009:漂流するEXPハンター
2015.09.26 10:00 Update 1/4
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真っ直ぐ前が切り揃えられた、漆黒の長い髪。たおやかに整った顔立ち。
御子柴小夜子は、日本人形のように清楚な愛らしい少女だった。
見た目には、だ。
厳格な古い名家で育った小夜子は、幼い頃からあらゆる礼儀作法を叩き込まれ、習い事をさせられてきた。
起床、朝食、通い事、帰宅、習い事、夕食、入浴、習い事、就寝。
自由になる時間など無い。
幼稚園から小中高と、通う学校は完全男子禁制の乙女の園。
家の者はどこか有力者の嫁にやるまで、小夜子を無菌室の花として育てるつもりだったのだろう。
ところがどっこい、中学に入って出来た友人の影響で、その花はがっつり汚染される事となる。
架空の世界、限りなく現実に近いゲームの中で、小夜子はその本性を余すところなく曝け出す喜びを知ってしまった。
◇
ヒト種圏アストラ王国、レキュランサス市の南。
『ドガの洞穴』。
ゲームに入り込んでしまったプレイヤーの一大拠点にして、ヒト種の大都市であるレキュランサス。
そこから南に半日、小さな街道を行った所に、『エルハン』と呼ばれた村があった。
その村から更に3時間、徒歩で進み林に入ると、地面の隆起した岩壁にポッカリと穴が空いている。
これがドガの洞穴であり、フィールド推奨レベル10のダンジョンだった。
この洞穴に限らず、この世界の洞窟には、昆虫類や蝙蝠といった生物の他、スライムなどの魔法生物やケイブマンという一種の亜人が巣食っている事が多いらしい。
特にこの『ケイブマン』というのは環境に適応した上に知能が高く、生態系の上位に居る種として高い攻撃能力も持ち合わせる。
どういう事かというと、岩肌の登攀や土の掘削、そして狩りなどに用いる凶悪な爪を持ち合わせるのだ。
また、哺乳綱サル目ヒト科ヒト亜科ゴリラ族ゴリラ属ゴリラ、といったように、このケイブマンもひと括りには出来ない程に種類が分かれている。
ドガの洞穴に出るケイブマンは、種の中でも最下級のモノだが。
その姿は、体毛の無いヌラヌラした体表に、ゴブリンのような頭身の低い五体で、人間と同じかやや小さい。
2足と4足歩行を的確に使い分け、手には伸縮する長い爪を持つ。
頭部は、人間と爬虫類を掛け合わせたような醜悪な作りになっていた。
闇に潜み、人間の物より大きな黒い眼球は光ではなく熱を見る。
音にも非常に敏感であり、自分のテリトリーに入った獲物をジワジワと追い詰め体力を削り、最後には襲いかかり仕留める。
暗闇の中のハンターだった。
「ほれっ」
「ゲギャッッ!!!?」
そのハンターは、背後から獲物を襲ったところを簡単に躱わされた挙句、真横から頭を蹴り飛ばされて沈んだが。
ケイブマンにとって、狩りは順調だった。
ノコノコと洞窟に入ってきた4匹の獲物は、そのまま奥へ奥へと入り込んでいく。
嘶きの声で脅し、闇の中から姿をチラつかせて威嚇し、自らの狩場に追い込んでいくのがケイブマンのやり方だ。
その狙い通りに、洞窟の中で窪んでいる一際広い部屋へ獲物を追い詰める。
こうなれば、後は四方八方から切り刻み、弱ったところでトドメを刺す、筈だった。
ケイブマンは騙されたのだ。
獲物のひとりは、ヒトの皮を被りヒトの振りをしていた、怪物だったのだから。
「くぉらユージ! こっちに流さなきゃ経験値稼ぎになんねーじゃんかー!」
「いやそっちにやってホントに大丈夫なの!? あとオレの名前は悠午だから!」
「大丈夫なように適当に痛めつけてファイナルアタックで倒せそうなのを見逃すんだよ!」
