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幼女と楽しく遊びましたw

どうも初めまして娘萌(こもえ)です

前書きでダラダラ書くのもあれですし…本編へどうぞ!(なげやり)

突然だが俺、桜嶺綾斗は自他共に認めるオタクだ。


この御時世様々なオタクが存在する。


アイドルをこよなく愛するアイドルオタクの方々。


ゲームをこよなく愛するゲームオタクの方々。


様々なオタクの中でも俺はアニメ、ラノベオタクだ。


さらに付け加えるならロリコンなのだ…勘違いしないで欲しいのだが別に小学生を性的な目で見ているわけでは断じてない、ただただ幼女が好きなだけなのだ。


しかしまぁこの世界はおかしい、アニメが好きと言った瞬間に白い目で見られることも少なくない。


挙句の果てにはテレビ番組でアニメオタクは犯罪者予備軍だと放送することもあるのだ。


まったく悲しい。


現代社会のアニメに対する批判的な考えに悲しみながら高校への道を歩いているとふと、少し前を歩く小学生の女の子が横断歩道を渡ろうとしてるのが目に入った。


しっかりと左を見て右を見てまた左を見返す。


そんな幼少期から教えられる横断歩道を渡る時の確認を健気に守っている光景を目にすると自然と頬が緩む。


ん?


女の子の方に向かって走る一台の車が目に入る。


しかもスマホを操作しながら運転しているせいで横断歩道を渡ろうとしている少女に気づかないのか一向に止まる気配がない。


「危ない!!」


俺は咄嗟に走り出した。


決して女子小学生だからとかではない、あの子が男の子であろうと大人であっても俺は同じように助けるために走り出しただろう。


俺がこよなく愛するアニメの主人公ならこんな場面に遭遇すれば必ず同じ行動をとるだろう。


せめてあの子だけは助ける。


そう思い俺は飛び込み少女を抱き抱える、次の瞬間身体に強い衝撃が走ったかと思うと俺の身体は宙を舞いすぐに地面に叩きつけられる。


身体中が痛い、息ができない。


俺と少女が飛んできた方向から人が駆け寄って来る音が聞こえる。


「君、大丈夫か!今すぐ救急車を呼ぶから」


そんな声が聞こえる、そんなことよりも女の子は?


俺のすぐ側で倒れている少女に目を向けると少女は気絶しているようだった、しかし幸いなことに轢かれたときも、地面に叩きつけられたときも俺が衝撃を受けたことで少女は軽い擦り傷しか見られなかった。


良かった、無事で、でも俺は無理そうだな…まだ見たいアニメもラノベも沢山あったのに…


そこで視界が暗くなった、身体中が痛いはずなのに眠りにつくような心地よさを感じる…


心地よいそよ風が吹き、新緑の匂いが鼻の中に広がる、更に側に誰かの気配を感じる。


「ねぇ、起きてよ あなた誰?」


幼い声が聞こえる、俺は死んだんじゃないのか?


「ねぇ、おきてってばぁ」


「うぅん?」


俺は薄ら目を開く、すると側で喜びの声が聞こえる。


「あぁ、やっと起きた!」


明るい光に馴れてきた目がようやくピントを合わせると目の前にいる人物の姿がはっきりと確認できた。


腰まである長い金髪で綺麗な紅色の瞳、年齢は小学6年生位に見えるとても可愛い女の子。


「あなた名前は?」


「俺の名前は…」


少女の質問に答えるべく俺はまだ半分寝たままの脳を無理矢理回転させる。


「綾斗」


「ア、ヤト?」


「そう、綾斗」


名乗ると少女は不思議そうな目で俺を見つめて名前を復唱する。


「私はアリシア・ルシェ・ヴァンピィル」


「ありしあ?」


「アリスって呼んで?」


「うん、分かったよアリス」


そう俺が答えると少女は満足そうな笑みを浮かべた。


「あなたどこから来たの? ここで何をしてなの?」


「俺は日本に住んでて、気づいたらここにいた」


「にほん? どこ? それ」


アリスは不思議そうに俺を見つめる。


「ところでここはどこ?」


俺はアリスに尋ねる


「ここはルシェ大国だよ」


アリスは俺の質問に即答した、それがまるで常識であるかのように、しかし、現代社会においてそんな国名を聞いたことはない。


「ねぇ、ねぇ、あやと!」


「ん?」


「遊ぼ!」


「うん!何して遊ぶ?」


即答…だってしょうがないじゃん相手は小学生くらいの女の子だよ?しかもめちゃくちゃ可愛い、俺がそんな子の誘いを断れるか?もちろん答えはNOだ。


「う~ん、かくれんぼ!あやとが鬼ぃ30秒数えて」


「よーし、いーち、にーい、さーん…」


目を瞑って30秒数えて辺りを見渡すと一面生い茂る木々、アリスの姿はまったく見えない。


「どこだ〜?」


俺はひとつひとつ木の裏を確認していくしかし5分ほど探したがアリスは見つからない。


「おーい、降参だアリス、どこだ〜?」


そこで俺は降参の意を示して呼びかける、すると背後に気配を感じ振り返る。


「ここでしたぁ」


「え、どこにいたんだ?」


「ずっとあやとの近くにいたよ?」


「えぇ、しっかり探したんだけどなぁ」


「ふふ、私のかち〜」


アリスは天使のような笑顔でそう言うと。


「ねぇ、あやと」


「うん?」


「私、遊んでくれるあやと、だーい好き」


「ありがとう」


ふう、危ない平静を装ってはいるが俺は鼻血を吹き出しそうになった、なんて破壊力だ恐るべし幼女の笑顔。


「それでね、私、あやとを眷属にする!」


「ん?」


今眷属とか言った?俺の聞き間違いか?


「眷属?」


「うん!眷属!!」


聞き間違いかと聞き直す俺にアリスは笑顔で自分の言ったことを復唱する。


「ど、どういうこと?眷属って何?ファンタジーの世界じゃあるまいし」


「あやとは、私の眷属…嫌?」


アリスの目が潤んでいく。


「もちろん嫌じゃないよ、すっごく嬉しい」


「ほんと?ほんとにほんと?」


「うん!ほんとにほんと」


ああ、こんなに可愛い子を泣かせるようなことはできない、眷属ってのはよく分からないけど、この子のなら眷属にでも奴隷にでもなってやるさ。


「じゃあ、早速」


そう言うとアリスは俺顔に口を近づける…正確に言うと俺の首筋に、そして・・・カプっ


次の瞬間アリスは俺の首筋に噛み付いた、体温が徐々に下がっていく気がする…俺、また死ぬのか?


よく見るとアリスの背中にはとても小さくコウモリのような翼があった。


まさか、


そしてそんなことを考えている間にもアリスは俺の血を吸い続けている、いつしか血の抜けていく感覚も心地よく感じられる気がしてもっと吸ってほしいとか思ってしまい俺はアリスをだきしめていた。


まさか、アリスは、吸血…鬼


そこで視界が暗闇に包まれた。

最後まで読んで頂きありがとうございました

この話を読んでくれた方に続きが読みたいと思って頂けたら幸いです

私は今学生で書くペースが遅くなる可能せいがありますが、今のところ目標は1週間に1話投稿することです

これからもどんどん続きを書いて行くのでよろしければブックマークをしてこのあとのアリス(もっと可愛いくする予定)を見てあげて下さい!!

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