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私たちの日常(笑)「わたしたちのにちじょう かっこわら」

小話 幼い頃の怖い夢・・

作者: 骨つき肉

 さて、今から私が幼い頃に見た怖い夢を二つお話しします。


 どちらもしょうもない話ですが、幼い頃の私はかなりのビビリで、その時に見た夢にかなりの衝撃を受けたらしく、その二つの夢を今でも鮮明に覚えています。


 あくまで、私が幼い頃に見た夢なので、色々とツッコミたいところがあるかもしれませんが、ご了承下さい。



 ※ ※ ※ ※ ※



 その一


「**くん、お母さんがお迎えにきたわよ」


「はーい!せんせい、さようなら」


「はい、さようなら」


 そう言って、私は保育園に迎えにきた母のところに行きました。


「きょうもねぇ、ともだちとたくさんあそんだんだよ!」


「そう、楽しかった?」


「うん!!」


 私と母は手を繋ぎ、今日の保育園での出来事を話しながら、家へと帰りました。


 しばらくして、家の前まで帰って来ると、近所のおばさんがいたので、私はおばさんに挨拶をしました。


「こんにちは!」


「あら、こんにちは。今、帰ってきたの?」


「はい、そうなんです」


「そうなの。・・あっ!そうそう。この前の話なんだけど・・」


 おばさんと私の母は、その場で立ち話を始めました。

 当然、私は2人の話の内容がわからないのでヒマでした。


「おかあさん、かえろうよ〜」


「ちょっと待っててね。今、大事なお話ししてるから」


「じゃあ、ぼくひとりで、いえにいるから、カギをちょうだい」


「そうねぇ・・。まぁ、家の前だから大丈夫ね。それじゃあ、先に家にいなさい。


「うん!」


 そうして私は、母から鍵を渡してもらい、先に家の中へと入りました。


「ただいまぁー!」


 家には誰もいないのですが、いつもの習慣で挨拶をして、家にはいりました。


 そして、荷物をリビングに置いて、母たちの話が終わるまで、1人で遊ぼうと子供部屋にはいりました。


 すると・・



「え・・、だれ?」


子供部屋の真ん中に何かが立っているのです。


 子供のようでしたが、当時の私よりも小さくて、金髪でした。


「だれなの?」


 私はゆっくりと、その子供のようなものに近づきました。


(どこかで、みたことあるなぁ。でも、こんなにんぎょう・・・・・のようなこ、しらな・・まてよ!?)


 私はそのとき、家に赤ちゃんの人形があることを思い出しました。


 そして、子供部屋に立っていた子供のようなものはその人形にそっくりだったのです。


「ま、まさか・・とにかく、おかあさんのところにいこう」


 私がそう言って、子供部屋から出ようときた時、その人形がゆっくりとこちらを振り返りました。


 その顔も、姉の人形そのままでした。

 そして、その人形はゆっくりと私に近づいて来ました。


「うわぁぁ!こっちにくるなぁぁ!!」


 ビビリな私はそう叫ぶと、玄関へと走りました。


(外に出れば、家の前にお母さんがいる!)


 そう思い、玄関までたどり着くと、ドアノブを全力で回そうとしました。


 しかし・・


「あ、あれ?なんでドアがあかないの!?」


 鍵はしっかりと外れているのに、なぜかドアが開きませんでした。

 焦った私は、押したり引いたり叩いたりと色々と試しますがドアは開きません。


 後ろを振り返ると、長めの廊下をゆっくりとこちらに歩いてくる、人形の姿が見えました。


「おかあさぁーん!たすけてー!!」


 私は、泣きながらそう叫びました。けれど、だれもくる気配がありません。


「はやくぅー!だれかドアをあけ・・」


 そこまで言った時に、肩に誰かの手が置かれました。

 その手は、紅く濡れていました。


 僕は恐る恐る、後ろを振り返・・






 と、そこで私は目が覚めました。



 ※ ※ ※ ※ ※



 その後の話


 私はその後、人形が大の苦手になりました。動物型ならいいのですが、人型の人形は1人の時には絶対に見たくないし、触りたくありません。


 私みたいに人形が苦手な人はいませんか?


