表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
119/320

第119話 『刀の操者』

 「……? そこにいるの、『花』の操者(オペラトルス)?」


 ハナの左手の甲を見て言う女。


 ハナの左手の甲にある『花』という文字は消えずに、まだ残っている。


 「『敗けた』とは聞いてたけど、死んでなかったんだ」


 女は右手を俺たちに向かって伸ばす。


 すると、女のすぐ後方に大量の刀が現れた。

 全部(きっさき)が俺たちに向いていて、宙に浮いていた。


 「まずは様子見」


 女がそう言うと同時に、全ての刀が俺たちに向かってくる。

 結構速い。


 刀を抜く時間がなかったから、俺はそれを避けようとした。

 するとルイナが片腕を上げる。


 「針刺五月雨(しんざしのさみだれ)!」


 叫ぶと、上から大量の針みたいなのが落ちてくる。

 それは刀に当たり、刀はその場で勢いをなくして落ちる。


 「……厄介な能力。嫌われてるでしょ?」


 女は地に落ちた刀を見つめながら言う。

 そして俺たちのところに向かって歩いてくる。


 俺はその間に刀を抜く。


 みんなも武器を手にしていて、いつでも戦える状態になっている。


 「……一つ言いたいことがある。今お前らが持っている武器には刃がついている。刃は刀だ。そう、刀が原点なのだ」


 ……?

 なに言ってんだ、こいつ?


 「刀は刀でも、お前らが持っている刀は偽物だ。本物はこの私、()()()()だ」


 女が言い終わると同時に、女の姿が消えた。

 次に見えたのは、刀で俺に斬りかかっている女。


 しかもすぐ目の前にいた。


 俺は持っている刀でその斬撃を防ぐ。

 かなり力が強い。


 でもこれで――


 「剣炎(ソードフレイム)!」


 俺の刀の刀身が炎になる。

 女の持っている刀は蒸発して、女の身体は俺に向かってくる。


 俺一振りの刀をそのままにしておいて、もう一振りの刀で女を刺そうとする。


 でも女はすぐ後方に退く。


 「お前の持っている炎の刀、それは偽物だ」

 「別に本物の刀を扱いたいと思ってねぇよ」


 俺は女と話す。

 その間に誰かが攻撃してくれるだろ、きっと。


 そう思ってたらルイナが女の後方に回る。


 女はルイナの方向を見てない。


 まだ気づいてないみたいだ。


 できるだけルイナを見ないようにして、後ろにルイナがいることを悟られないようにする。


 ルイナの拳が女に当たりそうになった。


 そのとき、女とルイナの間に刀が現れる。

 ルイナの拳はそれに当たった。


 女は、隙ができたルイナの腹を殴る。


 ルイナは遠くに吹っ飛んだ。


 「……刀を使って戦わない者は弱い。弱者だ」


 女は、ルイナの拳を防いだ刀を持つ。


 「さぁ、やるぞ」


 女はその刀で俺に斬りかかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