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弟が作った世界でハーレム人生   作者: 永遠の28さい
◆第一章◆ 忌み子の奴隷少女
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12 忌み子の奴隷少女

09/26 誤字修正 会話文のインデント修正




 俺とサラは昨日よりは体を近づけてベッドで眠りについた。

 俺はサラの体が心配だったのでずっと頭を撫で、サラは終始ご機嫌だった。


 サラから『魔力』について話を聞いた。スキルは魔力を消費して発動するらしい。能動的に発動するスキルは、その能力が高いほど魔力を消費する。自動的に発動し続けるスキルは、その消費自体は微弱で、魔力がある一定量にまで下がると、自動的にオフになるそうだ。

 消費した魔力は睡眠を取ることで回復する。つまりサラも一晩寝れば回復できるそうだ。だが、回復をせずにその魔力を使い切ってしまうと、意識を失う。多量の汗を掻き、脱水症状と、発汗による体温低下を引き起こす。下手すれば死に繋がる。

 そうなると俺の魔力は超膨大なのかな。俺は転生してから、ずっとスキルを使い続けていた。パッシブスキルもアクティブスキルもバンバン使った。なのに魔力を消費したという感覚は持っていない。こんなことになるのがわかった以上、自分の限界点を知っておかないとまずいのだが、どうしたものか。

 と考え事をしていると、サラは根負けしたかのように寝てしまう。今日も俺の勝ち。俺も理性の保っているうちに寝てしまおう。





 翌日、俺が目を覚ますと、やはりサラは起きていて既に着替えも済ませていた。

 だが昨日と違うのは、俺が【ハーランド】で買った服を着ていたことだ。

 薄い桃色のチュニックにベージュのハーフパンツの恰好である。

 この世界には、あまり色の付いた服がないようだ。染織技術が発達していないということだろうか。藍、桃、ベージュ、茶、黒、黄くらいしかない。その中でサラには桃、黄を主に服を選んでいる。


 「おはようサラ。その服、似合ってるね。」


 俺は、褒めることを忘れず行ってサラの頭を撫でる。サラは嬉しそうにしていた。




 今日は教会へ行く予定だ。以前サラから教会でお祈りして祝福を受けることでスキルを手に入れられることを聞いていたので、俺もその恩恵を受けてみようと思っている。もしかしたら神に会えるのかもしれない。

 ただこの町には奴隷がいない為、奴隷に対しては閉鎖的だと聞いているからな。断られるかもしれん。その時は諦めて帰ろう。


 そう思いながらもサラと教会までやって来た。

 入り口は大きな扉が付いており、今は開いている状態。中には神父と思しき男が立っていた。俺はその男に声を掛ける。


「あの、ここは太陽神様に祈りを捧げる場所と聞きましたが。」


 俺の声に反応し神父はこっちを向いた。40過ぎの彫りの深い顔立ちをした神父だ。


「はい、太陽神アルザラートを奉っております。どのような御用ですか?」


 神父の声はバリトン並みの重低音で優しげだが威厳のある風体だ。


「えと、お祈りをしに来たのですが、この子は奴隷ですが大丈夫ですか?」


 念のため、奴隷がいることを明かして質問する。


「太陽神は身分で区別はいたしません。どうぞお入りください。」


 神父はそう言って手を差し出しゆっくりと教会の奥へ向ける。俺たちは教会の中に入った。


 何かを感じた。ずしりと重い空気を感じた。俺は辺りを見回すが、サラと神父以外には人はいない。念のため≪気配察知≫で周りを見るが誰もいない。だが、何かがそこにいる雰囲気を感じる。

 俺の辺りを気にする様子を見て、神父が不思議そう尋ねて来た。


「いかがされました?」


「い、いや、何かに見られているような…」


「それはそうでしょう。目の前の像をごらんなさい。太陽神アルザラート様は常にあなたを見ておられます。それを感じるのであれば、あなたの信仰心が太陽神様に届いている証拠ですよ」


