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第106話 花畑で

 なんかすっげぇ綺麗なところだな……。

 って、見とれてる場合じゃない。


 早くみんなのところに戻らなきゃな……。

 って、みんなどこにいるのかわかんねぇじゃん。


 敵を倒さないとここから出られないのかな?

 でも倒しづらいな……。


 だってあの敵、マユの妹の可能性もあるんでしょ?

 そもそもここに敵がいるかもわかんないし。


 とにかく歩いてたみるか。


 試しに数歩進んでみた。


 でもそんなんでなんか変わるわけ――


 そう思ってたら、俺の前に桃色の大蛇みたいなのが現れる。


 うん、ちゃんと現れてくれるんだ。

 なんか安心した。


 俺に襲いかかってくる大蛇。


 これは……、倒していいやつだよね?

 これがマユの妹のわけないし。


 俺は跳躍して大蛇の後方まで行く。


 こんなやつ、剣炎(ソードフレイム)で蒸発させればいっか。


 俺は刀をかまえた。


 「剣炎(ソードフレイム)!」


 ……?

 なんか刀身が炎にならないんだけど。


 もう1回やってみよ。


 「剣炎(ソードフレイム)!」


 ……やっぱり変わらない。

 なんで?


 それより、ちょっと恥ずかしい。

 大声で技名叫んでるくせになにも変わらない。


 別に今この空間に俺くらいしかいないからいいけど。


 剣炎(ソードフレイム)が使えないなら……。


 俺は刀を一旦鞘にしまい、掌を大蛇に向ける。


 「発射炎(ファイアフレイム)!」


 ……うん、俺の掌から炎が出るはずなのに、なんも起こらない!


 もしかして、技が使えない感じ?


 じゃあ物理攻撃しかできないの?


 めっちゃ不利じゃん、俺。

 俺じゃなくてルイナとかだったら有利になってたかもしれないけど。


 ボーッとしてる俺に、大蛇は思いっきり体当たりしてくる。


 とてつもなく痛い。


 俺は吹っ飛んで、地面に思いっきり叩きつけられる。

 地面が土でよかった……。


 俺は急いで立ち上がり、刀をかまえた。


 技が使えないからな……。

 どういうふうに戦えばいいんだろう……。


 考えてる最中の俺に、大蛇は突っ込んでくる。


 俺は刀を振るうが、大蛇はそれを軽く躱して俺に当たってくる。

 また吹っ飛ぶ俺。


 マジで痛い。


 急いで体勢を立て直した瞬間、大蛇が口を開けてこっちに向かってきていた。


 ヤバイ……。

 なんか知らないけど動けない……。


 大蛇の口の中がよく見える。

 ……口の中も桃色だ……。


 そんな変なことを思っていると、針のようなものが大蛇の口の中に入った。

 その瞬間、大蛇は口から大量の血を吐いて倒れた。


 「アシト!」


 後ろからルイナの声がする。

 ゆっくり振り向くと、そこにはルイナがいた。


 「大丈夫?」

 「あ、ああ……、助かった……。ありがとう……。今の、お前の技か?」

 「うん」


 なんで技使えるの?

 この空間で技使えないの俺だけ?

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