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弟が作った世界でハーレム人生   作者: 永遠の28さい
◆第七章◆ 新たなる使命
105/126

5 エフィに完敗

いまさらですが、エフィは、幼女<エフィ<少女です。



 アユムの教育が始まった。


 朝と夕方はアンナが剣の稽古。何故かカミラも参画してるが。


 日中は着物美人さんが魔術の講習。なぜかエフィも参画してるが。


 そして夕食後は俺がスキルの講習。なぜかヨーコとサラも参画してるが。



 はっきり言って、皆暇なのだ。アリアは船がないからやることないし、ライラ殿も商売相手、交渉相手がいないから日中はカルタノオに戻ってるし、奴隷達は俺からの指示以外はやることないし、支配人殿も暇そう…そうだ。五ノ島には十二宮があるはず!


「フェルエル殿!五ノ島には天蝎宮の宿はないのですか?」


 唐突の俺の質問に一瞬たじろいだ素振りを見せたが、すぐに姿勢を正し、


「あります。…ですが、今は灰角竜族によって接収されています。」


 俺はうなだれた。そうだった。この島は今下剋上によっていろんなものが灰角竜族の手中に収まってるんだった。


 手持無沙汰だ。


 金竜族のオルティエンヌ達からの連絡はまだないので、やることがない。何かあればオルティエンヌ殿のもとに遣っているウルチから連絡が来る筈だが、それもないので本当に暇だ。こんなのんびりしていていいのだろうか。俺はカイト君に連絡してみた。


「うるさいな!本気で考えてんだ!おとなしく待ってろ!」



 …怒られた。





 ライラさんから連絡があったので、カルタノオに行く。ヤグナーン侯爵から紹介いただいた武器商人との取引の為だ。一応資金はライラさんからお借りした。

 武器商人は1000人分の武具一式を用意していた。侯爵閣下からは値切り交渉はダメって言われていたので、提示金額で購入する。ライラさんも適正価格であることは保証してくれたので、借金(ひとのさいふ)で支払った。これでライラさんにも借りを作ってしまった。

 武器商人が退出した後、1000人分の武具を全て≪異空間倉庫≫にしまう。五ノ島に戻ってもやることはないので、このまま何か(・・)を期待して、ライラさんの商館に留まった。


 だけど、ヨーコに呼び出されてしまった。カノジョは鋭い。

 ライラさんを商館に残して『エフィの洞穴』に戻るとジト目のヨーコさんが待っていた。


「何してたの?」


 俺の膝が自然と折れ曲がり、その場に正座する。これでは何かを認めてしまったことになるが、体が勝手に反応したんだ…致し方ない。

 俺はヨーコからたくさん怒られた。やれ、順番が違うだの、エフィやウルチを先にしなさいだの、冷静に聞いていれば怒られてる内容がおかしいのに気付いただろうが、俺は最初から嵐が過ぎ去るのを待つ態度だったので、とうとう切れられて、エフィと一緒に洞穴の外に放り出された。


「明日までは帰って来るな!」


 ヨーコは勢いよく入り口のドアを閉めてしまう。


「あ、あのヨーコ様!?」


 訳も分からず一緒に放り出されたエフィがドアの向こうに話しかけるが、返事はなかった。しばらくドアを眺めていたエフィだが、やがて振り向き俺を睨んだ。


「…どうして?」


 いや、俺が聞きたい。


 エフィが爆発寸前だったので、お気に入りの甘めの干し肉を渡し、一旦黙らせておいて状況を整理する。


 ≪思考並列化≫がヤレ!ヤレ!と騒がしい。≪情報整理≫が今ならデキると結論付けている。


 俺は2回ほど大きく深呼吸する。


「エフィ…。ヤグナーンに……行こうか。」



 エフィはたどたどしく肯いた。






 ヤグナーンに転移して、俺はまず夕食の準備をする。エフィと二人きりの夕食。エフィはナイフとフォークを持ってまだかまだかと騒いでた。


 ひき肉を捏ねながら、ヨーコは何で俺とエフィを追い出したのだろうと考えた。何の情報もなしに答えは出ない。


「エフィ…ヨーコに何か言ったのか?」


 エフィの動きが一瞬止まる。


「何かって何よ。アンタの悪口ならいつも言ってるけど?」


 表情が自然ではない。何か言ったようだ。俺はヨーコに≪遠隔念話≫で話しかけた。


(あのさ…エフィから何を言われた?)


