I know I ask perfection of a quite imperfect world and fool enough to think that’s what I’ll find
第一歩『―I know I ask perfection of a quite imperfect world and fool enough to think that’s what I’ll find―』
この世界は神の見る一抹の夢成りや?
デイ・フィールス・リェンダァ『星を追う者(ラ・ヘーレ訳)』より抜粋
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今日からパソ子も戻ってきた事だし、日記を付ける事にします。
その前に※注。このコンテンツにおける言語表記はしばしば雰囲気を重視した言葉が散見されますが、実際にこの世界に英語(Eng)や和語(Jap)はありません。文中のラテン文字は似ている音価を当てただけの気分です。表記揺れもありますが、「man」と「men」や「ハロー」と「ハロゥ」のような違いは誤差とします(外来語はより正確な発音をすればするほど受け入れられない法則(ていうか例えその音楽用語の使い方が正しくても、そもその使い方が正しいか誤りかなんて一般人には解らんだろうし。ハモりとかユニゾンとか(弓矢の撃ち方や剣の握り方なんて流派によって色々あります。こんなのは当たればいいんです。それを理解しろとね)))。見慣れないカナ表記が見えたら「あ、外界語喋ってんな」と思ってください。因みに、通訳者はノーテルシア・メアさんです。
また彼方の世界でも我等が星の呼び方が「EARTH」や「TIKYU」と色々あるように、私が書く記述は飽くまでも私目線の記述です。相対的な判断であり、絶対的な定義ではありません(当然だね)。世界的共通理解度は察してください。大体の事は自分の住んでいる場所目線になるでしょう。つまりこの森の周辺。長さや量も計算機が無いので自分の感覚です(というか都合の良いモノしか見ないぞぼかあ)。単位はmとかgとかの国際単位系で。時間も此方の感覚で。
まあつまり、この記述が真実であり絶対不変のものとして見ないで下しあと言いたいんです。僕はそういう事が言いたいんです。あまり深く考えるとパげる(という戦術的撤退。無知と言う名の免罪符。責任取れないし。別にこの世界について大学の卒業論文よろしくマジに書くつもりはない。「青年たちはいつでも本氣に議論をしない」。嫌なら書くな。まあ面白そうな事が在ればやるかもしれんが。
と言いつつ、是は唯の日記けん観察記録……他者に見せるつもりはないんだけどね。
しかし、フィールドワークは客観性を重視すべきなのか、それとも主観性を重視すべきか、悩みますな。どれだけその土地の一員になろうとしてもやはり己は部外者であり、部外者故に外から見つめる視点を得られる。そして畢竟、役者と観客には同時になれない。それは全ての物語る存在における限界だ。この問題は人類学が生まれてから今なお続く問題であり(略)。添付されている画像ファイルは、自分の携帯で撮ったものだ。段落最後の(文献・)というのはこの世界の(ノアの家にあった)の事である。
朝起きて一番に思った事はコレだった。
『どうやら夢落ちではない様である』
縄張り争いをする鳥がさえずいている。階段を下りて居間を抜けると、食堂の台所でノアが鳥っ色を作っていた。こっそり後ろから近づいて何かエロい事でもしてやろうかと思ったが、うっかり寝ぼけたまま近づいてしまい、「あ、おはよううございます」とノアが身体を動かした事に気付かずガスコンロらしき調理器具に上半身を突っ込んで大騒ぎになった。火傷薬にスライム的な軟こうを塗られた。塗られながら「そんなにお腹が空いていたんですか?」と困ったように笑われた。「もう少しで朝食ができますからね」と続いて言う。そうか、起きたのはこの匂いに釣られてだったのか。Image->「笑うノア」「火傷跡」
Image->「初めての朝食1~5」朝食は彼方の世界風に言うと、バタ付きパン、シーザー・サラダ、オニオン・スープ、スクランブル・エッグとウィンナー、ブドウ、ハニー・ミルクと言った所か。中々に豪勢だ。ホテルの良し悪しは朝食のブレッドで決まると言うが、いやはや、自家製とすればかなりのもんだね。色々な所で泊まった俺が言うんだから間違いない。具材をパンに挟んでマスタードをたっぷりかけてスープに付けてシャクシャクすれば最高だね。因みにそれらをコチラの世界風に言うと、テュフロ付きヤィモグ、シーザー・レイス、ズーグ・ナース、スクランブル・フツォウォムとパリント、バルブ、フェリア・ミルルと言った所か。うん、自分でも何書いてるのかさっぱりだ。発音が合っているかもよく解らんし。せめてコカトリスやらマンドレイクやらミノタウロスなら解るのに。……それは食えるものなのか? まあでも俺アレですから。PANとBREADや、WIENERとSAUSAGEやとの違いなんてあまり気にしないヤパーナ人ですから。「私」を示す言葉が「I」しかないくせに卵の焼き方の名前が色々あったり肉の焼き方が色々あったり、言葉は国柄が現れるなあ。所でこの卵焼きは卵白が見当たらないから、蜥蜴や蛇の類なのだろうか。食中毒が危惧される。…………。そういう現実的な事は幻想世界では忘れよう。まあ兎も角、何とも家庭的な朝食である。
量が一人前なら。先日の食べた量が多かったので大食いだと思われたのか、それとも彼女のOMOTENASHIがそうさせるのか、十人前はあった。養われの身分で食事にケチ付けるのは気が引けるが、明日からは人並みにしてもらおう。ただでさ近頃は胃が小さいのだから。
最後にまともな食事をとったのは何時だったか。半年以上は珈琲と栄養剤だけだった気がする。何処の巡回医でしょうね。ああ、そう言えばノアが昨日何を作ってくれたのかももう忘れてるな。やれやれ、健康的な朝さえも苦痛とは。濁流に生まれた魚は必ずしも清流を……はちと気取り過ぎかな。けど、心配されない程度には健康な自分を演じて置こう。その方が気が楽だ。……というのも、何か不幸な自分に酔ってるようでアレだな。いっそおちゃらけてればいいんだが、俺は後期ダザイが嫌いだし。ハーレム作っておいて何が失格だよバカヤロー。「毎朝々々のつめたい一合の牛乳だけが奇妙に生きているよろこびとして感じられる」だと? 俺はそんななよわっちい生き方はせんね。お伽草子の方が興にノれる。俺なら東京の路上でブルース・ドライブ・モンスターだ。まあ親のすねかじりでパンク・ロックなど落語にもならんがね。などと人の事を棚に上げて語っており……ってああ、こんな世界にまで来て人生論をぶるなよなあ。クールだね、ステキだね。全く、ヤレヤレだぜクソッタレー。止めだ止め。止めろ駄呆。ファンタジーだぜ、楽しめよ。彼女とそう約束したろ。そんな不幸自慢、今時はネット何かに何処にでも落ちてるよ。そんなイカ臭い掃溜めより聖書読め聖書。ずっと世界的で伝統的だぞ。割と良い事が描いてある。せめて商品として販売している奴を読めとね。それか電子の海にマス書いてる暇があるなら外に出て子どもと遊べ。ソッチの方がずっと建設的だ。役に立つわ。
リュックの中を覗いてみる。そういえば、何が入っているのだろうか。
旅行用のカバー鍵付きバッグ。散策用のサブバッグ。パスポート。携帯。PC。米ドル・ユーロ・宝石などのお金。クレジットカード三種。南京錠。変圧器・変換器。着替え・歯ブラシ・爪切り・髭剃り・筆記用具・ティッシュなどの日用品。煙草。サンダル。トランプ。ふりかけ。味噌汁の素。醤油。マヨネーズ。米。名刺。色んな証明書・保証書。病気の為の薬。気持ち良くなれる魔法の薬。護身用に厨二病が自主制作して改造した様な呆然とさせる光が輝く長い棒の玩具や、押すと呆然とさせる光を流し込むワイヤー針の玩具や、引くと五倍音速程度で小さな玉が出る自動玩具などなど。Image->「リュックの中身」
君は死後の世界にバックパッキングでもするつもりだったのですか? 随分と余裕な荷物だな(嘲笑)。或いは、何もかも終わりたいと望みつつ、希望を捨てられなかったのかねえ……中途半端な事だ。ああそうだ。ノアの前では現実逃避じゃないと、自己満足の吐き溜めにしてたまるかとそうカッコつけてみたものの、本当の所は――止めよう。単なる偶然だ。そうに違いない……。
Image->「第一種工房」「第二種工房」「母屋」「店」「それぞれの建物の外見」「庭1~10」「岩蜥蜴さん」「剣」「森1~15」「カッチョイイ本当に海竜っぽいリーフィーシードラゴン1~3」「ミノムシよろしく花や木の実で身体を包む手乗り小人1」「植物っぽかったり虫っぽかったり水っぽかったり岩っぽかったりする妖精さん達」「←の妖精さん達の被写体を絵にしたのを写真にしたもの(妖精霊類は写真に写りにくいようだ。眼には見えるのだが……物理学的に見ているワケではない? 光を透過しているのか? そう言えば、カメラは魂を抜き取る機械だとかいう噺が在ったが、写真を撮られた妖精霊類は競馬でボロ負けしたおっさん以上になんかぐったりしてた。なので割と真面目な顔でノアに「止めて」と言われてしまった。俺もちょっとしょんぼり。けどあれは慣れないフラッシュで怯えただけだろう、多分。因みにこの世界にはカラー写真は無いようだ。白黒写真はあるものの、大衆化はされていない)」
ノアの作業所の部屋を見学した。ノアの家は生活の場である母屋とその部屋と繋がっているお店兼第二種工房と、俺が剣を見つけた物置兼第一種工房から成っている。第二種とか第一種は危険度や重要度の指標で、一種の方が高い。普段は第二種を使う。
工房の中は「いかにも」と言った感じの魔法空間。机には水の中で泡立つ植物が詰まった瓶や、光る液体が入った容器や、足の生えた魚の入った水槽や、足と嘴しか見えない鳥と籠。別の机には鉢植えに植えられたコチラを見つめる植物や、葉の浮いた水を温める身体の燃える蜥蜴や、擦り潰した獣の骨、ノア手製の絵の画かれたクッキーの様な菓子、それをつまもうとする八脚四羽根の黒猫っぽい獣(取ってやろうとしたら驚いて影の様に消えてしまった)。紙箱に丸められた用紙立。木箱に収められた鉱石達。何かの覚書きや公式、術式、図式が張ってある壁と、そに立て掛けられた大きな杖や鍋、よく使う本は椅子に詰まれ、そうでないものは棚の中に、十頁にもならない本が在れば、上製本の様な辞書よりも遙かに硬い本もある。絨毯は植物と竜の様な獣が絡み合って空の太陽に上っていく絨毯。それらのものは整頓されており、博物館か、理科室のようだ。如何にも「らしい」。
そんな部屋で、ノアが道具を作っている。長方形で、かなり大きく、ノアの背丈より大きそうだ。道具を自分の方を高くした直角三角型の台座に乗せて、分厚い手袋で粘土の様にこねる。ドルフという種族の骨から造られる道具で、その手袋で鉱物に触れると意のままに柔らかく硬く出来るらしい。分子結合的な噺なのだろうか。不思議なものだ。
その肩には頭が炎で包まれた小人がいて、机の上には羽根を生やした霊が、宙には細長い透明の魚が、その膝元にはお馴染みの岩トカゲがいる。ノアが蓑と鎚を持って岩トカゲに生えた鉱物を採取する。表情が変わらないので解り辛いが、欠伸のような鳴き声がとても気持ち良さそうだ。その取れた鉱石を火の小人と風の霊に熱してもらい、手袋で金物に練り込んでいき、魚の口から出す水で急速に冷やす。その時にボロボロと崩れていくのは、脆い部分で不純物だ。また机には日緋、黒銀、白金、灰蒼、夕火・翼翠といった様々な色合いの鉱石が並んでおり、それ等もまた一緒に混ぜ合わせる。
こうやって自然の堅硬な鉱物素材と柔軟な霊や獣による生体素材を合わせる事により、高い硬度と靭性、成長性と柔軟性を持った粘り強い道具が出来るのだとか。
と、ノアがそうやって熱心にこねこねと金物をいじっていると、ぽしゅ、ぽしゅっ、と緑の液体が入ったフラスコのような容器が音を立て、次いでその口から美味しそうな光緑色の煙がポンと出て来る。その音に気付き、ノアは顔を上げてその容器の前に行く。同じくその音に、日向に当たり、こっくりこっくり舟をこいでいた、草花に身を包んだ花小人が目を覚まし、ぴょんと飛んでノアの手の平に乗った。
そして彼女がお祈りをする。
――黄の土から湧き出る青の水は 緑の風となって赤の火のままに 私は貴方の背を抜け往く白い光 そして歌に花咲き揺れる星 触れる事は出来ないけれど 寂しく成ったら呟いて 目を瞑れば 黒い闇と共に何時でも隣に―― 旅立つ子等に祝福を 貴方に一つ 皆に一つ 素晴らしき星花詩が在りますよう―― 幸福あれ――
呪文ではない。それは呪いではない。それは祝いだ。祝文だ。彼方の世界における魔法の呪文を、此方の世界ではそういう。
その口から流れる優しげな声は子守唄のようであり、星の光の毛布のようだった。その歌声は草花の小人と響き合い、光の綿がぽわぽわと小人の身体から浮かび出る。緑の水の中に入って行き、水に淡い光を灯す。すると光緑色の水は底から海空色に変わって行き、それが水の天辺まで辿り着くと、ぽむ、という音を立てて綺麗な輪っかの煙が出た。上手に出来た証拠である。
これにて工程終了、風邪薬の完成だ。お疲れ様です。この薬はすっきりした甘い味わいの飲みやすい液体タイプ。お薬嫌いのお子さんにも好感度○です。これを子瓶に入れて家羽の足に結んで、これで良し。後は彼が、隣村のおんじの息子に届けてくれるでしょう。手伝ってくれたお礼として、霊に甘くて白いお菓子を渡す。霊も獣も砂糖がお好き。(文献・「ノアの製作メモ」「ノアの日記(隠れて見たワケじゃないぞ、見させた貰ったんだ)」「初めての小物作り」「星霊の雑貨店」「一から始める雑貨店」)
