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シンデレラ戦記  作者: 佐倉 杏
第3章 魔女の住処
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魔女兵団

 とにかく立ち話もなんだということで、城の会議室を一部屋借りることにした。内々の話がしたいというリオルの言葉により、今この部屋にいるのはエラとリオル、王子、ダグラス、ロビンの四人と一匹だけだ。

 王子一行は、経緯の報告などの所用を先に終わらせる必要があったため、話し合いが始まるのはすっかり日が暮れてからになった。


 全員が席に着くと、机の上に直接座ったリオルが口を開いた。聞きなれたねずみの言葉ではなく、人間の言葉だ。


「さて。なにから話そうか」


 リオルは前足を顎に当てて、空を見つめて悩むそぶりを見せた。どこまでも人間臭い仕草に、慣れたエラはさておき、王子とロビンは驚きを隠せないでいる。


「順を追って話そうか。

 まずは、エラの出生から」


 エラは魔女の祖母を持つ。リオルはその魔女のことをマザーと呼んだ。マザーは何匹もの使い魔を有し、リオルもそのうちの一匹だったという。主にエラに向けて、リオルは言葉を足した。


「さすがに、まだ僕がただのねずみだと思っている人は、いないだろう?」


 マザーは優れた魔女であったが、人間の男と恋に落ち、周囲の反対を跳ね除けて一緒になった。


「所詮はただの人間。優しいだけでぱっとしない、どうってことない男に見えたけどね」


 そしてエラの母が生まれた。魔女は基本的にとても穏やかな種族である。人間のように同族で争うなど考えられない。だからハーフであるエラの母も、マザーが生まれた魔女の里で育った。


 しかしその頃、魔女狩りが激化した。

 そうなると魔女が固まって暮らすことに、メリットがなくなった。そもそも魔女はその気になれば単独でも軍隊に立ち向かえるほど強い力を持っている。それでも優しい魔女たちは人間と戦うことを嫌い、そのせいで何人もの魔女が処刑されていた。


 エラの母はハーフだ。純血の魔女よりも、はるかに弱い魔力しか持たない。エラと同様に、動物の声が聞こえるというだけの力。これでは逃亡もままならないだろう。エラの母にとって、人間に里が見つかることは、他のどの魔女よりも深刻な問題であった。


 エラの母はマザーとともに里を出ることにした。当時の魔女狩りはまだ確実に魔女だと思われた者を処刑するだけだったから、処刑された魔女たちは皆、魔女の里が見つかった場合や、家屋から魔法の品が見つかった場合に限定された。マザーはすべての魔法の品を捨て、娘とともに人間として生きることを選んだ。


 やがてエラの母は人間の男と恋をし、エラが生まれた。人間の男、つまりエラの父は、妻が魔女の血を引くと知っても、その態度を変えることはなかった。

 エラが持つ魔力は、母よりさらに弱かった。母がたくさんの動物の声を聞けるのに対し、エラはねずみの声が聞こえるだけ。


 マザーは愛しい娘と孫を守るため、人間の里にいる間、一度たりとも魔法を使わなかった。しかし薬剤師であったエラの父に魔女の知識を、人間には未知の薬の作り方などを伝授した。

 エラの一家はその知識を使い、薬を売って暮らしていた。しかしそれが、いつの間にかさらに激化していた魔女狩りを行う教会の者たちに見咎められた。


 そのことに気づくと純血の魔女であるマザーは、エラたちから離れることを選んだ。マザーがいなければエラたち一家は、ほとんどただの人と変わらない。それにまだ幼いエラにとって、自分が魔女の血を引くと知らない方が、後々暮らしやすいかもしれない。こうして祖父母はエラの前から姿を消し、教会の手の届かない地で、たった二人での生活を始めた。


