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19話ー転移

 俺がロアンクルシル王国に滞在して一か月が過ぎた。ロマノフから一般人との接触は最小限にしろとしわれていたが、俺はそれを無視して、飲食店や鍛冶屋などの人とガンガン話した。おかげでかなり友達ができた。

 時々アロンが遊びに来て、一緒に飲みに行ったり戦ったりした。

 するとそんなある日、アロンが俺に言ってきた。


「ユリウス、そろそろわしの国に来ないか?」

「え?いいの?」

「構わん。そのためにこの一か月あいつらを説得し続けのだからな。」

「あいつら?」

「ん?ああ、知らなかったな。あいつらというのはわしの幹部のことだ。10人いるぞ。」

「へー。じゃあ、行ってみようかな。」

「おお。そう来なくてはな。」


 ということで、俺がアロンの国、イグリス王国に行くことが決まった。

 準備をするもんだと思って、俺がこの一か月寝泊まりした部屋に荷物を持ってこようとすると、何をしているんだといわれた。


「え、だって荷物少ないけど取りに…」

「そんなもんいらん。またあっちでそろえればいい。」


 そんなことを言われてアロンに担がれた。その直後、足元に人一人分の魔法陣が出てきた。その魔方陣が光りだして俺たち2人を包み込んだ。



 光に囲まれてしばし。よく見るとそこはさっきいた場所とは全然違う。においや感じる魔力、あと見た目。どうやら本当にイグリス王国に来たようだ。

 アロンから降りると、目の前には知らない人(人じゃないのもいる)が10人いた。アロンはその人たちを紹介してくれた。右から、

 ロン・アーケード(水操作)ドラゴニュートでありながら10人のリーダー。槍使い

 ドミニク・オスター(火炎操作)かなり力持ちのオーガ。大剣使い。

 ウィズ・カテリー(負傷回復)長髪の美しい美女。エルフだ。その手には杖があった。

 ロバート・ジョンソン(速度上昇)自身が持っているスキルで素早く動く。剣の腕前は一流。

 ニアス・レックス(風操作)落ち着いた雰囲気がレスに似ている。弓使い。

 チャル・二クス(無)スキルはないが、2つの短剣で素早く動く。短髪でかわいらしい女性。

 クル・リリル(無)スキルはないが、複数本の矢を一気に打てる。見た目が少し暗いがこれはこれでいい。

 アイン・ヒストリー(無)スキルはないが、器用なために様々な剣術を使える。

 ドタト・ポート(空間移動)見た目は少し太っているが、自身のスキルで皆をサポートする。

 メニスカス・リスト(無)長髪できりっとして、賢そうな女性だ。。槍使い。

 ※()の中はそれぞれが持っているスキルです。※

 だ。

 女性のほうは能力的なことよりも見た目のほうが頭に入った。

 しかし、ここの女性の顔面偏差値高いな。今はここに4人しかいないけど、全員の顔整っている。

 俺がそんなことを考えていると、ドラゴニュートのアーケードが口を開いた。


「国王、本当に連れてきたのですか!?」

「ああ、本当に連れてきたぞ。」


 どうやらアロンは説得してないけど俺を連れてきたみたいだ。

 すると今度はオーガのオスターが。


「王よ、あんたを信用しないわけではないが、いくら何でもそんな奴は認めれねーよ。しかも俺たち10人よりも強いって。それはねーぜ。」

「だから言っておるだろう。信用できないのなら戦ってみればよいと」


 っておい。なんでそいつらを説得させるために俺が戦わなくちゃいけないんだよ。

 アロンの言葉で俺に視線が集まる。

 ひー怖いね。


「言っちゃ悪いが国王、こんな奴が強いとは到底思えねえよ。」

「だとよ、ユリウス。」


 いや、俺に振るなよ。

 でもなんでそいつらは俺のことが信用できないんだろう。まずはそこを素直に聞いてみた。


「まず、なんでお前らは俺のことが受け入れられないんだ?」

「決まっているだろう。国王がおっしゃったことは本当のことだとしても、そんな奴なら城下町で暴れだす危険性がある。破壊龍ヴェルハザードの子孫ともなれば実力もそれなりにある。もしかしたら国王のスキルから逃れているやもしれん。」


 そんなことないのにねえ。でもこういう奴なら俺の実力を見せつければ案外スムーズに事が進むかもしれないな。面倒だな。ロアンクルシル王国でも結局することがなくてずっとあの5人の訓練してたからな。ま、仕方ないか。


「じゃあ、どうすればいいの?」

「それでは今ここで我ら10人と戦え。どんなに貴様が強くても我らには勝てまい。」

「うん、いいよ。じゃ、はじめよっか。」


 そういって俺が刀に手を掛けたら、全員が一気に戦闘モードに変わった。ぶっちゃけ最初から少し戦闘モードだったけどね。

 ひとりひとりが俺に集中している。でもこのままだと絶対にみんな動かないよな。


「先に来ていいよ。」

「…それでは!」


 さっきからずっとアーケードがしゃべっているけど、ほかの人はいいのかな。確かにこの中のリーダー的存在なのはアーケードだけど、ほかの人もうちょっとしゃべったほうがいいよ。

 って思っていると、10人がそれぞれ行動を始めた。10人が、いや、主に攻撃するものが俺の周りを飛び回っている。ワープを使うもの(名前なんだったけ。確かポートだ。のはず)はみんなの動きをサポートしている。

 しかし、1つ思ったことがある。

 こいつら、かなり連携が取れてる。

 そう、同じことを言うようだが、連携が取れているのだ。こんなことあの5人なら絶対にできない。昔ならね。こんなことをしたことないから何とも言えないけど、昔よりは、いいはず。

 そして、そうこうしているうちに一人が攻撃を仕掛けてきた。そこはアーケードかと思ったけど違った。

 まさかのオスターだ。

 オスターは叫び声とともにその大剣を振り下ろしてきた。でも、大剣だから、動きはそんなに早くない。これなら簡単に防げる。


 ドゴーーン!!


 刀と大剣が当たるかどうかというときにものすごい地響きがした。

 それと同時に少しだが、寒気も感じた。

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