ちょっと神風
本日四回目の更新。
しかし一話一話が短い。
思いの外自転車は早い。
いや、完全に俺のさじ加減なのではあるが、とりあえずバイクくらいの速度で走っていたら、思いの外早く会社の近くまで来た。
しかし、まだ出勤したくはないのである。
挨拶するように、いや、息をするように仕事を頼む魔界の巣窟なのだ。あそこは。
あいにく俺は魔物をギタギタに倒していく勇者ではなくあくまでもそのサポートをする魔法使いなのだから、無駄なエンカウントは避けたい。
そんなわけで野外実験とすることにした。
通学中だろうか、談笑しながら歩く女子高生集団。
その足元に、急に風が吹く。角度、風速、そしてタイミング。
すべてが完璧だ。人はこれを「神風」と呼ぶ。
ピンク、白地にクマさんアーンドスパッツ。
無論そんな風がそうそう自然に起こるわけがない。
さっきの魔法の応用だ。しかし今回はさっきに比べてちょいとばかり疲れた。
正確な計算とバレたらどうしようのチキン精神と高血圧による疲労だ。
まあ俺はこれでヒーローだ。ある意味勇者。俺すごい。
……なんか虚しくなってきた。
あまり色々考えるとそれが実現したらと思うとそれはそれで恐ろしいものがあるため、コンビニで、サンドイッチとコーヒーを買って、俺は会社に入ったのだった。
あーん、読まれちゃった。
私(小説書くの)初めてなの。
あんまり激しく(批判を)しないでぇ。