 エラたちは家族三人で、あちこちを転々としながら暮らしていた。そこからは知っての通り、エラの母が亡くなって数年後、父娘は王都へと移り住み、父はルイーゼと再婚した。


「次は、そっちの話を頼むよ。どうしてエラが魔女だとわかったの?」


 リオルに促され、王子が少しばかりためらってから口を開いた。


「……魔女のことを知ったのは、舞踏会の直前だった」


 王子は話した。魔女が舞踏会に参加するという情報を得たこと。ダグラスにエラを探らせたこと。魔女であるエラに興味を持ち、舞踏会で近づいたこと。

 王子はちらちらとエラの様子をうかがっているように見える。当然だろう。王子の告白は、王子を信頼していたエラにはあまりに酷だった。

 しかしエラは表情を変えることなく王子の話を聞いていた。憤るでも嘆くでもないエラの様子に、王子の顔には戸惑いの色が濃くなった。


「エラの家に忍び込んだのは、君たちの仕業?」


 エラが城へ来るきっかけとなった事件について、リオルが聞いた。王子は大きく首を振った。


「いいや、違う。

 あれはおそらくトーマスたちの仕業だ。ガラスの靴を盗みに入ったのだろう」

「じゃあ、それ幸いとエラを……魔女を王城に閉じ込めたんだね」

「その通りだけど、言葉に棘があるな。リオル」


 王子が寂しそうに笑った。リオルは王子への嫌悪感を隠そうともしない。

 王子はさっきまでとは違い、はっきりとエラに向き直った。まっすぐにエラを見て、そして深く頭を下げた。


「エラを利用しようとしていたこと、本当にごめん。きっと、たくさん傷つけた。アルベルタ嬢にも、ドリス嬢にも、申し訳なくて何と謝ったらいいのかわからない。

 そして図々しいとは思うけれど、もうひとつお願いがある。僕に、この国に、力を貸してもらえないだろうか」


「それは……無理です」


 うつむいたままのエラの返答に、王子の顔に絶望が浮かぶ。エラは慌てて付け加えた。


「力を貸したくても、できないのです。聞いていたでしょう? 私にはねずみの声が聞こえるだけで、何の力もありません」

「いいや、それは違うよ」

 王子はかぶりを振った。


「エラに、ぜひとも頼みたいことがあるんだ。引き受けてくれるかは別にして、話だけでも聞いてほしい」


 エラは話だけならば、と言って王子に先を促した。王子はありがとうとつぶやくと話を続ける。


「今、この国は少し緊迫した状況下にある」


 昨今の物価の上昇には、背景があった。国が食料品を少しずつ集めていたため、民衆に行き渡る食料が減り、その物価が上がっているのだ。では、なぜそんなことをしたのか。


「それは、ロロワ帝国が開戦の準備をしているとの情報が入っているからだ」

 驚いたのは、エラだけだった。


「ロロワ帝国はどこからかガラスの靴の情報を得たらしい。密偵を少なくとも二人、送り込んでいたことも分かっている。まあ、あの二人がこの国に侵入したのは、ガラスの靴の情報が入るよりもずっと前のことだけどね」


 王子がいない間に、レオノーラが密偵であったことは城じゅうに知れ渡っていた。王子は戻ってすぐにその情報も耳にしたらしい。

 とにかくロロワ帝国は、いつか脅威になるかもしれないガラスの靴の技術を恐れた。そして、その技術を活用したこの国と戦争をするくらいならば、今のうちに滅ぼしてしまうべきだと考えたらしい。


 ガラスの靴は、今はまだエラしか使えない。エラだけが使える技術であるうちは、その能力もそれほど恐ろしいものではないのだ。

 これまでは一つの可能性に過ぎなかった脅威が、今回の件でロロワ帝国にも伝わった。このままでは、遠からず戦争になる。


「そんな!」

 エラが叫んだ。


「どうにか、回避はできないのですか!」

「方法が一つある。そのために、エラに協力してほしいんだ」

「私に?」


 眉をひそめるエラに、王子は頷いた。


「魔女を集めて、兵団を作りたい」

「へ、兵団?」


 あっけにとられるエラに代わり、リオルが批判的な意見をぶつけた。


「馬鹿なこと言うなよ。お前たち人間の戦争に魔女を巻き込むな。

 さっきも言ったけど、魔女は本当に穏やかな種族なんだ。人間を殺せば助かるのに、黙って火あぶりにされてしまうほどにね。彼女らは戦争なんて望まない。その提案は、はなから無理だよ」