(…アンタ、昨日サラちゃんとどこにいたの?)


 …バレテーラ。


(エフィちゃんが悲しそうな顔してたわよ。…意味、解るわよね?)


 そんなこと言われてもエフィはエウレーン公爵閣下からお預かりしている妹君でもあるんだし…。それに、彼女は若すぎる。限りなく幼女に近い。ヨーコ的にはセーフなのか?

 俺はヨーコに適当な返事をして念話を切る。ハンバーグ作りに意識を戻し、丁寧に表面を焼いた。両面が焼けたところで石窯へ移して中まで火を通す。その間に付け合せの野菜を準備し、干し肉で出汁を取ったスープを作る。

 やがて俺特性のハンバーグが出来上がり、綺麗に盛り付けをして、テーブルで待つエフィの前に置いた。


「おいしそー!」


 俺もエフィの向かいに座り、手を合わせる。エフィも慌てて手を合わせた。

 「頂きます」を合図に勢いよくハンバーグを頬張る。あっという間に平らげて俺の肉に手を出した。


「そんなに食べるとお腹が出てしまうぞ」


「大丈夫よ。妾はエルフなんだから。」


 何が大丈夫なのかわからんが、俺のハンバーグまで平らげて、ようやく満足したようだ。俺は食器を片づけて、風呂の準備をする。お湯が湧いたら、嫌がるエフィを無理やり連れて風呂に入らせた。

 風呂上りに冷えたハルボゼを食べさせ、一緒に寝室へ行く。流石にエフィもこれがどういうことかを理解し、寝室のベッドの前で顔を真っ赤にして、不安そうな表情で、膝を震わせていた。俺は先にベッドに入り掛布団を上げてエフィに来るように合図する。


「わ…妾を抱くのか?」


 俺は無言で手招きする。意を決したのかエフィはベッドに飛び込むようにして潜り込み俺に背中を向けて寝転んだ。両腕を交差させてしっかりと肩を掴んでいる。その肩は震えてる。

 俺は布団をかぶせ、ゆっくりと覆いかぶさるように後ろからエフィを抱きしめた。全身をビクつかせ、僅かに「ヒッ」と声をもらして体を硬直させるエフィ。そんなエフィに俺はやさしく声を掛けた。