「難しくないそれ!!?」
モンスターに足の裏を叩きつけた胴着袴の青年が、好き勝手言うジト目の魔術士へ声を大にして不満を表明。
だが、次に奇声を上げて襲ってきた個体にカウンターで打撃を入れると、足を払い宙に浮かせた所で魔術士の方へと蹴り飛ばした。
見た目より器用かつ素直な少年である。
「ヒッ――――――!?」
「っしゃぁあ! かなみん! 殴れ殴れ!!」
「え!? あ! えひ!? ひぅううう!!」
「おまえこんな時じゃないとレベル上がんねーだろ! もういいわ! 姫!!」
「そ、ソードフォール!!」
一方、広間の端に固まるお姉さん方は、大騒ぎしながらケイブマンを攻撃していた。
と言っても、致命的な一撃を喰らい弱りきった個体にトドメを刺すだけの簡単なお仕事である。
それでも、攻撃毎に経験値が加算される上に、ファイナルアタック(トドメ)でモンスターを倒せば最終的な経験値に最大1.5倍されるのだ。
これは非常に美味しかった。
しかし、イケイケなジト目魔術士に対して、隠れ目で俯きがちな法術士、久島香菜実は、モンスターのおぞましさのあまり泣きそうになっている。
美人で巨乳の戦士、現役グラビアアイドルの姫城小春は、どうにかこうにか気持ち悪いのを堪えてロングソードを振り下ろしていたが。
なお、
ソードフォール、熟練度10。
近距離射程、物理攻撃力×1.5倍、クリティカル率が上昇、技後硬直有り。
大騒ぎしながらモンスターと戦うお姉さん方を背にして、胴着袴の青年、悠午は釈然としない顔をしている。
ここは戦場。一瞬の判断の遅れが致命的な事態を招く鉄火場だ。
だと思うのだが、どうにも緊張感に欠けていた。
「キィアアアアアア!!」
痩せこけた爬虫類のような人面生物が、牙を剥いて悠午に飛び掛ってきた。
これを迎撃する胴着袴の青年は、軽い踏み込み、微かな体重移動、僅かに腕を振るい打撃を放つ。
ただし、超音速。
一発で顔面を潰されたモンスターは、勢いも削がれて真っ直ぐに地面に落ち、悠午はそれを後ろ足でお姉さん達の方に蹴り飛ばした。
直後、背後から「ひゃー!?」やら「うわーん!!」やらの悲鳴が上がる。
悠午は何とも言えない気分になりながら、それでも律儀に経験値の供給を続けていた。
◇
ドガの洞窟に来る前日。
村瀬悠午がプレイヤーズギルドでレベル50台のプレイヤーにケンカを売られた、少し後の話しになる。
「レベル上げ行こうぜ!」
足早にその場を離れ、レキュランサス市の西地区から北地区の共同墓地まで来た胴着袴の青年とプレイヤーのお姉さん方。
綺麗に整えられた墓地の丘からは、色分けされた街を見下ろす事が出来る。
そこでいきなり、ジト目の市松人形魔術士がそんな事を言い出した。
「『レベル』って……。ミコ、あんたさっきの、やっぱり狙ってた?」
「んはッ! もちッ!!」
美人の女戦士が呆れ顔で言うと、逆に得意顔で踏ん反り返る魔術士。
このプレイヤーのお姉さんは、悠午が返り討ちにした高レベルプレイヤーにトドメだけ刺して、そのレベル差から一気に3つものレベルアップを果たしたのだ。
その手並みから、騒動のはじまりから経験値を狙っていたものと思われる。
「まったくようやくレベル15だっつーの。水と風も一気に上がったからアンロックされた魔法も増えたわ」
「何やってんのよ……。相手はレベル50のプレイヤーよ? 殺されたらどうするのよ」
「い、いや別に雄麻君とプレイヤーをぶつけようなんて最初から思ってなかったっつーの。ただー……勝てそうな旗色だからファイナルアタックだけ貰っちゃおうかな、みたいな?」