俺をこの世界に導いた彼女は「ノーテルシア・メア」というらしい。思い出すと優しく微笑んだ顔ばかりが思い浮かぶほど呑気もとい落ち着いた少女。見た目はどうしても主観的になるので、可愛いとか美しいとかの感想は控える。ただ、よく農耕したり動物飼ったり森の中を探索したりするので、衛生的な都会の視点では綺麗とは言い難いかもしれない。まあ俺は働く人の汚れは美しいから好きだけどね。スカトロは理解できんけど。寄生虫怖いし(食べる前提)。歳は十か十二だろうか。幼く見えるが、この世界は彼方の世界より時間の進み具合が遅いのでそれを加味するとそれ以上かもしれない(具体的に言えば、この世界の一年はあの世界より二倍ほど長いようだ)。いずれにせよ辺鄙な森で一人暮らしという設定上、その経験値や能力は大の大人にも負けず。実際、この世界の定義(世間一般に一人前として認められる能力が在る(e.g.自立する、規定の儀式を完遂する、実績を立てる、初夜権的なアレ))では、彼女も立派な大人らしい。その分、「カードキャプター」のように夢見がちで朗らか(スイート)な様で、「なるたる」のように割と現実的で堅実的な思考を持つ(ジ・全滅END)。運動能力などは野生の獣のソレであり、知識は最高学府の教師のソレであり、技術は人間国宝の刀鍛冶師のソレである。……というのは、流石に褒め過ぎか? この世界の一般人を俺は知らんしね。けど少なくとも、ギャルゲーのヒーロー思考回路よろしくに、彼女を勝手に「無垢で無知で無力な助けてあげなきゃいけない悲劇のヒロイン」と思っていると、己の無価値さに痛い目を見るであろう。いや別に俺が痛い目をあったわけではない。俺はそうやってヒロインをペット扱いしないから。自分が目立つために不幸な誰かを要求したりなどしないのさ。ホントだって。いやまぢで。…………。まぢで。
でも――実を言うと、俺はあの子が少し怖い。出来過ぎている。歯と髪の生えた幼児の様な……あまりに大人びて、達観している。「美少女ゲームの本質は男性プレイヤーがゲームの主人公に同化して、ヒロインを性的に所有しかつ異性から無条件の承認と必要を受けることである」……そんな事をマジでぶっていた論者もいるが、彼女なら、その「無条件の承認と必要」とやらさえもくれるかもしれない。白馬の騎士か王子様に対する、悲劇な囚われの姫の様に。押し倒しちまえ! きっと、彼女は抵抗しないだろう。長年の経験から「今夜は帰りたくないナ///」的なヤパーナ風のさりげないアピールを捉えられる俺でなくともソレが解る。押しに弱いのではない。きっと彼女は許容してくれるだろう。まるで山の様に、海の様に、空の様に、宇宙の様に。そう言えば、冬の海は寒かったな。服を着たまま南極の海水浴はマジでやったらあかん。意外と泳げんもんだ。足の指切るかと思った。冗談はさて置き。まあいいけどね。賢い女性に引け目を感じるのは女性の社会進出を恐れる男性だ。そして俺は男女平等、年齢平等、種族平等、世界平等。どんな女・子供だって容赦なく殴り倒します、ってそれじゃただの悪漢だ。けどまあ、俺は阿保な女は好きじゃないし、自分が女である事にかこつけて阿保なフリをする女はもっと好きじゃない。ハーレム系ヒロインの様なすぐ仲良くなってくるレア度の低い、好感度を上げる楽しみもないチャラチャラした奴も好きじゃないしねえ。そりゃ、好かれるのは悪くないけど。まあだから、アレでいいのさ、アレで。むしろ俺はヒロインしか出て来ない日常系アニメを望む。何でアニメでまでNTRを見にゃならんのだ! 自分が好きになったヒロインが主人公になんてホレる物語なんて見てられるかーっ! そういう事がね、僕は言いたいんです。それしかないんですぼかあ。閑話休題(ここからも閑話)。
彼女の事はよく解らない。どうしてこんな辺境の森で一人で暮らして居るのかとか、何時から此処で暮らしてるのかとか、他に家族は居ないのかとか、友達は居るのかとか、今日の下着は何色かとか、もしかして穿いていないんじゃないのかとか、俺はスカートよりジーンズの方が好きだとか、でも俺は相手を見ただけでスリーサイズが解るのでそこから察するに彼女は着痩せするタイプで意外と大きいのは解(略)。まあ、別に今は解らなくても宜しい。今は、まだ。いずれ解っていく事だろう。例えば、実は「世界を救った英雄と宇宙を救った勇者と次元を救った救世主の父と血の繋がった娘でありIQ1000を超え誰よりも強く誰よりも美しく可愛く何でも造れ不老不死であり動物・鉱物・妖精などの全ての存在と会話でき多次元・多世界・夢などの全ての世界を往復でき祈れば何でも願いを叶えられ神々に世界の命運を託された世界的に愛される少女」であるとか(Q.何で血の繋がったお父さんが三人もいるんだ? A.もしかして:メアリー・スー(←これは二次創作における用語です))。
解っているのは、万法使いである、という事くらいか。しかも見習いらしい。俺にはそれがイマイチ納得できない。謙遜ではないかと思う。何せ彼女は先に言った通り心技体ともに優れており、実際、万法のようなものを日常的に使えている。それとも、その程度はこの世界では当然という事なのか。それともアレか、「人生とは死ぬまでの修行です」的な。涅槃にでも行くのかな? 因みに、先から「万法」と言っているが、「万法」と「万術」は厳密には違うらしく、万法とはつまり「法」、公式・原理・現象という「理論」を指し、万術とはつまり「術」、結果・技術・作品という「論理」を指す。具体的には分子振動と電子レンジ、万有引力と落下、文法と文章の関係だろうか。某型月世界観とは違いますぜ。だからこの文脈だと、万法使いではなく万術師(万術師使い)が正しい。尤も、これは学術的な違いに過ぎず、彼方の世界で「科学」と言えば人文・社会を無視し専ら自然科学を指す様に、日常的にはそう区別されていないらしいが。まあ魔術師よりも魔法使いの方が何かメルヘンだしね。そう思わない? 駄目? うーん……。
因みに、「メア」と言うのは彼方では「海」の意味だな。「ノア」は男性名詞で「休息」、箱舟の彼だ、女性で「働き」。「ノーテルシア」というのは「エーテル」とか、何となく「ノートルダム」に似てる希ガス。おお、我等が「天上の薔薇」よ! 魔法世界かと思ったら地獄だったでござる。「この門をくぐるる者は」云々。そう言えば「FAUST」見よう見ようと思って三十回くらい初めから読んで未だに最後まで読んでないわ何この「Elona」空間。エロnaは三十回くらいゴミ箱に打ち捨ててからが本番。自由度低いゲーム見たらすぐとやかく言うけど、どーせお前等自由度が高過ぎると何やって良いか解んないんだろこのヘタレっ。何でも出来るっていう事は逆に言うと何にもお約束されないって事であり、何やっても自由という事は何やっても報酬や賛辞が約束されないのと同義なんです。それが共産主義。必要以上の報酬などない。やぱー。「人生」をやろう。後、何かに似てる似てると思って思い出したら、茄子食って自転車こぐ映画のタイトルだった。全然似てなかったね。無論、「メア」や「ノア」と言っても、この世界には英語やヘブライ語何てありませんので、発音が同じなだでせうが。こーゆーのは民間語源という奴でしょうが。「道路/Road」とか「斬る/Kill」とか「合点/Got it」とか。でも、呪術的思考じゃないけど、やっぱり似てたら何かしら思っちゃうもんですよ。そこら辺の言語学は本丸に任せよう。つまり、コチラの言語学者に。
「ノアの森(名前が解らないので便宜的にこう書いておく)」は随分と古いようだ。穏やかで、豊かな自然を持ち、様々な生物や鉱物があり、川や湖、湿地や草原、空や岩場、色々な環境が揃っている。特に森の深くにある、切り立った高い崖に囲まれて、ライン川よりもニ~四倍大きな川が流れる渓谷は、心がザワリとす程の、輝かんばかりの美しさ……思わずゾッとする光景である。物好きな観光客は、たまーに来たりするようだ。少しばかりのサバイバル技術が在れば、十分にこの森だけで暮らしていける程だ。鹿と追いかけっこしたり、狼をバレずに尾行したり、熊と素手喧嘩をするのは楽しいもんだ。欲を言えば本気で闘って狩り殺してみたいものだが、止めて置こう。無益な殺生は好まんというワケじゃないし、別にノアも怒ったり哀しんだりもしないだろうが……しかし俺は異邦人だ、あまり土足で踏み荒らして汚したくはない。兎も角……住み心地も、今は彼方の季節で言うと春の様で、その所為か、温度・湿度共に高過ぎたり低過ぎたりする事は無く、悪くない。居心地がとてもよく、ともすれば日向ですぐ眠ってしまいそうになる。その所為か動物にいまいち緊張感が無く、捕食されそうになっても特に抵抗しないので、正直、地下鉄にサリン撒く新興宗教レベルでかなり不気味である。「ダレン・シャン」のグロテスク的な。或いは「タイム・マシン」のユートピア? いいえ、桃源郷です。認知症のボケ老人です。ツッコミ不在のアリス・イン・ワンダーランドです。荒唐無稽な絵本の世界って子供の頃は楽し気だけど、大人になって真面目に見ると怖いよなあ。ラリってる。まあ兎も角、温厚な生物が多い。その為か、ノアと友達になる動物も多いようだ。その関係に「人間 対 動物」という様な間は無い。人間もまた動物の一部……ノアもまたこの森に生きる生物の一員、同じ輪の中にいる存在の一つに過ぎず無いようだ。「狼は心優しいが決して人には順応しない」云々。
森にはシャボン玉のような淡い光がそこら辺に浮いている。これらはエル(この世界を創る万物の元であり、世界を動かすエネルギーとされる。いわゆる魔力)が集まったモノであるらしく、この辺りでは「地上の星」とか「光の泡」などと呼ばれる。名の通り、海の泡のように浮かんでおり、夜には星のように輝き、幻妙な美しい光景を作りだす。とはいうものの、遠目には鬼火や人魂にも見えなくない。普段は酸素や水素の様に大気に溶けているが、たまに自然発生したり、彼方の世界で言う妖精や精霊に当たる星霊が作り出す(故意の場合もあるし、遊んだ後に勝手に出来上がる時もある)。ただ、その使用用途は様々だが、その発生原理はよく解っていない。風や水の吹き溜まりにはよく見られるが、そのようなものは不純物が多く、血の巡りが悪くなって腐った血管の様に濁っており、使えたものではないらしく、放って置くと周囲に穢れを伝播させ場そのものが濁るので速やかに浄化処理が必要らしい。そのような腐敗したエロンは特に「黒の洞」というらしい。黒洞……つまりブラックホールの事か? また殆どの万術師はエロンを媒介、素材、力にして万術を行使するらしく、いわゆる魔力の様なものと言える。この森特有のものではなく、エルの豊かな場所では良く見られる。なのでその場の豊かさを示す指標に成るらしい(無論、多すぎると何事も毒で、このエルも同じである)。カボチャ程の硬さのエロンは、素材として使えば同じ質量でダイナマイト十本分並みの威力のある万術を行使できるらしく、ならば何処を見ても視界に五つか十つ以上は入るほどのこの森は、とてもエルの豊かな森なのだろう……何かエロンが機雷に見えてきた。
英国では実際に空中機雷の開発が行われた事があるそうな。どんどんと戦闘機が速くなり超音速化する空中戦闘、機雷は割とありだと思うのだが、どうなのだろう。
虹、白、黒、金、……球体、紐、双円錐、星型多面体、多胞体、楕円、トーラス、クライン……空に浮いてるのに動かせないほど重かったり、その逆だったり……拳大や人間大……或いはそれらが合わさった状態……様々な形・色・大がある。因みに現存する一番大きいエロンはこの国エトアールにあり、文献の絵でしか見た事無い(エロンは写真に写らない)し、飛行船よろしく30~100m程度の上空に浮いているのでよく解らないが、綺麗な球体で、50mはありそうだ。ゴジラか何か? 実際、観光スポットとしては良いものの、もし爆発でもしたりしたら水爆よろしく大陸が吹き飛びかねないのでどうするか最近議論が上がっているらしい。つか爆発するの、ソレ? やっぱり機雷じゃないですかやだー。まあ、兎角、色々ある。万物の元という性質故だろう。中でも球体は、ほれぼれする程の球体で、風聞される完全球体ではないかと思ったりしてみる。ただ、何か生物の様な、具体的な形を見た事は未だない。感触は、煙の様なもの、水の様なもの、岩の様なものなどがある。温度も、冷たかったり、熱かったりする。あまり不用意に触っていると、炎以上の熱さを持つものもあり、火傷してノアに手当てしてもらう事に成るので控えよう(むしろ触りたい)。しかしこれらはマシな方で、中には球体のクセに斬れ味の鋭いエロンもあり、注意が必要。「球体」という相と「鋭利」という相が混在しているのだろうか? 動物や虫や植物や星霊は、これを好んで摂取する。万物の元と言われるだけあり、文字通りの完全栄養食材であるらしい。が、これは逆に言うと、毒にもなるという事で注意が必要。尤も、その様なエロンは場そのものがその者にとって毒であるので、見分けるのは容易である。薬と毒は紙一重。己も食べてみたが、やはりこれまた、エルによって味や食感は違うようだ。苦い、酸っぱい、電気、硬い、グミ、煙など。百味ビーンズならぬ百味感エロンと言った所か。ただ、往々にして蜂蜜の様に甘く、餅とゼリーを合わせた様な食感である。苺大福? あんかけ? そんな感じ。そうでなければ、煙の様にスカスカである。何だか「魔法の薬」でもやってる気分になるが……そんな気分になるのは、そんな気分を知っている者だけだろう。ほーら、たっぷり白い粉が掛かったターキッシュ・デライトですよ~ぉ? 笑えねえ。白い粉? いいえ、エーテルです。あうあうあー。また、往々にして、このエロンは何ともフワフワ、プカプカと雲のように浮かぶので、眺めていると夢心地のように眠くなって来る。クラムボンは笑ったよ、てな感じ。どうでもいいが、あの「やまなし」って親蟹が子蟹に酒勧めてるんだよな。最後の方で「待て待て、もう二日ばかり待つとね~ひとりでにおいしいお酒ができるから」とか何とか。子供に酒飲ますなよパパン……。しかしこれ、未成年者飲酒禁止法が出来る一年前の作品なんだよな。当時はどんな未成年者飲酒に対してどんな感じだったのだろう。金剛石とかも飲んだら死ぬって。まあそんな幻想的な世界が愛おしいのだけど。閑話休題。
意外とエロンについて長くなった。エロンは身近な存在で万術師に欠かせない素材ながらも色々と謎であり、また見ているだけで何だか毬藻か苔みたいに和んでくるので、研究者が多いらしく、文献も沢山ある。まあ、気持ちは解らんでもない。噺を変えよう。
かなり広い森らしく、ノアに空飛ぶサーフボードであるレーナを借りて空に飛んでみたが(龍と闘っていた時はノリだったので思わなかったが、素面で飛ぶのはかなり怖い)、地平線まで続くようだ。少なくとも、人間の足では東西南北を反日ずっと走っても抜けられない程に広い。ノアの家から南に行くほど森の中心で、深いようで、幻妙な雰囲気になっていく。禁足地とでもいうのか、神憑り的な厳かさと畏怖を感じる。その方には雲が掛かるほど高い山がそびえ、まさに深山幽谷といった感じ。その山にはノアの友達のアキュミス(アーク)というなの黒い龍が住んでいる。それより向こうにはノアでも行った事が無いらしい。ノアの言によると、其処には彼方と此方を分ける断崖絶壁があり、向こう側である彼方は危険かもしれないので言ってはいけないと義姉にキツく注意されているらしい。実際、空から見る限り、其処は暗雲立ち込め、風雷が吹き轟き、火山が噴火している。危うく、熊よりも四倍くらい大きい化物鳥に喰われそうにもなった。兎角、安易に近づくのは危ないようだ。もしかしたら大和神話における黄泉の国なのかもしれん。あの世界って死の国と地続きという凄い設定だし。
