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第79話 死神と闇

 「……そうか、死神か……」


 男は血を流しながらセトオギロに向かって言う。


 セトオギロ、めっちゃ苦しそう。

 闇は大丈夫でも、毒はダメそう。


 毒の女と相性がいいのはルイナ、闇の男と相性がいいのはセトオギロか……。


 じゃあ俺とマユとキイラはどうする?

 ただ苦しむだけで、戦闘を眺めてるのは嫌だな……。


 何か協力したい。


 でもどうやって協力する?

 俺は大丈夫になってきたけど、マユとキイラはまだ慣れるのに時間がかかりそうだ。


 ……そういえば最近、腕炎(アームフレイム)使ってないな……。

 確か、腕に炎つける技だよね?


 無駄なことだと思うけど、一応やっとくか。


 「腕炎(アームフレイム)!」


 俺の両腕が炎になる。


 懐かしい、この感じ。

 左手だけだけど、あったかいわ。


 「アシト! お前は戦おうとするな!」


 セトオギロが叫ぶ。

 それと同時にまた真っ暗になる。


 やっぱり何も見えない。


 セトオギロの言う通り、おとなしくしといた方がいいのか?


 右手は動かないし。


 多分、毒を体内に入れられたんだと思う。

 じゃあ毒を蒸発させればいいのか。


 どうやって?

 体内に入ったものをどうやって蒸発させるんだ?


 血を蒸発させるわけにはいかない。


 最悪右腕を捨てるしかないな。


 「グアァァ!」


 また闇が消える。

 それと同時に男の叫び声が聞こえた。


 ……わかった。

 この男は、暗闇にしてる状態でダメージを受けると暗闇にできなくなる。


 しかも、毒に侵されてる状態のセトオギロ攻撃を喰らう。

 それくらい攻撃を躱す能力は低い。

 

 攻撃力はどれくらいかわなんないけど、防御力は低い。

 これならすぐ終わりそうだ。


 じゃあ女は?

 毒は防ぎようがない。


 あの女の斬撃を喰らわなければいいのか?

 アニメとかマンガでは、刀に毒を塗ってあるよな……。


 いや、それは違う。

 俺は最初、あの女の斬撃を喰らってないのに毒に侵された。


 クソ……わかんねぇ……。


 「おい、ドララ! この死神はお前がやれ!」

 「いいよ。じゃあこのネコはアリトールが()ってね」


 男と女がそんな会話をする。


 ……ヤバイ……。

 それは相性が悪すぎる……。


 絶対止めてやる……!


 「極斬(ごくざん)!」


 キイラの声が聞こえる。


 それと同時に、女の右頬に軽い切り傷ができた。

 致命傷には程遠い……。


 キイラは女に向かって手を伸ばしている。

 短刀でも投げたのか……?


 ……いや、そもそもなんで女の『右頬』に傷が……?

 女はキイラに背中を向けている。


 キイラから右頬なんて見えない。


 「やっとできたぜ……」

 「……できた? 何もできてないじゃん。この程度の傷で喜んでるの? バカみたい」


 女はキイラに顔を向ける。


 「やっぱお前も殺そ」

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