確か襲ってきたプレイヤーを倒した直後は「パーティーの仲間だから」とかどうとか言っていた気がするが、一時間もしない内に本音を吐き出す魔術士のお姉さん。
悠午は、もはや名前を訂正する気も起きなかった。
「まぁまぁ、勇将君がレベル50のプレイヤー3人くらいなら楽勝だって分かったじゃんよ。またあんな連中に絡まれないとも限らないしさ、帰る方法を探すにもレベルはあった方が良いじゃん? だから、レベル上げ。とりあえず近場の『水郷古城』か『ドガの洞穴』あたりで」
ジト目魔術士の小夜子曰く、なんか知らんが鬼のように強い悠午を壁役にすれば、自分達は安全にレベル上げが出来るのではないか、と言う。
確かに、プレイヤーで冒険者である以上は、力は必要だ。
ジト目魔術士の言う事はご尤も。
だが、
「寄生じゃん」
「シャラッップァ! 生きるか死ぬかだぞんな温い事言ってる場合か!!」
マナーを気にして呆れ顔の女戦士に対して、怒れるジト目魔術士は手段を選ばないプレイスタイル。
半分ほどは何を言っているか分からない悠午だったが、生き残るのにシビアである部分だけは同感だった。
「『レベル』、ねぇ…………」
そのお姉さんたちを眺めながら、胴着袴の若き武人は腕を組んで首を傾げる。
経験値を一定量貯めると、レベルが上がり各種ステータスが上がる。
経験値は、敵を攻撃するか倒すかするでプレイヤーに蓄積される。
理屈は分かるが、そんなんで強くなれれば苦労しねぇ。
と、日々の修行に苦労している悠午は思わずにはいられない。
いられないのだが、ジト目魔術士のお姉さんが実際に力を上げているのも、悠午には分かってしまった。
(いったいどういう仕掛けなのかね?)
イメージとしては、力の鎧だろうか。
経験値だとかレベルだとか言うのはよく分からないが、レベル15になったと言う小夜子然り、殺す気で来たレベル50台だと言うプレイヤー達然り、そのレベル相応の何らかの力を纏っているように悠午には見えた。
まるでゲームシステムに沿うかのような、プレイヤーに特別な能力を付与する、何か。
そんなワケ分からない物に頼っていいのかね? とも悠午は思うが、かと言って素人丸出しのお姉さん方には、他に依るところが無いのも理解できた。
かなり不自然な力なのだが、護身用くらいにはなると思われる。
「ま、お手伝いするのは別にかまいやしませんがね…………。ボディーガードみたいな事でもすりゃ良いんですかね?」
「ん? まぁそんな感じ。最初は前衛の壁役になってもらおうかなーって思ったけど、壁は今まで通り姫だけにして、悠里君はストライカーが良いかもしれんね」
「ミコはいつまで村瀬君の名前間違えるの?」
このようにして、プレイヤーのお姉さん方に自衛してもらう意味もあり、悠午はパワーレベリングに付き合う事となった。
捨ておくつもりもないし、今後の行動指針を決めるにも、もう少し様子を見たい。それまではこの姉さん方に付き合うのも良いだろう。
バイトでは護衛のような仕事多く、今回もまぁ大丈夫だろう、とこの時は思ったが、前述の通り思いのほか苦労させられるハメになる。
◇
時間は戻って。
ドガの洞穴は、ゲームのワールドリベレイターではそれほど難易度の高いフィールドではない。
フィールド推奨レベル10ならば、パーティー編成にもよるが通常はレベル8くらいで十分攻略が可能だろう。
だが、現実と化した事で死亡リスクが高まり、またゲームと異なり衣食住の必要性も加わる事で、難易度は相対的に上がる事になっていた。
例えば、ゲームならトイレに行く必要は無い。
ドガの洞穴の良い条件としては、内部構造が比較的単純である事と、最寄の村からフィールドまで短時間で行けるという所にある。