しかも場所によって時空が歪んでいるようだ。唐突に何を言い出すのかと思うだろうが、俺もこんな世界で無ければそうとは思わない。何故、そう思うかというと、単純に一秒が場所によって違うからだ。具体的に言うと、外の時間より一秒が長い。いや、正しく言えば、深くなるとでも言えばいいか。と言っても、まるで浦島太郎よろしくSFの相対性理論的なアレで宇宙物語の様になるワケではない。逆に「精神と時の部屋」というワケでもない。解りやすく言えば、フレームレートが多くなると言えばいいか、時間の進み方は同じなのだが、何というか……語彙力が足りん。
この森には謎が多い。例えば、人の手など数百年は入って無さそうなのに、それでいて、ここら辺の文字ではない文字の書かれた石板や、大きな建物の風化した一部とか、何らかの乗り物と思われる残骸や、てろてろとした夕凪の時代で見られそうな植物っぽい街灯とか、明らかに人工物的なモノをたまに見かける。植物について言うと、これらは道のように連なって生えており、夜になると光るのだ。実はこれは前人類――つまり今の「人間」の前の時代の人間、もう歴史にも残らない忘れられた旧人間達が造った植物で、昔、魂を持つ機械を作る一環として、機械と生物を融合させようという噺が在ったのだ……そして先ず、鉱物に似ている植物を機械と融合させてみようという事で、このような樹の街灯が産まれたのだ……今ではもっと別の上手な視点が見つかり、その方向での計画は無くなったが、自然環境や見た目的な面で「これはこれで良い物だ」と言う事になり、徐々にただの機械の街灯と取って代わられる事に成る……というような設定を今考えた(えー)。そう言えば、彼方の世界にいる時に色々な世界の設定を考えたモノだが、ついぞそれが一つの物語となる事は無かったなあ……まあ、お遊びだったしね。それに、アレが俺の限界……閑話休題。いずれにせよ、こういうのを見ると、超古代文明的なモノを想像せずにはいられない。やはり「この世界は俺達の未来の世界だったんだよ!(ナ、ナンダッテー)」なのかもしれない。或いは、俺以外の俺の世界の者がこの世界に来ていたり。実際、それはありえるだろう。異世界など星の数程あるだろうし、俺だけが特別な訳ではあるまいし、異世界を渡る召喚術がノアの家にしか無いワケでもあるまい。俺は宇宙人肯定派です。
因みにノアは、外部の者が森の中に来て迷子になった時に道案内したり、不用意に森の奥へ行こうとする者を止めたり、疲れた者にお茶を出す事もあるらしい。何かロマンチック。「ある日~ 森の中~ 魔法使いに~ 出会った~ 花咲く森の道~ 魔法使いに出会った~♪」。まあそもそも外部の者が来る事はあまり無いようだが。うーん、この森は何か禁足地的な場所なのだろうか? 宗教的に入ってはいけない場所なのか。それとも此処はマジで仙境とか桃源郷とかいう場所だったり、ノアは何か特殊な身分なのだろうか。他にも磁場がおかしかったり、重力が重かったり軽かったり、神隠し的な事もあるらしい。
まあ、謎な森である。(文献・「ノアのこの森についての探索記録」「この森についての様々な文献」)
そうそう、万術についても少し教えて貰った。ただアレは万術というより、生き方、心掛け、心意気に近かった。
この植物はどんな名前か、その川は何処から来て何処へ行くのか、あの動物は何故あの様な姿をしているのか――古い慣わしの意図は何か――どんなコトがどんなコトに影響するのか――モノとモノの関わり方、響き合い方、色の組み合わ方、光の眩しさ――世界との付き合い方――その世界がその世界である理――そういう事を教えて貰った。
成程、俺もそれなりに海外放浪をして色々なモノを見てきたつもりだったが……そうだな、俺は己の家の庭先で見る花の名前すら知らなかったし、知ろうともしなかったなあ。俺は今まで、何を見て来たんだか。自分の信じるモノ以外は無価値と決めつけて……そんな眼で、一体、何を見られると言うのか。「リアルで駄目な奴はネットに来たって駄目。ネットを舐めるな!」って事だな。世のアイキャンフライヤーは肝に銘じておくべきですね。早い噺が「ローリングストーン」。そりゃ、「流れる水は腐らず」だが。まあ、尤も彼女に言わせれば、そのような俺こそが「俺」なのだろうが。クールだね、ステキだね。いやな噺だ。どんな姿でも喜ばれるという事は、何でもいいという事で、興味が無いのと同義じゃないか? ……いや、コレは前にやったな。止めよう。飽きた。消費期限切れだ。いずれにせよ、悟ってるなあ。「その者青い衣をまといて金色の」云々。こりゃ道化がばれるのも時間の問題かね。もしかして見抜いてるけど何も言わないとか? ハッ、だとすれば何て母性的な。涙が出るね。チェッ! また人生論をぶってるよ。もはや病気だな。と達観する病気は高二病……全く、ムカつくぜクソッタレー。閑話休題。
兎角、そのような生き方こそが、天多いる術師の基本であり……肉であり、骨であり、魂であり……花であり、星であり、詩であり……主題なのです、と彼女は言っていた。
成程、解らん。つーかあの子のいう事はぶっちゃけふわふわして抽象的過ぎてよー解らん。良い子だと思うんだけど、その辺りがたまーにイライラする。電波じゃないかとも思ったりする。凄い下品に言えば「いや愛とか恋とかそーいうのはいいからヤらせろ」と。アレだ、天然娘は二次元なら可愛いが実際に嫁にすると殺意の波動に目覚める的な……いやホント、アレには亭主関白な男は気を付けた方がいいよ。でもそこを我慢するのが紳士だよ。怒る人はカルシウム足りてないよ。イワシ(生)を食べよう。「鰯の頭も信心から」。至言だね。悪口でもあるけど。
それに無論、十字架教や量子力学一つとっても多様な宗派や学派があるように、この万法の考え方も、飽くまでも、ノアの、或いはノアに万法を教えた教えたお義姉ちゃんとかいう者の思想に過ぎない。そこは勘違いしないでおこう。
もう少し具体的な事を言うと、万術にもちゃんと理論が在る。確固たる法に従って術を成すのであり、出来ない事は出来ない。飽くまでも万法とは、森羅万象の自然法則に従った法なのである。なので時間を止めたり、空間を移動したり、死者を甦らしたりとか、そんな神様のような事は出来ない……というワケではない。確かに、今の此処は出来ない。けれども科学が発展する様に、何時かの何処かではそれらの神のような御業も日常に成るかもしれない……まあ、今の此処は出来ないけど。兎角、何もない所から水や火が出せるのも、彼方の物理学的に考えれば、分子運動のうんぬんが水素と酸素とどうこうして電子配列あーしているのだろう。因みに、この世界では空気が発火する現象は「エルと呼ばれる資料が炎の形相になった」と表現する。
「エル」と言うのは、先にも書いた通り、この世界を動かす力の総称であり、この世界を創る力、「万子」、「万力」とでも言える力の総称だ。エルは循環を繰り返し、土や水や風や火など、様々な形をとるが、それは一時的な相に過ぎず、その本質は光らしい。未分化の透明の光がプリズムでスペクタルに変わる様に似ている。五行思想や四代元素的に似ている様で微妙に違う。彼方の世界で言うと、原子や量子や粒子のようなものだろうか? ならばその正体は電子配列の一番「水」であろうか。或いはアリストテレスの「自然学」における可能態や資料。或いはパラケルススよろしく「万物の第一資料」「イリアステル」。賢者の石とか。「大法螺」吹いて宇宙開闢する的な、「無」とか「混沌」とかから創世神話する的な。その点、日本神話画は凄いですね。人間の起源に抜けてるもん。全であり一、一であり全。虹と白。全能と遍在。万物と根源。それがエル? しかし、二元論で語ってしまうのはあまりに浅はかな気もする。冗談はさて置き……え、何処からが冗談だって。ヤダなあ、この日記自体がだよ。そもさん「エネルギー」とは何ぞやという噺だよ。そこツッコムと虚無る。その他にも多くの意味を含む多義語であり、運動、熱、言葉、文字、霊、身体、命、永遠、真、法、術など様々である。兎に角、何らかの力、「仕事」を指す単語らしい。まあ彼方の世界の原子とか元素とか素粒子とか量子的な奴なのだろう。同じかどうかは解らない。ただ単に名前が違うってだけかもしれないから。因みに、「エル」はセム語派やヘブライ語なら「神」「天空」、アルダなら「唯一神」、印欧祖語なら「大地」「平地」「EARTHの語源」、スペイン語なら「The」の意味ですね。
万術は、彼方世界における科学に当たる。無論、自然だけでなく人文や社会も含め。と言っても、万術は科学ほど体系化はされてない様だ。外国語による違いではない。その違いは、同じ宗教でも宗派により神の意味が違ったり、同じ学問でも学派により理論が違ったりするのと同じだ。まあ彼方の世界の科学でも、「シュレーディンガーのぬこ」一つとっても「エヴェレット」や「コペンハーゲン」や「ボルン」や色々ありますしね、しゃーない。絶対に見える物理化学も実際は日常的な重力さえ所詮は「こうすればこうなる」「こう見えるからこうだろう」程度の知識しかないんですしお寿司。ほんの数世紀前の十九世紀じゃ「光はエーテルを媒介にしてる」とか何とか素で言ってたワケですしお寿司。科学なんて曖昧さ。
あ、因みに、当たり前だけど、「万法」なんて文字はないからね。漢字なんてない。これは俺が勝手に当て字をやってるだけだ。「森羅万象の法」……みたいな? 魔法っていうのは「魔なる法」、社会から外れた外法、違法、悪魔の法、「邪道」って感じだからね。そして万法は飽くまでも世界の法則に則った法だから、魔法だとちと意味が違って来る。よくあるファンタジーの設定だと、何故か魔法が日常的な世界観でも「魔」法だけどね。いやそれをいうなら何故、英語で詠唱してるのかとかツッコんでエターナるけど。それに「万法」って書けば帰依教になっちゃうんだけど……まあ、ファンタジーじゃ「非カトリックでシスターで魔法使い」なんて矛盾塊は日常茶飯事なので、細かい事は気にするな。まあ俺は曖昧よりもコテコテに固めた設定の方が好きですけどね。
実際に万術を指す言葉は「エロール」「エラルス」「エリスター」「エリンクロア」とか色々ある。そこから分類して錬金術よろしく鉱物や植物を媒介にする「連星術」、ゲームでよく見る呪文にあたる星刻文字を詠唱する「唱歌術」、魔法陣や紋章を画く「記号術」、唱歌術の文章版「筆記術」、筆記術を簡素化し理論化した「演算術」、筆記と演算を折衷した「認識術」など色々ある。というかこれは、世界の見方と言った方がいいのだろう。ゲームなどでよく見る世界に満ちる魔力的なモノを操っているという見方の者がいれば、星霊に手伝ってもらっているとする「星霊術」の見方もあり、生命の樹よろしく根源的「無」から流出した未分化の「力」を術者の「門」を通して行使するとか小難しい設定もあり、アリストテレスの「自然学」よろしく未分化の種に詩(役)と光(設定)を与えて花開かせるものだとか言う奴もあり、観測至上主義の量子力学よろしく己の認識を世界に具現化すると供述する奴もあり、外部の世界を己の世界として掌握する術とも、物理化学的な原子とか素粒子とか言う奴を操っているともする奴もある。中には呪文や媒介を必要とせず生態的に術師と同じ結果を生み出す者もいる。例えば龍のブレスがそう。所で、ファンタジーのドラゴンってあの巨体と翼で飛べるもんなんでしょうかね、どうなんですか生物学者さん。それとも意外と身体はスカスカとか? クマバチ的な隠れた変数があるとか? それともやっぱり万術とか? 因みに自分は理論的で論理的タイプですがやはりジュラシックパークは面白いと思うタイプです。閑話休題。その点、人間や獣人はその生態術を捨てた代わりに、道具を使う事により多様性を広げたとされる。
ではノアにしてみればというと、己の世界を創る術……とお義姉ちゃんに教えて貰ったらしい。それはアレか、紙に落書でもするようなものなのか。漫画擦れした俺には「流出」や「固有結界」や「物質化現象」よろしく内在宇宙を現実にする術が思い浮かぶ。「The Brain is wider than the Sky― The Brain is deeper than the sea― The Brain is just the weight of God―」、天上の薔薇にて人は神と習合し……イカン。自殺波動を受信して世界にさよならしながらスパイラルマターリしてまう(もうしたけど)。ガンギマリになってキメセクしながら虹の彼方にスパイラルダイバーしてまう(もうしたけど)。ハレルヤ、ハレルヤ、晴れるでしょー(もうしたけど)。
いや、イメージを礼賛するワケじゃない。俺は観念論者じゃない。そりゃ「ミロのヴィーナス」は美しい。「愛」は世界を回す。しかしイメージだけに留まるのならそれは無教養と曖昧からなるイカ臭い自己満足……御都合主義で股を開く二次元ヒロインに過ぎない。快楽中心の夢など消費単位に過ぎないのではなかろうか。ましてや「兵どもが夢の跡」……己の夢の結晶たる物語さえ商品の一つになるのは、何ともやるせない噺だ。あんな欠陥品を女神だと奉る奴の気が知れんがね。まるでマスク被ったゲーム実況者を格好良いと言ったり、化学調味料よろしく撮影技法を駆使したAVのジャケットを綺麗と言ったり、将来の苦難や災厄を無視して遊び散らす大学生やバブル世代の様だ。白痴美だ。「アニメなんて子どもの物。面白ければいい」などと言って批評も考察もしないお飯事の刹那主義だ。知ろうとせずして何処に愛が在る。知ろうとしないままなら、無抵抗に資本主義のミュージック・ランキングを信じる阿保と変わらない。勿論、観念論でアール・ブリュットよろしく無教養に芸術を見るのもまあ結構だし、エンターテイメントはそういうものかもしれません。楽しければいい……それはある意味でそうだ。温泉に浸かってまで戦争の事など考えたくもない。それに「無知」、これも相の一つであれば、既知ガイも無知ガイも変わらないかもしれない。まただけど「知の愛」と書いて「哲学」、作者の意図や言葉遊びや製作背景を知る事も新たな楽しみを浮かばせる。例えばファンタジー小説な様で一等な風刺小説である彼の『ガリヴァー旅行記』の様に。まあ尤も、莫迦なルサンチマンにも解りやすく書かれたのが神様、もとい聖書なのだけどね。「よく解んないけどなんか凄そう」ってのが神の偉大さ。解りやすいってのは大事です。俺様だって神様が大好きさ。どんな莫迦だって死にたくなったら何かに祈る。「祈る」というその動作そのものが神なのだ。人の言う「GOD」などは、その派生に過ぎない。彼方の世界を動かしていたのはそんなそんな羊飼いと羊だったし、それをどうこういうのは頭でっかちなのかもしれないし、それが社会の要求なら仕方ないのかもしれませんがね。阿保だと言う俺の言葉もまた誰かの言葉――虚仮にする言葉さえ俺の言葉じゃないのだなあ。