 珍しくも、かなり強い口調だ。リオルが怒っているなんて、見るのも聞くのも初めてだ。怒りをぶつけられているのはエラではない。それでも、つい唾を飲み込んだ。

 しかし王子はひるんだ様子もなく、今度はエラではなくリオルに向けて言った。


「なにも、本当に戦ってくれなくてもいい。ただ、王家と魔女が協力関係にあることだけ示せればいいんだ」


 魔女の兵団が存在するというだけで、他国は警戒するだろう。おいそれとは戦争を仕掛けられなくなる。時間さえ稼げば、ガラスの靴の機構を解明し、軍事力をあげることもできる。そうなれば魔女兵団がなかったとしても、他国は戦争を仕掛けにくくなる。


「もちろん国からは、批判の声も出るだろう。未だに魔女に対して、根強い差別意識が残っていることは確かだからね。でも、今回のこれがうまくいけば、その差別意識を改善することにも繋がるんじゃないかと、僕は思っているよ。魔女にとっても、必ずしも悪い話じゃない。

 エラ、お願いだ。どうか、魔女との橋渡しをしてもらえないだろうか」


 魔女の血を引くエラならば、魔女たちも話くらいは聞いてくれるに違いない。王子はそう言った。


 エラはたっぷり時間をかけて、悩んだ。

 魔女を巻き込むのは気がひけるが、王子の言うことにもうなずける。特に魔女狩りや魔女に対する偏見が変えられるのは、エラにとっても嬉しいことだった。だって、マザーはあんなにも優しくて素敵な人だった。あんな人たちが理不尽に迫害されているなんて、間違っているじゃないか。


 唇を噛み締めて悩みに悩んで、ようやく小さく口を開いた。


「……戦争は、嫌です」


 王子の顔がパッと明るくなる。エラは王子に顔を向けて、何度も念押しする。


「魔女は、本当に戦わなくていいんですよね? 戦争の道具にされたりは、絶対にしないんですよね? 魔女の兵団が他国の軍隊を凌駕しても、それを使うことは決してないと約束していただけるんですよね?」

