」

「みんなはこの城にステータスがあることは気づいたか?」

「ステータス?」

「あぁ、城には食糧、資材、技術の3つのステータスがある。食糧はそのままだ。城の食糧庫に入っている食いもんの量だ。資材は城や砦の強化するための装備を作るために必要な数値、技術力はより強力な装備を作る際に要求される数値みたいだ」


青い1つ目巨人の質問にダームさんは丁寧に答える。

あっ、というかあの1つ目巨人ってあの時の屋台の人じゃん。ってかドゲザさんもいる?

それにリンさんもいる!!


あと何故か私のフレンドの人形の残り2人も……


今気づいたけど、この場に私のこの世界での知り合い全員いない?


「それがどうして中央が重要な理由になるんだ?」

「簡単さ。3つのステータスと3つの砦はそれぞれ関連性があるみたいなんだ。北側の砦は食糧、中央の砦が資材、南側の砦が技術力に影響している」

「じゃあダームさんはこの戦い、資材のステータスがいちばん大切だと踏んでるわけだ」

「そうだね。理由は聞くかな?」

「一応、認識に齟齬があったらいけねえ。説明を頼む」

「それじゃあ軽く解説を、まずはこの資材のステータスを何に使えるか、ということだけどこれはさっき言った通り設備の強化に使えるんだ。例えば城の防壁を強固なものにしたり固定砲台を取り付けたりね。それと壊れた施設の修復にも使える。つまりこれがあるのとないのじゃあ砦や城の耐久度が圧倒的に違うんだ」

「でも結局のところ戦うのは生き物、だから戦争においては兵站が何よりも大切って聞くけど?」

「それは今回の場合適用されないと思う。確かに食糧は必要だろうけど僕たちは何ヶ月も戦い続けるわけじゃない。このイベントにはご丁寧に時間切れまで用意されている。その後の民の生活も考える必要はない。それを考えれば食糧は最低限でいい」


説明の途中で疑問を投げかけた黒猫のプレイヤーにこの戦いにおける食糧というものの立ち位置を説明するダームさん。

それを聞いた私はなるほどなと思った。


要するに戦い続けるわけじゃないし戦いが終わればそれでさっぱり終わりだから食糧はあんまり考えなくていいのだ。



「じゃあ優先度は資材の中央が1番ってことでいいのか?」

「おそらくね。でもこれは僕の考えでしかないから保証はできない。いざ蓋を開けると違うかもしれないから注意して」

「だな。でもまぁ最初から拠点を捨てるなんて考えるバカはいねえよなぁ。全部守り切るつもりでやればいいんだ」

「ですね。それならこちらがいちばん初めに攻める砦は中央ですか?」

「うん。できれば相手の資材の供給源を真っ先に断ってくれると助かる」

「問題は誰が攻めて誰が守るかよねぇ」

「そうだ。自分の種族は多分こういうことが得意っていうの誰かあるかな?」


ダームが問いかけるが初めは誰も意見を出さなかった。

互いに顔を見合わせて様子を見るばかりだ。

だがその中で1人踏み切った男がいた。


「そうだなぁ。俺たちスライムだが多分攻撃に向いていると思うぜ」

「スライムが攻撃?」

「あぁ、さっき見せてくれた詳細な地図を見てくれ」


彼の名はドゲザメシと言った。

まぁ、エターシャさんの盾だ。男気溢れる彼は自分を参考にしてどんどん意見を言ってくれと言わんばかりに主張をしていた。


私たちは再び詳細な地図を見る。


「これがどうかしたのかな?」

「この砦のある場所だが、全部共通点があるんだ」

「ほう?」

「何、そう難しい話じゃねえ。そもそも拠点を作るためにはそれがそばになけりゃいけねえからな」

「となると……なるほど、水場ですか」

「そうだ。ゲームの中だからそういうのは完全に無視するかと思ったがご丁寧に全ての拠点が何かしらの給水地を有してやがる」

「それとスライムの攻撃に何か関係が?」

「あぁ、意外と知られてねえがスライムって水ん中でも問題なく活動できるんだわ。つまりここから攻められる。加えて俺は毒物スライムだ。毒物スライムは俺以外にも結構いるぜ」