しかし人の営みはそのほとんどが先見にて、無意識にて行われる。そして万術とは彼等にとって無意識的な程に当然らしい。それこそ人が思考し、獣が歩き、魚が泳ぎ、鳥が飛ぶ様に。出来る者にとっては、ほとんど慣れであり、物心つく前から出来る事らしい。万法とは法や術というより生き方なのだ。「技」ではなく「個性」なのだ。そして鳥が空を飛ぶのは「技」ではない。あまりに日常的過ぎる事なのだろう。それ以上詳しく説明するには余白が足りないし、解らない。抽象的過ぎてよー解らん。
或いは、そのような論理など無意味なのだろうか。例えば言葉の世界がそうである様に。言葉では描けよう、夢でさえ描けない事を。「内角の和が360度の三角形」を、「世界十の黒い鴉」を、「永久機関バター猫」を、「生きていて死んでいる生物」を、「永遠に続く一直線」を、「世界一強い剣」を。言葉では描けよう、絵でさえ描けない事を。過程を経ず、証明は要らず、物理的な距離と時間を跳び越え、無から有を作る様に――それこそ「光あれ(イェヒー・オール)」という様に。
ま、いずれにせよ、この世界の万術もそういうものだと許容してください。あるがままを受け容れよう。「主なるあなたの神を試みてはならない」。天皇様がそうである様に、彼等にとってはそれが普通なのだ。大体、「魂」や「エネルギー」が何なのかも解らないんだ。だったら魔法だって解らないのも不思議ではない。そうだろう? そうなんだ。難しく考えると禿げる。人体の原理を知らなくとも赤ちゃんは出来るんだ。ランキングの上位曲を素晴らしいと思っときゃ良いんだ。普通の人は鰻をガスで焼いたか炭火で焼いたか何て解りゃしねえんだ。人は何にでも意味を見つけたがる。長い物とセックスを結びつけたがる。売春婦は磁石で天にもイく。さあでーかけーよーおー ひときーれのーぱーん ナイフ ランプ かばーんに つーめーこーんーでー♪
とは言っても、やはりそれ相応の勉強は必要らしいが。例えば右に上げた星霊を操る「星霊術」と錬金術的な「連星術」を二つ同時に学ぶのは歌手と医者に同時に成るくらい難しいらしい。逆に勉強は必要ないという者もいる。この違いは、アレだな。大人とか漫画が良く子供に言う奴だ、「自由」とか「個性」とか言う感じの、学校の成績なんか気にするなって感じの。そしてそれを鵜呑みにした奴は学歴社会の闇に消える……旨い噺は無いよ、チミ? 努力した方が強いに決まってんじゃん。
しかし、それでもやはり魔力、強いて言えばそれに当たる未知の力は凄まじい。あらゆる状態に変換可能で、かつあらゆる空間に存在するエネルギー。大がかりな装置は要らず、ほぼ全ての道具・人間に互換性を持ち、魔法陣や詠唱やちょっとした小道具があればその身一つで使用可能、税関も立地条件もお構いなし、銃より強くて小型ナイフよりずっと暗器、スマートデバイスよりずっと多機能、嘘みたいな運用可能粋、ワイヤレスで任意の箇所に局所的に術を発生させ、エネルギー効率はこの世界の現代科学では考えられず、術師である力点と術発生地である作用点との間に如何なる変動は見られず、心や万有引力がそうである様にただの壁などは容易にすり抜ける。まさに万能エネルギーであり、ソレを操る魔術は汎用術式機構である。そしてそれ故に、物語はそれを縛る。何でもありでは面白くない。だから制限をかけ、代償を強いる。夢見る力だと言うのに、皮肉な噺だ。
うーム、何なのだろうな、魔術とは。離れた場所に術式を発動させるのは現代科学でも可能だ。TVのリモコンの様に電波的何かを発信させればいい。しかしそれはそこに受信装置があるのであり、それが事前にそれ相応の機能を持っているからだ。また魔術として使うなら、指定のリモコンしか反応しない様にしなければならないだろう。それとも、紙の上に絵を描く様に想像を現実化しているとか? 心は物理的な距離を跳び越える? 実はこの世界はゲームで魔術はそのプログラムにハッキングする術とか、またはこの世界はこの星の見る一抹の夢であり魔術師はその夢に介入できる存在だとか、「E=mc^2」の方程式的に情報値をエネルギーにしてるとか……成程、此処は「マトリックス」の世界だったか。物語とは世界を創る事。万術もまた然り。「完璧な七芒星」という様に、言葉は夢でさえ描けない物を語ります……などという封印されし黒歴史はアイデアノートかチラシの裏にでもお口を閉じてR.I.P。しかしいずれにせよ、少なくとも、この世界では「力点と作用点の空間を跳び越えて任意の箇所に局所的に術を発生させる」事自体は無意識的な事な様だ。途方もないね。
しかしいずれにせよ、それらに共通するのは「神が創り給うたこの広大で深淵な世界の神秘を解き明かす」事だろう。「セフィロト」がそうである様に、神の御業を探究し、その道筋を下る事によって根源の渦へと辿り着き神へと成り、その道筋を上る事によって以後世界が辿るであろう未来を知る、的な。ふむ、何だか西欧科学っぽいな。実際、右の万術は西欧っぽい考え方だ。自然を支配してやるぜ、みたいな? そうではなく、自然と共存する感じの東洋っぽい万術もあるにはあるのだが、マイナーというワケではないのだが……全く体系化されていないので何が何やら。遺憾だが、割愛させてもらおう。(文献・「今日から万術師! ~小学生編~」「零から始める万術師」「万法理論」「万術実践」「万法と万術」「世界というものについて」「星霊との付き合い方」「取り敢えずこれだけ!~万術師編~」「万法・万術学」「万術原論」「世界の常識」他、色々な教科書・教養本)
と、良い所ばかり書いても嘘っぽいので、少し不満を描いてみよう。こう描くと折角のファンタジーが台無しなのだが。Image->「変な虫1~10」「風呂」「夜の風景1~15」「目だけが光っていた……(岩蜥蜴さん)」
第一に、前時代的だなあ、と思わずにいられない。兎に角、普通に虫や獣が出る。羽虫、羽虫、羽虫。コバエ、トビケラ、メイガ。長い触覚でヤケに速い奴。しかもこの森はなまじ豊かな所為かどの虫も概ね手の平六つよりもデカい。いやそれは誇張表現だった。小さ過ぎるという意味で。風の谷よろしく腐海じみた巨大蟲もこの森にはいる。牛の様に大きい蝉みたいな雀蜂とか、象みたいなダンゴ虫とか。流石に家の中は外程でもないが、ウーム、ワーム、アニマール。虫が多い。まあ、自然的にはコレが健康なんでしょうがね。都会よりよっぽど清らかな方なのでしょう。けれどもインフラがないのはどうもなあ。ネットもないし、飛行機もないし、夜は早く寝なきゃいけなし、湯船につかる風呂はあるもののそれも水が勿体ないとか何とか。林間学校か何かですかね。彼方の世界では、夜は真っ暗で、民家に野生の牛が出てる田舎でさえネットが通じていたというのに。いやはや、カルチャーショックとはこの事だ。けど電気が通ってるのは助かった。何か衝撃を与えたり掻き混ぜると電気を発生するスライムの様な物体があるんだと。これにコンセントを打っ刺しとけば取り敢えず家電は動く。やったぜ。変圧器もちゃんとあるし。OKです。海外旅行では変圧器は必需品です。ただ、電力会社が在るワケではなく、電力を供給する為には常に自分でその間、そのスライムをこねこねしていなければならない。しかも発電能力がヘボいので凄い疲れる。後で何か自動で効率の良い発電機の様なものを考えなければいけないな……あんまりノアの自然な生活に介入して邪魔したくないので、ひっそりと。
時に、よくファンタジーでは「聖母=処女」信仰並に中世ヨーロッパ的世界観がよく提示されますが、そういう奴等は、中世の何たるかを知っているのだろうか。あの世界って、中々結構、「アレ」ですぜ?
何てったってあの世界には「衛生」という概念がない。病原菌が発見される十九世紀くらいまで、病院でさえベッドの洗濯すらやらないんだから。窓から自分の排せつ物を捨てるなんて可愛い方だよ。料理している間は羽虫が飛ぶし、しかも料理完成後には五~六匹行方不明になってんだぜ? それに髪型とか服装とかは異世界だ。特に髪には小麦粉を撒いて虫がたかると言うし、ギャルの何盛りだっていうレベルで頭に物載せるし。本当、ほんの百年前まではえらいイヤーンな生活を送っていたんだなあと思います。
大体、彼方の世界の今のような文明的な生活が出来るのは十九世紀くらい? つまり、水道ガス電機などのインフラが整って、寝所、台所、風呂、便所、その他諸々の機能が出てくるのが。まあ尤も、当時の人にしてみればそれが普通だったのでせうが。「普通」って怖い。ようやっと鉄道が走り始めるのも頃だっけ。ガスや電気が実用化されるのもそれくらい。治安なんてヤバンヤバン。奴隷制度や貴族制度や海賊制度や……魔王を倒して英雄になる所か日常生活だけでもハードだよ。TRPGならサバイバルスキルが必要です。どーせ邪神に会ったら皆死ぬ。
半可通な者が憧れで思い描く中世なんてそんなもんさ。ま、そんな曖昧と滑稽と趣味が合わさった結果が幻想なのかもしれませんがね。或いは、是も「シミュラークル」って奴なのでせうかねえ? 嗚呼、過ぎ去った想い出は何時までも綺麗だね~。背中ばかり追い求めて、どんな顔してたかもう忘れちゃったけど。ちょっと皮肉が過ぎるな。けどうなじに惚れるのは有。女性の人はそーゆー所もキチンと手入れして欲しいとね……などと言ったらまた怒られるか? あ、因みに、この時代考証は全て「Wikipedia」によりなされてますので俺は悪くありませんのでご了承願います(全力の責任転換(×換 〇嫁)。大学レポートだってコピペで済ます。不満は妖怪ポストへ)。閑話休題。
そりゃ、当時はそれが当然だったのでしょうけどね。そこは勘違いしちゃいけません。ソレを見て野蛮だと思うのは、それは「進化主義」という奴です。進化主義が何かを知らない人は、辞書を引いてください。もしお母さんやお父さんに訊いて答えられたら、その親は賢いです。それは田舎を勝手に無垢な未発達扱いして、進化を一様だと考えて、西欧の文明が進化した世界だと考えるやり方です。俺は違う。他国の可笑しな文化を見て、不思議に思う事さえあれ、否定はしない。「郷にいては郷に従え」。例え古臭いように見えても、それがその社会では普通なのだ。それは時代遅れとか、そういう噺ではない。そういう奴はただの阿保――世界の狭い奴だ。進化は一様ではないのだから。それを時代遅れというのなら、何時か、そう言う己が時代遅れに成るだろう。ましてや「おバカな多神教を進化させて素晴らしい一神教にさせよう」など、阿保か。
それに中世は五世紀~十五世紀とかなり幅があり曖昧なので、そういう意味でも当てにならん。英国で湯船につかる風呂の習慣が無くなるのはペストが流行る十四世紀くらいからだし、逆に日本で風呂が流行るのは十七世紀つまり江戸からである。後、中世にメイドはいねえ! メイドが流行るのは十九世紀からだ。そこん所、「シスターとか巫女さん出しときゃ喜ぶダロ」的な資本主義的な魂胆が丸見えでイクナイ。しかしもっとイクナイのはそれに悦ぶ受け手だが。ふぁっきゅー! 全く、ムカつくぜクソッタレー。愛が無い! 気持ちが良いだけの考証も無い設定など餓鬼の遊びじゃないか……閑話休題。
それに、科学技術が発達したって色々な理由でイヤーンな事だってある。金銭的な問題で風呂に入れない奴は沢山いるし、そうでなくとも慣習的な理由で米国ではろくすっぽ泡を落とさずに出て来たりするし、価値観の違いで欧州じゃあ風呂に入るのは三日に一度とか一週間に一度とか一カ月に一度とかが普通な所もある。それは国事情というものだ。特に欧州は水を節約せにゃならんし。逆に欧州に言わせれば「糞や垢を流した河川の水を再利用する黄色い猿の方が頭おかしいわ。頭、公害にでも成ってんじゃネーノwww」とか言うかもしれん(実際にこんな事を言う奴はナッドサットを喋る集団にサン=サーンスの「死の舞踏」のリズムでガンジス川に葬られます(何))。「潔癖」と一重に言っても、何処に不浄を見出すかは国それぞれですね。けどファンタジー世界に来てまで「この水『コレラ』とか『赤痢』とか『寄生虫』とか大丈夫なんだろうか……」とつい理性的に考えてしまうのは何か哀しいモノがあります。いやでも本当、異世界旅行系の物語はもうちとそこら辺の衛生面に気を使うべき。特に中世ヨーロッパ信仰の奴は。でないと魔王と戦う前に「ピンクの下痢を垂れ流しながら脳がスポンジみたいになってなんやかんやで死ぬ」とか阿保な事に成る。笑えんけど。え? 「なんやかんや」って何だって? 「なんやかんや」は「なんやかんや」だよ。あの時代はモンスターと戦う以前に、日常生活で死ねる。いずれにせよ、インフラは素晴らしいと思います。因みに、ノアの家には湯船や水道は在るけどシャワーは無いようだ。シャワーが出来るのは十九世紀かららしいッスよ。だから桶とかで身体に水を流す。面倒臭い。というかノアは普段は近くの湖で身体を洗っているらしい。わーお、わいるどー。風邪ひくよ? のぞく分にはいいけどね!「窃視症」は性的行動に移るか相手に嫌がられるのが前提だからのぞくだけでバレてない俺はセーフ。てゆーか俺が居ても普通に外で身体を洗うって警戒心足りないというか習慣というのは凄いなあというか。と言いつつ俺も海外でホテルに泊まる金の無い時はよくそういうのやってたからあまり抵抗はないけどね。置引きにあったり公然猥褻罪でパクられないだけマシだ。どーでもいいけど置引き対策にセンサーから云m離れたら起動する爆弾とか取り付けたらこれどっちが悪いんだろうね。まあヤパーナなら刑法117条辺りで爆弾魔の方がしょっぴかれるだろうけど。幾らムカつくからって社会で暮らすなら社会のルール守んなきゃ駄目よ。でなきゃヒッピーに成りなさい。いやまぢで。閑話休題。