女戦士の小春や魔術士の小夜子に限らないが、プレイヤーにはキャンプや野宿が出来ずに村や町の宿泊施設に依存する者が多かった。
食事の問題もあり、現代社会で野生動物を狩り、解体した上で調理し食べる事が出来るような人間も、決して多くない。
経験値を稼ぐ場所としてジト目魔術士がドガの洞穴を選んだのは、そのような要因を考慮しての事だった。
「と、トートライト!」
トートライト、熟練度
術使用者を中心として中距離⇒広範囲で拡散、照明効果(光属性)、攻撃能力は無いが微弱な浄化作用有り。
隠れ目の法術士が魔法を使うと、頭上から少し高いところにポンッと電球サイズの光源が生まれた。
強い光が洞穴内を照らし、激戦の跡を明りの下に晒す。
来た側と奥に向かう側、ふたつの道がある地下の空洞の中には、ヌラリとした皮膚のモンスターの残骸が何体も転がっていた。
「うーえ、グロッ!」
「…………気持ち悪い」
生々しくもグロテスクな有様に、ジト目魔術士はこの上なく顔を顰め、女戦士は今にも吐きそうな顔をしている。
「で、どうなの姫、かなみん? レベル上がった?」
「ひとつ上がった……。レベル11になったわよ」
「…………あ、上がらなかった」
この洞穴には、モンスターを倒して経験値を稼ぎ、レベルを上げにきたのだ。
その成果は? とジト目魔術士が仲間に訊くが、返って来た答えは芳しくない。あんな想いをしたのに。
かく言う魔術士の方も、レキュランサスのプレイヤーズギルドで3レベルも一気に上がった反動か、1レベルも上がらなかった。
「あんだけファイナルアタック決めたのに……ザコが。所詮はフィールドレベル10ってこったな」
「…………割に合わないよね」
ガッカリションボリなお姉さん方を他所に、悠午は死体を検分中。
炎の魔法や長剣で致命な一撃を喰らったモンスターは、その損壊具合も順当な物となっていた。
殺しに来たのだから殺されても仕方がない、とは思うが、それが食べる為などではなく、「レベルアップする為」と言うのがどうにも、
「殺生だねぇ……」
と、呟かずにはいられないのだ。
それが悪いとも言わないが。
腹に収まり腸から吸収されて血肉となるか、ゲタ履きステータスになるかの違いだろう。
どちらも生きる糧になるのは違いないのだから、と、悠午は自分に言い聞かせる。
なにせ、今の段階では何が釈然としないのかも、本人がよく分かっていないのだから。
「この方法だと効率が悪いって事ですかね?」
気を取り直し、思考をシンプルにした少年はお姉さん方に向き直る
経験値を稼ぐには、本人が攻撃するか魔法なり技なりのスキルを使うかしなければならない。
その為に悠午が相手の体力をギリギリまで削り、トドメをお姉さん方に刺させる、という方法を取っている。
成り行きでパーティーを組む流れになったお姉さん方のレベリングを手伝う事となった悠午だが、正直驚かされる事ばかりだった。
モンスター、ないし暴走プレイヤーを倒す事でも、経験値が手に入るのは前述の通り。
非戦闘技能の使用でも経験値は得られたが、高レベルの相手との戦闘で得られるポイント程ではなかった。
よってレベリングは戦闘を重ねる方法を取るのだが、では具体的にどこで、どのように、という話しになる。
そこら辺の都市外フィールドでヒトを襲うモンスターを探すのは効率が悪い。
町や村から日帰り出来ないところは嫌だ。
遠出するなら宿泊場所がある所でなければダメだし、他所に持って行く着替えや歯ブラシもいる。
とはいえ、そこいらの小さな村なんかじゃロクな食べ物も買えない。
野宿? ふざけんなバカヤロウ乙女をなんだと思ってんだ。
と、もう大変な揉めようで。