「……。敵の水源を毒で侵すということですか?」

「それもありだと思わねえか? それで相手が異常にかかって回復薬とか消費してくれればラッキーってな。まぁ本命は水の中からの奇襲だ」


水路を自由に通れるなら攻略の幅も大きく上がるだろう。

それはいい意見のように思えたが、少し気になることがある。


「しかしそれだけで落とせるとは思いませんね。スライムは炎魔法に弱いと言いますし……もう少し何か欲しいですね」

「ふむ、それならスライムが水路から奇襲をして内部を混乱させている間に外からも攻撃を加えるのが良さそうだな。いや、混乱にさらに別の混乱を重ねるか?」

「あ、それなら――――」




こんな感じに私たちの作戦会議は進行する。

はじめの一歩を進んでしまえば後はとんとん拍子だ。

自分の種族が適性のありそうな仕事の話が出たら挙手をして発言をする。

そしてその弱点の補填を別の種族が……という感じにどんどんと役割が決まっていく。


しかしまだ私たち人形族の役割が決まっていない。

良くも悪くも人形族は人間に似ているからだ。

人間は器用貧乏な生き物だと思う。そのため特化させた種族にその仕事で劣ってしまう。


なんでもできるからこそ、何をするか決まらないのが現状だった。

そして話は進み――――



「さて、それでは何気に最重要項目である中央砦の防衛班の編成だね………メーフラさん、あなたは中央の防衛をしてもらいたいのですが」

「私ですか?」

「む、メーフラ様をそこに使うのか。まぁ重要施設にボスを配置するのは妥当か」

「はい。中央の砦はあなたというおそらく現在の魔族の最高戦力を惜しみなく投入して守りたいんだ」

「わかりました。ボスらしく守ればいいのですね?」


なんか気づいたら私の仕事が決まっていた。


「助かる。ということで人形族は砦の防衛だ。その痒いところに手が届きそうな性能を活かしてほしい」

「わかりました」「了解だよ!」「らじゃー!!」「はい」


この場にいる4体の人形が同時に返事をする。

タイミングは完璧に一緒だったがセリフはバラバラで少しだけ笑ってしまった。

そしてそこから少しだけ話し合いが続きどの種族がどのような行動をとるかというのが大まかに決めることができた。



「それにしても、ダームさんは今回のイベントに対してえらく全力だな。城のステータスとかどこで調べたんだよ」

「ふふっ、そりゃあ今回ばっかりは僕は絶対に人族に勝ちたいからね。イベントエリアに入れるようになってからすぐに入ってこの城の隅々まで見て回ったさ。そこでいろいろなものを見つけたってわけだ」

「何か理由でも?」

「だってさ、悔しいだろう?」

「悔しい?」


「公式のデータによると魔族プレイヤーと人族プレイヤーの比率は35対65だって言われているけど、僕が見ている限り本当はもっと魔族は少ないと思うんだ。その原因が魔族でキャラを作ったけどサービス開始直後に人族に理不尽に狩られて辞めちゃったり人族でキャラを作り直して魔族アバターではインしなかったりだ。結果、同族に滅多に会えないからその種族にしかわからない苦労の話もできない。………人形族の君たちは僕の気持ちを少しはわかってくれるんじゃないかな?」


ダームさんは私の方をちらりと見た。

骸骨の顔で表情はない。だが、ぽっかりと空いた目の穴が私にはどこか悲しそうに見えた。

私はちらりとエターシャさんの方を見る。


彼女もまた、言われてからあの時のことを思い出したようだった。


「確かに、私の確認している限り人形族のプレイヤーはここにいる4人だけ、きっとまだいるのでしょうがそれ以外見かけたこともありませんね。確かに、少し悔しいかもしれません」

「だろう? だからさ、ここで大きく勝利して宣言しようぜ。魔族でもやれるんだってことをさ」


これを機に魔族側も人族以上に賑わってほしい。それは彼の心からの叫びのようであった。

誰もその叫びに言葉を返さない。だがその代わりにここにいるみんなの心は1つの方向を向いているかのような空気が作り出された。



「さーて、じゃあ俺は敵側の中央砦を落とす仕事があるからな。ちょっと準備しなきゃいけないからもういくわ」

「あ、私もちょっかいかけるための準備を」

「おいどんは南の砦の守りを固めねばなりませんからな。とりあえず同じ種族のみんなにこの話し合いで決まった内容を伝えてくるでごわす」


その場にいたものたちが次々と部屋から出ていく。

これからの戦い、絶対に勝利で終わらせようという気持ちが伝わってくる退出っぷりだった。

彼らの後ろ姿を見ながら私はUIからフレンドメニューを開きガトに1つメッセージを送った。



「さて、私もボスとして砦を守る準備をしましょうかね」


そしてインベントリから今日のために用意した真っ黒なドレスを選択してそのまま装備した。


前回の更新でちょっと愚痴っぽいことを書いたら皆様から色々暖かいお言葉をもらいました。

嬉しかったので予定を早めて更新………というのは建前で戦闘に入らないのに何日も待たせるとまた怒られそうだと思ったので更新。


皆さん、暖かい意見ありがとうございました。


Q 凛というキャラを出す必要があった?まぁネタ切れで新キャラ出しとこみたいな流れはわかるけど……

A あ、凛ねえは構想段階で2番目に完成したキャラです。別にネタ切れだったわけではないです。というか今回のイベントにいります。


Q凛のボス化のワールドアナウンスは?

A主人公の時にワールドアナウンスが入ったのは初のプレイヤーボスが誕生しヘルプが更新されたからです。2人目以降は別にアナウンスされていません。


Qメーフラさん、刺客の最終ランクは?

A ランキング16位ですね。積極的に狩りに行かないからレートは劇的に増えないけど基本死なないから減らずに増え続けた結果がこれです。


Q永遠に走りながらジャブし続けてたら【信念】のせいで攻撃力上がり続けたりする?

A 攻撃力上昇は同一の攻撃対象に攻撃し続けた場合のみです。素振りじゃ上がりません。


Q神喰いを知らないと申すか!!? +内蔵破壊弾の説明

Aいや、作者も2と2RBはやりましたよ?ただ銃身はスナイパーメインだったからなぁ……


Q蛇腹剣の射程とかその他諸々

A射程は大体10メートル前後としています。蛇腹剣は伸ばした分刃の部分はまばらになります。


Qボスって自陣PKしてもアイコンの色変わらない?

A いいえ。ボスがPKするとアイコンが紫色になって場合によってはNPCの討伐部隊が送られます。


Q百合、楽しみにしてます!(´∀`=)

A 冗談で言ったんですけどこれは書くしかないやつですね。


これからもブックマーク、pt評価をよろしくお願いします。


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お姉ちゃんの頑張りが書籍化しました。
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