そんなこの世界の文明レベルはというと……先に書いたように杓子定規では測れないので何とも言えないが、まあ大体、技術的にも精神的にも産業革命期のヨーロッパ程度はあるだろうか。つまり十八世紀後半~十九世紀辺りである。え、解らん? 君はもうちょっと世界史を勉強しなさい。或いは辞書を引くか親に訊くかスマホでウィキペディアを見なさい。まあいわば「天空の城ラピュタ」や「鋼の錬金術師」の世界観である。ラピュタは中世ぢゃないよ。てゆーか大体の人の考える中世ヨーロッパってラピュタなんじゃないかと……それはないか? しかし勿論、彼方の世界がそうである様に、この世界もその文明レベルは国によって大きく違う。例えば交通手段で言うと、剣と法の国エトアールは馬車が一般で、サーンという機械の国では蒸気機関車などを走らせているらしい。蒸気機関車か! スチームパンクでもやってるのかね。それこそ十九世紀の代物だ。いや、馬車も昔は国王でさえ一つしか持てない程の超高級品で一般になるのは中世が過ぎて辺りらしいですけどね。中世に馬車は無い。と言ってもこれまた、超近代国家である米国でも小一時間ちょっと郊外へ電車を走らせればインフラもネットも無くて代わりに村八分がリアルである場所に着く様に、エトアールと一重に行っても色々な場所がある。そして俺のいるノアの森は、まあ、大分、片田舎もいい所らしい。それこそ中世くらいに。いや何度も言うけれど、真かは一様じゃないからね。古いからって劣っているというワケじゃない。そんならスマホなんてない時代の方が、よっぽど人間はエネルギーに溢れていたさ。などと社会論はさておき……あんまり技術交流は行われないのかな? 確かヨーロッパが海外進出し始めたいわゆる大航海時代が始まるのは十五世紀からだったか。召喚魔術的なモノが在るのなら空間の使い方なんて次元が違いそうだが……例え技術があっても、需要がなければやらないのだろうか。「旅」が先か、「目的地」が先か……さて。まあ、いずれにせよ現代人にはナンセンス、色んな外国に旅慣れしている奴には許容範囲、って所でしょうかね? ご想像にお任せします。けど、そんな不平は不粋ってもんですぜ。むしろそんなピンチを楽しむのが異文化交流の醍醐味でしょう。見た目ばかりで語るのは子どものお菓子か美味しいだけのジャンクフードってもんですぜ。ま、どっちも世界的に好まれてるけど。まあ兎に角、今は、あの娘の愛嬌に騙されていよう。Image->「ノア1~50」
しかしこの世界には魔法、ああ万法か、ともかくそういうモノがあるのだ、彼方の事情とはワケが違う。何せ、飛行機が出る前から自由に空を飛んでいるのだ。杓子定規で語れんだろうて。魔力という時と場所を選ばない途方もない力があるのなら、恒星間航行くらいしているかも。何せ携帯電話や量子テレポートもビックリな召喚魔術という奴があるのだ。時間と空間の使い方がまるで違う。
尤も、この世界の全ての者が万術師かと言えば、そうではないらしいが。それはあれだな、某フルメタルニーサン漫画で錬金術師が一般的な様で意外と田舎じゃ知名度がないみたいなもんだろう。冗談だ。多分、識字率的な関係だろう。アレは十八世紀のイギリスなら20%にも満たないっていうし、そんなものなのかもしれない。いやというよりも、彼方の世界で、科学が一般と言っても誰もが科学者ではないのと同じだろう。むしろ科学知識が無くても科学の恩恵を得られる彼方の世界の方が、文明としては発達しているか。魔法は素晴らしい力だけど、しばしば曖昧な「イメージ」と共に語られるソレは、不変性・普遍性・公共性・論理性などの面から言えば面倒臭い事この上ないだろう。それはまるで文字が一つも無く全て絵で紹介されている「美味しいアップルパイの作り方」な料理本を読む気分……読解に半端なく時間が掛かるし、その読解が正しいか解らないし、そもその美味しいアップルパイが俺にとって美味しいかどうかなんてお前が知るか!、という噺。しかも魔法というものは、いわば加工済みの製品の状態であるのではなく、未加工の素材の状態であるのだから、知識が無きゃどーにもできん。パソコンが欲しい? はい、じゃあこれ部品と設計図……がこの世界。しかも前述の通り、その設計図は全て絵で紹介されている。よくて絵文字。「60fps」とか「64bit」とかいう説明を「兎が小刻みに動いてる絵」とか「多数のロッカー」や、よくて「物凄い早い」とか「物凄い多い」とか説明されるみたいなもん。うーわ、めんどくさ。成程なあ。世の物語の魔法の凄さに対して世界がイマイチ発展しないのは、その解釈の乱雑さの所為か。そう考えると、ボタン一つでパソコンが打てたり、赤子でも銃が撃てる社会ってとても恐ろしい物なんだなあ、と思います。頭おかしい(社会派)。誰もがスマホを持っているワケではないんだ。だからSNSを使えるのが友達の大前提とか止めよう(社会派)。魔法の惜しむらく点は、なおざりな解釈でも望む結果が得られてきたと言う歴史か。進化が無いのだな。それは啓蒙主義か? けど何時かチェルノよろしく痛い目見なきゃいいけど……それとももうしてたりたり?Image->「あまりに写真を撮られてちょっとぐったりするノア1~20」
文明に触れたついでに、この世界の世界観に付いて簡単に語って置こう。とは言っても、先に言った様に飽くまでも自分視点の見方であり、それもこの辺りの情報から得た知識である(ネットなんてないしね)。そこん所は注意していただきたい。
この辺の一般常識は、そんなに彼方の世界とそう変わらない様である。自由の元に強盗や人殺しが可能だったり、身体を洗う概念が無かったり、公共の場でセックスしたり、人生がツんだら自殺が推奨されていたりする世紀末ではない。
と言っても俺は銀河鉄道999並に海外放浪した身分だから、並大抵の常識とは少しズレているかもしれないが。何処ぞの戦争よろしく重装備で熱帯雨林の沼地を行軍している時に補給部隊との連絡を絶たれて敵軍に挟み撃ちにあって腹が減ってどうにもならないからくじ引きで食料を決めて味方の顔面に包丁突き刺して殺して焼いて食べるくらいじゃ俺のSAN値は減らないぜ。価値観を簡単に変えたければ何処でもいい、軍隊に行けばいい。俺は行った。SASやらグリーンベレーやら。それが無理なら自衛隊でもSATでもいい。心技体を軽く鍛えるのには良い場所だ。物見遊山で世界旅行するより生の死体を見た方がよっぽど見聞が広がるぞ。尤も、自分の場合はそんな有名どころの高尚な場所よりも、むしろ国に仇名して名前も無い戦場でゲリラやってた機関の方が長い気もするが。俺は君を抱きしめられない、俺の手は血で汚れてるから(←決め台詞(←実は助さん角さんで処女を打ち破った時の血というオチ。最低だ))。「よく女子供が殺せるな?」「簡単さ、動きがのろいからな!」。まああんまり調子に乗った機銃掃射野郎はすぐ死ぬんだけどな。オナニーに熱中し過ぎてママンに見つかるのと同じ。気持ち良いからすぐ周りが見えなくなる。深追いして死ぬ。そう、彼の「ブラック・ラグーン」の様に(俺はね、もう死んでるんですよ。あんたがそう言った)。冗談はさて置き(戯言は置かないが(そも何処からが冗談?))、アレはそこら辺の純文学をやるより色々変われるよ……良い方とは限らんが。けどまあRPGの主人公達はモンスターをバッタバッタ普通に斬り殺してるんだから、それくらい日常だよねっ! ブラッド・スポーツは文化。公開処刑は娯楽。原子爆弾造る奴もCGで派手な技を作る奴も思考回路は変わらんと思ふ。むしろデジタルなら殺してもいいと考えている分、ヤバいかも。え、何、「妄想と現実の区別が付いてるから大丈夫?」。君は歴史を勉強しよう。事実は小説より奇なり。貴族が奴隷を人間扱いしないの何て古今東西のありきたりだ。てゆーかあの結構、野蛮だよなあ。一般人でも剣術の心得が在ったり、フィールドを歩くだけで怪物に襲われたり……銃社会とどっちが怖いだろう。
この辺りで使われている言語は「ラ・ヘーレ」と呼ばれ、ファンタジーの例に漏れず西欧っぽい。けどちとアジアテイストもあるかな? その言葉ではこの世界の名前を「イエラ」という。意味は「私達の生きる世界」とか「居場所」とか「日の当たる青い星」とかそういう感じであり、神話から引用されている。時間は一日十六時間の不定時法。街の高台で「星読み」という職業の者が日の出を観測した瞬間を0時とし、日の入りを8時とする(夜の時間の概念が無い場所は16時の場合が多い)。一週間は八日で、一カ月は四十日で、一年は三百二十日。因みに言葉の意味的に、一日は一星、一カ月は一月、一年は一日と言う。ややこしいので俺は使わないが。因みに、彼方の世界の一カ月と一年は、月の満欠と星座の一周する周期で決められたとされる。これトリビアです。
この世界には七つの大国があり、細々とした所は近頃盛んな移民により混ざりがあるが、主だった部分はその国々によって特徴があり、一つは俺のいるファンタジーよろしく中世英国的な剣と法の国「エトアール」、二つは語弊があるが未開拓地的な動物の国「バージャリアン」、三つは偉大なる永光に祝福された神の国「ウィーヴェルジヘーラ」、四つは移民が集まってできた多民族の国「オウガ」、五つは彼方の世界の様な機械的な技術が高い国「サーン」、六つは国ではないが南極的な場所でありと言っても実際は北にある場所「レスチアーノ」、そして七つはそれら国々の中心である王国「ディンガルド」と呼ばれ、それに国ではないが、如何なる場所にも属さない丘の民、高原の民、流浪の民、遊牧の民、旅の民、まつろわぬ民としての総称「ルカ」が加わる。また俺の居る世界の他にも妖精霊が住んでいる世界である「星霊界」や魂だけの世界である「夢幽界」などがあるらしい。それは俺の世界とは違うのだろうか?
コチラの世界にもファンタジー小説の例に漏れず、異世界だと言うのに人間のような生物、つまり二足歩行の毛のない猿がいる。彼等はこの世界の言葉で、星の知たる平地の民「人間族(aion)」という。アイオンというのは「我は起つ」という意味で、一番最初の人間の名前らしい(「I am on」? アダムがそのまま種族名になる的な)。勿論、アイオンが「人間のよう」というのは見た目的な観点から言っているのであって、成分的な面や魂的な噺は解らない。つまりタンパク質や炭水化物や脂質やからで構成されているか解らない。この世界が量子や原子で出来ているかも解らんのに。
他にも人間のように、或いは人間以上に知恵と文明を持つ種族があり、例えば星の肉たる「獣人族(Muon)」という種族がいる。姿は取って付けた様な記号萌えよろしく「一割人外・九割美少女人間」な猫耳の付いた人間、ではなくて予想以上に獣っぽいというか、動物がそのまま二足歩行した感じ。毛深かったり、鱗があったり、節足だったり、硬かったりする。古い種族では獣のままな種族もある。ケモ耳好きやケモナーではなく、マジもんのズーフィリアが喜ぶレベル(いや、でも幾ら現実の動物とは言え、二足歩行の動物をズーフィリア向けに紹介していいものか……? そこら辺の分類は五月蠅いからなあ)。尤も、今日日は交配が進んでおり猫耳人間もいる。と言ってもまだまだ珍しく、ヤパーナでブロンドの外人を見るくらい珍しい。因みにブロンドの割合は世界中で2%とか何とか。その割には良く見ますけどね。アニメで。世界の不思議が集まる空間がアニメ。まああの世界のあの時代の世界人口は百憶程度ですし、二億もいたらそりゃ見かけるか? あまり珍しくないかもしれん。兎角、そういうのは人獣「Noum」という。ミュオンを逆にしただけである。ラ・ヘーレの文字にもそう書いてある(それでいいのか?)。因みに、猫耳と言ったが、当たり前だが彼方で俗にいう猫という種はコチラにはいない。強いて言えば「mew」という科がそれで、ソレを詳しく分ければ旅好きの「旅子(matatabi)種」や働き者の「仮手子(nekonotemo)種」などがいる……勿論、それは冗談である。また、因みに、後述でも触れるが、虫・植物・鉱物も獣扱いされるらしく、言葉的には「変わる獣」「動かない獣」「固い獣」などと言うらしい。しかし、ややこしいので虫・植物・鉱物と表記する。
獣人の他にも、星の血たる水の民「青星詩」、星の息たる風の民「緑星詩」、星の髪たる森の民「碧星詩」、星の歯たる砂漠の民「橙星詩」、星の涙たる雪の民「縹星詩」、などがいる。文献の絵で見れば、ミウスは鱗と鰭があり生っぽかったり、ビトは翼と嘴があり獣臭かったり、キギトは身体が植物だったり、スターナやコーニャは砂や晶で出来て居たりと、獣人と同じく割とマジで異形であり、ゼルダとトライフォースでも守ってそうな種族であり、人間っぽい所はほとんどない。人型でない時さえある。しかしこれまた獣人と同じくアイオンとの交配が進んでおり、ミウスなどは彼方の世界の人魚っぽいものも少なからずいるそうだ。
さて、ここら辺で感の良い者は気付くかもしれないが、なーんか文献を調べていると、何というか、事ある毎にアイオンと他種族との交配が目立つ。アイオンというのは特に力も無いくせに、情報伝達というか、適応力というか、交配力が高いらしい。この様な交配は、いわゆる「キメラ」という奴になるのだろうか。彼方の世界でも未だに科学的に不可能な合成獣をやるとは、何者だアイオン。ていうか何つーか、アレだな……エロいな、アイオン。どんな種族とでも交配しようとするとかHENTAIじゃないか。まるで何でも擬人化する人間の文化そのものだ。しかもどんな種族とも子を成せるって、なんつーか、オークみたいな設定だなあ(そんな設定あったっけ?)。
合成獣の不可能な理由は、そう難しい噺ではない。一つのパソコンに複数のセキリュティソフトを入れたらどうなるか、という噺だ。いや知らんけど。しかし別々の血液型や、同じ人間同士の臓器移植でも常に拒否反応があるのだ。それが他種族だとどうなるかはお察しである。或いは免疫的な問題かもしれない。免疫とは自己と非自己を分ける一つの要因であり、故に外からのものはあらゆるものを異物として排除する。しかしこれが経口摂取と成ると、不思議と身体に取り込まれる。このような働きは、未だに謎が多い。いずれにせよそこには己と他の明確な違いがある。そう考えると、生物とは不思議な存在だ。魚が蜥蜴に成る様に進化し派生する事はあれ、魚と蜥蜴が子を成して複合する事はありえない。少なくともそのような例を俺は知らない。いずれにせよ、生物は途中まで一つの路を歩きある時から分かれ道を選び別々の路を歩く様に進化する。そしてそれぞれの路に好ましいものが在る。しかしそれを共有する事は無い。詰まる所、一長一短。しかしそれで良いものか? もしや生物の進化は、根本的に間違っているのではあるまいか……などと考えてみる(そこで魔獣戦線ですよ奥さん(そうか、そうか、お前はそうだったのか……))。いずれにせよ、節操のない事だ。雑食というか、何というか。明らかに食べ物には見えないモノを口に運ぶ、いや人間らしい行動ッスね。穴があればツっこみたい、至言だなあ。
