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TOXIN PROTOTYPE  作者: トマホーク
1/1

永遠よりも長く

12月上旬、雨のせいもあって外はもうすっかり暗くなっていた。




買ったばかりの結婚指輪を胸ポケットに大事にしまい、はやる気持ちを抑えながらハンドルを握る。




車線を変える時にスリップしてしまい、鈍い音と共に人にぶつかった。

今すぐに救急車を呼べば助かるかもしれない。周りに人はいない。




怖くなって逃げ帰ってしまった。

罪に問われる事が怖かった。

今の生活が終わるのが怖かった。

愛する人から見捨てられることが怖かった。




きっと誰かが見つけて助けを呼んでくれたはずだ。

今日見たものは悪い夢だ。

早くこの指輪を渡したい。どんな反応をしてくれるだろうか。




だが、仕事が入ったのか同棲している彼女がいつまでたっても帰ってこない。

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