monitor
音が、鳴った。
耳の奥で、
悲鳴の様な、楽器の様な。
これは誰なのだろう。
救済を乞う貴女の声か。
最早判別もできない。
視界は黒。
何かに触れている気もしない。
ろくに味覚も働かない。そもそも食べていないのかもしれない。
感覚、というものが消え失せている。
あるのは、繰り返される音。
どこで繋がれているのだろうか。
意識は、生命は。
何一つ、見えない。
閉じ込められた私に応える者はいない。
でも、私だけで答えを出すとしたら___
貴女からの想いと。音と。
貴女の存在が私の糸であるのだと思う。
きっと近いうちに切れてしまう。
脆くて、危うくて、短い糸。
それは貴女との繋がりを表して。
直接届かないその向こうに。
声にならない声を受け取って、返して。
これからも貴女と居れればいい。
貴女と共にあれば何もいらない。
意味もなく連ねた言葉から、貴女は何かに気付くのだろうか。
途中から考えた貴女への気持ちは届くのだろうか。
ねぇ、私は気付いたよ。
ページに綴られた言葉に。
貴女の愛に。
貴女が私にくれた現実に反映されない音。
きっとそれが……
私の、最後の糸になる。
だから、私に音を下さい。
貴女に、私が音と、愛をあげるから。
大好き。それだけ。
意味は、無い。と思う。
味気ない言葉を貴女に。
ありがとうを込めて、
リンクさせた音を綴る。