けどそんな悪口を言っている文献は無いので、この世界ではそれが別に普通なのかもしれん。俺もむしろ良く出来た力だと思う。擬人化とは神や精霊を己と同じ姿に死、神格を落とし、親しみやすくする行為である。それと同じ様に己に力が無いので血縁関係を作って他の種族に取り入るとは……まるで人間の様だ。とゆーか摂関政治、政略結婚? 小賢しいな、何か。戦争の裏に女あり。
因みにこの様な交配は、アイオン以外の種族には森の民キギトくらいしか出来ない様だ。キギトがこれを出来るのは、アレか、接ぎ木的なアレなのだろうか。しかし実際、接ぎ木的で、アイオンと同じ交配が出来ると言っても、生きた母体が無いと交配が出来ない。アイオンは「1+1=3」だが、キギトは「1+1=1」なのである。まあ、いずれにせよ、異族交配はアイオンとキギトくらいにしか出来ず、他の種族ではあまり例が無い。なので例えば水の民ミウスと風の民ビトが合わさってトビウオになるとかは無い。無論、ミュオンの異種動物が交配してキメラになる事も無い。いや無い事も無いし、それこそホー・セー・アナスンの「人魚姫」の様な御伽噺も割とあるが、あまり良い噺は聴かない。往々にしてそうやって産まれた子供は身体が弱かったり、奇形(検索非推奨言語)になったり、かなり現実的な事がある。例え最初は何も問題が無いようでも、成長するにしたがって異常をきたし、悪性腫瘍の様なものが増殖したり、免疫機構が暴走しまるで己自身にアレルギー反応を示す様に身体が痛んだり、比喩ではなく四肢が腐り落ちたりして、最後にはそれらに耐えきれず死に至る。中には奇跡的な融合を果たし大人の合成獣も現存しているそうだが、それも何時、爆発するか解らない爆弾を抱えている様なものらしい。
しかし、それでも生命として形になる当たり、彼方の生物の機構とは根本的に違うのかもしれない。彼方の世界では雌猫の股に人間の精子を打ち込んだって子どもさえ生まれないのだから。……生まれないよな? それにいざ産まれても、ここら辺にはないみたいだが、RPGよろしくハーフエルフ的な差別もある所にはあるとか。差別に疎いジアースのヤパーナ人からすれば、格好良いんですけどね、ハーフ。そうはいきませんか、そうですか。え、部落差別? 何語ですか? ヤパーナ人は無宗教です。
また、中にはファンタジー界の金字塔、エルフやドワーフ的な諸族がいて、それぞれ「白星詩alf」、「銀星詩dlf」という。前者は星の魂たる光の民であり、後者は星の骨たる地の民である。その歴史はとても古くその名は創世記といった神話にも登場する、神話と地続きの存在である。アルフの方は最近のファンタジーでよくある「魔力が高いがどんくさい」という感じ、ではなく、トールキン型の欠点の無い万能種族らしい。ドルフの方は鉱物の身体で出来ており、その見た目はゼルデンの「ゴロン族」並にゴツゴツしているらしい。ぜひ会ってお近づきに成りたいものだ。
因みに、その名前は文字通り彼方の世界のエルフやドワーフに発音が似ている。前者は北欧神話のエルフ(ALFR)をいわゆるローマ字読みした感じや、ヘブライ語のアレフや、ラテン文字のアルファに。後者はドワーフの文字りっぽい。実は巨神兵を操る土鬼とか。
アイオンや獣人やアルフやドルフをひっくるめて呼ぶ場合は「アルフラ」という。是は彼方において英訳すると「WE」に近い。「HUMAN」や「PEOPLE」に相当するワケではない。それに当たる言葉が今のところ見つからない。
なお、先から彼等を指して「白星詩」やら「銀」や、「星の魂」やら「骨」と書いているが、それらは実際に此方の世界の文献を殆ど直和訳した結果であり、意訳でも造語ではない。多分、二つ名か通称の様なものだろう。しかし星を一個の生命、星命に見立てるとは、「ガイア理論」みたいだな。けど「毛」とか「歯」とか何かやっつけ感がするんですがね? また「種族」と言っているが、彼等にしてみればこれ等の違いは種族的に違うと言うよりも、白人や黒人や黄人的な違いらしい。或いは、ハトとペンギンとダチョウの違いとでも言おうか。いや、ハト達がハト以外をどう見てるのか知らんけど。またその様なアイオン以外の種族の数や全体的な文明段階はアイオンに引けを取らない。つまりこの世界の二足歩行の毛のない猿はそう特別な種族ではなく、天多ある「人間」の一形態に過ぎない様だ。
ああ、後、これが一番大切なのだが、無論、これ等の種族的特徴は飽くまでも一般論である。諸外国の一部を抜き出してさもその国の常識みたいに書くのは、あまり好きではありません。そういうのは、ジャップはみんな萌えが好きとか、外国人はみんな金髪とか、非人はみんな人でなしとか、政治家はみんな莫迦とかいう様なものです。世の中には方言というものがあり、合衆国は多民族国家である。一重に「人間」と言っても、様々な人間だいる。だから「アイオンだから~」、「アルフだから~」というのはありえない。飽くまでも一般論、それを肝に銘じて欲しい。(文献・「私の好きな彼ら」「この世界に生きる者達」「世界大論」「アルフについての考察」「星の魂たるアルフ~白と虹~」「完全密着! ドルフの生態~ゴロリもあるよ~」「ドルフ攻略本~可愛いアイオン型から石ころまで~」「週刊・異種ウ姦のススメ」)
生物の噺をすると、この世界には分類学でいう二つの界がある。獣「murta」と霊「nuer」だ。その違いは「身体があるもの」と「ないもの」である(グノーシス主義?)。その下は、住んでいる場所や何が出来るかで分かれて行く。Image->「色んな種族1~30」
獣は動物、虫、植物、そして鉱物もコチラに成る。何と、往々に植物と鉱物は習合される。まあこの世界では鉱物も割と動くらしいから、そう分類されるのだろう。魂があるかは知らんが。彼方の世界に似ている動物がいれば、全く似ていない者もいる。四足歩行の者もいれば六足や八足がいて、故に翼も四つ六つ生えてるのもいる。彼方の世界の神話に謳われる獣に似た種族もいる。けれども、翼が生えていたり、牙が在ったり、手足が在ったり、目が在ったり、耳が在ったり、そういう根本的な所は大体、似通っている様だ。RPGなどにおけるいわゆる「魔物」な見た目の生物もいる。ただそれを「魔」物というかは宗教的な部分によるらしい。つまり不浄な生き物的な。そうでなければ、幾ら危険でも魔物とは言わない。クマとかライオンとかスズメバチを魔物と言わないのと同じだ。言っても「危険種」と言った所だ。でも言葉の綾でいう事はある。まあジアース出身の都会っ子の自分にとっては、無宗教でもその見た目は多分に魔物チックなのだが。後どーでもいいですけど、RPGの魔物ってドイツもコイツもアグレッシブですよねえ。此方が敵意を持たなくてもアッチから攻撃してくるもん。その敵の強さそのものより、どれだけボコボコにされようとも死ぬまで立ち向かってくる敵意に恐怖を感ぜずにはいられません。剣で斬られたらフツーは逃げるわ。まあもっと怖いのは、話し合いもせずに殺して解決する事が当然となってる世界観だが……多分、あの世界は十字架教が最強なのであり、「人間が自然を支配するべきだ」という旧約の元に魔物を狩るのだろう。「敵」とは在るのではない、創るのだ。真の敵は魔王ではなく、魔王を敵に仕立て上げた人間の王だったのだ! ……というのはファンタジーではなく、割と笑えない古今東西の真実だったりする。
まあ、別に俺はこの世界にRPGの風刺をやりに来たわけではないので、そこん所は流して置こう。RPGー7を撃っちゃって「もう、勇者しない」とか何とかはガリヴァーなりモンティ・パイソンなりがすればいい。Image->「色んな動物1~100」
霊はいわゆる妖精、精霊、お化け、妖怪を総称したこの世界では「星霊」という存在。「星」と言う言葉が指す様に、それはこの星の意識の欠片とされている。それを不可侵の存在とするか、立ち向かうべき存在と見るか、はたまた良き隣人とするかは、古今東西の科学の歴史の様に色々だ。その多様性は獣以上と言われており、まだまだ未知の領域らしい。姿でさえも一定ではなく、雲の様に形を変える。「ティンカー・ベル」のような羽の生えた手乗りサイズの小人から、普通の人間と変わらない見た目の者や、人魂のようなただの光の玉もいる。というよりも、絶対定義的な姿を持たず、見る者の意識によって変わる、とされている。人間にとっては人の姿に見えても、獣人にとっては獣の姿に見える事が稀によくある。因みに超自然的な存在もいなくはないが、ほとんどは野良猫や野良犬と同じレベルの割と日常生活に添った存在である。ノアの森でも適当にぶらぶらしていればエンカウントできる。網を使って小瓶に詰めると死んだ時でも復活できる。妖精を磨り潰すと妖精の粉が出来、グリグリモグモグしてイヤーンな事をするとラブ❤ジュースを出来る。そして可愛い妖精はHENTAIな嗜好を持つ奴にピン止めして標本にされる(そうか、そうか、つまり君は略)。妖精愛護団体が捕獲に対してデモしてたり。けれども捕まえられる本人(本霊?)は別に捕まえられても大して気にしない奴も居たり、ミキサーでイヤーンされても笑ってる奴も居たりいなかったりしますけどね(何か狂気)。そもそも星霊に生死の概念は無かったりする。
例えるなら妖精は海の波、空のそよ風。透明な光が虹となって見える様な、静的な自然が見せる一瞬の、少なくとも世界にとっては一瞬の動的現象体……いわば自然の励起存在なのである――という設定を今考えた。この世界には励起はおろか、量子力学すら存在しない。けど文献を見る限り、概念的にはソレとそう違わないと思われる。
なので何をしてもしなくても勝手に生まれるし勝手に消える。むしろ「自由」などと言い表す以前に自由な存在であり、人が名前を付けて初めてその存在が生じるような存在ではなく最初からそこに在るのであり、つまり愛護だの何だの、ちゃんちゃら可笑しい存在なのである。自然は人間と対等ではないし、ましてや同情される身分でもないのだ。……と言いつつ、最近は愛護しようとする者達に感化されたのか、「私達は愛護されるべき存在だったんだ!」と思い込んで己の権利の為にデモを起こす奴も多いらしい。「鶏が先か、卵が先か」。何というか、阿保な噺であると思うが……まあ、やってる本人にとっては本気であろうので、否定はしない。Image->「色んな星霊1~100」
因みに、これらの分類や名前は多分にこの世界の人間たるアイオン視点のものなので、他の種族の視点から見れば違う見解があるだろう。そもそも獣「人」って部分が如何にも人間中心主義的だ。ただ単に進化の過程で二足歩行して言語や文化を得ただけなのに、それで人間と一緒くたにしていいものか。人間を真似したわけでもあるまいし。また今ではミュオン自身もミュオンと言ってるが、それはかつて差別用語だった歴史があり、そう呼ばれるのを嫌う獣人もいる。そんな彼等は今日も呼び名を変えて欲しいと抗議する……が、彼方の世界の馬や犬と人間の仲に奥深い歴史がある様に、アイオンとミュオンの仲にも何やら歴史的なものがあり、大体のミュオンは「アイツ等は俺達が名前を持たない事にかこつけて適当な名前で呼んで来やがる。ファック! 仕方ないからどんな名前でも応えてやるよぅ。べ、別に、名前が欲しいワケじゃないんだからね。尻尾を振るのは本能なんだからね! 勘違いしないでよねっ!(悔しい。でも、振っちゃう……!(ビクンビクン」と割と親人的である(こう思ってるのかは知らんが)。「それは、ハルカの血が憶えている物語だ」的な。そう言えば、動物は名前とかを持たないのだろうか。言葉というものは、本当、人間的な代物だよなあ、と思う。人間は音的な種族だ。なので何かと文句をいう者は少数派であり、文字通り「弱い犬程なんとやら」を如実に表す結果となっている。別にそれも一つの生き方っちゃー生き方だから、別に人と喧嘩しても悪くないと思うけどね。でも、やっぱり世間からは白い眼で見られるのでしょう。そんな僕に出来る事は手前勝手で対岸で祈るくらいである。アーメン。またアルフやドルフなどはその名をしばしば神話に登場させるので霊的に捉える者もいる。それにアルフだから、ドルフだから、という画一的な述べ方も宜しくない。それは彼方の世界と同じ。黒人だから運動能力が優れている、黄色人種だから閉鎖的、鳥だから空が飛べる、魚だから水中に住んでる、というワケではないのと同じだ。まあ、そりゃ物語的にはその方が個性化しやすいし、解りやすいけどさ。けど、深い所はそうじゃない。インターネットも無いしね。
けどじゅう八世紀には既にリンネさんが今の分類学作ってましたし、割とネットなんて無くても人は繋がれるのかもしれません。十字架教があそこまで流行った事からもそう言えます。詳しくは知らない。ここら辺を突っ込むと虚無ります。禿げます。死にます。常識とは一体……何だ。(文献・「私の好きな世界」「ランヴェートの動物図鑑」「ランヴェート生物記」「ランヴェートの見る世界」「見知らぬ世界への誘い」を参考)
まあ結論を見出すには、俺はこの世界の事、まだ何にも知らないのだけど。というか、文献に書いている事と自分の感覚が大分、違う。
例えば、時間の感覚だ。先の時間の世界観では一日が十六時間と書いたが、パソ子さんの時計から言うとこの世界は凡そ一日四十八時間程度らしい。うーん、ややこしい。時間は三倍違うが、一日は二倍違うという事か。という事は、そもそも一秒が一秒じゃないのか知らん? まあ「一秒」なんて概念的なモノですしお寿司。けどそうなら、ノアののんびりした性格も肯ける、かな? 重力が軽いと身体も軽い法則で、体感時間が速いと反応速度も速くて俺ツエーと言う設定を考えたけどどうだろう。お前が一秒動く間に俺は三秒動く。これぞ「天地魔闘の構え」! そのメソッドで行くとネズミとかどんだけって噺になるけど。しかしならば、パソ子さんの時計が壊れていないなら、ノアは肉体年齢が小・中学生くらいなのに彼方の世界ではその二倍という事か? それなんていう合法ロリ。因みにノアの家の時計(?)には「朝」「昼」「夜」の区分しかなかった。すっごいルーズ。
