表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
57/307

第57話 ハナの家族か?

 「やっぱりお前、ハナの家族か!?」


 チルタは興奮気味に言う。

 マユはその言葉に反応せず、ただチルタに斬りかかる。


 「面白いな! 面白いな! どうだ!? どんな気分だ!? お前の家族が操者(オペラトルス)になった気分はさ! 教えろよ!」


 ……マジでいかれたやつだな……。


 ……俺も参戦しなきゃ……。

 今の体力はどれくらい残ってるかな……?


 黒発(ブラックファ)射炎(イアフレイム)をギリギリ使えるか、使えないか……。

 でも今それを使うのは危ないな……。


 マユは大丈夫だと思うけど、ルイナやセトオギロは死んじまう。

 じゃあどうすればいい……?


 ……とりあえず、斬りかかって相手の行動パターンを覚えよう。


 俺はチルタに斬りかかる。

 チルタは俺を一瞬見て、目を細める。


 その隙にマユがチルタの頭を刺そうとする。

 チルタは再びマユの方を見て、マユの攻撃を躱そうとする。


 そして、俺とチルタの間に岩の壁を出した。


 こいつはなんでも岩で防ぐのか……?

 俺にはあんまり通用しないけど。


 俺は剣炎(ソードフレイム)を使った刀で岩を切断する。

 すると、岩は一瞬で蒸発する。


 そのときのチルタは少し驚いて俺を見た。

 そして一瞬で地面の中に沈んだ。


 「岩を蒸発させたのか……」


 チルタの声が聞こえる方向を見る。

 十数メートル離れたところにチルタが立っていた。


 「エレキより火力はあるな……」


 ……エレキ……?

 ギターしか思いつかない……。


 多分こいつの仲間か……。

 そしてこの言い方だと、そのエレキとかいうやつは炎の操者(オペラトルス)か……?


 「用心しねぇとな……。ここから本気でやるか」


 出た。

 アニメとかでよくあるシーン。


 『ここから本気だ!』みたいなやつ。

 だいたい死亡フラグだけど。


 ってか実際に言うやついるんだ……。

 恥ずかしくないのかな……?


 「お前ら、気づいてたか?」


 チルタはしゃがみ込み、右手の掌を地面につける。


 「俺はまだ一回も技を使ってねぇぜ?」


 ……! まさか……!


 「地砕(ちさい)!」


 チルタが言うと同時に、俺の立っている地面が割れる。

 そして粉々のなった。


 下には大量のマグマ。

 でも、これならさっきみたいに蒸発させれば―――


 『アシト! ダメ!』


 下に落ちると同時に、母さんの声が頭に響く。


 『そのマグマに触らないで!』


 え……?


 混乱してたらルイナとセトオギロが俺を掴み、跳躍する。

 そして俺がさっき包帯を巻いた場所まで行った。


 「ほぅ、頭はいいみたいだな」


 チルタが拍手をする。


 「よくそのマグマに当たらなかったな。当たってたらヤバいことになってたぜ?」

 「……へー、どういうふうにヤバいことが起こるのか興味があるな」


 セトオギロが鎌を握りしめながら言う。


 「じゃあ当たってみろよ。そうすればわかるぜ?」


 だよな……教えてくれないよな……。

 マジでどうなってたんだろう……。


 「さっき言ったこと、もう忘れたのか?」


 「俺は地の操者(オペラトルス)だぞ?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