「すごいですねご主人様!」


 サラが何故か神父に相槌を打ってくる。俺は太陽神なんて知らないんだが…。


 俺はどうしていいかわからず、辺りをキョロキョロしているとサラが近寄って来て小声で話しかけた。


「ご主人様、お祈りの前に寄付をお出しください。銀貨2枚です」


 そ、そうかサラは一度受けているんだっけ。俺は銀貨4枚を神父に差出した。神父はそれを恭しく受け取り、像の前の台座に並べた。


「それでは、その像の前にお坐りなさい。そして祈りなさい。太陽神様は必ずお答えになることでしょう」


 俺とサラは並んで座り腕の前で手を交差させた。ヤーボの村でサラに出会った時にサラがしていた仕草だ。そして静かに目を閉じた。



 何かに持ち上げられ、体が宙を浮く感覚があった。目を開けるとそこは真っ白な場所であった。



 …またか。



 しかも弟じゃない。別人だ。

 今度は女性だ。手が6本ある。それぞれに鍬、稲?、杖、玉、斧、貝を持っている。

 いかにも農業の神様、て感じだった。


「何やらただならぬ神気を持つ者がおると思えば…創造神様の(しもべ)か。」


 6本腕の女性は、ため息交じりの声を発した。


「創造神様の僕なれば、その神気も納得。じゃが、何故太陽神を崇むるか?」


 女性はここに来た理由を尋ねた。俺は正直に答える。隠しても偽っても心を読まれるし。


「私は創造神様より使命を与えられ、今この地を旅しております。この先魂の浄化を行う為、様々な地を回らねばなりませぬが、何分この世界に不慣れなため、何を頼りに旅してよいかわからず、伺った次第であります。」


 俺は、創造神に会えないかと期待していたのだ。出てきたのは違う神だが。


「汝は“この世ならざる者”か?」


 やはり神は俺のことがわかるらしい。


「しかもヘゼラサート様の加護を得ておる…。汝、どこでヘゼラサート様に会うた?」


「…いえ、お会いしておりません。この世界に来たときには既に持っておりました。」


 なるほど、ヘゼラサートとは神様の名前だったのか。つまり俺は神様のご加護を持っている。だが、なぜだろう?


「なんと!ではその出鱈目なる数のスキルも舞い降りし時から持っておるのか?」


「…はい。」


 なんだか、怪しくなってきたぞ。俺のこのスキルは異常なのか。まあ、俺もそうではないかと思っていたが。


「ふうむ…。これほどの者を外の世から遣わせるとは。汝、これだけの力をもってすれば、世界を統べることも叶うやもしれぬぞ。どうする?」


 神の問いに俺は首を横に振る。


「私には過ぎたる力にございます。使いこなすこともままならず。それに今はあの子を守ることで手一杯の毎日です。」


 女神は俺の心を見透かすような目で見ている。心が読める以上、包み隠さず喋るしかないのだ。いちいち覗かないで欲しいものだが。


「汝と共にいる娘か。あの娘も奇妙よのぅ。数奇な魂を持つ者じゃが、汝と出会うたのも運命やもしれぬ……。」


 俺は女神の言っていることがわからなかった。


「ん?そうか、汝はまだ知らぬのか。ふむ。余の力を与える。太陽神の祝福も与えてやろう。幾つかの力が解放される故、その娘の真実を知るが良い。」


 そう言って女神は俺に手をかざす。何かが俺の中に入ってくる。


「な、何故私に?」


「信仰は神の力の源。その信仰を得るには神の力を分け与えその力を使わせることが最も良い。じゃが、適当な者に与えても使い方を誤り、世を乱しかねん。汝であればその力、正しく使われるであろう。」