「本当を言うと、抱いてあげたい。…でもお前はまだ体が成長していない。まだお前に欲情してはいけないんだ。」


 エフィのからだがピクリと動く。


「…周りの奴隷達はご主人様に捨てられないようにエフィを抱くように言うけど…俺はお前を大切にしたいから、今はダメ。」


 エフィは背中を向けたまま無言。俺は抱きしめたまま話を続ける。


「お前を捨てることはない。誰かに売り渡したりもしない。」


 エフィはくるりと向きを変え俺に顔を見せないようにして抱き付いた。


「あ…あたりまえじゃ。妾を…捨てようモンなら、お、覚えたての≪樹魔法≫でエルを張付けにしてやる。」


 俺はエフィの頭をなでた。


「そうか。≪樹魔法≫も会得できたか。…エフィはいつも見えないトコですごい努力をするよな。俺は感心してるぞ。」


 エフィは俺の寝間着をぎゅうぎゅう握りしめた。泣いてるようだ。


「…ちゅうしたい。」


「泣き止んでからだ。」


 エフィはごしごしと俺の寝間着で顔をふき顔をあげた。勢い良すぎて俺の顎にクリーンヒットする。


「ぐっ…せっかくのいい雰囲気が台無しじゃないか。」


 俺は痛みを堪えてもう一度エフィの頭を撫でて…エフィの身体を引き上げ目の位置を合わせた。エフィは赤くなった目で俺をじっと見つめた後視線を外す。


「わ…妾は、エルと風呂に入るのは…嫌じゃ。」


「うん。」


「エルに…体を触られると…こ、怖い。」


「うん。」


「今、襲われたら…本気で抵抗すると…思う。」


「うん。」


「ご奉仕なんかもってのほかじゃ!」


「うん。」


「でも……でも、一緒にいたい。」


「うん。」


「ちゅうがしたい。」


「うん。」


「……妾は…妾はおかしいのだろうか?」


「全く。」


 俺は唇をエフィにの唇に軽く合わせた。エフィは目をパチクリさせてびっくりしていたが、少し嬉しそうな表情になった。俺はそのままエフィの頭を胸に引き込み優しく撫でた。


「さあ、今日はこのまま寝よう。…お休み。」


「……嫌じゃ。」


 何故かエフィの我が儘が始まった。どうやらさっきのフレンチなキスではご不満なようだ。胸元で襟に噛みついて「もっと」とねだってきた。でも俺はそれを拒否する。


 ……いや、正直言うと、俺の理性が持たない。エフィは超絶美少女だ。そんな子から目の前でキスをせがまれては、野獣に変身してしまう。俺はくるりと背を向けた。戦術的撤退だ。


「我が儘を言うようなら今日はこのままだ。」


 エフィが癇癪を起すかのように背中をつねった。俺はそれを筋肉で弾き返す。エフィは舌打ちして一度ベッドから外に出た。そしてポチポチとボタンを外す音と、スルリと何かを脱ぐ音が聞こえ…もう一度ベッドにもぐりこんできた。そして俺の寝間着を捲り上げて背中を丸出しにして「えい!」と勢いよく俺に抱き付いた。




 ……。





 ぽっちが2つ……。




 やられた。エフィは絶対俺がこっちを向かないと確信して裸で抱き付いてきやがった。


「える~こっちむいてよ。ちゅうしよ?」


「…。」


 俺の思考回路は完全に≪思考並列化≫と≪情報整理≫に奪われ停止した。1秒置きにエフィの情報が報告され整理され蓄積される。それを複数の俺がチェックしてワイワイ騒ぐ。そんな状態でエフィと対峙できん。

 俺は無言を貫き通し、眠ることに集中した。


 エフィはこっち向いて攻撃をしつこくおこなっていたが俺は無我の境地でそれに耐えた。



 だが……。




 エフィよ。もう許してくれ。そっち向いてちゃんとちゅうするから、服を着て下さい。





 翌朝、俺とエフィは洞穴に戻った。


 俺を完全に屈服させてご満悦のエフィを見てヨーコがジト目でこっちを見ていた。勘違いしているようなので、≪遠隔念話≫で昨夜の事情を説明する。ヨーコはニンマリと笑って「ヘタレ、ヘタレ」と連呼した。



 多分、俺はまだどこかで奴隷達に対して遠慮してるとこがあるんだろうな。それじゃ、サラ達を泣かせてしまうんだろうな。うん、がんばろう。





 アユムの朝稽古を確認して、俺はウルチとカミラを連れて灰角竜族が住む例の扇状地へと向かった。もちろん≪超隠密行動≫≪気脈使い≫で一気に近づき≪遠視≫≪仰俯角監視≫で観察する。扇状地を覆うように壁が幾つもあり、その1つ1つに見張りが何人も立っていた。最初に見た時と変わらず、厳重な警備。一体何から守っているのか不明だ。

 カミラの話では兄とこの地に立ち寄ったのは、下剋上の後だということ。その時には棟梁には会わなかったが、若頭筆頭と面会したそうだ。兄のベレットとは既に面識があるようでいくつかの会話をして、大渓谷に移動したそうだ。