まあ時計なんぞ十二進法や六十進法で変わるし、そもそもきっちり一日を測れる技術もまだない様だ。一日を均等に分割するのは機械時計が出て来る十四世紀辺りからで、時単位は既に星の運航を元にエジプト時代で出来上がっていたものの、その後分単位が出てきても十七世紀くらいまで一般人には全く実用的ではなかったっておばあちゃんが言っていた。だから街の方では時計代わりに鐘が鳴ってたりするらしい。風流ですな。少なくとも、この世界は彼方で言う二十四時間ではないだろう。自転や公転が彼方と丸っきり同じとは思えないし。因みに、一日は太陽が出てまた出るまで、一週間は月が半分ずつ満ちたり欠けたりするまで、一カ月は月が満ちて無くなるまで、一年は星座が一周するまで、というのが彼方の一般的な時間説の一つです。あ、後「俺達の世界の時間が十二進法なのは超古代文明人は指が六本あったんだよ!」「な、なんだってー!?」というのを考えた。六本指の宇宙人が時間を考えた説でも良し。
加えて言えば、文明が低ければそれだけ人の寿命は短くなり、それに応じて何歳を成人とするかも変わって来る。それこそ明治時代なんて十二歳で適齢期で十五じゃもう嫁き遅れの類でありノアもああ見えて既に……おっと、そこで目を輝かせてる大きいお兄さん、ちょっとご同行願おうか。俺? いや、俺は別に興味ないよ。今はラブコメよりファンタジーな気分なんだ。色はちょっと食傷だね。そんなのはアッチで食い飽きた……食い飽きたって表現は無いな。エグい。まあというより、今は食べたくても食べれんしねえ。
それよりも、もっと色々な場所を冒険したいなあ。折角、こんな世界に来たのだ。もっと色々な所を回りたい。……けどまあ、それもまだまだ先の事だ。今はまだ、身の回りの事で精一杯。それに、色々廻っても最後にはここに戻って来るかも知れない、そんな奇妙な確信があった。この森は本当に良い場所だ。派手さは無いが、安らぎがある。実家の様に居心地がいい。日向のような、布団のような、母の腕の中のような、そんな心地。此処は如何なるモノの故郷にでもなるだろう、そう思った。そしてそれ故に、同時に、俺の様なひねくれ者には少し難しかった。何故なら、歓びで幸福を受け入れられるほど無垢じゃないから。天邪鬼だね、ホント。チェッ! チェッ! 気取ってやーんの。
まあそれにアレだ、冒険する前に、もっと語学を勉強しよう。こうやって文章に描いている情報だって、ほとんどノアに教えてもらった言葉で本を読んだものに過ぎない。ノアの言葉は解っても、この世界の文字は解らないのだ。それに、ノアの描いた文字も解らない。だから中にはとんでもない誤訳もあるかもしれないし、あってもそれに気づかない。やれやれ、和訳辞書とか無いんかね。無い物ねだりという奴か。まるで大学受験の気分だよ。何でこんな世界に来てまで語学勉強など……泣けるわ。クソ真面目に大学の卒業論文でも描いてるような気分だ。一々参考文献読んで注釈付けてるような気分だ。面白いからいいのだが体力が追っつかん。吐きそう。しかし気分が悪くなるほどに気分がハイ。深夜のテンションって何でこうなんだろうね。くそう、ネットが使えれば良いのに。知恵袋で質問するのに。つかネットに乗ってるかな。乗ってないね。このアウェー感よ、ふふふ。つかマジで論文が一個出来上がるな。まあ人類学としてゼミ論辺りにでっちあげるのもいいか。暇があれば真面目に研究でもしてみるかなあ。主に俺が楽しむために。
本当、ノアと言葉が通じて良かったよ。ある意味で日本語が通じるのは彼女だけだ。日本語を話している間は唯一自分の故郷を思い出す瞬間で、安心して落ち着ける時間だよ。言葉っていうのは、本当、第二の故郷なんだなあ、と思いました。数週間で見知らぬ言語をマスターするガリヴァーさんは偉大だなって思います。けど同時に、言葉が通じないってのも海外放浪の醍醐味だから、全く言葉の通じないノアも見てみたいもんです。最近のファンタジーはそこら辺を簡単に済ます気がするけど、伝わらないけど頑張って意思疎通しようとするのも楽しいと思います。まあ「最近」って言っても、俺は最近のアニメやノベルをとんと見んから流行など解らんが。異世界を本気で夢見る程、「所詮はフィクション」って冷めていったからなあ……皮肉なもんだ。まあ、兎も角、そういう「ワクワク感」って大事だと思います。じゃあこうやって冷静に外部の視点でフィールドワーク書いてる手前はどうなんだ、って噺だけど。まあ言葉は通じても文字は読めんのだけど。
えーと、こんな感じかな。にしても昔の俺ってなんとまあデカダンなこって。アンニュイという奴か。ニヒルという奴か。「たたないんだよ、オレ。こないだのピクニック以来」的な。え、え、え、え、EDちゃうわ! 本当だぜ? …………。しかし本当に退廃なら、文章にする気さえ起きないはずだがね。遺書なんて書く奴はまだ身辺整理する気力があるって事だよ。何にも期待なんてできないのならグダグダいう前にふっと飛ぶと……ああ、だから今の状況か。アホだな。ガンギマリかまして酔ったんだな、不幸という名の美酒に。イカくせえ。そこんとこくると、今の僕ってホントに僕なのか知らむ? すっかり毒が抜けたようにひょうきんになって……どっか頭ぶつけたかな。「そんな、声まで変わって」。「えーとぼくはだれだっけ だれだっけ」。まあ地面にはぶつけたかもしれんが……まあいいや。久々に夜更かししちまったし、今日はこれくらいにしておこう。
後は何かあったかな。何だか寝るのがもったいない気がするよ。けど寝ないとね。でないと朝起きられない。彼女の美味しい朝御飯を食べられない。「彼女」だって! アホか。ヒロインの主人公じゃあるまいし。何様だよ。気持ち悪い。カエルの王子様か? 叩き付けられるのは嫌だなあ。ヒロインに飛びかからない主人公は偉大だと思います。EDかBLでなければ。まあ単に少年誌だからってだけでせうがね。現実じゃ幾ら清純そうな高校生に見える女でも初年度の夏休みにでもなれば男とズコバコやってああ懐かしきわが青春のアルカディア俺のトキメキを返せ「これもまた人間の姿だ、おどろく事は無い」。一つ屋根の下で女と二人きりとは悩ましいモノがありますぜ。いっそ薄い本よろしく凌辱を気取ってみるか? まあ、魔法使いにただの人間が勝てるとも思えんがな。体内で爆裂呪文唱えられて強制疑似メガンテされそう。魔法ってこえー。それに「女」というにはノアはクソ餓鬼げふんげふん幼過ぎるが。尤も、俺は年齢だけで画一的に大人が決まるとは思いませんがね。いや、俺はロリコンというワケじゃない。初潮も来て無い様な女の子に欲情する奴はHENTAIだと思います。けど逆に成りだけがデカくなった阿保なんてマジで吐いて殺す程いる事を俺は知ってますからね。比較的に小さい子でも一人前なら一人前に見えるんです。むしろ一様に年齢だけで大人と子供を判別する方がアレかと。いやむしろむしろ子供にワケの解らん無垢性と弱者性を要求する方が気持ち悪いかと。子供だってナイフを持てば立派な殺人者です。英国の紳士なら子どもの時分から常に余裕をもって優雅たる大人です。俺は米国育ちが産まれの和国より長いけど、自分の娘と風呂に入っただけで罪悪感を覚える様な奴ではないのです。ま、そりゃ、そーゆーなんつーの?、ノスタルジーっつーの?、子どもが遠い過去であるからこそ青春の幻影という気持ちが湧くのは、解らなくもないですがねえ。
まあ、「子供」とか「大人」とかの定義なんてどーでも宜しいがね。そんなものはTPO(これ死語かな?)で変わるし、社会や、或いは社会の外に出れば年齢など関係ない(年功序列とかがある古臭い場所は別)。戦争じゃあ赤子も女もただの的よ。アッチの意味でもソッチの意味でも。エフェボフィリア(少年嗜好)もジェロントフィリア(老年嗜好)も同じよぉ。どちらも愛だ。構う事はねえ。やっちまいなっ(←悪役の台詞)。つーかそれよりも「コンプレックス」なのか「フィリア」なのか統一しろと思う。後、どうでもいいがジェロントフィリアを略してジェロリアって書くと何か良さげ。濁音とラ音と素敵なシンフォニー。ロリババア的な? で、これが魔改造されてかの「デロリアン」に成るワケッスよ(エイドリアーン(キノコ食えーっ))。最近の若者はもっと昔の有名映画を観るべきです。てーかどっちの映画も、二十世紀後半の作品なのな。うわあ、時の早さが実感されるううう。てゆーか俺はむしろ絶頂の瞬間よりマスかいてる時間に幸福を見出すどーしようもない奴だからそーゆープレイはお断りなのよね。あ、いや、冗談。待って、この台詞はオフレコでお願いします。オンレコでも冗談で流して下しあ。
戯言はさて置き、ま、どのみち今は今の関係を壊したくないし、ゆっくりとしておこう。流石にそこまではしゃげるほど気力はない。いや、別に歳は関係ない。この夕焼けの様な、午後のティータイムの様な、月の子守唄の様な、言葉を交わさずとも落ち着いた、そんなぼんやりとした関係を。付かず離れず。恋人未満友達以上。アレガ・デネブ・アルタイル・ベガ。ああ、青春だあねえ。君は星だ。夢物語の様な片想いだ。片想いが嫌なら、十年間くらい告白とごめんなさいを繰り返すくらいじゃないとね。そしてそれが本物の恋さ。
っておいおいおい! ギャルゲやラノベじゃないんだぜ? そんなのは現実じゃあ、さっさとしないと他の男にとられるパターンだよ。現実じゃあな、好きじゃないふりして愛されようだなんて、そんなムシのいい噺は何処にもないぞ。ああ物語はいいよなあ、ヒロインが他の男にとられる何てことなくて。あれどーなってるんでしょーね。アレも万術か何か使っているのかね。ガンギマリなのかね。偏差値の低い学校じゃあるまいし、十つや百つの優しさでコロッと騙されちゃあいけませんよ。周りを見給え。君みたいな素敵な女なら男だってより取り見取りさ。もっと見聞を広めなさい。「己」のねうちを安く見積もり給うな。世界が狭い。恋って盲目? 怖いね。いや別に寝取られ経験がリアルであるわけじゃなくてダナ……本当だぜ? ま、他人のナニで性に溺れる彼女は、何時もよりも美しく見えるかもしれませんがね。ありゃ普段やらないゲームを友達に貸した途端、何故か無償にやりたくなるのと同じかと。詰まる所、隣の芝生は青く見える、的な。
などと供述しており。おいおい、皮肉屋なのは相変わらずだな。どーせ骨なんてないくせに。クラゲみたいな思考回路。そんな文は要約すれば、「凡夫の浅ましさ、才知などは微塵もない」、たったの四文字、ツ、キ、ナ、ミ! 何処ぞのネットか自己啓発本にでも載ってそうな他者の言葉でグダグダ語って。素直に、無抵抗に楽しめばいいのに。物語の中でくらい、良い思いをしたいだろう? ご丁寧にわざわざ斜に構えてさ、ひねくれ者め。自己満足で斜めになるなど、手前のナニだけで十分だ。
しかし実際、俺は彼女を盲目させる程の男かね。彼女がラブコメくらいベタ甘な女性だったら楽なんだが、彼女とくれば、クールだね、ステキだね、と来たもんで、下ネタを言っても恥ずかしがらず「はいはい(苦笑)」で受け流し、スカートをめくっても怒らず「こらこら(苦笑)」と受け流す。その攻守隙の無い激流を制する清流の動きはまるで彼の皇帝「フランツ・ベッケンバウアー」の様である(イミフ)。許容量の在る理解あるお姉さんやお母さんは僕は好きですがね。ありゃあ絶対、俺のこと子ども扱いしてるぞ。まあ、「お道化」を気取ってるのは俺だがね。カッコ強い男が弱い所を見せれば、女は誰でも惚れる。それは母性に裏付けされた、集合的無意識だ。それとも、お道化だと見破って、それでも優しく接してくれるのかね。だったら恥ずかしいってもんじゃないな。まるでマセタ餓鬼だ。まあ、簡単過ぎてもツマランか。やはり勝ち取る楽しさがなきゃね。手札を呼び寄せるポーカーの様な水面下の熱い駆け引き、揺れ動く愛のロマンスがね。
ま、いいさ。「我ら役者は影法師!」。俺は「空にある星を一つ取る為に勇敢に屋根に這い上り竹竿を振り回すピエロ」にて、勢い余って屋根から落っこちた「ドン・キホーテ」。「ライ麦畑」の崖に向かって眼を瞑って全力疾走する「ザ・フール」にて、火山で吹っ飛んで天国にコンサートしに行く「グスコーブドリ」。「カムパネルラ」と別れて「古い夢を置いて新しいドラマ」を目指す旅人。その心意気は「俺の人生は、台詞を付ける役だった」さ。クールだね、ステキだね。全く、ムカつくぜクソッタレー。だがそれがいい。それでいい。太陽に近づけば蝋の羽根は燃え尽きるが、それでこそ人に愛される太陽だ。ならば遠くから見ているだけで十分だ。カッコいいね。男でも惚れる。この物語における我が役は英雄の剣ではない、その剣の鞘なのだ。ま、そもそも、役があればの噺だが。
役、か。彼女に俺は必要なのかな。俺は自分が特別だとは思わない。空から落ちて来るヒロインを受け止める、スラッグ渓谷の鉱山で働く見習い機械工なヒーローだとは思わない。むしろ落ちてきた方か。実際、彼女は俺がいない間も此処で普通に幸せに生きて来たんだ。彼女はあまりに素晴らしい。「よく考えたら俺いらないな」と言う程に。ましてや俺なんて、偶然とっくの前に始まっている舞台に観客席から乱入した精神病院にブチ込まれて「胎児と踊って」も仕方のない「人間失格」……またかよ。阿保が。暇があれば水タバコをやってるな。クセなんだろう。ミュウヒハウゼン症候群か? そりゃ自傷行為くらい興味でした事あるけどね。まあ「どうせ傷付くなら当たり屋の方がお得だろう」と思ってリスカはした事ないけど。けど言っとくが、サリンジャーも太宰も、実際は世界の事が好きで好きで堪らないからな? いや実際は知らんけど。それなのにあんな事書いちゃうのは、アレだ、ツンデレなのだ、「ムカつくぜクソッタレー」だ、世界はとても素晴らしいけど日陰者には眩し過ぎるっていう感じの。「すまんがその石をしまってくれんか。わしには強すぎる」みたいな。いやそういう意味の台詞かは知らんけど。しかしこれこそがADAMととEVEが楽園から去った本当の真実。そこが本当の楽園であれば、過不足ない完全であれば、己は過不足で邪魔な異邦者でしかない。ならば己が最後のパーツであれば良いか? 否否否。千辺否。万辺否。それは前提が破綻する。己が望むのは楽園であって、ソレ以外に興味など無いからだ。やれやれ、「神の存在証明」だね、やれやれ(笑)。まあ逆に「ヘンペルのカラス」っつーのもあるんだけど。締まらない噺だぜ。手前のパンパン母ちゃんくらい締まらない噺だぜ。答えも判らないままに問いを行う。ドイツもコイツも自己満足覚えたての猿野郎だ。ふぁっく! そしてどんな高尚な哲学者も腹がすく。やれやれ、締まらない噺だぜ。ふぁっく!
