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200字しばり

確信

作者: 水岡きよみ

年下が、年上にタメ口をきくようになったとき。

それは、二人が上下の垣根を越えたことを暗に告げる。


最後の夏が近づき、笑顔が増えた。

ロン毛で決して愛想を纏わない部長が、散髪し、伊達眼鏡に度を仕込み、崩れるように隙を見せる。好きを魅せる。

それもあの子の前でだけ。


あの子はきっと、サークル1の小悪魔だ。

控えめだけど猫みたいな芸術家は、ショーパンから伸びる美脚で部長の劣情を煽るのだ。


今日もふたりは、距離が近い。

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― 新着の感想 ―
[一言]  男女以上の裏を感じさせるお話です。
2017/10/06 18:21 退会済み
管理
[一言] 200文字しばりいいですね^^
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