第2話・疾風の剣士・ビコーズ
前半はギャグだけど、後半はビコーズが惨殺されます・・・。
変態丸は緊急の連絡を聴いた!
変態丸
「竹やぶにビコーズが現れた!!出動するぞ!」
五人は竹やぶへ向かった
イリス丸
「ビコーズってどんな奴だ?」
変態丸
「No.72の地獄の悪魔。疾風の如く全てをみじん切りにするらしい。イケメンで美女にモテるんだってよ・・・。イケメンは殺す!!」
イリス丸
「なんだか、強そうだな」
そして五人はビコーズと対峙した!!
ビコーズ
「なんか、ぱっと来ないな、完全変態」
ガイア丸
「完全変態じゃなくて、完全戦隊」
酒蔵丸
「ビコーズ?キモい名前だな」
ビコーズ
「自分が気にしていることを!!」
ビコーズは酒蔵丸に近づいた。そして、通り過ぎた・・・。
酒蔵丸
「あ?なにやりてぇんだ?」
ビコーズ
「お前の頭、切れやすいねぇ」
そういうと、酒蔵丸の頭である酒樽が、斜めに切れて中から酒が溢れ出た!
酒蔵丸
「頭が切れて、力が出ない・・・」
ガイア丸
「あーあ、酒蔵丸の頭が切れてしまったよ。女将から絆創膏もらって治そうな」
ガイア丸は酒蔵丸をおんぶして帰った!
変態丸
「ガイア丸、逃げたな・・・」
阿修羅丸
「我に勝てるか?」
ビコーズ「貴様は己の顔を見たことがあるのか?」
阿修羅丸
「おおおおおのれぇ!!」
阿修羅丸は突撃した!!
イリス丸
「やめろ!でしゃばるんじゃねぇ!!」
阿修羅丸はビコーズにぶつかった!!しかし、ビコーズはピクリとも動かない!!
阿修羅丸
「なぁにぃ!?」
ビコーズ
「お前、地獄で修業し直せ」
ビコーズは凄まじいスピードで阿修羅丸を切り刻んだ!!
阿修羅丸
「ば、化け物」
ビコーズ
「化け物?違う・・・俺は悪魔だ」
阿修羅丸は細切れになって地面に散らばった。
イリス丸
「俺と勝負だ!!ビコーズ!!!」
ビコーズ
「ほぉ、強そうな奴がいるな」
ビコーズは目にも留まらぬ速さでイリス丸を切り付けた!!しかし、イリス丸はそれを防いだ!!
ビコーズ
「なっ!?」
イリス丸
「おらぁ、どうした!!」
イリス丸がビコーズを追い詰めるかのように切り付ける!!!
ビコーズ
「うがっ・・・ぐがっ・・・ごはぁーーー!!!」
ビコーズはついに攻撃を喰らってしまった!!
ビコーズ
「うう・・・強いな、お前」
イリス丸
「お前も、満身創痍じゃなければ俺に勝っていたかもな」
その時、変態丸はビコーズに謎の液体をかけた!
ビコーズ
「ぐわっ、なんだ!?この匂いは・・・ガソリン!!!」
イリス丸
「てめぇ・・・何の真似だ!?」
変態丸
「悪魔を火あぶりの刑にするのさ」
変態丸はチャッカマンで火をつけた!ビコーズが激しく燃える!!
ビコーズ
「だぁぁぁぁ!!!助けてくれーーー!!!」
イリス丸
「待ってろ!!今、自販機で水を買ってくる!!」
変態丸
「イリス丸、お前が奴に情けをかけたら、今度はエルフ族が追い詰められるけど、それでいいの?」
イリス丸
「くっ・・・人間のため、エルフ族のためとは言え、純情な奴を虐げなければならないなんて・・・悲しすぎる!!!」
イリス丸は燃えて無くなるビコーズを見殺しにすることしか出来なかった。
その頃、ヘルクライム78柱では・・・。
サイン
「ビコーズが消滅した・・・」
ウェザー
「後輩が先に逝くのは不憫だな・・・」
ダークラ城のあるトルコのカッパドキアを、涙雨が潤した・・・。
戦隊モノって、敵を殺してめでたしめでたしなパターンが多いけど、同じ命なのに情けをかけようとはしないんだな・・・。(必ずしも全て当て嵌まるわけではないが)