82話 揉め事を解決しよう1。
「それにしても、腑に落ちない。」
「ん?何がだ?」
「デススコーピオンの大暴れに巻き添えになった事だ!」
アイは時々鋭いんだよな。アホなのに。だが、何とか言い逃れしなけれぱ。
「こういう時もあるさ。死ななくて良かった。それだけでいいよ。」
「だが!他にも被害が出ていたんだぞ!何人死んだと思う!」
「え?死んだ?ええ?」
「アレックスさん、12人お亡くなりになりました。」
「・・マジかよ。」
まさか、他にも被害が出ていたとは。亡くなった人は、雑魚処理パーティーのメンバーだと聞いた。これは、ギルドに報告した方が良いのか?
「レジェンドパーティーのタカシさんが、状況説明して、とりあえず仕方が無かった、と言う結論に達したようです。」
雑魚処理パーティーが近寄ったように、見せかけたのだろう。かなり高度なMPK技術だ。
もし、あの時、一撃でも蹴りを入れられていたら、僕は間違いなく死んでいた。そう思うとゾッとする。
「それにしても、アレックスはギリギリ助かったよなぁ。そんな大暴れって、威力少ないのか?」
「いえ、かなりの威力がありますよ?レベル20でも、範囲内なら即死です。」
「なら、何でアレックスは無事なの?」
「ああ、言ってなかったな。遊び人のレベル10の特性で、踏みととどまるで助かった。どんな攻撃でも、HPが1残るんだ。」
「ほぇー、それは凄い特性だな。」
「それとこれも言っておいた方がいいな。レベル25になった。」
「「え!?」」
皆驚き、声が出ない様子だ。
「遊び人のレベル20の特性で、経験値大幅軽減があって、それで必要経験値が1/100になるんだ。」
「マジかよ!?反則だろ!それ!」
「遊び人は、レベル20まで10倍経験値が必要だったんだよ。それくらいイイだろ。」
「忘れてた。そっか、それじゃあ、狩場も検討しないとね。」
「そうだな。て、アイはどこ行った?」
「そういや、さっき出ていったな。」
嫌な予感がする。まさか、あいつレジェンドパーティーのメンバーに絡みに行ってないか?僕は不安になった。




