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星のゆりかご ――最強の人工知能は母親に目覚めちゃいました。―― 作者:たけ まこと

第三章 ――育  成――

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外交官

――レグザム自治区――

 メルビール・アトン レグザム知事は報告を受け執務室の椅子に大きく寄りかかった。いよいよその時が来た。

 レグザム自治区に有る地球連邦大使館から突然の訪問を告げられた。おそらく地球艦隊の発進が近い事を告げに来るのだろう。その事自体は既に各種の情報からおおむね予想は付いていた事ではあった。
 地球連邦大使は今後起こりうる木星圏での戦闘に際しレグザム自治区は行動を起こさない事の確認をしたかったのである。

 アトンは当然の事ながら木星連邦に加盟していない時点で今回の戦闘に参加する理由は全く無かったのである。しかし問題はこの戦闘の帰趨によってはレグザム自治区そのものが木星連邦の攻撃の対象になりかねないと言う事であった。
 地球、木星双方が消耗してくれればレグザム自治区にとっては最も好ましい。しかし軍の消耗と関わりなくレグザム自治区は木星連邦によって殺生与奪の権限を握られていた。カリスト軌道上に有る核パルスエンジンを搭載した小惑星ブランである。

 レグザム自治区創設の折バラライト自治区が新コロニー建設の為と称して小衛星を運んできたのである。しかし各種の事情からコロニーは建設されなかった。一番の理由はやはりガニメデから遠かった事によるのであろう。経済的にも軍事的にもまだそこまでバラライト一族には余力が無かったのである。
 しかし使われなかった小衛星はそのまま木星連邦のカリスト駐屯基地としてレグザム自治区の監視に当たる事のなった。

 カリスト軌道上を木星連邦の領空と主張する木星連邦ではあったが軌道上の確保を先行させたレグザム自治区の方に理が有った。
 とは言え卵子移民ばかりが集まって作られた新たな自治区は木星連邦の実質的支配を行なっているバラライト一族にとってはそれこそ目障りな存在であった事は間違い無かった。レグザム自治区に不穏な動きが有ればこの小衛星でコロニーを破壊できる状況を作っておくためである。

 実際、地球連邦の軍が木星侵攻を行い始めた時期にカリストが標的になるとマスコミに偽の情報をリークし、木星連邦への軍事協力を強要してきた経緯が有るのだ。
 それ以前から木星連邦のレグザム自治区への数々の圧力が有りながら、なんとかそれをかわしてきたアトン知事ではあったが、いよいよ状況を決しなくてはならない所に来ている。ここをなんとしてもうまく利用して乗り切らなくてはならない。
 今後の軍事作戦に関してこれから自治軍の幹部との秘密会議を招集している。地球軍がこのカリストをフライバイしてガニメデ機動に遷移する事は既に既定の事実でありその軌道そのものも予想が付いていた。その為に木星連邦が取るであろう作戦もおおむね予想が付いていた。

 しかし今回のガニメデ軌道上での戦闘で地球軍が劣勢に終わればアナンケの基地は遠からず木星連邦の侵攻を受け壊滅するであろう。そうなればレグザム自治区は孤立化し連邦への加盟が必定となる。
 それはバラライト一族の植民地となり、レグザム自治区は宇宙空間における危険作業の受け皿地区としてまた長い間バラライトの支配下におかれる事を意味していた。
 戦いの帰趨がどうあれレグザムの独立を担保する為の方策を考えなくてはならなかった。まさしく今がレグザム自治区の正念場でありこれを乗り切るのが知事としてのアトンに託された国民の思いであった。

 迎えが来てアトンが腰を上げると作戦会議室の赴いて行った。

 地球軍が木星に到着して以来、それまで木星連邦との関わりからレグザム自治区のは外交官を表立って置くことはせずに木星連邦の外交官分室と言う形で外交官を置いてきた。
 しかし木星連邦と地球軍が交戦状態に至ったためレグザム自治区の分室に外交館の機能の大半を移動し特命大使を設置して木星での情報活動を継続していた。

 その全権大使から突然の来訪である。

 本来であればこれは非常に礼を失した行為とされなくてはならないところではある。しかし文章や電話ではなく、特命大使が直接外務省に出向いての接見の申し入であった。
 このような時期にこのような申し入れは相当な緊急事態と考えられ、外務次官は予定をキャンセルして接見に及んだ。
 おそらく以前より地球軍が改造していた氷の衛星を発信させるというのであろう。軌道要素と発進時刻を告げに来たに違いなかった。

