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出会い


「うわぁぁぁぁぁ!!」

「わぁ!!」

「へっ?!へぇ?!へ、へへへ、へへへへ?」


私の大きな声に驚いたのか、私がここにいたことに驚いたのか、男の子は一歩後ずさりながら声を出した。男の子が着ていた腰下まである長いポンチョがフワッと揺れた。


とか言ってる私も驚きのあまり体制を崩してフラフラしてる。足を地面にしっかりつけてから、体制を整えた。


「え、とぉ…。驚かしてごめんね。」

「別に驚いてないし…。声だけだし。」

嘘つけ。嘘をつくな。わざとらしく咳をして誤魔化すな。

「いや、そりゃあ声だけだよ。いきなり殴るとでも思ったの?」

「うん。」


失礼な…。訳では無いか。こんな人通りの少ない道で誰かにあったら、不安になるもんだよね。私だったらシャーペン構えて相手に向けてるよ。

ん?カッターでも構えるかと思った?


カッターだと銃刀法違反に引っ掛かっちゃうよ!…まぁ、筆箱に入ってるけど。

それはしょうがない。学校で使うもの。それに刃渡り五センチ以内だよ!…あれ?五センチだっけ?七センチだっけ?


「あ、ここってどこか分かる?んん…でも私頭悪いから何市とか言われても分からないから…どこ行けば警察があるか、とか教えてもらえるかな。」

「え?警察?」

「うん。」


ここがどこ?って聞くと思ったんだろうな。でも地理苦手だから何市何町とか言われてもさっぱり分からないし、それに子供は自分の町の事なんて知らない子の方が多いし。警察も分からないかなぁ…。

私は家の近く…家の…?


「…あれ。私って、どっからどこに来たんだ?」

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