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第81話 女VSルイナ

 俺は、剣炎(ソードフレイム)で刀身が炎になった刀で女に斬りかかる。

 もちろん、左だけでだ。


 女は俺の斬撃を躱し、俺を蹴り飛ばす。


 右腕は相変わらず動かない。


 女と本格的に戦い始めてから数分が経った。


 女はどんどん毒を強くしてくる。

 こっちが『慣れた』って思うと、そのタイミングで毒の強さを倍にしてきてるようだ。


 どこまで毒を強くしてくるかわからない。


 だけど、ルイナはまだ毒に侵されてる気配はない。


 「ねぇ、そろそろしつこいんだけど。早く死んでくんない?」


 女はルイナの拳を短刀で防ぎながら言う。


 「ってか、よく耐えられるね。結構強くしたつもりなんだけど、毒」

 「それくらい弱い毒ってことだよ!」


 ルイナは殴り続ける。


 めっちゃ必死に殴りかかるルイナと、涼しい顔でルイナの拳を防ぐ女。


 時々、俺たちも女に斬りかかってる。

 でも全然攻撃できてない。


 チルタ以上に強いかもな……この女。


 みんなに離れてもらって、俺がマジで戦うか?

 母さんの人形を殺せた()()()なら、殺す程度にはいかなくても、ダメージは与えられると思う。


 「針刺五月雨(しんざしのさみだれ)!」


 ルイナが女から一度離れて、女に掌を向ける。

 すると、女の上に大量の針のようなものが現れ、それが女に向かって超高速で向かう。


 女は短刀で針を全て防ぐ。


 これは大して驚かない。

 ルイナの攻撃が防がれることは想定内。


 ……あ、別に『ルイナの技が弱い』ってことじゃないよ?

 ルイナの技はめっちゃ強いです。


 ――で、ここからが本番だ。


 俺は左手に持っている刀を女に向かって投げる。


 もちろん、剣炎(ソードフレイム)の刀だ。


 女はそれを一瞬だけ見て、再びルイナの技の技を防ぐ作業に戻った。


 そして俺の刀がさらに近づくと、女はその場から離れる。

 俺の刀はそのままどっか行った。


 「牙竜刺(がりゅうさ)!」


 マユが女の前に回り込む。

 すると、女の周囲に大量の白い円柱みたいなものが現れる。


 全部の円柱みたいなやつのとがってる部分が、女に向いている。


 俺がその光景を理解したとき、円柱みたいなものが一斉に女に向かう。


 女は向かってくるやつを全部躱そうとしてたけど、一本だけ女の右脚に刺さった。


 女の動きが一瞬止まったとき、キイラが上から女に斬りかかる。


 女はそれを躱す。


 そしてキイラを斬ろうとした。


 その瞬間、女の右腕が煙と化した。

 そして女の右腕があった場所を、俺の剣炎(ソードフレイム)が通りすぎる。


 よし、完全に油断してやがった。


 最初、俺は刀を一本だけ投げた。

 女はそれで終わりだと思った。


 でも、俺はもう一本刀を持っていた。


 それには気づかなかったみたいだ。


 女の動きが止まった瞬間、キイラが女の首を斬ろうとした――


 「――毒解(どっかい)!」


 女が叫ぶ。


 すると女から光が出る。

 めっちゃまぶしい。


 しかもめっちゃ風も出る。


 みんなが吹っ飛んだ。


 光と風がやむと、女がよく見えた。


 右頬にあった紋様が消えていて、右腕があった。

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