 話の内容からして、ベレットはその若頭を頼ってここを訊ね、大渓谷に潜伏したと思われる。その後、ハウグスポーリの追手が来てまた逃亡したそうだが…。

 ウルチには≪気配察知≫での探知結果を≪視界共有の眼≫で見せて、知り合いがいないか視てもらっている。なかなか知り合いがいないようだったが、探しているうちに俺が当たりを引いてしまった。探知範囲ギリギリに黄色い点を見つけた。


 つまり、“この世ならざる者”。


 俺は黄色い点の場所を記憶し、二人をつれて一旦洞穴に戻った。

 洞穴には竜人族のアルディとベルサが来ていた。アルディは既に竜人族の移動が始まっていることを告げられ、新拠点への資材、食糧の提供を求めて来たので、後で拠点に届けることを約束する。

 そしてベルサからはドワーフが来ているという報告を受けた。


 またしてもドワーフ。


 俺達にとっては忌まわしき存在。それがこの島にもいる…。俺は唇を噛みしめる。


 だが、感情を高ぶらせてもしょうがない。俺は気持ちを切り替え、ベルサに扇状地について尋ねた。


「へい、そこには若頭衆の詰所があります。普段はそこで待機してます。」


 そう言えばベルサも若頭だった。…下っ端だけど。


「筆頭若頭もそこに居るのか?」


「筆頭殿は普段は棟梁とここの本部に詰めてるんで、詰所にはたまにしか来ません。」


 う~むこれだけでは、情報としては少ない。


「そういえばあそこには竜人族以外の人間はいるのか?」


 ベルサは少し考えてポンと手を叩いた。


「そう言えば若頭の一人にヒト族の人間がいました。黒髪で目立たねえ野郎なんで忘れていました。何でも筆頭殿と契りを交わしたらしく、内部のヨゴレ役をやってるとか…。」


 ビンゴ。なんとか接触したいが、ベルサに頼むと危なっかしい気がするので、話はそのまま終える。俺はヨーコと話する為に一旦奥へと向かった。


 ヨーコは紫の剣に何かをしていた。横でサラが嬉しそうに覗き込んでいる。


「…何してんの?」


 俺の声に気づき、手を止めて俺を見上げた。


「見てわかんない?お守りつけてるの。」


「はい!お守りです!」


 嬉しそうにサラが相槌を打つ。見ると柄に掛かるベルトの部部に布を織って作った白いモノを縫い付けていた。黒い糸で『おまもり』と書いている。


「この世界で効き目あるのか?」


「うるさいわね。こういうのは気持ちの問題よ。皆の持ち物にも縫い込んでいるのよ。可愛いでしょ。」


 ヨーコはお守りを俺に見せつけた。


「ふうん。俺の分は?」


「…アンタにお守り…いる?」


 気持ちの問題と言っておきながら俺には現実的な回答するあたり矛盾してると思うんだが、とりあえずスルーしてサラに客人にお茶を出すよう頼む。

 サラが席を離れたので隣に座り黄色い点(・・・・)について話をした。お守りを縫い付けていたヨーコの手が止まる。


「また居たの?遭遇率高いわね。」


 それは俺がチートすぎる検知能力を持っているからと言いかけてやめた。今、彼女と“この世ならざる者”談義はしたくないのが本音。だから簡潔に、


「どんな奴かわからんから、今夜俺だけで接触してみる。アユムへの講義はよろしく。」


 とだけ言って、また客室へ戻った。



 …俺はヨーコに対して負い目を感じているようだ。別に俺は悪いことはしていない。…だけど、バツが悪いと思っている。彼女は死んだ彼氏の名前すらも憶えていないというのが、俺の“この世ならざる者”としてのやるせなさを感じてしまう。

 元々、彼女にはこれ以上黒い魂狩りはさせないと誓っていたのだ。できるだけ普通に暮らせるように接してやろう。“この世ならざる者”に関してはカイトの野郎にも相談できる。

