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第120話 『刀』の操者と

 俺は女の斬撃を刀で防ごうとする。

 しかし女は、俺の炎の刀身に触れる直前、俺の目の前から消えた。


 すぐ後ろに気配を感じる。


 俺は咄嗟に跳躍する。


 女が刀で俺に斬りかかっていた。

 あのままだったら死んでたな……。


 女に隙ができると、キイラが女に斬りかかる。


 毎回思うけど、あの緑色の刀ってなんだろう……。


 女は刀から片手を放し、空いたその手に刀を出す。

 そしてキイラの斬撃を防いだ。


 また女に隙ができる。

 俺の技が使えるくらいの隙。


 でも、俺の技じゃみんなダメージ喰らっちゃうからな……。

 だから俺の技はしばらく使えそうにない。


 そのまま空中にいる俺。

 すると、後ろに気配を感じた。


 首だけで後ろを見ると、俺のすぐ後ろに刀が現れていた。

 鋒が俺に向いている。


 ヤバイ……、油断した……。


 「――桜吹雪(さくらふぶき)!」


 ハナの声が響く。

 すると、どこからか桜の花びらみたいなのが大量に流れてきて、それが刀の位置をずらした。


 ……待って、これってまだヤバくない?

 俺は桜の花びらに向かって突っ込む。


 これってかなりヤバイやつだよね?

 なんか当たったら無事に抜け出せなさそう……。


 けど俺はそのまま突っ込む。


 ……うん、なんともないわ。


 花びらは炎の刀身を避けているから蒸発しない。


 ……ここいい匂いするな。


 花びらに囲まれて、周りが見えなくなる。


 ……出してくれないのかな?


 しばらくすると、花びらがどっか行く。

 やっと外が見えた。


 すぐ目の前にハナがいる。


 「大丈夫ですか?」

 「あ、ああ……、ありがと……」

 「じゃ、行ってきます」


 ハナはそう言って前に進む。

 その先にはあの女がいた。


 気づけば、みんなが女と戦ってた。

 ルイナだけがいない。


 ……そうだ、ルイナ……。

 大丈夫かな……?


 まぁ、ルイナならきっと大丈夫だ。

 それより、早くあの女を倒さなきゃな……。


 まず女の能力を整理しよう。


 見た感じ、どこからでも刀を出せる。

 それだけだ。


 それだけだったらなんとかなりそうだ。

 すぐ近くに刀が出てきても、俺が蒸発させればいい。


 これだったら相性がいいかも。


 スカーとかみたいなやつじゃなくてよかった――


 ――?

 スカー?


 スカーの能力は『どこからでも水を出せる』。

 体内に水を出されたら終わりだ。


 こいつの能力は『どこからでも刀を出せる』……?


 ……ヤバイじゃねぇかよ……!

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