 苦手な人は、何かしらトラウマがあるのかもしれませんね。



 ※ ※ ※ ※ ※



 さて、これで、その一は終了です。


 次はその二ですが、その二は怖いというよりも印象に残っている夢なので、怖くないかもしれません。


 というか・・・まぁ、とりあえず読んでみてください。



 ※ ※ ※ ※ ※



 その二


 私は父と、夜のドライブをしていました。


「二人でドライブなんて、久しぶりだな」


「そうだね!」


 普段は母と二人で、あまり父と行動したことがなかった私は、夜中でも父とドライブができて、楽しんでいました。




 しばらくすると、父は眠そうな声で私に話しかけてきました。


「少しねむいから、ちょっとそこに止まって、仮眠をしてもいいかい?」


「べつにいいけど・・」


「そうか、ありがとう」


 そう言って、父は近くにあった脇道に入り、車を止めました。


「それじゃあ、10分たったら起きるから、待っててくれ」


 父はそう言うと、運転席で眠り始めました。


 私は待っている間が暇だったので外を見ていました。


 そして、しばらく周りを見ていると、あることに気がつきした。


(あれ?もしかして、正面にあるのは・・お墓?)


 なんと、私たちが止まっているところの目の前は墓地でした。


(怖いなぁ。お父さんを起こそうかな?・・でも、お父さんを寝かせておきたいし)


 私はそう思い、怖いのを我慢することにしました。


 すると、なんと目の前のお墓から青白い炎が出てきました。


(あれは!まさか火の玉!?)


 私が呆然とそれを眺めていると、どんどん火の玉は増えてきました。

 そして、私たちの方に近づいてきました。


「お、お父さん!火の玉が飛んできた!!」


「な、なんだ!どうした!?」


 私がお父さんの体をゆすると、お父さんは飛び起きました。


 そして、周りをみると


「なんだこれは!?とりあえず、車を出すぞ!」


 と言い、車のエンジンをかけようとしました。


 しかし、そんなお父さんに火の玉は近づいて・・




 なんと、お父さんの大事なところ・・・・・・に燃えうつりました。


「うわぁぁっ!?」


「お父さん!大丈夫!?」


 そんなことをしている間にも、車のあちこちに引火して、車は火だるまになりました。


(もう、ダメだ・・)





 と、そこで私は目を覚ましました。


(よかった、夢か・・)


 私はホッとして、まだ暗いのでもう一眠りしようとしました。


 しかし、ふと隣からうめき声が聞こえて、固まりました。


 当時、私は母と父の間に寝ていて、うめき声は父の方から聞こえてきました。


「お父さん?どうしたの?」


 見ると、お父さんは大事なところを抑えて呻いています。


(まさか、さっきの夢が・・)


 さっきの夢を思い出した僕は、嫌な予感がしつつも、お父さんに尋ねました。


「お父さん、一体どうしたの?」


 そして、お父さんは呻きながら、こう答えました。


「おまえが、お父さんの大事なところを蹴ったんだよ!」



 ※ ※ ※ ※ ※



 その後の話


 父には、寝相が悪いなと言われ、母にはかなり笑われました。


 そして、僕は


(正夢は本当にあるんだなぁ)


 と思いました。



※ ※ ※ ※ ※



 以上で、私の話を終わります。


 この二つの夢は、おそらく一生忘れないでしょう。


 これからも、私はこの夢の話を語っていきたいと思います。




 最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 怖い夢をみて、朝に目が覚めるとホッとするということが、私は幼い頃に沢山ありました。

 だから、幼い頃はテレビの心霊特集なんかをみないようにしてました。

 なぜなら、見てしまうと夢に出てくるからです(笑)。

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