 待ってくれよ。どんな力か知らないけど、そんな短期間でいろいろと使えるようになったら、俺、天狗になっちゃうよ。ただでさえいろいろと持て余してるのに。


「私は心狭き者です。既に多くの力を得ており、これ以上の力を得ることで増長するやもしれません。」


 女神は笑い飛ばした。


「汝が求めているのは“力”ではなかろう。それは余にしっかりと見えておる。じゃが、その力に溺れ苦悩することもあろう。それは試練と思え。」


 そうか、じゃあありがたくもらっておくがどうなっても知らんぞ。


「…招致致しました。ですが、あの子の真実を知った後、どうすれば…?」


「しかし、汝も面白き男よな。創造神様の神気を受けて平然としておるとは、他の僕は毎夜悪夢にうなされておると聞くが。」


 な、なに!?俺以外に僕がいるだと!?そ、それは誰だ?どこにいる!?ち、違う!俺の質問に答えてくれよ!


「そういや、余の名を告げておらなんだ。」


 だから、俺の質問は?


「余はアルザラートが属神、ハーランド!五穀豊穣を司る神ぞ。その名、覚えておくがよい。」


 そう言って、その姿が薄くなり揺らぎ始めた。


 ま、待ってくれ!俺の質問にまだ答えてないじゃん!もらった力、どうしたらいいの!


 それを口に出す間もなく、女神はその姿を消してしまった。


 基本的に神様は自分勝手で一方的だ。それが3人目でよくわかった。


 真っ白い場所から太陽神の像の前に戻ってきた。俺は辺りを見回す。サラが俺の隣でお祈りを続けており、反対側にはバリトン神父が立っている。


「いかがされましたか?」


 神父が俺に声を掛けてくる。


「あ、い…いや、何かを受けた気がして…」


「そうですか、では≪鑑定≫で見てみましょうか?」


「い、いや、大丈夫だ。後で確認する。」


 俺はバリトン神父の厚意を丁重に断る。俺の体は特別性なんだ。メニュー開いてスキルをセットしないと表に現れないんだよ。


 サラもお祈りを終え、満足そうに立ち上がる。俺たちは神父にお礼を言って、教会を後にした。


「サラ、どうだった?」


 来た道を宿に向かって戻りながら、俺はお祈りの結果を聞いた。


「はい、何かを得た感じがしましたので、さっき自分を≪鑑定≫したら、スキルが増えておりました。」


 嬉しそうに答える。


「そうか。サラ、俺も祝福を貰えたぞ。≪鑑定≫が使えるようになった。じゃあ、さっそく俺の≪鑑定≫で見てみよう。」


 俺は≪鑑定≫のスキルをセットしサラのほうを見て念じた。


「え!?あの!ちょ、ちょっと!」


 サラは急に慌てだした。同時にサラの鑑定結果がウィンドウに表示された。表示された内容を見て、俺はサラが慌てた理由がわかった。


 【サラ】

 『属スキル』

  ≪鑑定≫

  ≪風見の構え≫

  ≪弱所の心眼≫

 『固有スキル』

  ≪察言観色≫

 『呪い』

  ≪忌み子≫

  ≪契約奴隷≫(ヤーボの村:デハイド)








 ≪忌み子≫








 言葉の響きから、いかにもどす黒くおぞましく感じる。いったい、この子はどんな経験を経てここにいるんだ?


 俺はサラを≪鑑定≫したあと固まっていた。サラをその俺を見て、困惑した表情を見せていた。

 俺はサラを見る。サラは俺から視線を外す。見られたくなかったことを体現している。今にも泣きだしそうだ。俺は過ちを悟った。


 本人の許可なく≪鑑定≫をしてはいけない。


 誰にでも知られたくないことはある。俺もある。サラにとってもこの言葉は知られたくなかったものなのだろう。それを丸裸にして暴いてしまうスキル。スキルの本質を理解せずに使うとこういう問題にぶち当たってしまうのだ。

