96話 闘技場の対人戦を見に行う1。
宿屋に戻ると、すっかり暗くなっていた。
砂漠の夜は寒い。冷えるから暖を取るのは当たり前。まぁ、部屋を閉め切って、布団を被ればいいだけだが。
とりあえず、飲み屋では話せない事を話す。
「まずは、僕達から。
闘技場大会で優勝すると、真実の手鏡が手に入る。効果はまだ不明だが、恐らく正体を暴けるアイテムだと思う。優勝したから、明日の対人戦が終わったら、表彰して貰えるみたい。以上だ。」
「対人戦も一緒に表彰するのか。じゃあ、かなり遅くなるね。多分、夕方くらいになるかも。」
ピンキーは、たまには普通に意見言えるのね。アルコールの力なのだろうか?常時飲ませておく方が良い?
「じゃあ、次は僕の番だね!」
「キュピ!」
「ん?サボタンが任せて!って言っておるぞ?」
「ピンキーの説明で分からなかったら頼む。」
「キュピ!!」
通訳は時間かかるし、ピンキーに任せても、今は大丈夫だろう。アルコールパワーあるしな。
「王様を連れ出すのは、無理だった。警備が厳しいのと、王妃からの指令だそうだ。仲良くなった兵士とメイドに薬を渡したから、今頃飲んでいると思うよ。」
「うまく王様に渡っているといいな。」
「そればっかりは分からない。」
「で、何の薬渡した?」
「特効薬だよ。10万円もしたぞ!後で補填してくれよ?」
「分かってるって。」
とりあえずやれる事はやった。明日に真実の手鏡を手に入れれば分かる事だな。
ガチャ。鎧を脱ぐ音がする。うお!アイが脱ぎ始めているぞ!
「ちょっと待て!僕達まだいるぞ!」
「ん?どうした?おっぱい揉みたいのか?」
「違う!いや!違わないけど!違う!」
「どっちなんだ?アレックス?」
「ピンキー!出るぞ!」
「え?あ!うん。」
ガチャリ。
僕達は慌てて、外に出た。
「着替え終わったら、教えて下さい!」
「はーい。」
「ピンキー、飲みに行くか。」
「そ、そうだね。」
二人で飲みに行った。