けど、実際、そうだよな。大抵の者が一度は「此処でない何処か」に憧れる。けれどもその「何処か」は、其処に憧れる者を必要としているのだろうか? 勝手に片想いしているだけで相手の方は俺の事なんて知りもしない、などと言うレベルではない。それどころか入国お断りという場合だってあり得るだろう。無垢な自然に汚れた外部の人間が入り込みその自然を台無しにしてしまう何ていう事も、今に始まった話ではない。
ましてや「憧れる」という行為は、其処をスクリーンの向こう側と決め込んでいるが故の行動だ。映画の観客気分なんだ。都合良く解釈して、無条件の必要を望んで、現実を逃避する己を受け容れてくれる「魔法の場所」と思ってる。しかしソイツが本当に「本物」でなら、それはもう否定できない「真実」だ。苦痛があり、限界があり、絶望がある。もし己が取るに足らない端役であれば、特に目立つ事も無く、呆気なく死ぬかもしれない。俺は夢を現実にして良かったのだろうか。ピカピカの大学一年生じゃあるまいし、無抵抗に輝かしい未来を信じるバブル期じゃあるまいし、未成年で酔っ払うには俺はひねくれ過ぎてる。今となっては、全て遅いが。
……イカンな、こんな世界にまで来てそんなダウナーな思考実験とは。止めだ止め。もっとファジーにファンタジーで考えよう。いやそりゃファンタジーだってそれ相応の理論があるのだろうけどね。無知には理解できない薬屋の老婆の様に。意外と「何でもあり」はツマランものよ。ましてや現実が嫌だからって非現実に幻想を求めてはいけません。それにTVゲームと同じだ。チート・プレイが面白いのは最初だけ。派手に見えるから映えるけどね。ルールの無いスポーツの様に、達成感が無ければ、ただの作業に堕ちていくのさ。ああいうのはすぐ飽きる。……飽きる、か。
勘違いされると困るから、此処はちゃんと言っておこう。先から俺は先からこの世界を、そんな世界に導いてくれたノーテルシア・メアという少女を素晴らしいと褒めているが、そうやって褒めるのは、彼女が初めてではない。つまり、自分が素晴らしいと思った場所や人物は、此処や彼女が初めてではない。其処は勘違いし勘違いしないで欲しい。それを素晴らしいと言うのは、ギャルゲやラノベのヒロインが「貴方のような人は初めて」とやる十字架教よろしくな処女信仰に過ぎなく、そしてそういうヒロインは、ただ単に世界が狭いだけだ。頭の悪い偏差値の低い高校だ。「書を捨て街へ出よう!」。君がカッコいいと思う主人公以外にも良い男なんて山ほどいるぞ。恋は盲目、いや然り。そして気付け、己の程度を理解しろ。楽しい事なんて何処にでもある。薄い本よろしくセックスの快楽に楽しんでいる場合じゃない。つまり何が言いたいかというと、解らん。こうやって文字を書いていると何か高尚な気がするだけさ。不安が紛れるだけだ。思考を停止する為に思考を動作しているのだ。夢を追っている間はあらゆる現実から逃れられるとでもいうように、許されるとでもいうように。
於戯、何かどんどん変な事書いてるな。久々なもんで調子に乗ったか? いや解ったぞ。こりゃソウウツ病だ。イカ臭いったらありゃしない。どれくらいイカ臭いかというと有名漫画の台詞をコピペしてSNSに張り付けてフォローしてもらってるくらいイカ臭い。自分語りでこれだけ書くとは、マス掻いてるな。或いは解離性障害だ、離人症/現実感喪失症だ。世界からの疎外感に苛み、自分自身ですら自分の事を映画でも見る様に他人事の様にしか見られない。或いはアダルトチルドレン・マスコットとか……いや、流石にACは嫌だね。両親が莫迦って事になっちまう。自分の所為で誰かが割りを食うのは御免だよ。悲劇のヒロインを望んでまで、喜劇のヒーローになりたくないぜ。まあ尤も、俺は早い時期から家族から別れたんで、家族はてんで関係ないんだけどな。ほら、俺はこんなに自分の事を自己分析できるんだ。自分の事は何もかも解っているんだよ。なのにあのヤブ医者は俺の事を統合失調症でも見る様に見やがって。相貌失認なんかじゃねーっての。キチガイを舐めるなよバカヤローゥ。革命はマイノリティーから産まれるんだ。一寸法師も桃太郎ももののけ姫もそうなんだ。てゆーかそんなら俺からしてみればお前らの方がよっぽど精神障害者だよ。異常から見れば正常が異常なのだ。人類は皆、精神患者なのだスカラカチャカポコチャカポコチャカポコ。いやマジで、世の中には予想もつかない阿保がいるからね。俺なんてまだまだだ。最近の人は変な事言うとすぐ厨二病扱いしたがるけどね、そんな人は世界が狭い、あんなのは現実との乖離が足りないよ。飛行機ジャックして世界貿易センターに突っ込んだり、地下鉄でサリンばら撒いたり、消火器爆弾をそこら辺に設置しながら北上するくらいじゃないと病気とは言えん。噺はそれからだ。戦争を知らん若者はこれだから……(←認知症なボケ老人の典型台詞)。などと言っていたら言葉狩りに刈られるだろうか。けど俺は言葉狩りはアレだと思うけどね。汚いものに蓋をする的なアレ。無かった事にするだけでなく原因を探らないとまた同じ事が起きるだけだ、と福祉論をぶってみる。こんな所でぶっても誰も見やしないんだけどね。もうね、アホかとバカかと。でも俺は不幸で無力な悲劇の人物扱いされたら「見下してんじゃねーッ!」とキレるタイプだから、ああいうのはよー解らん。まあそりゃ社会的強者の言い分だが。でもむしろ差別を創り出してんのは腫物扱いするお前等じゃないかと。黒色が無きゃ夜は描けないぜ。
まあいいや。此処でマジになっても水掛け論だ。何でもいいや。疲れたら何でもよくなる。それにアレだ。こんな場所で自己満足してても仕方ねえべさ。ジャポニカ暗黒帖の中なら剣道部の着替え室並にイヤーンな香りするキノコ生えた白濁液塗れの生ゴミを不法投棄しても誰も気にしやしないさー、ハハハハハ。…………。彼女には見られないようにしないとな。いやむしろ長年溜めた神社な秘宝館を見せるか? こんな所で一人暮らししてるんだ。幾ら悟っていてもアッチ方面の知識は少ないに違いない。ノリと流れで俺がその幼さの残る肢体に大人のイロハを教え良い子は知らないイケない快楽によがらせてみるのもいいかもしれん魔法世界だ媚薬の一個や二個錬金できそうな気がする出来なきゃ自家製の白い粉で……なんてな。そんな甲斐性ないくせに。傷付けるのが怖いくせに。
そんな汚れた女と付き合うなど、三角コーナーに捨てた生ごみを食べるゴキブリを食べるゴキブリを食べるよりも吐き気がする。それでも無理にヤるもんだからしまいにゃゲロって立たなくなってだからEDじゃないって立つよ勃つさやる気ヴィンヴィンさバッテリーはビンビンだぜいつものように夢と酒と薬をキめてブッ飛ばそうぜ止めろって。そう言えば、恋人は人並みに居たものの、どれ一つとして長続きしなかったなー。何だよ。男は勃たなきゃダメなのかよ。しねばーか。
嘘だよ。相手が悪いワケじゃない。自分から離れて行ったのだ。俺は理想が高いからね。マリア様しか好かんのだ。そしてマリア様は処女でなきゃ。そこがミソだね。何故って、マリア様は誰かのモノに成る女性ではない。成った時点で、それはもう唾棄すべき売女なのだ。「ああ、よごれを知らぬヴァジニティは尊いものだ!」。そういうのなら、男にも一人を思う一途さがなければねえ? でないと割に合わんでしょ。故に俺は孤独なまま。救えんね。適当な女性で妥協すれば良いだろうに……何て言うのは、あまりに失礼か。おこがましい。俺はフェミニストですから、女性に弱くて助けられるヒロイン像を押し付けたりはしませんよ。笑劇に勃起して女性に詰物するのは失敗。ましてやマリア様を白濁液に染めるなど、汚すなど、高級ステーキに安物ワインをぶちまける行為だ。美しき絵画に泥を撒く行為だ。自分の好きになった者を、自分で台無しにしてどうするのだ。気持ち悪い。死ねばいい。死ねなかったけど。いずれにせよ、そんな真剣さのない愛なんて……愛なんて簡単に言ってんじゃねえ。「ロミジュリ」なんて二日で結婚、「ローマの休日」なんて一日でキスだ! ラノベなんて怖くねえ! 本物の一目惚れって奴を見せてやりますよ。まあ、どっちも最後はアレだけど。
ま、いずれにせよ、星は眺めるに限るよ。近づいたら蝋の羽根が燃えちまう。この手の事は本気になりすぎちゃ駄目さ。後でガッカリするんだから。でも「魔法の薬」は良いよね。用法・容量を守ったら面白いよ。気持ち良いとかはどうでもいいんだ。トリップ出来るのが素晴らしいんだ。軽い異界旅行気分だ。所詮は常人が造った邪神TRPGな「世界を侵す恋」なんて眼じゃないぜ。昔は画家がお菓子代わりに食ってたワケが解ります。アッパーなら「神」が見えます。ダウナーなら「伊藤潤二」が見えます。世の中の全てが敵になります。むしろ世界が敵です。己自身も敵です。ひゃっはー! 英雄症候群(ヘ〇イン)なんて怖くねえ! さあ、君も2001年のスター・ゲートをくぐって一緒に神のクソを食べに行こう。よくアイキャンフライしなかったもんだ。いやまぢで。いやしたけど。けど何というか、一般人が見たら「厨二病乙」っていうんだろうなあ。けどね、そういう人は純文学をやると言い。俺よりもっとアレな人が一杯いるから。物語は広大です。心中とか今時のロマンスでもやんねーって(笑)。でも羨ましい。命を捧げるだけの情熱があるんだから。言うだけなのが厨二病。実際にやるのが「四月莫迦」な「FOOLY COOLY」。それか阿保だ。そして俺は不完全燃焼さ。死ぬ死ぬ詐欺さ。
しかしだね、肉体的快楽など餓鬼の遊びさ。それはもうただの動物的作業だ。酒やドラッグやパチンコと同じだ。プラトニックに行こうぜ。それでも駄目なら、触れるまでだ。抱き締めているだけで十分じゃないか。抱き締められるだけで十分じゃないか。あの圧力、熱さ、柔らかさ、思わず抱き潰して首を絞めたく……まあそれは置いといて。絹の様な肌触り、ぷにっとした弾力、腰の括れ、胸の丸さ、太股の輝き、それらを触り楽しむのはいいだろう。だが汚してはいけない。それ以上は餓鬼のお遊びだ。そんなのは「決して求め得られないその恋愛の本質的な部分を、むりにごまかし……」何だっけ。忘れた。まあいや。どうせお前「セックス!」言いたいだけだろ。フロイトか。思春期系呪術的思考者は何でもセックスに関係づける。昔の娼婦は神聖娼婦だったんだ! ギルガメッシュ叙事詩でもそう言ってる。エロいゲームしたかったら昔のゲームでもやってろ! 昔の方がよっぽどエログロナンセンスだぞ。限りなく透明に近いセックス。それが私のレーゾンデートル。うん? それは違う村上か? 忘れた。違いなど知らん。作家になど興味ない。宮沢と夏目と芥川の違いなど韓国と朝鮮と中国と台湾並に知らん。まあいいさ。後には台詞だけが残るのさ。ああ無常。少なくとも今は無垢に夢を楽しみたい気分なのさ。刹那主義に目の前の事を楽しもうじゃないか。XXXよりMagicの方が楽しいしね。「セックスより面白いことを知ってしまいました」ーってな。それに比べりゃ、お飯事さ。情事なんて動物でもワシントンでも出来る。人間も動物だけど。
しかし同時にそんな事をしてみたくなる。「『キャベツ畑』や『コウノトリ』を信じている可愛い女の子に無修正のポルノをつきつける時を想像する様な下卑た快感」って奴です。嗜虐心は動物の本能です。泣かせたり殴ったり切ったり刺したり腕縛ったり首絞めたり噛んだり食べたり上下の穴繋いだり胸握り潰したりダルマにしたり眼無しにしたり……性的快楽が得られないからってそういう遊びはどうかと思うなー僕。女の子は笑顔が一番だよ。
ええいグダグダと徒然なるままに描いても始まらん。先ずはアクションだ。動かなければ始まらない。手札を出さない事にはゲームは始まらないのだ。だから今は、さっさと寝るか。明日になったら頑張ろう。だから寝なさい。寝ろ。憐れな子羊め。黙れ。SLEEEEEP。滑ってんな。それとも奴隷? 明日はもーっと楽しくなるよね、パソ子ちゃん。
そんな感じで。ではまた。
P.S.(電子文で「P.S.」とはこれ如何に?)
そーいや家族や友達はどうしてるんだろうね。やっぱり心配してるんだろうか。泣いたりしているのだろうか。けどまあ海外放浪も多いし、一年近く連絡しなかった時もあるし、そうそう早くは心配されないかもしれない。ま、コッチは適当にやってるさ。もし何時かこの文章を見たら、楽しんでいたと思えばいい。例え、途中でTRPGよろしく「hageる」事に成っても……まあ、うん、ああ…………。けど、やっぱり寂しいかな。帰られないと思うと、寂しく成って来るもんだ…イカンな、ホームシックか? 早く寝よう。お休み。誰に言ってるのかは解んないけど。
記入者・AG―X
【Excel Word Pointer: WONDER WANDER #1 (07:34 3856/ 01/ 01) …EOF->S&C】