 俺は自分に言い聞かせ、竜人達を拠点候補に案内した。


 アルディと俺は、東の森でいくつかの拠点候補を見て回った。そして移住する人数から3つの拠点と2つの緊急避難所を提案した。1つの拠点に200人程度。何かあった時の為に貯蔵施設も兼ねた避難所。アルディはこの案を受け入れ各拠点の必要物資を計算する。

 …が、あまりにも遅かったので“鎧の算術士”が先に計算してしまった。俺を見て驚いた表情を見せるアルディだが、今更なので無視して話を進めた。

 扇状地から見て東の森方面には、例の高い壁は1つしか存在しない。やはりあの壁は外地から防御するための設備だと思われる。だが、内地に向けての防備は薄い。ここに監視施設を作れば、扇状地全体も俯瞰できるのでいいだろう。

 拠点周辺の地形を把握して俺は洞穴に戻った。サラとエフィが夕飯の準備をしており、部屋の奥でフォンが簀巻きにされていてアンナが見張っていた。…何があったかは大体察する。俺はフォンに近づき頭を撫でた。フォンにしては珍しく、ぷいっと顔をそむけた。拗ねていた。俺はアンナにアユムの稽古を指示し、見張りを交代した。フォンがもぞもぞと芋虫のように動いて俺にすり寄る。俺はフォンの頭を抱え膝枕をしてあげるとようやく納得したのか嬉しそうに尻尾を振った。でも、昨晩エフィと何があったのかフォンはしつこく聞いて来た。


 …フォンとエフィ、なんとか仲良くできないものか。




 夕食後、俺はヨーコにアユムを任せ、扇状地へと向かった。

 日中に確認しておいた詰所へと向かう。≪気配察知≫には昼間と変わらない位置に黄色い点が視えている。十分に注意して詰所にやってきたが、罠や探知系の気配はない。黄色い点は3階に見えているので、外から侵入するため、≪気脈使い≫で建物を駆け上がる。。部屋の中は黄色い点のみ…つまり一人だ。俺は窓から中を覗いた。


 小汚い部屋…。そこらじゅうにゴミが散乱し、衣服が脱ぎ捨てられている。奥にベッドがあり、男がいびきを掻いて寝ていた。俺は部屋に侵入し物音を立てないように歩いてベッドに近づいた。


 男は無防備に寝ていた。


 黒髪で日本人顔。寝顔はまあまあイケメン。…だが、無防備すぎる。とても“この世ならざる者”とは思えない。


 俺は男の手に触れ≪メニュー≫を開く。そしてこの無防備すぎる男の状態(ステータス)を視た。





 【ユウト】

 『アビリティ』

  ≪讒諂面諛(ざんてんめんゆ)

  ≪アマトナスの僕≫

  ≪兄弟の契り≫

 『属スキル』

  ≪嘘の上塗り≫

  ≪手の平返し≫

  ≪視覚阻害≫

  ≪弱所の心眼≫

  ≪威勢≫

  ≪竜氷砲≫

 『固有スキル』

  ≪媚び≫

  ≪おためごかし≫

 『呪い』

  ≪魂の真贋≫





 何コレ?誰からもらったアビリティなの?たしかこれ、媚びへつらう的な意味だったはず。属スキルも酷い。固有スキルも残念すぎる。てか、≪兄弟の契り≫ってなんだ?


 …なるほど、竜人族と兄弟の杯を交わすことで、竜人族のスキルを発現させるものなんだ。それで≪流氷砲≫を持ってるのか。これ、スナイパー的なスキルだな。でもそれ以外のスキルが残念すぎる。



 …こいつ、多分アカンやつや。


新しい“この世ならざる者”が出てきました。主人公曰くあかんやつらしいです。

彼は五ノ島で何をしているのでしょうか。


次話では、そのアカンやつがアカンやつ全開で進みます。

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