第1話 突然の死
初めての投稿です!
暖かい目で見てくれるとありがたいです。
武器とかミリタリーが好きな方は是非見てください。
埼玉県にある野外のサバイバルゲーム会場…
《・・・陸翔・・奥の板の所に2人いるぞ・・・》
「了解!」
残りの敵は2人、こちらも俺と豪志の2人のみ…
ここで勝って日本一のチームになるんだ!
「うぉぉぉ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「クッソー!」
「惜しかったな陸翔」
「まさかあそこでグレネード使うなんて思わねぇよ!」
「残念だったな」
俺は都内の高校に通う 鈴木 陸翔18歳、サバゲー部の部長、両親が自衛隊員でミリタリー系の知識が豊富だ。
隣にいるのは藤真 豪志俺の幼馴染で同じサバゲー部の副部長、この部活内で1番のスナイパーだ。
今日はサバイバルゲームのアマチュア全国大会決勝があったのだけど…
「まさか飛び出した瞬間にグレネードを投げられるとはな」
その通り…物陰から勢いよく飛び出したのは良いものの、銃を向けた瞬間に足元にコロンと音がして下を見たらBB弾用のグレネード弾が転がってきたのだ。
「めっちゃ面白かったよ!「うぉぉぉ」って飛び出したら大声でヒットー!!なんて叫ぶんだもん」
「うるせぇ」
結果俺らのチームは決勝で負け、2位で終わった、そしてこの試合が高校最後のゲームだったのだ。
「豪志、この後メシ行こーぜ」
「打ち上げが夜にあるじゃん!」
「なんか甘いのが食べたいんだよ!」
「分かったよ」
そのまま俺達は近くのファミリーレストランに行った。
今思えばこれが間違いだったのだ…。
数時間後の都内のファミレスス・・・・・・・・・・
「陸翔は進路どうするんだ?」
「俺は大学に行くよ、豪志は?」
「まだ決めてねー」
「そっか」
そんなたわいもない話をしていたらいきなり扉が勢いよく開き何人もの男達が店内に入ってきた。そしたらリーダーのような男が
「動くな!! 大人しくしてたら何もしねぇ」
そのままレジの所に行き店員に金を要求しているようだった。
「動くなって言ってんだろうが!」
「きゃっ!」
女性定員が店の奥に行こうとしたら強盗の1人がその定員を捕まえ首元にナイフを近ずけた。
「さっさと金出せば死人は出ないんだ…だから早く出せ」
かなり強引な奴らだけど馬鹿では無いらしい…
入口とレジに1人ずつ、厨房と客席部分に2人ずつの合計6人の強盗。
しっかりと計画をねったのだろう、すぐに店を出られるように裏口も確保してあった。すると豪志は顔を近ずけて俺に小さい声で
「強盗だよな?」
「だと思う…」
「俺らの銃で何とかならないかな?」
「アホか!こんなおもちゃの銃で何が出来んだよ!」
「それでも何もしないのは嫌だね」
「あっ!おいっ!」
豪志が自分の愛銃であるハンドガンのHK45をとりだしてそのまま強盗の所まで走って行った。
「動くな!!今ここで帰れば警察に通報もしない、だから大人しく去れ!」
豪志が強盗の内の1人に銃を向けた。
「このガキ銃を持ってやがる!」
もしかしてこのまま行けるのか?なんて思ってしまった自分がいた。
しかし現実はそんなに甘くはなかった。リーダーの男が
「落ち着け、ガキが本物なんて持ってるわけないだろが。なんのつもりだお前」
「俺は正義感が強くてね、こういうのは見過ごせなくてね」
そんな会話をリーダーの男と豪志がしているのを見ていると入口を見張っていた強盗の1人が金属のバットをもって豪志の所まで歩いていった。
(嘘だろ!そんなバットで殴ったら死んじまう!)
その瞬間に強盗がバットを振りかぶって豪志の所まで走って行った。
俺は気がついたら自分の愛銃のアサルトライフル、89式小銃を取り出して豪志の元に駆け寄り武器を構えた。
「豪志伏せろ!!」
そお言いながら引き金を引いた。
フルオート射撃で全弾の35発を放った、豪志は俺の声に気づき後ろからのバットを避けたが…
「痛ってーな!」
所詮はBB弾、相手に致命傷を与えるのは困難だった。そしてバットを持った男が標的を豪志から俺に切り替えて、そのバットを俺に向かって投げてきた。
ドンッ!
バットは運悪く俺の額に直撃し、その場に俺は倒れた。
目の上から赤い血が流れてきて俺は死を悟った。
(こんな人生の終わり方するのか俺…そう言えば豪志のやつは?)
残り少ない意識の中で豪志を探した。
そしたら強盗のリーダーに警棒のようなもので叩かれて倒れる豪志を見た。
(豪志…今、助けるぞ…)
そこで俺の意識は途絶えた。