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ファンタジー クエスト  作者: ハロ
7章 問題
92/195

90話 闘技場に出場しよう1。

とにかく急いだ!勿論、レベル上げを!


現在、勇者のレベルは5。いくら強いからと言っても、戦士より力がある訳では無い。遊び人に比べれば、遥かに強いが。あれは比べるモノではあるまい。


とりあえず、3人で狩れるだけ狩った。気が付くと、もう夜だ。

「アレックス!もう良いだろう!我はお腹が空いたぞ!」

「そうですね。もう暗いですし、危ないから終わりにしませんか?」

「分かった。じゃあ、飲みに行くか!」

ガシッ!首根っこを掴まれ、引きずられて行った。アイ、お酒は逃げないぞ?


テーブルを確保出来たのは、ラッキーだった。遅かったから、カウンターも仕方無いと思っていたからだ。

「ぷっはー!この為に生きてるなぁ!」

「んぐ!んぐ!はぁー!旨い!もう一杯おかわり追加お願いしまーす!」

「アレックスさん、口に泡ヒゲが!」

ユリさんに口元を拭いて貰う。そういえば、ピンキーは何処へ行った?まぁ、いいや。今はビールだ!ビールを楽しもう!


「この干し肉旨いな。何の肉だろう?」

「枝豆!枝豆!」

「うふふ!」

個人個人が楽しむ、お酒とはそういうモンだ。ユリさんがくっついてくるのは、お酒とは関係無いが。まぁ、酒の力は偉大だ。


「所で、アレックス!レベルいくつになったんだ?」

「レベル15だよ。」

「我はレベル25になったぞ!あっはっは!」

「私もレベル19になりました!」

サボテンクン狩りは凄まじいなぁ。1日でこんなに上がるとは。でも、レベル25まで何だよな。また狩場を考えなければ。


普通に考えて、レベル25は中堅冒険者だ。ここに集まってくる強者はレベル50近いと思う。勝てる訳が無い。


「あのさ、冒険者と競い会う方の大会は、僕達には無理だと思うんだ。だから、モンスターと戦うバトルの方へ出たらどうかな?」


闘技場の大会は2つある。

1つ目は冒険者vs冒険者。

2つ目はモンスターとのバトル。


どちらで優勝しても、真実の手鏡は貰えるのだ。世界に2つあるのかよ!ていうツッコミは無しだ。お酒が旨い!僕はそれだけで十分。


「モンスターとバトルするのは、危なくないですか?」

「冒険者レベル50を相手にするのと、どっちが安全?」

「ちょっと分かりかねます。」

「アレックス!レベル差等関係無いぞ!それでもタマタマついてるのか?」

「じゃあ、アイは覇王の剣、覇王装備一式禁止な!」

「待て!話せば分かる!な!もう一杯どうだ?」

僕は、干し肉をかじりながら拗ねた。


「そういや、覇王の鎧、そんなに小さかったっけ?」

アランが使っていた時は、もっと大きく威圧感があったのになぁ。僕は、ビールをグビッと飲む。

「ん?王様が打ち直しをしてくれたぞ!」

「成る程なぁ!純正オリハルコンだもんな!剣はそのままか?」

「大剣を扱いたかったんだ!丁度良かった。」

背中に背負うくらい長い。腰にかけると、剣先で土を削る事になるだろうな。ぷっと笑う。それを見て、アイは不思議そうにしている。


「モンスターとのバトルは、どんなルール何ですか?」

「1回戦は、1対1、2回戦は、2対2、3回戦からは3対1らしい。」

「3回戦は、3対1?モンスターが1ですか?」

「うん、それ以降は、1体と戦うみたい。」

「アレックス!ドラゴンは出るのか!?」

「出るよ。火を吐くからなぁ。炎対策しないとね。」

「ううう!!楽しみだぞ!」

今からはしゃがないで下さい!決勝戦ですから、まだまだ先です。


「1回戦は、どうする?誰が出る?」

「アレックス!我は譲るぞ!!」

「じゃあ、私も!」

「え!?何で僕?アイが適任じゃないか!」

「我はレベルが上がらん!無意味な殺生は嫌だ!」

「なら、アレックスさんで決まりですね!」

「く!まぁ!いい!僕が出よう!」


と、89話の冒頭へ繋がるのだった。







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