表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
118/320

第118話 その村へ

 「……酷い……」


 そう声を洩らすマユ。

 俺たちは今、レツとケンがいた村にいる。


 そこには大量の刀があった。

 地面に刺さってたり、家に刺さってたりする。


 でも不思議なことに、死体とか血は1滴もない。


 今ここには、母さんとレツ、ケン以外のやつがいる。


 あと母さん情報だけど、ハナはめちゃくちゃ強いらしい。

 さすが元操者(オペラトルス)


 「でも全然血のにおいとかしないよ?」


 呑気に家を眺めてるルイナ。

 確かに、ここには刀が大量にあるだけで、血とかは一切ない。


 本当にここで死人とか出たのかな?


 「……トウヤだ……」


 ハナがなんかつぶやく。


 「トウヤだ……、これ……。『刀』の操者(オペラトルス)……」


 『刀』のやつは『トウヤ』っていうんだ。

 そのことは覚えてるみたいだな、ハナ。


 「そいつ、どういう能力なの?」

 「お姉ちゃん……。なんか、『刀を出しまくる』って能力……。単純そうに見えて、意外と面倒くさい能力なの」

 「その出した刀って操れるの?」

 「……そこまでは……、わからない……」


 暗い表情をして、地面を見るハナ。

 あんまりそのことを思い出したくないみたい。


 でもハナって人とかを殺してないんだよな?

 だって『邪気』がないらしいから。


 未だに『邪気』の言葉の意味を理解できてない。


 「――危ない!」


 キイラが叫ぶ。

 それと同時にキイラはマユとハナのところに突っ込んで、そのまま3人とも地面に倒れる。


 次の瞬間、マユとハナがいたところを刀が超高速で通り過ぎた。


 あのままだったら貫かれて、どっちか即死してただろうな……。


 ってか、それより敵はどこだ……?


 俺は刀が飛んできた方向を見る。

 でも、そこにはなにもなかった。


 「アシト!」


 ルイナがそう叫ぶ。

 俺は咄嗟に姿勢を低くする。


 すると、俺の頭上を刀が通り過ぎる。


 「――あ、よく避けれたね」


 女の声が聞こえる。

 その方向を見ると、白色の着物みたいなものを着ていて、右頬に紋様がある女がいた。


 見た感じ、刀を背負っていない。


 そして、左手の甲に『刀』と刻まれていた。


 こいつが『トウヤ』ってやつか……。


 「――違う……」


 ハナがつぶやく。


 「こいつ……、トウヤじゃない……。知らない……」


 ……? どういうことだ……?






 「…………」


 足元にあるものを、黙りながら見つめる男。


 「……なにかあったんですか?」


 その後ろからエレキが現れ、男が見つめているものを見る。


 それは、ところどころに打撲の跡がある男の死体だった。


 しかもその死体には、右頬に紋様があり、左手の甲に『刀』と刻まれていた。


 「ッ! トウヤ……!」


 死体を見たエレキは声を洩らす。


 「……やはり死んでいたか……」


 男もつぶやく。


 「連絡が取れなかったからおかしいと思った。代わりをつくっておいて正解だったな」

 「なんでトウヤが……! それに『代わり』って……」

 「安心しろ。トウヤの何倍も強い」


 男はそう言って、死体を跨いで進んだ。

作者が中間考査が近いのでしばらく投稿できません。

本当にすみません。

高校最初の中間考査……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