輝ける明日へ
シャーロットフランシスビューティーに入社して1週間が過ぎた。
新人のひなのは、初めての撮影を見学していた。
メイクを終え、悠弥と尚がやってくる。
「悠さんも尚さんも素敵…」
「ありがとう、ひなのちゃん」
「シャーロットフランシスのモデルさん、みんな素敵な人ばかりなんだけど、わたし、悠さんと尚さんが一番好きで、2人に憧れて入社したんです!」
すると隣にいた七海も「わたしもです」と言ってくれた。
そういうと2人はニコッとした笑顔になった。
「ひなのちゃんたちも早くモデルになれるように頑張ろうね」
ひなのは目を輝かせながら「はい」と返事をした。
「ちょっと、わたしは憧れじゃないの?」
「部長、そんなことないです!部長も素敵です!!」
「部長って呼ばないの!うちはそういう方針なんだから」
「はい、七瀬さん」
宣伝部の部長に昇格した七瀬は「よろしい」と言って悠弥と尚のところへ行った。
「2人ともホント可愛い、さすがうちの看板モデルだね」
「そんなことないですよ、七瀬さん素敵です!ねえ、悠」
「うん!七瀬さんのポスターすごく憧れてるんですから」
「ありがとう、尚ちゃん。それに悠ちゃんも」
本当にいい子たちだなぁ…ううん、この2人だけじゃない。
麻美ちゃんも朱里ちゃんも志穂ちゃんも未来ちゃんも、去年入った結菜ちゃんたちも、
そして、今年入ったこの子たちも…部長として頑張らないと!
「部長、これどこに置けばいいですか?」
宣伝部には斬新な男の声が響く。
「だから部長って呼ばないように言ったでしょ!」
「す、すいません…七瀬さん」
「そう、それでいいの。そのリップはテーブルの上に置いておいて、厚哉くん」
男は女性の上司を名前で呼ぶことなどないので、戸惑っている。
これから慣れるまで苦労しそうだなと思った。
苗字では呼ばない、あくまでも名前で呼ぶ。
これは新会社になっても引き継がれていた。
ただし、前の悠弥や尚みたいに男性社員は「ちゃん」では呼ばない。
あくまでも立派な男性社員だからだ。
すると、別の男性社員の太一が悠弥と尚のところにやってきた。
「悠さん、尚さん、撮影の準備ができたそうです」
「はーい、ありがとう」
逆に悠弥と尚は女になってから男性から名前を呼ばれたことがないので、
それに違和感があった。
「早く慣れないとね」
尚が小声で言うので、悠も「うん」と答えた。
カメラの前に立つと顔つきが変わった。
今の2人はシャーロットフランシスが大好きな女性の憧れだ。
そのことを誇りに想い、今までよりもっと大好きなシャーロットフランシスが
輝けるように気持ちを込めて笑みを浮かべていた。
呼んでくださってありがとうございました。
これで完結になります。
なんとなくコスメを題材にしてキラキラした女性をテーマに書いてみたくなり、
ほぼ思い付きと勢いで書いてしましました。
女性に人気の、あるコスメブランドをイメージしたんですけどわかりましたか?
今までと違うようにしてみたかったので、
前半は2人が変わっていく様子、後半はまわりの視点とミステリー要素を強めにしてみました。
ただ、先ほど書いたように勢いなどがほとんどなので短めになってしまいました。
それでも最終話まで投稿できたことにホッとしています。
さて、次の作品ですが…まったくの未定です笑
このあと多忙にもなるので、結構あいてしまうかもしれませんが
気長に待ってていただけたら嬉しいです。
またお会いしましょう。
それでは☆




