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第129話 俺もできた

 俺は女を見る。

 女は俺を見て驚いてるみたいだ。


 トルアキナ族化できた……。


「……本当に意味がわからない。お前ら、ただの『鬼』ではないのか?」

 「鬼はアシトだけだ」


 ……なんか俺がトルアキナ族化したせいでキイラが目立たなくなってる。

 キイラ以外みんなトルアキナ族化してるのに……。


 ってか、これじゃキイラ役に立つか?

 ……こんな失礼なこと思っちゃいけないか。

 いや、思うのは自由かな?

 言葉にするのはあれだと思うけど。


 ま、とりあえずトルアキナ続化できたし、とにかくやるか。


 俺は女に掌を向ける。

 すると、女が燃えた。

 別に俺の掌から炎が出て、それが女に当たったんじゃない。


 ただ勝手に燃えだけ。

 ……こういうのは『勝手に』って言わないのか。

 俺が燃やしたんだから。


 女の姿が消える。

 でも、『消えた』ってことは『一旦逃げた』ってことだよな?

 逃げたってことは、少しはダメージを喰らったってことだよな。

 じゃあ炎は通用するみたいだな。


 「アシト、あの女の体力はもうねぇ。一気に攻撃しかけるぞ」

 「わかった」


 とにかく、女が出てきたら燃やせばいっか。

 あとは誰かが攻撃してくれる。


 「――グハッ!」


 後ろからなんか声が聞こえる。

 振り向くと、女がいた。

 胸から刀が飛び出てる。


 キイラが女の背中を刺してて、それが貫通してた。


 よし、チャンスだ……。


 俺は女を燃やす。


 キイラは女から刀を抜いて、すぐに女を斬った。

 女は燃えたまま倒れる。

 そして動かなくなった。


 ……終わった?


 セトオギロが女に近づいて、女を見つめる。


 「……死んだみたいだ」


 あ、もう死んだんだ。

 なんか早くない?


 いつもだったらここから覚醒するよね?


 「キイラの斬撃が効いたみたいだな」


 あ、俺の炎じゃなくてキイラの斬撃のほうが効いたのか。

 ……そりゃそっか。

 斬撃を喰らった瞬間に倒れたもんな。


 「どうやって傷つけたの?」


 ルイナが俺たちに近づいてくる。

 もう右頬に紋様はなかった。


 「俺の技だ。俺の持っているこの刀を強化して、女の皮膚の刃より鋭くなった」


 へー、そんなことできるんだ。

 確かにキイラの持ってる刀、緑色で普通の刀より違うって感じがするもんな。


 「ただあの技には一つ弱点がある。あの技を使ったなら、必ず目標にしたものがすぐ死ななければならない。それができなかったら、俺の身体が蒸発する」


 あ、蒸発するんだ。

 なんか俺みたいなやつだな。


 それより、その技強すぎだろ……。

 よくこんなところで使える気になったな……。

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