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君の代わり  作者: かげろう
1/1

生きて。

鬱注意で読んでくだせえ。1話はそこまで鬱じゃないですけどねにこ

疲れた。

残業 パワハラ セクハラ 悪口 溜息 営業 挨拶 人付き合い 連絡 仕事

挙げきれないほど不満はある。

もう疲れた。頑張った。

最期くらい迷惑かけてもいいよな。

いや、俺が居なくなって清々するのではないか。

俺は縄に首を掛けた。

そうした途端玄関のドアが開いた。

不審者か?と思い灰皿を武器に玄関に近づいた。

誰かいる。

俺は不審者に勢い良く灰皿をぶつけた

「いてっ」

不審者は痛そうにしながら顔を上げた

その不審者の顔は


俺だった

はあ?夢でも見ているのか

もしくは幻覚が見えるようになったのか

「やあ!もう1人のボク!」

某漫画みたいに呼ぶなよ

「お前は誰だ?」

不審者に問いかけた

「ボクは君、君はボクだよ!なんで来たのかって?それは君が死のうとしたからだよ!だから君が1秒でも長く生きられる様に代わりに人生を生きることにしたんだ!」

ペラペラとこいつ何言ってんだ?

てか代わりに生きるって?

「ボクと君が入れ替わるってことだよ!ボクが会社とかに行ってる間に君は好きなことをするんだ!いいだろ?」

はあ、頭が追いつかない。

顔が同じで体格も同じ……ドッペルゲンガーって奴か?

そしてこいつは俺の代わりに会社や人付き合いをして俺は楽して生きる……的な?

最高かよ。と、昔なら言っていた。

でも今は生きてることが辛い。

まずこいつ自体怪しい。

「間に合ってる。もう俺はこの世にいたくない」

「そんなこと言わないで!じゃあ1日だけ!1日考えたら生きたいって思えるかもよ!」

はあ、そうか?

「じゃあ、1日だけ、な。考えといてやる」

適当にあしらった。

怪し過ぎる。新手の勧誘かもしれない。

「じゃあお邪魔しまーす!」

「お、おい何で勝手に家にあがるんだよ」

「だって1日入れ替わるんでしょ?なりきるためにも一緒にいよ!」

「はあ……」

まあ、もうすぐ死ぬしいいか。

「あ、お腹空いたから何か作って」

「厚かましいな!」

おめでとうございます

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