「ああ。ああ! もちろんだ。約束する。

 エラ、ありがとう!」


 エラはリオルに向き直る。


「リオル、それでいいかしら」

「正直ちょっと不満だけど……エラが決めたなら、僕はそれに従うよ」

「……ごめんね、ありがとう」


「それで、魔女の居場所は掴んでいるんだろうね?」

「それは……」


 リオルの問いに、王子が顔を曇らせた。これ見よがしにリオルは大きく嘆息する。


「言っておくけど、僕は魔女の里の場所なんて知らないよ」


 ぐっと言葉に詰まった王子に代わり、ダグラスが口を挟んだ。


「しかし、マザーの居場所は知っている。違うか?」


 今度はリオルが不快そうに眉に皺を寄せる番だった。


「……嫌味なくらい優秀だね、君は。

 うん、そうだよ。マザーの居場所なら知っている」

「そしてマザーならば、他の魔女の居場所も知っている」


「たぶん、そうだと思う。でもね、君たちから逃げ続けているマザーの居場所を、事もあろうに君たちに教えると思うかい?」

「教えていただけないと困るな。それ以外に、もはや戦争を避けるすべはない」

「白々しいね」


 リオルはダグラスの言葉を鼻で笑った。


「お願いよ、リオル」


 困ったようにエラを見上げ、リオルは耳を揺らした。


「エラに言われると弱いなあ。でも、こればかりは僕も譲れないよ。マザーの身の安全がかかってるんだからね。

 まあ……エラの気持ちもわかるよ。エラは魔女らしい、心根の優しい子だから。戦争なんて望まないんだろう。人間の友人たちがそれに巻き込まれることも。

 だから、提案だ」


 リオルが王子に向けて、小さな前足の指を二本、ピンと立てた。それを一本ずつ折って、二つの条件を提示する。


「一つ。ガラスの靴の所有権を、永遠にエラに認めること。研究する場合はエラに許可を得て、一つ実験が終わるたびに、必ずエラにそれを無傷で返すこと。

 君たちにとってガラスの靴がどれほど重要かは知らない。知ったことじゃない。けどあの靴はマザーにとって思い出の品なのさ。

 かつてはエラの母がそれを持っていた。次はエラに渡すのだと、マザーはいつも言っていたよ。だからあれは渡せない」


 これは厳しい条件だった。ガラスの靴を研究するにあたり、非常に邪魔になるだろう。王子もそれに気づいているはずだ。しばらく黙って考え込み、それから頷いた。


「わかった。飲もう」

「じゃあ、次だ。

 マザーの居場所を知るのは、エラと王子。君たちだけに限る」


 がたんと音を立てて、ダグラスとロビンが立ち上がった。ダグラスは黙っていたが、ロビンが固く重い口調で言った。


「承服できない」


 それはつまり、マザーの居場所までの道のりを、エラと王子の二人だけで進むということになる。無論、護衛も不可だ。


「落ち着け、ロビン。ダグラスも座れ」

「いけません、殿下。

 罠があったらどうします。魔女が友好的でなかったら? トーマスが再び襲ってこないとも限らない!」


 ダグラスがリオルに向かって問う。


「秘密を知る人間の数を減らすことが目的なら、殿下ではなく私でも良いだろう。エラ嬢は必ずお守りするし、秘密は死んでも話さない。どうだ?」

「却下だ」


 リオルは間髪入れずに答えた。


「理由は?」


「エラが信用しているのは王子だけだ。君たちは王子の付き人であるからここにいるにすぎない。いわば僕にとって君たちは部外者も同然なんだよ。

 王子は君たちのことを信用しているんだろうけどね。強いて言うならば、僕自身は王子だって信用してないよ。


 それに君は、自分が殺されても秘密は守るかもしれないけれど、もし王子の命とマザーの居場所を天秤にかけられたら、マザーの居場所を喋るだろう?

 信用に値しない人間を、マザーの元へは連れて行けない」


「なるほど。道理だな」

「ダグラスさん!」


 納得するダグラスにロビンが声を荒げた。対するダグラスは、まあ落ち着けと一言言うと、「ならば、これならどうだ」とリオルに代案を提示した。


「王子の護衛は私とロビンの二人に限る。一国の王子の護衛に二人だぞ。これでもかなり譲歩している。

 そして私たちは魔女の家の場所を特定できないようにする。魔女は人里離れた場所に住んでいるのだろう? お前が許可する場所より先には、目隠しして行く。目隠しした私たちを乗せるための馬車も用意しよう。


 有事の際には目隠しを外してしまうことになるが、そのくらいは勘弁してもらいたい。

 言っておくが、これが最大限の譲歩だ。この条件を飲んでもらえないのなら、魔女兵団は諦めるしかない。だから最初の条件も認められない。ガラスの靴は軍で管理させてもらう」


 リオルの耳がピクリと動く。


「前半はさておき、後半は納得がいかないな。靴はもともとエラのものだ。もしも君たちがそれを強行するなら、僕はエラを連れてマザーと同じように君たちから逃げることになる」

「それをエラ嬢が望んでいるようには見えないな。靴はお前のものではなく、彼女のものだろう」


「リオル、落ち着いて」

「ダグラス、お前もだ」


 熱くなり始めた議論を、それぞれの主が止めに入った。


「私は……、ダグラスさんの提案、良いと思います」

「エラ!」

「怖いのはわかるけど!」


 エラが声を荒げた。リオルが今日で一番驚いたような顔をする。


「マザーさんが大事なのも、よくわかるけど、どちらかが譲らなきゃ何も解決しないじゃない。

 王子様の計画が達成できれば、マザーさんはもう隠れ住む必要もなくなるのよ? それってすごいことだと思わない?