 地球連邦政府の外交官は最初にこのような接見申し入れの非礼を詫びると本題に入った。
「事があまりにも重要であるために通信や文書は不適当と考えこのような直接の接見とさせていただきました。」
「すると地球軍はいよいよトリポールに侵攻されるというわけですな。」
 外務大臣は外務次官と秘書をひとり随伴しての接見であった。しかし実は軍の作戦司令室ではアトン知事以下幕僚関係者が通信回線を通じてこの会談の一部始終に聞き耳を立てていた。

 地球軍が木星の衛星の一つであるヘリオスの改造を開始した時から木星連邦とレグザム自治区の両方で軌道シュミレーションを繰り返してきた。
 何故ならば軌道角度が90度近い差のあるヘリオスをガニメデ軌道に遷移させるにはカリストの重力を利用したフライバイを行うしか無いことは予想されていたことだったからだ。
 ヘリオスの質量と地球軍の核パルスエンジンの出力がわかれば軌道計算は簡単に出来る。単純なニュートンの万有引力の計算から算出されるのだ。その軌道はその出発時間によって確定出来る。

「しかしカリストにはバラライト自治区が持ってきた岩塊衛星のブランが有ります。」
 バラライトがかつてカリスト軌道にコロニーを作るという目的で引っ張ってきた資源衛星で有ったが実際にはレグザム自治区を監視するための前哨基地として使用されている。
 ブランには核パルスエンジンが装備されておりそれにより自らの軌道を変更させる事が出来る能力が有る。

「それは十分理解しています。」
「いいえ、あなたは理解していない。バラライトはあなた方の侵攻を阻止するためにブランそのものをあなた方の軌道前面に移動させるでしょう。」
 レグザム自治区は地球側にこの衛星の情報を細大漏らさずに提供してきた。

 万一地球軍のヘリオスとブランが衝突した場合両者は完全に破壊されると計算されていた。
 もしそうなれはカリスト軌道上に大きく広がったデブリはその後数千年間軌道上にとどまりカリスト軌道の使用が不可能になる。
「当然我々もその事には留意しています。ヘリオスは貴国の絶対防衛権のはるか外側を通過する軌道を通る予定になっています。」
 そう言うと全権大使はチップを取り出し外務大臣の前に置いた。

「軌道要素と衛星の質量はこのチップに入っています。」
 大臣はそのチップを秘書に渡すと直ちに解析に回した。
「ご存知のように衛星軌道上には領海とか領空の疑念はありません。有るのは防空識別圏と絶対防衛圏だけです。したがって無害航行の場合はそれを阻止する権限は我々には有りません。しかしそれが軍事行動に類する物の場合、事前通告の上軌道変更を求めることが出来ます。」

 外務大臣はは一つ一つの言葉を明瞭に伝えた。

「はい、それはわかっております。しかし現在地球連邦と木星連邦は宣戦布告状態にあるため作戦上の事はそう簡単に漏らすことが出来ないということはご理解いただきたい。」
 軌道上の作戦というものは実際の所それぞれの相対位置により決定しているものであり、目標がはっきりしている場合、どの時期において作戦が開始できるかということは予め予想が立ってているものなのである。
 問題は作戦開始時間である。その時間が最終的な軌道を決定するからだ。

 今日、この時間に地球連邦の外交官がレグザム自治区の外務大臣を訪れたと言うだけで作戦が発動されたということが木星連邦には伝えられている筈である。
 今このような会談を行っている最中にも木星連邦は作戦行動を開始しているだろう。
 既に一度ブランはその軌道を変更しヘリオスの通過予想軌道上に乗っているのだ。

 この様に自国に対して重要な危機を与えうる行動を取る国に対しては本来は自治権を盾に連邦の国際紛争裁判所に提訴する事が出来る。
 しかしその場合でも地球軍の行動を止めうるのは木星連邦軍だけであり、また連邦をバラライト自治区が実質支配している現状ではブランの移動の禁止の判断をを国際紛争裁判所が行うわけも無かった。
 何より一度動き始めた衛星を止める手立てなど現実問題として存在しないことは明白である。

 それは地球軍でも同様であり、一度軌道に遷移した衛星はそう簡単に動かすことは出来ない。それは岩塊衛星ブランもまた同様である。
 つまり一度双方が軌道を決定してしまえば後は微調整で逃げられるか否かの選択しか無く、破滅することが判っていてもそれを回避する手段が無くなることを意味しているのだ。

「お約束通り貴自治区と彗星捕獲に対する独占契約は確実に履行させて頂きます。これによって貴自治区はバラライト財団を通すこと無く地球連邦との取引が出来るようになります。」
 地球連邦は軌道エレベーターの建設のためには彗星の安定供給が欠かせない。
 ところがバラライトは木星圏内の発展を優先し彗星捕獲には積極的に取り組んでは来なかった。
 そこでレグザム自治区が地球との取引を行おうとしたのだが木星連邦のの横槍でバラライト財団の下請けとしての契約を強制されたのである。

