91話 闘技場に出場しよう2。
バッファローが突進してくる!
僕は、ファントムフルーレを角に当て、突進の進路を変えた。バッファローは、Uターンし前足で地面を削る。
使い慣れた剣が一番良い。覇王の剣を借りれば楽勝だが、近接戦闘の訓練も必要なのだ。バッファローには悪いが、練習相手になってもらおう。
角を回避しつつ、過ぎ去り際にぶちこむ!バッファローは、被弾しつつ横滑りしながら、ドリフトする。突進は思った以上に速く、回避は無理だ。盾を構え、体当たりに備える。ドカンという衝撃に見舞われ、後ろに後退した。
こいつは強い!適正レベル20だから、格上だ!
不味い!この状態では、突進を回避はおろか、盾で防ぐのも無理そうだ!仕方無い!
魔法発動!
「痺れろぉ!!雷撃!」
ズガーン!バッファローは、丸焦げになった!バタリと倒れる。僕は安堵し、その後後悔した!バッファローの肉は旨いんだよ!!!焦げたら食えねぇ!
僕は、ショックで立ち直れなかった。ので、アイとユリさんで二回戦に出場してもらう。
モンスターは、オオスズメ蜂2匹。サイズは1メールを超える。こんなのに刺されたら、死ぬな。そう思えてならない。
が、そんな心配は不要だった。オオスズメ蜂の羽を的確に、はたき落とす!羽の無い蜂等、倒すのは雑作もない。アイは刺し殺した。
それと、同時にもう1匹のオオスズメ蜂が動きを止めた。そして、真っ二つになっている。少しづつ左右にズレて、地面に落ちた。ユリさんの仕業だ。アサシン恐るべし!
3回戦は、3人で戦うので合流した。
「アイも、ユリさんも凄いね!動きが見えなかった。」
「そんな事無いぞ?まぁ、ユリの動きは、我も残像しか残らん。」
「うふふ。そんな事無いですよ。」
「少し時間があるから、休憩しよう。その合間に作戦会議だ。」
「では、我は屋台に行ってくるぞ!」
「おい!ちょっと待て!あ!ちっ!もう見えない。」
「仕方無いですね。二人で会議しましょ。」
「そうですね。アイは本能に赴くタイプなので、作戦通り動くとは思えませんからね。」
「次のモンスターは、どんなのですか?」
「キラーベアーですね。3メートルくらいあって、かなり大きいです。爪がやっかいらしい。」
「アイに盾やらせて、その隙に後ろからズドーンで。」
「分かりました。」
苦戦する事無く、その通りになった。キラーベアーも真っ二つにするなんて、凄いなぁ!怒らせないようにしないとね。