お姉さんたち今まではどうしてたの? と悠午が心底の呆れ顔で訊くと、出会った『フルーフの森』やレキュランサスの近場にある低レベルのフィールドスポットで、チマチマと日帰り経験値稼ぎしていたとの事だった。
当事者曰く、よくもまぁそれでレベル10台に乗っけたものだ、という話しだったが、実際そんなプレイヤーが多いらしい。
どれだけ戦闘力に恵まれていても、それだけで生きて行ける世界ではなかった。
結論として、近くに人里のある片道3時間の淑女の方々がギリギリ妥協できる観光地的ダンジョンを選んでやって来たのだが、結果は前述の通り振るわなかったとの事で。
敵を殴ったぐらいで強くなれりゃ苦労はしない、という悠午には実際の所は分からないが、プレイヤーのお姉さん方がそう言うなら、そういう事なのだろう。
「もちっと祐介君には手際良くやって欲しい気もするけど、まぁこの程度の低レベルモンスターじゃ何体狩っても同じ事か」
「左様で」
ジト目魔術士の物言いに憮然として応える悠午だが、相手は少しも気にした様子が無い。
羨ましい性格である。
「他に町とかが近いフィールドなんてあったっけ? どこも馬車とか無いと辛かった気が…………」
やはり現代日本人な小春は、ゲームをしていた頃の記憶を掘り起こしていた。
ワールドリベレイターには、他の多くのRPG同様に徒歩以外の移動手段が存在している。
馬や馬車、飛竜、大鳥、飛行船などがそうだが、どれも入手、利用には様々な段階を踏む必要があった。
公共交通機関である飛行船以外は金銭やアイテムどうにかなるのだが、ゲームではなく現実となると、また違う問題が発生する。
例えば、大学生のグラビアモデルも高校生のふたりも、馬なんて乗れない。乗った事も無い。
馬車というヤツも単に馬に荷車を引かせれば良いという物ではなく、馬の世話や管理やらで大変に面倒なものなのだ。
上位プレイヤーのパーティーなどではNPCを雇ったりでその辺を解決しているらしいが、生憎弱小プレイヤーの3人娘に、そんな財力も甲斐性も無い。
だが、これが多くのプレイヤーの現実だというのだから、世知辛い話である。
ちなみに悠午は実家に馬がいるし、ある駆け出し冒険家のお坊ちゃまに泣き付かれてヒマラヤに同行した事もあった。
野宿など慣れたものだが、都会派のお姉さんはそうもいかないようで、悠午も少々もどかしい思いだった。
「やっぱり『トアトラン』に行かないと大したクエスト無いと思う」
「えー? トアトランも悪くないけどさー……。それならいっそ『古代樹林』に行ってみない? キャンプも真ん前にあるし、勇将君がいりゃどうにか――――――――」
「嫌よバカ! 村瀬君が大丈夫でもわたし達が一発死じゃん!!」
この後どうするかで、ジト目魔術士と女戦士の熟練プレイヤーふたりが喧々諤々している。
何もここでやらんでも、と思いつつ口を出さない悠午は、ここまでいまいち会話の無い引っ込み思案の法術士に質問してみる事にした。
「久島さん、『古代樹林』って?」
「ふえぇ!?」
しかし、こう話しかける度に仰天されていては、罪悪感が半端ではない。
悠午の14年の人生をして、珍しい相手だった。
「おお? 興味があるかね、少年?」
「ま、それなりに」
「無くていいよ!」
だがそこで、危ない橋を渡る相棒を得たとニンマリする魔術士と、悲鳴を上げる慎重派女戦士。
そして、こんな事なら自分が教えてあげればよかった、と前髪に隠れる顔を真っ青にしている法術士。
そんな悲喜こもごもなお姉さん方の話しを総合すると、ここからそう離れていないフィールドの中には、恐竜が生息しているという話だった。
クエストID-S010:パワー至上のレムナントキングダム 9/26 11時に更新します