第49話 いい方法
……ヤバい……全然見つからない……。
どうしよう……。
いい方法が思いつかない……。
……いや、待って、思いついた!
今ここにいるのは俺だけだよね?
この空間にいるのは。
じゃあここにあるもの全部蒸発させればいいじゃん!
俺めっちゃ頭いい!
剣炎でいちいち建物を壊すのはだるいな……。
……そういえば最近できるようになったことがあるんだ。
発射炎の進化版、『黒発射炎』。
めっちゃ威力がすごい。
その分、体力の消費がすごいけど。
俺は跳躍し、左の掌を爪で引っかく。
地味に痛い。
俺は掌を地面に向ける。
「黒発射炎!」
すると、俺の視界すべてが赤黒い色に染まる。
全部炎だ。
一秒後、俺の視界には真っ黒な地平線が続いていた。
全部蒸発させた。
いや、それ以上かもしれない。
母さんと戦う修行では絶対に使えないけど。
『……アシト、やりすぎだよ……』
頭の中にまた母さんの声。
やっぱりやりすぎかな……?
……で、村の中心に行けばいいのかな?
さてと、どこだっけ……。
……あれ? どこにもない……?
……もしかして……俺が蒸発させた?
それってヤバくね?
そこにみんないるんだよね?
俺が殺したってこと?
ヤバいじゃん!
パニクってウロウロしてる俺。
そしたら、俺の視界がまた歪む。
目の前には母さん。
そしてみんながいた。
ここは……俺の家の前……?
「アシト……お前そんな技使えるのかよ……」
「さすがアシトさん……」
セトオギロとマユが何か言ってる。
ルイナは目を大きくして俺を見ている。
「アシトさ……よくそんな技使えるようになったね」
母さん……ため息まじりに言わないでよ……。
なんか落ち込む。
「まぁ……」
「あんまりホイホイ使わないでね。下手したらみんな死んじゃうから。……それと、自分でどれくらいの威力かわかってる?」
「ああ……。具体的にはちょっとわからないけど……」
「操者を二人くらいなら殺せるよ」
! マジか!
めっちゃ強いじゃん!
なんか操者がすっげぇ弱く感じてきた!
「あんまり調子に乗らないでね。敵も結構頭いいから、その技使っても対策とかしてくるかもしれないから」
……敵、頭いいのか……。
ま、俺も大学受験するためにめっちゃ勉強してたし。
それなりに頭いい方だから!
「……どうしよっか。トルアキナ族と戦ったとろで、何の修行にもならないし。……じゃあ、明日から私と戦おっか」
……もうトルアキナ族と戦っても修行にならいなの……?
ってことは、俺らめっちゃ強いじゃん。
それにしても、明日から母さんと戦うのか……。
結構不安だな……。
『我の雑談部屋』という、我が書いているところでとあることをしています。
『質問をしてくれれば中学生が答える』っていうものです。
活動報告に書きますので、詳しくはそこからどうぞ!




