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第14話 班での自己紹介

 「よーし、自己紹介しあうぞー!」


 ところどころに血がついている教室の中でセトオギロは元気に言う。

 よくこんな場所で自己紹介とかする気になったな……


 ここにはセトオギロと俺の他に、ルイナ、マユ、ラーサ……だったっけ……確かそんな名前だった。

 まぁ、そいつらがいる。


 「俺はセトオギロ! 好きなことは殺し合い」


 怖すぎるだろ。

 でも異世界に一人くらいいるか……こういうやつ。


 「じゃ、次はお前だぜ」


 セトオギロは俺を見て言う。

 自己紹介短くない……?


 「えっと……アシトだ。鬼で……」


 ヤバい、俺も言うことがない。

 この世界のこと全く知らないんだよ……


 「? 鬼で?」


 セトオギロが不思議そうな目をする。

 そんな目で俺を見るなよ……何もわからないんだから……


 「えっと……終わり……」

 「は!? 短くね!?」


 お前に言われたくねぇよ。


 「じゃあ次は私だね! 私はルイナだよ」


 ルイナは笑顔で言う。

 いつも笑顔だな……ルイナは……


 「し、質問あるんだけど……」


 マユが申し訳無さそうな顔をしながら手を挙げる。


 「ん? 何?」

 「その尻尾、どうなってるんですか……?」


 マユ、お前も思うか。

 でも確かに気にはなる。


 「……あ、これか?」


 急にイケボになるルイナ。

 これはこれでいい。


 「え! あ! はい!」

 「残念だが、今は答えられねぇ。今度教えてやるよ」

 「はい!」


 顔を赤くするマユ。

 ルイナのこの声、癖になるな……


 てか、なんて今は答えられないんだろう……

 ……まぁ、そもそも身体を人に見せたくないか。


 ……あ、この世界は『人』じゃないんだ。


 「はい次、お前」


 セトオギロがラーサを見る。


 「ボクはラーサ。男」


 いや、見ればわかります。

 『ボクは女』とか言われたら驚くけど、男って……見ればわかるよ……。


 「よし、次はお前だ」


 いやいや、今のでいいの!?

 この世界の自己紹介テキトーすぎだろ!


 「わ、私はマユです。運動することと料理が趣味です。よろしくお願いします」


 おお、やっとちゃんとした自己紹介がきた!

 なんか嬉しい……


 「よし、班長を決めるわけだが……」


 そっか、班長とあるのか。

 多分セトオギロがやるだろう。


 「アシトにやってもらいたい」


 ……はい?

 今『アシトにやってもらいたい』って聞こえたんだけど。

 聞き間違いかな?


 「あ、賛成! 私もアシトがいいな」


 ルイナが言う。

 ってことは俺の聞き間違いじゃなかったみたいだ。

 よかった。


 ……って、全然よくない!

 この世界のこと。全然知らないよ!?


 「マユとラーサもそれでいいか?」

 「は、はい!」

 「うん……」

 「よし、じゃあ決まりだな」


 勝手決めるなよ……

やっぱり聞きたい……ルイナのイケボ……

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