第18話 班で訓練?
「今日は班で訓練をするよ」
先生が俺たちに言う。
訓練……?
「今から班に分かれてタハと戦ってもらう。君たちが負けそうになったら僕たちが助けに行くから安心して戦ってね」
タハに殺されたやつがよく言うな……
この世界に慣れるためにもそういうことはやっておいた方がいいな。
セトオギロがいるし、安心して戦お。
「よーし、じゃあ分かれて!」
先生が手を叩く。
その瞬間ルイナが席を立ち、俺に近づく。
「ヤッホー!」
「や、ヤッホー……」
「やっとアシトの技見れるよ!」
そんなに見たかったのか、俺の技。
よかったよ、昨日勉強しておいて。
「あ、あの……」
続いて来たのはマユ。
角が軽そうでうらやましい……。
「よ! 今日も元気そうだな!」
俺の後ろからセトオギロが、俺の肩を叩く。
いつも通り強そうな顔してる……
「ボ、ボクもいるよ……」
遠慮がちに近づくラーサ。
忘れてないから安心して。
「じゃ、早速移動するよー!」
先生が言う。
移動か……闘技場とかに行くのか……?
先生は教室から出て行く。
俺は立ち、先生について行った。
学校を出て三十分くらいが経った。
まだ歩かせるのか……こいつ……
前に陸上競技場みたいなのあるし、あそこかな……?
「ここだよ、中に入ろう」
先生を先頭に、俺たちはその中に入った。
俺たちが入った瞬間だった。
俺たちが入ってきた場所が爆発した。
なんで……
煙が晴れると、そこには壁があった。
もちろん、さっきまでなかった。
閉じ込められたのか……
上に観客席みたいのがあるけど、そこに行くための階段とかがない。
「じゃ、全員上にある席に座って」
先生が言う。
いやいや、できるわけないじゃん……
「よし、俺が先!」
セトオギロが跳躍する。
めっちゃ高い。
「あ、私も!」
ルイナが続いて跳躍する。
二人とも席に座った。
え、なに、ジャンプしてあそこに行くの?
あんな高くジャンプできない人どうするの?
……って思ったけど、みんなジャンプしてる。
みんなできるのか……
ってことは俺も……
俺は足に力を入れ、跳ぶ。
めっちゃ高く跳ぶ。
「おー! 高ぇな! 俺もできるぜ!」
セトオギロもその場から跳ぶ。
下からセトオギロが接近する。
怖い……
……? あれ? 上がらなくなった……
俺、宙に浮いてる……?
……いや、これって……
落ちるやつ!?
うわ、待って、俺の身体が落ちる!
この高さから着地したら痛いよ!?
地面……ってか観客席が近づいてくる!
……って思ったけどさ、今の俺って鬼だよね?
この前もちょっと高いところから落ちたけど無事だったし、今回も大丈夫かな……?
俺は着地するが、全然痛くない。
おもしろ……




