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ぬいぐるみパーティを追放された人気ぬいぐるみ

作者: ねこのうえのいぬ

皆様のおかげでそこそこ人気が出てくれた為連載版をご検討いたします。感想欄で何かあったら遠慮なく言ってください。

俺はこの家の子供から気に入られ遊びにくる友達からも人気の犬のぬいぐるみだ。


そんな俺が突然ぬいぐるみパーティから離脱してもらうと若干キャラ被りしてる猫のぬいぐるみからこの家から出てってもらうと言われた。理由があまりにも不自然すぎたので録音したから聞いてくれ。


途中からしか撮っていないから追放を通告させられた時からの録音になる。


「なんで俺がぬいぐるみパーティから離脱しなきゃいけないんだ?!」


「新しいぬいぐるみを買いに行くらしいからだよ。」


「なら俺を捨てなくて良くない!?」


「いや一つぬいぐるみを捨てるなら買ってあげてもいいよとお母さんに言われたらしい。これは野球マンからの情報である。」


※野球マンとは俺のぬいぐるみ仲間だ。


「野球マンなら信じられるな…。」


「だろっっ!」


野球マンや友達のバナナも迷惑そうな顔でみてくる。


友達のバナナがついに言葉を発した。


「ねぇごめんだけど正直言って迷惑なんだよ。ちゃんと事実を受け止めてくれない?」


他のぬいぐるみ達も…


「迷惑!」  「出てけ!」  「早くいけよ!」など俺を追い出すモード全開だ。


「ならいいよ!出てってやるよ?その代わり子供が飽きて遊ばなくなったり使われなくなったりしたら二度と俺を頼ってくるなよ?」


「あぁお前なんかを頼らないよ。」


「もちろんさ!!」


もちろんさって喧嘩うってんのか?笑


あとお前なんかを頼らないって地味に傷つくなぁ。まぁいいか俺が決めたことだし。


〜翌日〜


俺は出て行った。俺が出て行くのを悲しんだやつは1人もいなかった。親友だったバナナも信頼できていた野球マンも… てーかなんで俺親友なのぬいぐるみじゃなくてバナナなんだ!? 今までずっとこの家にいて気づかなかった。


俺は旅に出ることになった。俺を助けてくれる人を求めてな!俺は何ヶ月もかかることを覚悟していたが……


〜旅に出てから1時間後〜


「君はバナナ君だよね?僕は君をスカウトしたいと思って。」


「ん!?僕はバナナではないですけど?……前の家にバナナという友達は居ましたが…。」


いや俺の見た目みてバナナだと思う人いんのか?俺は柴犬ですけど?まぁぬいぐるみなんだけど。


「あーごめん間違えました。僕はバナナ君が推薦していたシバ君を探していました。」


「確かに俺はシバという名前ですけど…バナナ…?」


「そうです!日本バナナ協会というものがありまして!そこで理事長をやっているバナナ君が推薦していたのがあなたなんです!そのバナナ君というのは坂内家バナナ君です!あなたのお家のバナナ君は坂内家バナナ君で間違い無いですね?」


「まぁ僕がいたのは坂内家です。バナナも坂内家にいました。」


「あなたと一緒に過ごしていたバナナ君はすごく特別な能力を持っていたのです。」


「どういう能力なのですか?めっちゃ美味しいとかですか?」


「違います。あなたのお家のバナナ君は不死身のバナナなんです!!何があっても絶対に腐らない。バナナ君なんです!」


「はぁ!?そんなバナナあるんですか?」


「はい。もう1000年に一度のバナナなのです。」


「確かに俺がきてから十年間ずっと腐ってない!しかも食べられてなかった。人間界ではこのことがもう有名だからあえて食べて無いのか?」


「まぁ人間界では有名ですね!」


「で、そのバナナ君がどういう推薦をしていたのかというと。」


「僕の家ではそろそろ僕と仲がいいシバという柴犬のぬいぐるみが追放されてしまいます。僕は所詮バナナなのでぬいぐるみじゃないので止めれる権力がなくて止めれないのですが追放された時にシバを助けてやりたいと思っています。なので誰かシバを拾って新しいぬいぐるみパーティのところへ入れてあげて欲しいです。お願いします!」


「という内容でした。やはりバナナ君は仲間想いですね。まぁ僕もバナナですが…。」


「はい!!ありがとうございます!なのであなたは僕を拾いにきて新しいパーティに連れてってくれるということですね?」


「え?違いますよ?ただ憧れのバナナ君と仲がいいということでみにきたかっただけですが?」


「はい!?」


「流石に嘘ですよー!」


「本当かと思っちゃいましたよ。」


「じゃあこれから柴犬の会というパーティに連れて行ってあげますね!」


「どういうパーティなのですか?柴犬の会というのは…」


「えーと柴犬の会というのは柴犬のぬいぐるみしかないお家があるのです!」


「えぇ?!そこに行けるなんて夢のようだ!」


「皆さんすごくお優しく方達ばっかりなのですぐ慣れると思いますよ!」


「そうですかならよかったです!!!」


「何分ぐらいで着きますか?」


「うーん!大体1分ですね!あと次バナナ君と会った時はバナナ君にお礼を言ってくださいね!」


「えー!?めっちゃ早く着くじゃないですか!あとお礼はもちろんです!あとあなたにもすごく感謝していますよ!」


「そうなんですよ!めっちゃ近いんです!あと僕にお礼なんて…。こちらこそ突然きたのに優しくしてもらってありがとうございますね!」


「あと柴犬の会のみんなにはもう連絡を入れておきましたから」


「おー!了解です!」


〜1分後!〜


「ここの家ですか?」


「そうです!」


「なんかいい雰囲気の家ですね!」


「そうですね〜!早速入ってみましょうか!」


「ですね!」


「ありがとう案内人バナナさん!」


「いえいえ!では私はこれで!」


「ここが家かー!」


「あっ君!?新入りの子って?」


「そうですそうです!これからよろしくお願いします!」


「あー!よろしくねー!これから仲良くしていこうねー!」


「君か!とても待っていたよ!」


「僕もすごく待ってたよ!これからよろしくー!」


「皆さんからこれからすごく!仲良くしていきましょうね!」


「うんッッ!!」


シバはこの雰囲気になれたものの……一方追い出したキャラ被り気味の猫側は……??


〜追い出した側〜


「なんで最近子供の機嫌が悪いんだ!?」


「わかるわけないだろっつ!」


「はぁ!?」


「バナナ!なんか意見は!?」


「シバを追い出したせいじゃない?」


「何言ってんだ!バナナ!!そんなわけないだろ!お前も追放だ!!」


「あぁいいよ!お前らの人気が落ちるだけだから。」


〜シバが柴犬の会の家に行ってから翌日〜


「こんにちはー!」


「んー!誰だ?」


「えっと!?バナナ??」


「そうだよー!シバー!俺も追放されたからこっちきたよー!あとおとといはごめんね。シバにはこっちの方が幸せだと思ったんだ!」


「わかってるよ!案内人バナナさんから聞いたから!!」


「あー!あの子が教えてあげてくれたんだね!なるほどー!」


シバの方はバナナがきて賑やかになったものの追い出した猫の方は全然うまくいかなかった。



俺はなんとか!柴犬の会の家にいってから幸せに暮らせるようになった!だからありがとう!バナナ!案内人バナナさん!柴犬の会の家のみんな!!



評価・ブックマーク・感想お願いします!初挑戦のコメディですがなかなか上手くかけたのではないかなと思います!

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