 スキルは異能。使い方を誤れば、悪魔の所業も簡単に行える。あの頭目のように。


 俺はこの過ちを心に刻み込んだ。



 その後、ほとんど会話もなく、俺たちは宿に戻ってきた。部屋に入り、俺は椅子に座る。サラはその後ろに立っている。


「サラ。」


「………はい。」


 俺の呼びかけにか細い応対をする。


「俺が何を見てしまったのかは自分でわかっているんだな?」


「………はい。」


「サラは、何も悪くないから。」


 俺の言葉にブンブン首を振る。


「違います!サラは…サラはこの『呪い』のことをご主人様に黙っておりました。」


「だからといって、俺が勝手にサラを≪鑑定≫する理由にならない。だから悪いのは俺だ。」


「でも、でも!サラはご主人様に隠し事をしておりました!…き、嫌われたく…なくて…。」


「もういいよ。じゃあお互い悪かったってことにしよう。でも、俺が言いたいのはそこじゃないんだ。この『呪い』の意味を知りたいんだ。」


 サラはまた目をそらす。


 知らなければ幸せに過ごせるものもあろう。だが知ってしまった以上は、それと向き合わねばならない。


「サラ、≪忌み子≫とはいったい何なの?」


 サラは俯いたまま沈黙している。いろいろな葛藤の中でどうすればいいのか迷っているのであろう。俺はサラが口を開くのをじっと待った。


 やがてサラは重い口を開いた。


「…ご存知の通り、奴隷となった者は子を作ることも、孕むこともできなくなります。」


 それは知っている。サラから聞いた。


「ですが、サラの母は、奴隷の身分でサラを産みました。」


 俺の鼓動は高まった。何も言えない。だがこれからサラの口から語られる内容に拒絶を示すかのように全身が熱くなった。


「…サラは、生まれつきこの≪忌み子≫を持っておりました。生まれてはならない赤子に付く『呪い』だそうです。」


 どうやって奴隷が子供を産んだのか、そんなことはどうでもいい。そうして生まれた子供には呪いが付与される。その事実のほうが俺には驚愕だった。そしてそれは別の事実も俺に示している。


「≪忌み子≫を持った子供は…」


「…はい。生まれつき奴隷として、育てられます。そして奴隷のまま一生を終えなければならないそうです。」


 思った通りだ。サラは幼いころに奴隷になったんじゃない。そして条件を満たせば奴隷から解放されることもない。

 奴隷として生まれ、奴隷として育ち、奴隷のまま生涯を閉じる。それが≪忌み子≫の運命。


 サラは全てを話し終え、黙ったままであった。


「その母親はサラを産んだ後、どうなったの?」


「……私を…≪忌み子≫を産んだ罪で処分されたとグランマスターからお聞きしております。」


 …サラは生まれつき孤独という訳か。でも母親は処分されたのに、何故子供は処分されなかったのだろう?


