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117話

更新遅れてすいません。

 朝、会場に入りスタート地点へと案内される。俺たちのスタート地点は周りにないにもない草原だ。見晴らしがよすぎる。隠れるには不向きだな。集合地点は森にしてあるため、急いでそちらに行かなければ、さて、どっちだったかな。……みんなに任せよう。


 スタートと同時に俺たちは移動する。周りに他校の奴らは見えないので急いで森へ移動する。『魔視』には『ハイド』の魔法も見えてないし、大丈夫だろう。一応『ロングサイト』を使って見ているので、誰にも見つかっていないと思う。


 

 無事森の中に入り、集合場所へといく。集合場所へはみんなに付いて行くだけだ。盾職が先頭を歩かないというのはどうかと思うのだが仕方ないと思う。なので俺は索敵に集中だ。



 集合場所が見えてきた。目印は切り株だ。周りに人影はない。しかし、魔力の塊はある。あれが味方の『ハイド』なのか、敵の『ハイド』なのか。それが問題だな。


「何かいますわ。」

(コクッ)


 流石はエリザベート。毎日のように魔法の的になっているだけある。魔力には敏感だな。


 俺は小盾をだし、魔力の塊に向かって投げた。様子見だ。魔力に塊の中に小盾が入って行き、『ハイド』が溶けた。


「無事集まれてなによりです。」


 キャシーがそう声を掛けてきた。よかった、味方だった。これで敵だったらキャシーたちが裏切ったってことになるからな。とりあえず獣人族達とはうまく同盟が組めたみたいだな。しかし、問題は次だ。


 キャシーは少し驚いた顔をしていたが、ハイドが見抜かれたことに対してだろう。しかし、今はそんなことはどうでもいい。俺たちはお互い頷いて無事を確認するともう一つの集合場所へ移動することにした。今度はキャシーの『ハイド』の中だ。周りがキラキラしすぎて周りが見えない。なのでみんなに付いて行くだけだ。なんか働いてない気がするけど、気のせいだ。そう、気のせいだよ?



 居た。王都の奴らとその周りにキラキラが三つ。さて、どうするか。こっちは十人で相手はキラキラの規模からしておそらく四校、二十人だ。こちらの倍だが、できれば乱戦は避けたい。騒ぎを聞きつけてさらに集まってくるかもしれないからな。一校ずつ仕留めたいところだ。


 俺、キャシー、エリザベート、シャルの四人で集合場所に近づいていく。狙うは一番近くのキラキラだ。他のメンバーは散開し、付近の警戒だ。


 俺たちは見つからないように注意しながら一番近くのキラキラ近づいた。そして、中の連中を仕留める。方法は簡単だ。先ず、俺たちとキラキラを含む範囲に『ハイド』を掛ける。これで外からは何が起きているのかわからなくなる。次にシャルがキラキラを飲み込むように水の大玉を発生させる。これで音は遮断した。助けを呼ぶことはできない。この時点で、相手の『ハイド』は切れ、姿が見えるようになる。そして、エリザベートの『バインド』で拘束し、俺が『バッシュ』で仕留めていく。気絶させたら石を割ってそいつらはリタイヤだ。キャシーは一度に二つの『ハイド』を展開できるというのでこの方法が使えた。いやー、優秀な魔法使いがいるっていうのは素晴らしいな。もちろんエリザベートやシャルも優秀な魔法使いだ。ホント、魔法って素晴らしい!ハァ……。


 倒した奴らをエリザベートの重力系魔法で浮かしながら物陰に隠していく。音をたてないように慎重に。『ハイド』で隠れているのは後二校。さぁ、次だ。




 無事、他二校の奴らも片付け、周りに敵がいないことも確認した。俺たちは一旦学校ごとに分かれ、集合場所へと向かった。相手を油断させるためだ。


「……。」

「お、おう!お、遅かったな。大丈夫か?」

(コクッ)


 動揺しすぎだろ。セリフも棒読みだ。


「そ、そうか。獣人族の奴らは?」

「いや、見てないよ?」

「……周りには?」

「居なかったよ?」

「そうか。じゃあ、お前らにはここで退場してもらおうか!」

「な、なんですの!」


簡単に信じたよ、こっちの言葉。まぁ、裏切りがばれてるとは思ってないんだろう。あと、エリザベート、いくらなんでも演技下手すぎだろ。喋ってない俺が文句言うのもあれだが……。


「……あ、あれ?お、おい!早く出てこい!どうした?ビビってるのか?」


ビビってるのはお前らだろ。一校で俺たちを相手にはできないらしい。まぁ、『大盾の悪魔』の名前は何故かそれなりに知名度があるし、ビビるのも当然か。


「おい!返事しろ!」

「ど、どうした!」

「クソッ!おい!」

「……滑稽ですね。」

「「「「「!!!」」」」」


 キャシーたちの登場だ。そして後ろの方の獣人はリタイヤした奴らを引きずっている。ちょっと悪役っぽい。


「あ?なんだと!」

「お、おい!あれって……。」

「自体を把握できたようですね。」

「駄目ですよー。裏切りはー。」

「お前ら、いったいどうやって……。」

「それは秘密ですわ。」

「先に退場するのは君たちみたいだね。」

「あー!もう!こうなったらー!」

「あぁ!やってやるぜ!」


最後の悪足掻きと言う事らしい。が、向かっていくのは俺たちの方ではなく、獣人族たちの方。俺は結構嫌われてるらしい。

 しかし、裏切らなければよかったのにな。そしたら、優勝は無理でももう少し長く生き残れたのに……。



最近忙しくて書く時間がなかなか取れないので更新遅くなります。

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