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プロローグ
~プロローグ~
ポツポツと雨が落ちてくる。そして雨は、すぐさま大粒の雨となり私に降り注いだ。
私の膝元には、つい先ほどまで生きていた親友が息もせずに倒れている。
彼女から伝わる言葉は、もう何もない。
遠くで瓦礫が崩れる音がした。もうすぐここは、崩壊するのだろう。
そう分かっていても私は、体をその場から動かすことが出来なかった。
雨足は、どんどん強くなっていく。この雨は、私の罪を流してくれるのだろうか。
いや、きっと私の罪は消えない。ずっとずっと彼女たちの死を背負わなければいけないのだ。
私は、雨に打たれる。
その雨は、私の体についた血を洗い流してくれた。
絶えづ流れる私の涙をごまかしてくれた。絶叫にも等しい醜いとも言える私の叫びを掻き消してくれた。
私は、世界を見渡す。たった一人で、何もない、いや無くなってしまったこの世界を見る。希望も、奇跡もいらない。私はただ、生きていく……。それが私への、
罰なのだから。