「サラ、普通は子供も一緒に処分されてもおかしくないと俺は思ったんだが。でもサラはこうして生きてる。それは何故?」


「…それは……グランマスターが私を格安で引き取ったと伺いました。」


 俺はある疑問が浮かんでいる。サラに対してではなくナヴィスに対してである。

 何故、呪い持ちの子供を引き取り、ここまで育てたのだろう。


「サラ、ナヴィス殿からいろんなことを教わったのだな?」


「は、はい。作法や知識、実を守るための技術や祝福も…」


「そうして俺にはもったいないくらいの器量を持ってここにいる…。」


 俺の言葉にサラはどっと涙を見せた。


「こんなサラをどうして俺が嫌いになる?」


だ、だげど、ヒッグ!ザラば呪われで、ヒッグ!いまず…ヒッグ!」


 泣きながらしゃべるから何言ってるか聞こえん。


「それがどうした?」


「呪いのぜいで、ヒッグ!魔力が、人よりヒッグ!…少ない…です!」


「だから?」


「だがら、ごじゅじんざまの、おやぐにだでばぜんアァアアン!アァァアアンン!」


 とうとう泣き出した。俺はサラを引き寄せ、そっと抱きしめた。サラは直立不動のまま、泣き続けている。

 俺はサラが泣き止むまで、ずっとそのまま抱きしめ続けた。












 ようやく部屋が静かになった。

 サラは俺の胸の中で鼻をすすってはいるが、涙は止まったらしい。


「…ご主人様、お見苦しいところお見せしました。」


 ようやく口を開く。


「…いいよ。毎度のことだから。」


 俺は軽く嫌味を言う。


 痛っ!!なんか胸がチクッて…か、噛みついてやがる!サラ!奴隷がご主人様に危害を加えてはならないんだろ!

 俺は両手で頭を抱え、サラを引きはがす。サラはう~っと唸っている。


「サラ。奴隷法では主に危害を加えてもいいの?」


「嫌味なことを言う陰険なご主人様にはいいんです!」


 サラは俺に頭を抱えられたまま言い返す。


「そうか、じゃあお仕置きだ。」


 そう言ってサラの顔に近づき、唇を寄せた。


「…いくらでも迷惑かけていいから。」


 そう言ってサラの薄い唇に自分の唇を重ねた。


 唸り声は一瞬にして止む。



 時間にして一瞬。ほんの一瞬のことだが、俺は何時間も経過したかのような感覚を受ける。

 唇にかかる和らかな感触は、例えることのできない味わいを脳に刻んでいく。



 重ねた唇を解き、俺はサラから離れ後ろを向く。…悪いが今は顔を見せられん。たぶん真っ赤かだ。


 サラも真っ赤になってるだろう。俺はしばらくサラに背を向けてまま黙っていた。


 俺たちはしばらく静けさの篭る部屋でたたずんでいた。








…どれくらい、時間が経っただろう。無限とも思える沈黙を俺のほうから破った。


「そ、そういえば、サラも新しいスキルを手に入れたんだよね。ど、どんなスキルなの?」


 サラは目をぱちくりさせていた。たぶん遠くの世界へ行ったままだったんだろうか。俺の声を聴いてこっちに戻ってきた、て感じだった。


「あ…は、はい。≪弱所の心眼≫です。能力はたしか…」


 サラはその能力を知っているようだ。


「≪弱所の心眼≫とは相手の急所、弱点を見抜くスキルです。弱所の内容はその状況に応じて変わるようで、物理的な弱点の場合もあれば心理的な場合もあるそうです。」


 それは興味深い。試しに俺を視てもらおう。


「サラ、そのスキルで俺を視ていいよ」


「え!?その、よろしいのですか?」


「サラなら構わない。」


 その言い方にサラは喜んだ。


「はい、じゃあ視させて頂きます。」


 少し沈黙が続いた。スキルを使った後、サラの表情が嬉々としたものから不思議そうな顔つきに変わった。



 な、何が見えてるの?



「……あの、どういえばいいんでしょうか。≪鑑定≫と同じように薄い枠が出てきて、そこに文字が書いておるのですが、その意味が解りません…。」


「な、なんて書いてあるの?」


「ヘタレ、て書いてあります。」




 ガタッガタッ!!!!


 俺は椅子から転げ落ちた。昨日に引き続き2度目だ。


 俺は倒れた椅子の位置を正し、座り直す。


 …まったく、なんて見え方だ。サラが意味を分からなかったからよかったものを。確かに、俺の弱点だよ、間違っちゃいないさ、ああそうさ。ちくしょう。




 …サラ、いつかヘタレは克服するから、今は意味を聞かないでおくれ。



サラにはとてつもない秘密がありました。

でもなぜグランマスターは彼女をそれでも育てたのでしょうか。

それは追々語っていきますので楽しみにしていただければと思います。


次回は、二人の関係がぎくしゃくします。

(注意)これは恋愛小説ではありません。あくまでファンタジー小説です。…のつもりで描いています。


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