表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
TSカリスマライフ! 「女の子大好きな転生少女が送る、百合ハーレムな日常コメディ」  作者: 恒石涼平
第一章 転生少女とカリスマ開花。(小学一年生)
184/195

第11話 思い出はここから

もっと千佳ちゃんたちの魅力を出したい……

1話に出てくる人が多くなると難しいです。

湖月ちゃんと友達になって、彼女のお願いを聞いた後、明日以降の予定を聞いてから下校という流れになりました。説明をする為に教室へ入ってきた担任の先生はなんと、体育館で案内をしてくれた九重先生だったのです!

可愛い担任に恵まれて良かったな思いつつ、私たちは三人でお母さんたちが待つ校門へと向かうことになりました。


「じ、自己紹介って、今日じゃなかったんだね……」

「おっ、愛ちゃんも練習してきたん? うちも気合入れてたからちょっと拍子抜けやわ~」


保護者が待っているという理由もあってか、三十分も掛からずホームルームは終了しました。自己紹介や授業の準備などは明日から行われるそうで、小学生というだけあって今週いっぱいは授業らしい授業がないようです。次第に大人になるにつれて、こうした落ち着いた時間がなくなっていくのかな……


「ほんで、なんで千佳ちゃんはそんな遠くを見とるんや」

「もしかして、千佳ちゃんも自己紹介覚えてきてたの……?」

「ふっ……私が自己紹介なんて覚えるとでも?」

「なんでドヤ顔やねん」


ノリのいいツッコミを聞きながら、二人と一緒に桜並木を歩いていく。そもそも新入生代表の挨拶すらアドリブだからね、自己紹介くらいは何の問題もないのです。そうして明日からの期待や不安を語り合いながら校門へ近付くと。


「――お姉ちゃん!」

「――ねぇね!」


音を置き去りにするかの如く、弾丸のように跳んできた二人の天使が私の身体へと抱き着いてきました。私じゃなきゃ吹っ飛んでるような勢いを踏ん張って耐えた後、優しく二人の頭を撫でてあげます。


「メグちゃん、花ちゃん。来てくれてありがとうね」

「お姉ちゃんカッコよかったよっ」

「ねぇね、輝いてた~!」


彼女たちは家に帰ったときの愛犬みたいに、私を抱き締めたまま足がジタバタと喜びを表していて愛らしい。鼻血出そうだよお姉ちゃんは。しかし、まずは置いてけぼりになっている友達への紹介をしなければ。


「二人とも紹介するね。この子が妹の恵で、こっちが幼馴染で妹分の花だよ」


それから湖月ちゃんはフレンドリーに、愛ちゃんは少し緊張気味に挨拶をすると、天使たちは私から離れてからペコリと頭を下げました。


「お姉ちゃんの妹、恵ですっ」

「花で~す!」


ちゃんと挨拶出来るなんて偉い! 花丸あげちゃう!


「千佳ちゃん、顔がだらしなくなってるよ……可愛い」

「ほんまに好きなんやな~、表情見るだけで全部伝わってくるわ」


可愛い妹たちですから、好きを伝えない理由なんて何一つないのです。今度は私から二人をぎゅうっと抱き締めて、偉いぞ~と褒め称えてあげれば、とても嬉しそうに頬を緩ませて身体を押し付けてくる。

そうしていると、次はお母さんが私の元へと走ってきた。天使たちに勝る勢いで。


「千佳! お母さんもまぜ――ぐへっ!!」


あっ、後ろから襟を掴まれて変な声出してる。いきなり首を締めるような所業をしながら、呆れた表情を浮かべる花ちゃんママ。いとも簡単に行われる悪魔の所業である。


「美佳、いい加減大人しくしろ。千佳の友達も驚いてるだろうが」

「いやよ!」

「いやよ、じゃねえ。お前は子供か」


お母さんが誰よりも子供っぽいのかもしれません……苦笑いをしている二人に、私と花ちゃんの母親であることを説明したら、次は湖月ちゃんのお願いを果たすターンです。


「二人ともありがとな~。これでママを安心させられるわ」

「これくらいどうってこないよ。私も湖月ちゃんと愛ちゃんと一緒に写真撮りたいしねっ。じゃあお母さん、湖月ちゃんのスマホで撮ってくれる?」

「お母さんも入りたいわ!」


もう駄目だこのお母さん、頭のネジが数十本抜け落ちてる。


「……花ちゃんママ、写真撮って?」

「ああ、いいぞ。美佳は暴走しないように腕を掴んでおくから、心配するな」

「本当に来てくれて良かったと思ってる。お母さんがご迷惑お掛けします……」

「こちらこそ、私の親友が迷惑を掛けるな……」


お互いに苦労しますね、と言わんばかりに溜め息を零した後、私たちは校門を背に並びます。湖月ちゃんのママに送るものなので、彼女をセンターにしておきましょう!


「いいなあ……お姉ちゃんたちと写真撮りたーい」

「花も、花も~!」

「おっ、せやったら恵ちゃんも花ちゃんも入りや~。千佳ちゃんの妹たちなんやったら、うちにとっても妹分やで!」


優しい湖月ちゃんに誘われて、てってと二人がやって来ます。それから二人でじゃんけんをしてメグちゃんが勝利。やったー! と両手を挙げて喜ぶメグちゃんは、私と湖月ちゃんの間に収まりました。そして花ちゃんがしょんぼりしたのを見て、メグちゃんは私を見上げた。


「ねえお姉ちゃん、二枚撮ってもいい?」

「花ちゃんと交代して撮ってあげたいんだね? もちろんいいよ、むしろ何枚でも撮っちゃおう! ねっ、湖月ちゃん、愛ちゃん」


そう問うと二人も快く了承してくれます。花ちゃんもニコニコ顔に戻って。


「ありがと、恵ちゃん! ねぇねみたいに優しい!」

「えへへ、私もお姉ちゃんみたいになりたいからねっ」


ああ、なんて可愛いことを言ってくれるんだろう。これは家に帰ってからも沢山写真撮ってあげないとですね。またデータ保管用のハードディスクと、現像後にまとめるようのアルバム買ってもらわなきゃ!

改めて私たちは五人で並んで、お互いに肩を寄せ合い微笑みました。


「それじゃあ花ちゃんママ、お願いしまーす!」

「「「「お願いしまーす!」」」」


思い出を撮影すると共に、私たちの始まりの日は終わりを迎える。今日から小学生としての生活が始まり、成長と共に多くの美少女たちと出会い、数え切れない程の写真を残していくのでしょう。

それを思うだけで私は楽しくて仕方がなくて。早く明日が来ないかな、なんて子供らしく思ってしまうのです。


「――それじゃあ撮るぞ。はい、チーズ」


ごめん、とてもいい感じに締めようとしたけど最後に一つだけ言わせて欲しい。

……撮影の合図がすごい普通だ、花ちゃんママ!


【ひとこと説明】

千草(ちぐさ)(はな) 現在:5歳

千佳の天使2号。(幼馴染み)

恵との仲はとても良く、お互いに千佳を共有し合っている。

元気が取り柄だが、かなり寂しがり屋。


作者、ツイッターやってます。

作家さんに向けた知識共有のnoteとかも始めましたので、よければフォローよろしくお願いいたします!

@ryodist

https://twitter.com/ryodist

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