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飛べちゃいました[笑]

前書きで(ry

「むぅぅ」


アリスこと金髪赤眼の天使…基吸血姫、アリシア・ルシェ・ヴァンピィルはその頬をぷくぅと膨らませていた。


数時間前にあやとのことをアリスの父親であるルクス・ルシェ・ヴァンピィルに報告したのだがあやとはルクスの指示を受けて魔法の練習に言ってしまった。自分もついて行こうと思ったのだが、じゃまになるからと執事のグラムに止められてしまったのだ。


「今日はあやとと遊ぼうと思ってたのにぃ」


とぼとぼと歩いていると数メートル先にきょろきょろと辺りを見渡しながらこちらに歩いてくる人影が目に入った。


「あやとぉ〜」


人影に気づくなり一秒にも満たない時間の間にその人影に向かって走り出した。


「おお、アリス」


自分に向かって走って来る少女に気づいて綾斗は内心ほっとする…迷っていたから。


「あやと、もう魔法の練習はいいの?」


「ああ、うん。もう終わったよ」


「じゃあ、じゃあ、遊ぼ?」


「うん。もちろんいいよ」


昨日綾斗とアリスが出会った森に移動して即座に鬼ごっこが始まった。もちろん鬼は綾斗。


幼女を追い回しても捕まらない…最高だぜ!

しかしまぁ、昨日のかくれんぼではぼろ負けだったが昨日までの俺とは違う。なんてったって今の俺は正真正銘の吸血鬼だ。


綾斗が地面が割れんばかりの力で地面を後に蹴るとどんどんと景色が変わっていく…変わってはいくが綾斗の目ははっきりとアリスを捉えていた。


見える。・・・この身体に慣れたってことか。


しかしアリスは想定内と言わんばかりに身を翻して綾斗を躱す。それに綾斗はすぐさま反応してブレーキをかけすぐにアリスの追尾を始める。やはりこれもアリスは綺麗に躱す。


やっぱり赤眼のアリスと白眼の俺とじゃ話にならないか。いやまて、俺とアリスのちからじゃ天と地程の差があるはずなのになんで俺はアリスの動きについていけてるんだ?


「あやと危ない!」


「へ?」


ガン!!


「痛ってぇ」


考え事に気を取られていて目の前に木がある事に綾斗は気がつかなかった。


「大丈夫?」


「大丈夫だよ」


大丈夫では無いけど…


「ここって昨日の」


綾斗は辺りを見渡す。


「そうだよ、ここは昨日の私があやとを眷属にした場所」


「やっぱり」


綾斗が見る先には数秒前にぶつかった木があり、綾斗とアリスの後には綺麗な川が流れていた。


「そこにいるの誰?」


アリスが見る方向に目を向けると木があるだけだが確かに何者かの気配がする。


次の瞬間、周りを大柄な男達に囲まれた。


「おい見ろよ。赤眼の吸血鬼だ。高く売れるぞ」


「あぁ、だが男の方は白眼だぞ」


「そっちはほっとけ。どうせ大した額にならん」


悪かったな大した額になんなくて!


一際大きな男がアリスに向かって走っていくがアリスは動じない。


ドスッ


鈍い音がすると同時にアリスに向かっていった男は両膝を地面について狂いそうにしていた。


他の二人の男は何が起こったか分からずにキョトンとしていたが綾斗はしっかりと今起きたことを理解していた。


アリスが男の懐に入り腹に一発こぶしを叩き込んだのだ。


おっと、アリスの可愛さに見とれてる場合じゃ無かった…なぜ可愛さかって?だってアリスが強いなんて鬼ごっこをやった今ならはっきりと分かってるからな。逆にあんだけの身体能力が高いのにパンチは弱いとかその方がびっくりするっての…それはそれで可愛いけど。


綾斗は自分の後に棒立ちしたままの二人の腹に肘を叩き込んだ。二人はアリスにやられた男と同様に膝を地面について悶絶、とおもいきやすぐさま気を失った。アリスの方に目を向けるともう一人の男もいつの間にか気絶していた。


「一体全体何だったんだこいつら」


「魔族ばいやーだよ」


「魔族バイヤー?」


「うん、人間の中でも強い人が集まって魔族を捕まえて売りにだすの」


「え、じゃあこいつらのこと報告した方がいいんじゃないの?」


そう聞くとアリスは首をいやいやと横にふる。なんでも前にも同じようなことがありそれを報告した結果心配したアリスの父親ルクスによってアリスには一ヶ月の間外出禁止令が出たとか。


「じゃあどうするんだ?」


「あそこに山が見えるでしょ?」


アリスが指を指す方向へ目をやると大きな塀がありその奥に緑の生い茂った山が見えた。


「ああ、うん」


「あそこに捨てておくの」


「歩いて?結構遠いと思うんだけど」


「飛んでだよ?」


そう言うとアリスの背中にある小さな翼が突如大きくなってアリスを宙に浮かせる。


「え?」


「あやとも手伝って?」


「あ、うん」


飛べと?俺に?無理だろ?だって昨日まではただの人間だったんだよ?オタクでロリコンだったんだよ?今もだけど。ノーヒントで?飛べ!とか考えたら飛べる感じ?ならいくらでも考えるよ?飛べ!!





飛べちゃいました。


俺とアリスはその後男三人を山に捨てた後帰り道を歩いていた。


「ねぇ、アリス」


「どおしたの?」


「俺ってどこで寝たらいいの?」


「あやとは私の眷属なんだから私の部屋で私と同じベットで寝ればいいんだよ?」


「え、まじ?」

最後まで読んで頂きありがとうございます!

いやぁ、この話を書くのに1時間半もかかってしまいました。

え?なんです?あぁ、皆さんが言いたいことは分かります。今回もアリスが可愛いとなるような場面は特にありませんでしたね…w

と、ここで言い訳、だって可愛く書くのって大変なんですもん。

プロの人ハンパないって、だってめっちゃ可愛いくキャラ書くもん(今更ワールドカップに便乗)

とまぁ、おふざけはこの辺にしといて、ほんとにプロの方々の凄さが身に染みておりますもう既に心が折れかけです。ですが僕もこの話の行方が知りたいのでまだ書き続けるつもりです。というのも僕はプロットとか何にも考えずにこの話を書いているので僕の中でも終わりが見えていないのです。

前回のあとがきでも言いましたが読んでくれた皆さんが後悔しないような話を書いていきたいと思いますのでこれからもよろしくお願いします!!

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