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第39話 新武器でトルアキナ族

 『鬼だ! これで俺の封印が解かれる!』


 前にいるトルアキナ族が大声で言う。


 「……バカみたい……。あんなやつにアシトが殺されるわけないのに」


 母さんは俺の後ろでそんなことを言っている。


 「地火烈炎(じかれつえん)!」


 俺は技を使おうとする。

 すると、トルアキナ族が立っているところの地面に炎が現れる。


 『そんな技通用するかよ!』


 トルアキナ族は俺に殴りかかる。


 まぁ、この技使うの初めてだし……。

 こんな技で倒せると思ってないし……。


 俺は刀を構える。


 「剣炎(ソードフレイム)!」


 一本の刀だけ、刀身が炎になる。


 そんなことをしていたら、トルアキナ族が俺の目の前に来た。

 俺は頭を低くし、トルアキナ族の腕を切断しようとする。


 トルアキナ族は咄嗟に腕をひっこめる。

 ……勝った……。


 「発射炎(ファイアフレイム)!」


 俺は刀を手放し、掌をトルアキナ族に向ける。

 すると掌から炎が出て、トルアキナ族の身体が燃えた。


 剣炎(ソードフレイム)を使った刀は、俺が手を離した瞬間にもとに戻った。


 燃えているトルアキナ族は数秒苦しんだあと、倒れて動かなくなる。


 勝った……?





 「今帰りましたよー!」


 とある城の中に入り、左手の甲に『風』と刻まれた男―――フィランが言う。


 その奥には、右頬に紋様がある男が椅子に座っている。


 「そうか……」


 男は椅子に座りながら言う。


 「……では他の皆も集めよう」


 男が言ったとき、フィランの周りに複数の人影が現れた。


 髪が赤い男、涙を流している女、仮面を被った少女、色々な者がいた。

 そしてそれぞれの者の左手の甲には、フィランのように文字が刻まれている。


 『炎』や『氷』、『雷』や『花』など。


 「殺したのか?」


 手の甲に『無』と刻まれた男がフィランに訊く。


 「ああ、『殺せ』って言われたからな」

 「……殺せてないね、本当は」


 今度は『毒』と刻まれた女が口を開く。


 「邪気が消えてないよ」

 「はぁ? ちゃんと殺したよ」

 「トドメはさしたのか? お前の手で」

 「いや、炎の中に落とした」

 「ハッ! だから『お前はやめろ』って言ったんだよ!」


 『炎』と刻まれた男がフィランの近づく。

 そしてフィランの胸ぐらを掴む。


 そのとき、『水』と刻まれた男が二人に近づく。


 「よせ、そういう行為は。ボスがいる前で」

 「あ? なんだお前? ケンカ売ってんのか? いいよ、やってやるよ!」


 『炎』と刻まれた男は刀を抜く。

 しかし『水』と刻まれた男は何も反応しない。


 「お前の能力は知ってんだぜ! 『どこからでも水を出す』っていうゴミみたいな能力だろ! そんなの俺の炎で一瞬で―――」

 「やめろ」


 フィランは『炎』と刻まれた男の腕を掴む。


 「……まぁいい。俺の能力は誤解されやすいからな」


 『水』と刻まれた男は振り返り、歩き出す。

 すると、その場から消えた。


 「なんだあいつ! 俺が絶対に……!」

 「考えろよ」


 フィランは男の腕を強い力で掴む。


 「あいつの能力、もう一回言ってみろ」

 「あぁ? だから『どこにでも水を出す能力』だろ

?」

 「……炎で蒸発させるって言ったよな……?」

 「あ、ああ……」

 「お前でも、『身体の中に炎を出す』ことはできないだろ……?」

 「……!」


 男はとあることに気づき、その場で固まる。


 「―――マジかよ……操者(オペラトルス)最強じゃねぇか……」

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