 このカードはレグザム自治区としては大きなカードであった。

 とは言え地球との独占契約の理工の前提条件は地球軍が木星圏に駐留しこの契約を担保させる能力が有ることが重要で地球軍が撤退してしまえば元の木阿弥である。
 もっともその為に地球連邦政府は莫大な予算を使って木星圏に軍隊を送り込んできたのである。
 基地コロニーを作り彗星捕獲事業を安定化させ軌道エレベーターを作るまではレグザム自治区の援護を行うであろう。

 結局レグザム自治区は事態を静観するしか手段は残されていないのだ。
 その代償として地球連邦政府はレグザム自治区と彗星捕獲の独占契約権を示して来ているのである。
 もっともこの様な外交上の約束などというものは簡単に覆されるものでありどの位相手を信用できる国であるかと言うお互いの腹の探り合いに過ぎない。
 地球においても過去の戦争においては不戦条約などは簡単に翻してきた歴史がある。
 外交で相手を信用するのは愚かな政府のやることであり、お互いにお互いを裏切れないカードを常に持ち続けるのが外交なのである。

「あなた方は我が自治区のコロニーが衛星衝突により被害を受けた場合どのように責任を取られるつもりですか?」
「それはもう国際協定を順守して対応を取らせていただきます。」
 木星連邦は我がレグザム自治区が目障りであり地球軍の攻撃により壊滅したとしてもさほども斟酌は無いのかもしれない。
 一方地球連邦もまた遠い木星での出来事であり、多少の被害よりレグザム自治区が全滅するくらいの被害のほうが良いのかも知れない。そのほうが後腐れがないとも言えるのだ。

 いずれにせよ古今戦争の巻き添えで被害が出た国に対する被害補償など実際に行われた例はごく限られた場合のみでしか行われてはいない。
 かつて地球で行われた超大国による侵略戦争においては補給線を遮断するという目的で宣戦布告すらしていない隣国に大量の空爆を行い、地雷を空からばらまいたことが有った。
 その結果多数の国民が対人地雷の犠牲になったが、国民に対する賠償はどの国からも行われてはいない。無視しては踏み倒すのが普通である。

 無論レグザム自治区が壊滅するほどの被害が出た場合はカリスト軌道上のデブリの撤去に天文学的な経費を要することになる。
 果たして木星連邦も地球連邦もそこまで腹をくくって作戦を立てているのかはわからなかった。
 ただ現実問題として作戦の詳細は各戦線の司令官にゆだねられることとなり、どこでどのような結果がもたらされるかは誰も予想できないだろう。
 全員が良かれと思って行動し最悪の結果を導くことは良くある事なのである。

「あなたが今日、おいでになったのはこのヘリオスの発進の情報をこちらに提供する為だったのですね。」
 外務大臣は全権大使に確認した。
「もちろんその為です。貴国に連絡せずに発進することは最初から考えに入れていませんし、それは地球連邦政府の総意でも有ります。」
「それではもう一つお伺いしたい。先ほど我々に提供された軌道要素の入ったチップですが、あれは地球連邦政府の指示であのような情報提供を行ったのでしょうか?」
 地球の全権大使は少し言いよどんだような感じであった。
 しばらくの沈黙の後に口を開いた。

「いいえ。」

「するとあなたはこの情報が我が国を介して木星連邦に渡る可能性があるにも関わらず、この情報をあなた個人の責任で我々に提供することに決めたと言われるのですか?」
「私は地球連邦政府から全権委任を受けた特命大使です。私の行動は全て地球連邦の責任の下で行われているとの認識で結構です。」

 つまりこの軌道情報の提供はこの大使の判断によって行われたと言っているのだ。
 この情報を提供することが、提供しないことよりも大きな外交的利益があると彼は判断したのである。
 それはとりもなおさず彗星捕獲事業に対する重要性が地球連邦取っては非常に大きな物であることをレグザム自治区に示すことになるからだ。

「その情報の使用に関しては貴国の問題であり地球連邦政府は感知しないとの立場です。」
 つまり大使が軌道要素をレグザム自治区に提供したということは、レグザム自治区に対しそれを木星連邦に流す事もいとわないと言っているのだ。

 これは何を意味するかといえばピンポイントでブランをヘリオスに衝突させることも可能になるということを意味している。
 逆に言えばこれは陽動とも取れなくはない。
 しかしその本心は地球軍は木星連邦に対しブランを使ってヘリオスの進行を妨害しない様に求めているのである。

