92話 闘技場に出場しよう3。
闘技場の大会は順調に進み、次は準決勝だ。
モンスターは、キングキラースネーク!全長20メートルある。どうやって捕まえたのか?と言いたくなる相手だ。適正レベルは30と高く、締付けられたら間違い無く死ぬだろう。
「腕が鳴るな!アレックス!」
「アレックスさん、怖いですぅ。」
ユリさんがしがみ付いてくる。胸が当たってますよ!胸が!とりあえず戦闘に集中して欲しい。僕もこのままでは、集中出来ない。股間が気になって、動けないよ。テント張ったままじゃあな。
「戦闘開始!」
「アイ!モンスターを引き付けて!ユリさんは遠距離攻撃を!」
アイがキングキラークネークの正面に立つ。
「シャアアアアアア!!!!!」
キングキラークネークは、舌を震わせる。そして、尻尾アタックがアイを襲う!
ガキーン!!
アイは盾で防ぐが、凄まじい威力の為、後方へ後退させられる。間髪、追撃が来た!回転した反動を利用し、牙で突っつき!
それをバックジャンプで避ける!着地を狙われるが、横にステップし、見事にかわした。
ユリさんが、矢で射抜く!が、皮が厚いのか刺さるに留まった。サボテンの針でも貫通出来ないのかよ。僕は、ユリさんの前に立つ。盾を構え、衝撃に備える。
「雷撃!」
ズガーン!!
アイの雷撃がキングキラークネークに直撃する!が、あまり効果は無いようだ。滑りのある皮が、電気を表面から散らす。ダメージは期待出来ないが、ヘイトは稼げたようだ。
キングキラークネークは、方向転換しアイへ向かう。噛み砕きを剣を受け、怯ませた。その隙間に、僕はお腹辺りを切り刻む。
「ギャアアア!!シャアアアアアア!!!」
唸り声を上げ、状態を反らす。何か来る!
毒が飛ばされ、アイは毒まみれとなった。猛毒なのか、アイは苦しそうだ。
「ユリさん!目を狙えませんか?」
「引き付けてくれてら、いけるかもです。」
「じゃあ、頼みましたよ!」
僕は雷撃を発動させる!
「痺れろ!雷撃!!」
ズガーン!!
先程のお腹への攻撃で、皮に切れ目が出来、通電する!
「今だ!」
ユリさんが、矢を射抜く!2連撃の矢が、キングキラークネークの両目を貫く!ユリさんに狩人に転職して貰っておいて良かった!
「はああああああ!!!」
アイが高々とジャンプし、キングキラークネークの頭部を撃ち砕いた!ドッスーンという音と共に、衝撃が走る。
「やりました!」
「あっはっは!」
「良くやった!二人共!」
これで、残るは決勝だ。勝ち進んだパーティーは2組となっている。どちらが早く倒せるか?で、勝敗が決定するのだ。次のモンスターは、勿論ドラゴンだ。
「次はドラゴンだな!」
「アイ、毒大丈夫か?」
「そういえば忘れていたな!」
毒状態忘れるのかよ。まぁ、いい。鞄から毒消しポーションを取り出し、アイに渡す。グビッと飲み干した。
「ぐぇ!不味い!もういっぱい!」
「不味いのに、まだ欲しいのかよ!」
「冗談だ!アレックス!」
お前の冗談は分からん。本気か冗談の区別が出来ないからな。
「アイ、決勝まで寝ておけよ。HP回復しておかないと、死ぬからな。」
「そうか!分かった!ぐがー!ぐー!」
「て、早!もう、寝てる。何も羽織って無いと、風邪引くぞ?」
僕は、アイに上着をかけた。まぁ、無いよりかはマシだろう。少しでもHPを回復しないと、キツイからな。これで我慢してもらうか。
炎対策だが、水の羽衣か炎の盾が欲しい所だ。が、そんなモノ売って無い。例え売っていたとしても、超高額だ。2千万円はくだらないだろう。現実的なのが、炎対策が付く飲み物や食べ物かな。
炎ダメージを50%カットするアイスクール。1本1万円。
炎のレジスト率50%アップのコールドプラム。1個5千円。
100ダメージ食った場合、50%カットだと、50ダメージに軽減される。
100ダメージ食う判定の時に、50%レジストすると、100ダメージ食らう場合と、50ダメージ食らう場合に別れる。
カットは軽減、レジストは判定に左右される。堅実派はカット。ギャンブル派はレジストを選ぶ。
が、今回はヤバい相手なので、両方を選択するのだ。
アイスクールと、コールドプラムを食べ飲む。そうすれぱ50%カットしつつ、50%レジスト出来る。
100ダメージ食らう場合、50ダメージに軽減され、50%の確率で、更に25ダメージに減るという寸法だ。
アイをユリさんに見ていてもらい、僕は買い物を済ませる。とりあえず、2セット分は欲しいからね。保険は必要だ。例え使わなかったとしても。




