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#7  潜在                     (502字)

 (502字)

なぜベッドのほうに逃げたかというと、そのスペースの奥には普段カーテンに隠れて見えなくなっている扉があるからだ。


ただベッドや備品で入り組んでいるため、なかなかたどりつけない。


荒ぶる大男に対して、備品を投げつけたりベッドをちゃぶ台返ししたりして必死に応戦しつつなんとかたどりつく。


(確か、内側から鍵を開けられるはず!)

ガチャンッ!

読み通り鍵は開いてくれた。ヨシッ!


ガタガタッ!


『!!?ッ』


あまり使われる機会がないせいかそれとも建て付けが悪いのか扉はなかなか開きづらくなっていた。


マズい!

あせりつつ振り返ると血の気が引いた。


わぁぁぁぁァァァァァァァッ!!!!!


ガシャァァァァァァン!!!!



・・・・。

い、生きてるか、オレ・・・。


1・2mくらいに迫った男が例のコンクリを振りかぶって、思いっきり振り下ろしてきた。


が、扉の上半部のガラスを突き破り、丁度その枠で止まっていた。

とっさに縮こまるようにしゃがんだのが功を奏したようだ。


ガタガタッ!!

ガタつく戸を更にこじ開け、なんとか通れる隙間をつくり廊下に這い出る。


と同時にありったけの猛ダッシュだ。


ヨシッ!

男を保健室に置き去りにすることに成功した!


・・・・

逃げ・・れた?






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