 会談が終わり外務大臣は軍の作戦司令本部に赴いた。そこではアトン知事以下閣僚や幕僚長が揃って意見を交換していた。
「ご苦労様でした。早速あなたの意見を聞かせて下さい。あなたはあの大使の事をどう見ましたか?」
 開口一番アトン知事が外務大臣に聞いた。

 会談を見ていたとはいえやはり直接話した人間の感触というのは外交では重要なファクターなのである。

「彼は今までに何度も会談してきましたが、非常に理性的な人間でしかも非常に有能です。今回の軌道要素の提供に関して言えば自らの独断と言っていましたが、間違いなく地球連邦軍からの要求と私は見ました。」
「地球連邦政府では無く?」
「これまでの交渉の経緯からしても地球連邦政府にそこまでの外交的センスを感じたことはありません。おそらく大使と地球軍司令部との合意で今回の提供に踏み切ったと考えられます。」

「その理由は?」

「一つには、今回の作戦が地球側の発案ではなく軍の側からの発案であること。これは地球軍と政府の無線の傍受からはっきりしています。そして今回の作戦がトリポール侵攻を狙っていますが今の軍の能力からして長期間の占領は難しいと考えています。」
 アトンは外務大臣の分析を黙って聞いていた。
「つまり今回の作戦の成果は、最悪でもあの戦艦をトリポールまで運んであれを盾として、交戦の後それなりの被害をトリポールに与えられればそれで良しと考えているものと思われます。」

「つまりトリポールに対する攻撃能力を示せればそれで良しと考えているということかな?」
「その通りです。そうなれば最悪でもヘリオスをトリポールに運んでいくことが重要であり、あの衛星を破壊しうる最大の脅威はカリストの岩塊衛星のブランと言うことになります。」
「決戦をトリポールで行いたいという地球軍側のアピールと言う事だね。」
「はい。そう考えます。」

 大臣の判断はアトンの見立てとほぼ一致していた。

 やはり軍そのものは戦争を希望していないが、地球連邦は交渉カードが欲しいのだろう。
 これ程の危険性を我が自治区に押し付けて得られるものが僅かな外交的発言権である。国際政治というものが如何に利己的な考えに支配されているのかとアトンは改めて考えざるを得なかった。
 幕僚長は検証を行わせていた軌道要素のデーターに関してレグザム自治区の予想シュミレーションと十分に合致することが裏付けられた事を告げた。
 このデーターは信頼できるものだと言うことである。

 大使はこの情報を提供することにより万一衝突が起きたとしてもその責任をレグザム自治区と木星連邦政府に転化出来る状況を作ったのである。
 そういう意味では実に狡猾な外交戦略である。
 レグザム自治区は大国の間で翻弄される小国である。それならそれで良い。

「外務大臣、あなたの感触ではこのデーターを木星連邦に渡した場合連邦は地球軍の氷の戦艦にブランをぶつけると思いますか?」
「知事、確実なことはさすがに言えません。しかしひとつの自治区を滅亡させるような真似を出来るだけの狂信者は幸いにも木星連邦には見当たりません。私はヘリオスとの衝突軌道にブランを乗せるとは思いません。」
「防衛省の見解はどうですか?」
「はい、知事。現在軌道解析中なので確定的な事は言いかねますが、現在までの予想軌道によればやはりもっとも理想的な軌道ポイントはブランで抑えると考えられます。おそらくブランによって氷の戦艦の軌道をずらし待ち伏せをしている宙域への誘導がもっとも考えられる作戦でしょう。」

「少なくともここにいる全員が木星連邦はブランとヘリオスの正面衝突は望んでいないという見解ですか?」
 全員がアトンの方を向いて頷いた。
「ただし万一のことを考えて全艦船を待機させ大規模な衝突が起きた時のコロニー防衛体制は必要でしょう。」

 もし最悪の事態が起きた場合発生するデブリを早期にカリストに叩き落とす体制を取っておかなくてはならないと言うことだ。同時にもし衝突が必須の場合は核を使ってでもブランの先行破壊を行わなくてはならない事になるかもしれない。
 アトンとレグザム自治区はは腹をくくらざるを得ないだろう。しかしアトンには同時にもう一つの腹案が合った。


 今回の事を利用してこれまで我が自治区の喉元に突きつけられてきた剣をへし折ってやろう。そうアトンは決心していた。
アクセスいただいてありがとうございます。
ピンチの後にチャンスあり、
いかなる危機もそれを逆手に取ればチャンスが開けます…以下次号へ

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