 ダグラスさんの案、私は納得したわ。リオルの言い分もきちんと考えてあるもの。

 ね、リオル。冷静になって考えましょう。感情的になっても、何も解決しないわ。

 戦争になれば、私たちだってただでは済まないのよ」


「それは……そうだけど」


 先ほどまでの勢いはどこへ行ったのか、リオルはエラにとことん甘かった。

 王子はとにかく場が収まったことに安堵すると、その場で立ち上がった。


「お互いに、言い分はわかったね。

 今日はもう遅い。それぞれ、考えたいこともあるだろう。一度解散して、明日もう一度話し合おう」


 王子に言われて、エラは窓の外を見た。月が随分と角度を変えている。こんなに時間が経っているとは思っていなかった。

 エラはリオルとともに退室した。自分の部屋に戻ると、リオルが遠慮がちにエラに話しかけてきた。


「エラ……怒ってる?」


 先ほどとのギャップがありすぎて、エラはつい笑ってしまう。


「怒ってないわ。だってリオルは、私とマザーさんを心配してくれているだけだもの」


 でしょう? と微笑むと、リオルが照れたように笑う。


「でも、もう少し柔軟になってもいいと思うわ。ダグラスさんもロビンさんも、王子様が大事なだけなのよ。リオルが私たちを大事にしてくれているのと一緒」

「わかってるよ。ダグラスが理にかなったことを言っているのもね。でも、まあ、なんというか。

 僕は、人間が嫌いだから」


 リオルの告白に、エラが大げさに驚いた。リオルは口を尖らせて「だって」と言う。


「人間が魔女を迫害なんかしなかったら、エラはまだマザーと一緒に暮らしていたんだよ」


 肉親がいれば、エラがルイーゼにいじめられる日々も来なかった。マザーだって、本当は家族と暮らしたかったに違いない。リオルの言い分はもっともだ。

 魔女とともに長い時を過ごしたリオルは、魔女狩りを行う人間の残酷さを何度も目にしたのだろう。


「でも、お継母様のところに来なかったら、アルベルタ姉様やドリス姉様たち、それにお城のお友達には会えなかったわ」


 そして、王子にも会えなかった。心の中だけでエラはそう付け加えた。


 ルイーゼに召使のように扱われて暮らした日々が、辛くなかったわけじゃない。けれど、エラが経験した日々の全てが不幸だったわけでもない。

 きっかけがどれほど不幸なものだったとしても、それがエラにもたらしたもの全てを否定したくはなかった。


「私は今、幸せなのよ」


 柔らかな微笑みを浮かべるエラを見て、リオルが表情を緩めた。


「……そうだね。ごめんよ、エラ」


 エラとリオルはベッドに潜り込むと、すぐに眠りについた。

 翌日になって、エラたちは再び会議室に集まった。王子に意見を求められると、エラがリオルの背を押して発言を促す。気まずそうに視線を泳がせるリオルだが、やがて観念したように王子に言った。


「……ダグラスの提案を飲むよ」


 王子が歓声をあげた。何度もありがとうと叫ぶと、小さなリオルの手と握手している。そのとき王子と目が合った。王子がエラに向けた笑顔は、今までで一番輝いて見えた。


先日、スペースを増やした方が読み易くなるので、そうするべきではないかとの意見をいただきました。


ご意見をいただき、しばらくはそのまま様子ていたのですが、横書きのスペースなしは確かに読みにくいと思い直し、修正いたしました。

ご指摘から修正まで、かなり時間が経ってしまった事、お詫びいたします。

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