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私は望んでないの(仮)  作者: 鳴海
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 ご覧いただきありがとうございます。

駄文だと自覚していますが、異世界物書きたかったんです。

よろしくお願いします。

 今日は、朝一で会議がある。

その後は、資料を作って···

頭の中で今日の仕事の流れを確認しながら、いつものように出勤の準備をする。

腕時計を付けながら玄関へ向かいパンプスを履き終えて玄関をあけたら···


ー森だった。


「······え?なんっ!」


(異世界···?)


あまりの事に驚きながらも頭は現状を把握しようと回りだし、すぐに自分の身に起きた事を悟った。


「い、いやいやいや?私読むのは好きだけど?」


考えれば考えるほど、混乱してきて私は遂にその場にしゃがみ込み頭を抱えた。

 小説を読むのが好きな私が最近好んで読んでいたのは異世界系の物語。

いろんな世界を魅せてくれる小説の中で私が今一番好きなジャンルだ。

 今、私が置かれている状況は小説で読んだのとよく似ている。


「どうしよう···」


 情けない声を出しながら、ふと後ろを振り返った。

もしかしたらまだ家の玄関があるかも知れないと思って


「そうだよね···あるわけないよね。」


期待した私がいけなかった。玄関があったであろう場所には何もなく、同じ緑の景色が広がっていた。


「なんで、来ちゃったのかな?」


 私はしゃがみこんだまま頭を膝につけた。

私、浅倉(あさくら) 理沙(りさ)はどこにでもいる普通の社会人で、自分でも本の虫だと少し自覚している28歳。

今の生活には不満も何にもないし、むしろ仕事して本が読めたらそれで十分なのに···

とにかく、いつまでもこうしていても仕方がない。

この後の展開に多いのは、神と呼ばれるキャラが出てくるとか、村人に出会うとか、騎士みたいなのが来るみたいなのがあるんだから!





ーーーーーーーーー



「···はぁ···はぁ···誰もいないんだけど!」


 取り敢えず人がいそうな所を目指してみたはいいけど、神キャラも村人も騎士も誰にも会わない。

それどころか、どんどん日が暮れてきてる気がする。

あれ?かなり不味いんじゃない?


ーガサッ!


「····っ!」


 茂みから明らかに生き物が出した物音がした。

ゆっくりと音のした方に首だけを向ける。

物音はまだ続いているというか、こっちに近づいて来ている気がする。


(どうか、魔物とかそういうのじゃありませんように!)


恐怖で動けない私が願ったのは一瞬で命が終わりそうな生き物との出会いの拒否だった。


ーガサッ··ザッ!


「···っ! 綺麗···」


 目の前に出て来たのは、黒豹に似た生き物だけど動物園とかで見たのより大きい気がする。というか、かなり大きい!動物園のより2倍?くらいある気がする。

でも、金色の瞳はとても美しくて、ツヤツヤした毛並はとてもさわり心地が良さそう。

そう思い手を伸ばした。























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